機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも、皆様。11月に入っていよいよ年越しまで2か月。時間の速さに絶望している藤和木 士です。

ネイ「アシスタントのネイです。もうすぐ雪の季節ですね……雪楽しみだなぁ」

グリーフィア「アシスタントのグリーフィアよぉ。そうねぇ、特にネイは雪好きよねぇ。ま、私もテンション上がるんだけどねぇ~♪」

ちなみに2人の雪好きは公式設定(^ω^)さて、そんなことはともかく、EPISODE69とEPISODE70の公開です。

グリーフィア「あらぁ、今回は2話連続なのねぇ」

ネイ「ストック有るんですね」

本当は節変わるから1話にしたかったんだけど……でも溜まってきてたからね。放出放出(;´・ω・)

グリーフィア「戦争本番で、ここからは気が抜けないわねぇ」

ネイ「でも早速元さん達に襲い掛かる魔の手が迫ってますよ?」

さぁ、襲い来る狂兵を振り切れるのか?それでは本編へ。


EPISODE69 戦嵐狂華4

 

 

『機体正面4時の方向、MS接近です!……嘘っ、該当なし!?』

 

 それに気づいたのは、ジャンヌからの報告からだった。切迫した様子でこちらに1機、急速に近づく機体があるという。すぐにレーダーで確認するが、その方向にレーダーは感知していなかった。しかし、もう1つのレーダー……元のDNLの力が、存在がいることを告げる。

 

「このノイズ……敵っ!」

 

 すぐさま機体を全速力で振り切ろうとした。が、スピードを上げたにも関わらず敵との距離が開かない。寧ろ近づいてくるような感覚を感じ取る。それは必然的に恐怖へと変わる。この仕様は急造のものとはいえ、性能は今回の突撃戦仕様に加速能力には秀でている。速度は勝るはずにも関わらず追ってきている敵がいるということは、それだけの強敵であるということの証明であった。

 加えて先程のジャンヌの言葉。機体の該当データがないということは、新型機。ガンダムに追いつくほどの新型の登場はミッションの障害となりうる。そしてそれは既にこちらを距離に捉えていた。

 後方から放たれる大出力ビーム。アラートと感じ取ったノイズの乱れから、攻撃を察知して避ける。だがそれだけで終わりではなく、続いてビームが襲ってくる。いずれもかなりの出力を持っており、連射性能に舌を巻く。

 

「クソッ、どれだけ連射できるんだよ!」

 

『……!ハジメ、ビームが横から!』

 

 ジャンヌの言葉とほぼ同タイミングで機体をエンロンロールさせながら斜め上に向けて回避運動を取る。やや後方を横からビームが通り過ぎる。攻撃は回避できたが、元の顔は深刻さを感じた表情をしていた。

 一言でいえば、あり得ない、ということに尽きる。連射してくることもやや驚いたが、それ以上に先程のビーム。敵機はまだこちらを追い抜かしていないはずだったのに、攻撃は横から飛んできた。横に来たシュバルトゼロガンダムを他の機体が狙い撃とうとしたということも考えられるが、出力や相対スピードなどからもいってそんな神業的なビーム発射はないと言える。むしろ……。

 

「ビームが……曲がった?」

 

 そうとしか言えなかった。ジャンヌ側で確認してもらわなければ分からないかもしれないが、それくらいしか思えない。だがどうやってビームを曲げているのか。そんな疑問を考える間もなく、更にビームが襲い来る。ジャンヌが注意を呼びかける。

 

『ハジメ、まだ来るっ!』

 

「ちぃ!ジャンヌ、攻撃をモニター!状況を知らせて!!」

 

 監視を要請して元は再び攻撃の回避に入る。直線的なビームばかりが襲ってくる。違う、この攻撃ではない。機体のスラスターを全開にして何とか前へ前へと進もうとする中、再びそれが襲い来る。

 

『!ハジメっ、上!』

 

 ジャンヌの声が響いた。その時には既に思い切って機体に急制動を掛けてスライスバックを実行、攻撃を回避する。そしてスピードが殺されるのを覚悟して上を見上げて機影を確認した。

 寸胴な機影。機首正面にビーム砲のようなものを備えるそれは飛行機とは言い難いフォルムではあったが、腕と言った物は見当たらない。後方に伸びるブースターのようなものが異様さを際立たせていたが、すぐにその違和感が現実のものとなる。空中で静止した機体が、変化を起こす。ブースターが付け根の部分から回転を起こす。太ももから90度前方に開店してから下方に向けられたそれは人体の足と呼べるパーツに再構成され、足へと変形する。同じく上側を構成していた円盤のようなパーツは下方のカバーを開き、中にあった上半身と呼べる部分を解放して腰パーツと合体しその体を作り上げる。上半身を仕舞っていた機首パーツは前方が手持ち式キャノン砲、残りは背部にバックパックとして背負う形となる。

 現れたのは、キャノン砲を左手に、巨大な円盤を背負ったMS。可変MSといえば、アレクとの決闘後に現れた可変機を思い出させる。しかし、先程ジャンヌが言ったように該当する機体データはない。外見も可変機マキナート・エアレイダーとは大きく異なっていた。別物と呼べる機体を、ホバリング状態で対峙するシュバルトゼロガンダム[ノヴァ]。こちらを視認すると、敵機は背面から棒状のものを右腕に構える。棒の先からビームの刃を出現させると、こちらに向けて急加速、攻撃を仕掛けてくる。

 

「接近戦か……!」

 

 出来れば現状不得手な接近戦はしたくない。モビルブースター「ヘッジホッグ」のキャノン・アームを向けると、2門のビームライフルの光を放つ。1発ではない。連続して放って、更に距離を取る様に後退する。前進するときと比べて後退するスピードは平凡的だ。ガンダムの本来のスピードにすら劣ると言える。だからこそ射撃は狙いを定めて撃っていた。ところが敵は背部円盤の側面から展開したシールドを肩に構えて、その攻撃をすり抜けそのままこちらに突撃してくる構えだった。

 浅はか。そう思い体勢を崩すためにシールドに向けてビームライフルを放った。2発の弾丸がシールドのアームに向けて放つ。そのままなら撃ち抜いて爆発、爆風に煽られるか着弾の衝撃で体勢を崩す可能性が高い。そうでなくても防御兵装を潰せる。そのはずだった。

 しかし放たれた弾丸は貫くことはなかった。2発の弾丸はシールド付近でその軌道をずらした。敵機から離れるように、外側に逸れて行ったのだ。あり得ない挙動にガンダムの2人も動揺する。

 

『ビームが曲がりました!?』

 

「さっきのはこれが原因……?くっ!」

 

 先程の砲撃のメカニズムを理解する。やはりビームを曲げていたのだ。だがそれ以上に、攻撃を避けられないことに気を向けざるを得なく、元は応戦する。キャノン・アームの銃口からビームを収束・停滞、ビームサーベルへと機能を変えて敵のビームの槍、ビームジャベリンとでもいうべき刃と切り結ぶ。

 ぶつかり、機体を照らすDNで形成されたビームの火花。近距離からオープン回線が開かれる。声が、怒声が響いた。

 

 

 

 

『見つけたぞ、ガンダムッ!!』

 

 

 

 

 

 

 ガンダムへの通信回線が開かれ、飛んできた怒声はジャンヌにも当然聞こえていた。いきなりの大声は大分慣れたものの、敵からの怒声には緊張が高まる。ところがその怒声はジャンヌの予想をはるかに超える怒り、否、憎しみを乗せて来ていた。パイロットの男は吐き捨てる。

 

『色は違うが、白いガンダムの同類か!!ガンダムは俺が、このマキナート・エアクルセイドで焼き尽くしてやる!!死ねぇ!!』

 

「白いガンダム……ヴァイスインフィニットの事?」

 

『ちっ、エンドのヤツ、余計な置き土産を……!』

 

 槍に乗せられた怒りに何とか拮抗するシュバルトゼロガンダム。推力を加速状態に移行、機体を押し込む。だが先程までこちらと同等の推力で追従してきた機体、MS形態でありながら推力はほぼ互角であった。力で無理矢理あちらが弾き飛ばす。2人で機体制御を行い、姿勢を安定させるも敵は攻撃の手を緩めない。再度巡行形態に変形……と思えば、なにやら格好がおかしい。体の上半身は巡行形態へと移行していたが、下半身はMSの状態のままだ。その状態でこちらに砲の先を向けて攻撃を放ってきた。

 

『堕ちろ、ガンダム!』

 

『何っ!?』

 

 ハジメが叫ぶ。機体の脚部が変形し、前方に脚部ブースターを向けて全力後退を行う。ハジメの行動が功を成し、放たれるビームを後退状態で攻撃を回避する。

 こっちの回避行動は上手く行っている。これもハジメがDNLの力で分かっているからだろうか。でもそれにばかり頼るのは悪手。私も何かしないと……!

 ジャンヌはすぐに機体のカメラ映像を空間の中央に持ってくる。更に引き続きガンダムの機動制御を行う。何か自分で分かることがあれば、それでハジメが楽になるかもしれない。例えば、曲がるビームのタイミング。その時相手が再びあのビームを放ってくる。

 

『またか!』

 

 機体周辺の煌めきと共に放たれたビームを回避しようとするシュバルトゼロ。だが途中、ガンダムが動いた軌道の先に向けてビームが曲がり向かってくる。直撃コース、避けられない。その時にはシュバルトゼロはそれを使った。

 機体の背面上部から金属音が響く。同時に機体の動きが変化して足の方向に機体全体が動く。ビームはその軌道をもう一度切り替えることなくシュバルトゼロがいたはずの空を貫いた。

 咄嗟の振動もあって攻撃は回避することが出来た。しかしなぜ?ジャンヌの疑問はカメラに映った漆黒の竜により解決することとなる。映像の中で翼にブースターを取り付けた黒い竜の姿が見える。ガンダムの支援機Gワイバーン・フルアーマメントである。先程までモビルブースターの上面に接続されていたGワイバーンが分離したことで、その反動により機体の軌道が変わったのであった。

 ブースターからGワイバーンを分離させたスタートが2人に告げる。

 

「Gワイバーンを支援モードで援護させる。加速しながら迎え撃て」

 

『スタート……助かる』

 

 スタートの言葉に従い、ハジメがスラスターをまた一方向に集中させ、巡航状態で迎撃を開始。それに応える形で相手の新型可変機のマキナート・エアクルセイドは再び巡航形態へと移行して、シュバルトゼロと熾烈なドッグファイトを展開する。ターンやコブラで前へと追い出してのキャノン・アーム、ツイン・ヴァリアブル・キャノン、そしてGワイバーンのビームキャノンでの砲撃。対して足を展開したモードでスピードを殺してからの連射のビームキャノンと曲射ビームキャノンを織り交ぜた乱射。射撃戦を展開する2機は、器用に互いの攻撃を回避し続ける。

 ジャンヌも機体のスラスターに至る出力管理を行う。だが、それでもなお機体を捉えるに至らない。回線から敵パイロットの憎悪に満ちた罵声が飛ぶ。ハジメもあの力を使っているはずだというのに、気になったジャンヌはハジメに力の使用を確かめる。

 

「ハジメ、DNLで動きは見えないんですか!?」

 

『動きは見えてますよっ!でも……アイツ、直前で回避して……どんな反射神経しているんだ!』

 

 ジャンヌの問いにハジメが苛立ちに舌打ちするが如く返答する。戦闘に集中しているためにそのようになっているのだが、苦戦するハジメの焦りをジャンヌは感じて唾を呑む。

 このままじゃ駄目だ。そう判断し、ハジメの助けになることを探すため映像に注視する。今は分離行動するGワイバーンからの映像もある。それらを1つ1つ見て突破口を見出そうとする。もちろん、機体の制御は欠かさない。感覚で制御しながらカメラを確認するという並行作業を展開する。

 戦闘に関しては素人だった彼女だが、それでもガンダムやGワイバーンが映したものを1つ1つ手早く確認していく。その間にも機体は激しい動作で揺れていく。やや酔ってしまいそう。そんなことを考えたところで、ジャンヌはそれに気づいた。

 

「……?これ……スタート!」

 

「なんだ、ジャンヌ」

 

 すぐにスタートを呼び出し、彼に確認させる。素人のジャンヌだけでは判断が付かなかったからだ。スタートに映像の注目したい部分に指をさして見せる。リピート再生した部分を見て、スタートの気づきと呼べる言葉が漏れる。画面の紋章のようなウインドウを近づけて注目したスタートは、ウインドウを頷かせる様に動かしてからハジメに伝える。

 

「ハジメ、聞け。ジャンヌが対抗策を見出した。作戦を伝える」

 

『なんだって?お嬢様?』

 

 ハジメの問いにジャンヌは頷く動作をして気づいたことを伝えた。ジャンヌが気づいたのは機体の回避運動時の動きである。ハジメがあり得ない反射速度だと言って舌を巻いていた敵の回避行動。攻撃を回避していたため完璧と思われていたそれだが、ジャンヌがその動きに違和感を抱いた。回避行動の直後、特に攻撃に転じた際射撃の狙いが甘くなっているように感じたのだ。もっと言うなら、機体の挙動も安定していないように見えた。とはいえそれが、敵パイロットの感情によるものだと言えないわけではない。しかしどちらにせよそれはこちらにとって付け入る隙と言えた。

 とはいえそれでも問題は残る。どうやってその機動不安定をもたらすか。加えて決め手となる攻撃も吟味しなければならない。下手に武装を使い切ってしまって前線から後退するとなれば、ほぼ作戦は失敗。戻っている間に再び防衛線が展開されてしまう。戦場をかき乱し、素早く皇帝を討つ。そのために武器は温存しなければならない。ハジメが、そしてスタートがどのように判断するのか……。

 攻撃を回避しながら話を聞いていたハジメ。彼はスタートに曲射攻撃を発生させる肩のシールドの機能について訊く。

 

『……スタート、肩のあれが攻撃と防御の軸を担っているってことで間違いないな?』

 

「あぁ。手持ちのキャノンとバックパックのキャノン。いずれも強力だが、厄介なのはそれとあの回避性能だ。それさえ潰せれば……」

 

 2人の間に流れる沈黙。迎撃が続く中、ハジメが言った。

 

『スタート、作戦は?』

 

「分かった。作戦はこうだ」

 

「…………っ」

 

 ハジメからの声でスタートが作戦の概要を伝える。ジャンヌも話を聞いて自らの役目をしっかり頭に叩き込む。そうして2人の反撃が始まる。

 

 

 

 

「行くぞっ!」

 

 元の掛け声に合わせ、シュバルトゼロガンダムが加速を開始する。先程まで旋回しながら迎撃していた機体が、再びマキナス領土方面に向けて飛行を開始する。振り切るような姿を見せるガンダムに、マキナート・エアクルセイドも追跡するため飛行形態に変形、追撃に入る。

 

『逃がさねぇ!!マキナス軍の、みんなの仇だ!!』

 

 執心するマキナート・エアクルセイドのパイロットは元の機体に再度巡航形態による砲撃を開始する。直線ビームと曲射ビームの連撃。それらに構うことなくシュバルトゼロガンダムの機体は奥へと目指す。

 順調に回避する機体。エアクルセイドもまた必死に狙いを定めてはいたが、元のDNLの響きで攻撃を感知することが出来ていた。回避に専念した動きなら、まだ攻撃は対処しやすい。2機のデッドヒートが続く。しかし、狙っているはずの攻撃が容易く回避されていくことでマキナート・エアクルセイドの動きが変化した。攻撃を止め、推力にDNを回しさらに距離を詰める。砲撃の反動もない状態ならあちらはこちらの以上の加速力を誇る。こちらが加速しているにも関わらず、たちまち上方に追いつかれてしまった。

 やや追い抜かす形で飛行するエアクルセイドはガンダムを捕らえると変形を解除、MSへと変形しビームジャベリンを手に取る。射撃でダメなら近接攻撃で、と言わんばかりの行動。回線からパイロットの声が響き渡る。

 

『もらった!』

 

「……掛かった!」

 

 だが、それもこちらの予測通りだった。変形してこちらに向かって落下してくるタイミングで機体の機首を上げる。更に同じタイミングでブースター上部に備えられた近接防御用ビームクラスターポッドを放射、相手と距離を離す。

 前に押し出される形となったものの、前を取った敵機はビームジャベリンを構えたままこちらに向かって来ようとする。しかしそれも元は読んでいた。すぐさまツイン・ヴァリアブル・キャノンを文字通り変形させ、4つに分割、スパークを迸らせて拡散ビームを放つ。合計8つのビームが雷のように暴れ狂いながら、エアクルセイドに迫った。行動に会わせられた攻撃にエアクルセイドは慌てて再変形し逃げようと試みる。

 

『クソッ!生意気な……』

 

「逃がしはしない!」

 

 元の言葉に反応してブースター側面のコンテナの蓋が開く。中から覗くマイクロミサイルの弾頭。それが一斉に放たれ、エアクルセイドに迫る。掃射されたミサイルから逃れようと、エアクルセイドは逃げようと試みる。元も逃がさないという意志を前面に見せるかのように、ミサイルを続けて2回に渡って掃射する。

 空を覆うミサイルの軌跡。すべて回避しきるのは至難の業だ。ミサイルを誘導したところで再度MS形態に変形して一直線にミサイルを迎撃する。放たれた手持ちビームキャノンの光線がミサイルを爆発へと変えた。そこに間髪入れず、元が仕掛ける。ミサイルの爆発に隠れた状態でビームマシンキャノン、ツイン・ヴァリアブル・キャノンを連射して突撃した。圧倒的弾幕だったが、エアクルセイドはそれら攻撃を肩のシールドを構えて防ぐ。弾丸はシールドにあたるよりも早くビームの弾撃の軌道を逸らした。その状態で再びミドルレンジへと飛び込もうとしていた。

 接近する敵の攻撃を防げるのなら、常道とも呼べる戦術だ。だからこそ元も仕掛ける。両キャノン・アームを前方まで引き出し、合体させる。4門の高出力ビーム砲へと変形したキャノン・アームにエネルギーを注ぎ込む。狙いはただ1つ、目の前の新型可変MSマキナート・エアクルセイド。トリガーを引いた。

 

「行けぇぇぇぇぇ!!!」

 

 絶叫と共に最大火力「スピアブラスター」が放たれる。槍の穂先と見紛う高圧縮ビームは接近する敵機との距離を瞬く間に縮める。迫る大火力に一瞬ためらう様子を見せたエアクルセイドのパイロット。だが負けまいと肩のシールドを向けて防御を試みる。

 これまで多くのビームを防いできた肩の機能。機体の前方にまばゆい光のカーテンが展開される。防がれてしまうのか。いや、そんなことはない。スタートからの言葉が脳裏に蘇る。

 

『あれはビームの構成DNに反発するように形成するシールドだと思われる。高出力ビームでも防がれてしまう。だがスピアブラスターは単なる高出力ビームではない。DNを極限まで圧縮して貫通力に特化したビーム、直線への力が強い。これなら、逸らしきれないはず』

 

 スピアブラスターと敵の光のカーテンがぶつかり合う。攻撃を逸らそうとするカーテンとスピアブラスターが干渉しあう。しかし、勝ったのはスピアブラスターの方だった。

 カーテンを貫き、機体の半分が削り飛んだ。確実に大破と識別できる損傷具合だ。もしかすると、パイロットの保護システムごと破壊したのかもしれない。ビームキャノンが零れ落ちた敵機の手がこちらに手を伸ばしたように見える。だが通信回線から声が響く前に残ったミサイルが機体へと降り注ぎ機体が爆発する。撃破した機体のパーツが地表へ向けて落下する。それを見届けることなく元は再び機首をマキナス首都に向けて飛翔する。

時間を食い過ぎた。早く戦闘を終わらせなければ。全弾撃ち尽くしたミサイルコンテナを切り離し、Gワイバーンを再度ブースターにドッキングさせてエネルギーを注入しながら侵攻を再開するのであった。

 

 

NEXT EPISODE

 




EPISODE69はここまでとなります。

グリーフィア「ミサイル大放出ねぇ~。これで火器が1つ減ったわけだけど」

ネイ「こんな序盤から破棄していって大丈夫なのかな……」

まぁブースターの兵装は戦線を突破するための兵装なので、ここで使い切っても本体が目的地にたどり着けば問題ないですよ。まぁブースターが残っていることに越したことはないのですが(´・ω・`)

ネイ「そ、そうですか……」

グリーフィア「んーじゃあ次のジャンヌ達に任せましょうか」

それではEPISODE70に続きます、引き続き是非ご覧ください<(_ _)>
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