機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも、皆様。今日11月21日はイーブイの日だそうで、連日DMにて他の人がやるポ○モン剣盾のブイズの写真に癒しを感じる藤和木 士です。ちなみに好きなブイズはエーフィとブラッキー、サンダースです(^ω^)

ジャンヌ「はいはいポ○モンもいいですけど、今は小説ですよー。アシスタントのジャンヌです」

レイ「アシスタントのレイだよー。ついでに言うとバトスピプレバンのディーバボックスとディーバ画集も情報公開だよっ!」

どっちも予約しなきゃ(´ρ`)さて、今回はEPISODE76と77、いよいよ皇帝達とガンダムによる激突が熾烈を極めてまいります(゚∀゚)

レイ「皇帝のせいで大ダメージを負っちゃったクリムゾン・ドラゴニアスを護らなくちゃ!」

ジャンヌ「ですが皇帝側にはまだ数機のMSと象徴が……逆転できるんです?」

さぁ、それは見てのお楽しみ。では本編をどうぞ!」


EPISODE76 変わる明日への希望1

 

 不味いな。それがグランツの心の中で思った現在の戦況に対する一言だった。象徴が叩き落され、象徴の防衛部隊はほぼ半数以上が撃墜。残っているフォーンの部隊も、周囲の敵を象徴に向けさせないように注意を引くのに精一杯だった。

北部と南部の部隊は徐々に制圧しているため問題ないが、それでも戦力を向けるというのは時間的にも戦力的にも出来そうにない。こちらの守備部隊も向かわせてはいたが、間に合うかどうか……。ダンドリアスも落とされた現状、収容されたアレク達が助けに向かうというのも厳しい。それでも単独で象徴を護り続けるガンダムに支援を送らなければならない。ガンダムだからではない。覚悟を決めてくれた者達へ、その思いに報いるために。1人の大人として。

 

「誰でもいい。ガンダムの救援に向かえる者は?」

 

「周囲の部隊に救援を呼びかけていますが、ガンダムの近くのどの部隊も抑えられています」

 

「くぅ……打つ手なしというのか……」

 

 今すぐにでも艦を動かしたいという逸る気持ちを作戦指揮官の義務で必死に抑え込むも、口調にはしっかりと焦りが出る。誰か、ガンダムと共に戦ってくれる者は……、と願った時だった。

 

『その役目、我らに任せてもらえないか』

 

「!誰だ?」

 

「マキナスの回線から……艦艇名、マキュラ級「アルザッヘル」のものです」

 

 オペレーターの声にブリッジがどよめく。だがグランツはわずかな望みを信じて会話に応じる。

 

「その真意は?」

 

『単にマキナス皇帝が気に入らない、というのもあるが元々マキナス軍に根付く使い潰し戦略が私は嫌いでね。うちの隊員はほとんどマキナス軍で上からの圧力によって行き場を失った奴らを受け入れているんだ。皇帝のやり方は許容できないから、なるべく戦闘を避けていたんだが……かつて見たガンダムの雄姿に感銘を受けたってところかな』

 

「かつて、見た?」

 

『5月にガンダムがあらゆる小競り合いに対し武力介入した時、だね。あの時は暴れ狂う狂獣だったが、それが今となってはあれほどの力を制御し、皇帝と真っ向から戦っている。だからそれに便乗したいのさ』

 

 相手からの話は、こちらとしても受け入れたいところだ。しかし、信じていいものか。それにダンドリアスからの情報では、敵象徴は周囲のマキナス兵を操るという情報を既に聞いていた。効果範囲が詳しく分かっていない以上、却ってガンダムを不利にしかねない。ハイリスクな提案に、グランツは答える。

 

「貴君からの要請、感謝する。しかし、君達の象徴の能力の関係上、それを受けて君達が無事でいられる保証はない。申し訳ないが……」

 

 選んだのは断りだった。苦肉の決断だったが、それでも敵を増やさないことを選んだ。それを伝えると、相手も理解を示す。

 

『それもそうだな……。全く、この時ほど機人族として生まれたことを呪ったことはないな』

 

「だが、君達のような存在がいるということを知れた。貴官の名は?」

 

『リヴィル。リヴィル・ゲート大佐だ。そっちの艦に今世話になってる星剣使い、アルス・ゲートの兄だよ』

 

 そう言ってリヴィルからの通信が切れる。問題は解決できなかったが、おかげで頭は冷やせた。威厳のある声でオペレーターにガンダムの状況を求める。

 

「ガンダムは?」

 

「依然皇帝機を含めた11機のMSと交戦中」

 

 スクリーンにガンダムが奮戦する姿が映される。それをじっと見つめ、無事を祈り続ける。

 

 

 

 

「断られてしまいましたね、艦長?」

 

「そうだね。まぁ、普通ならそれは当然だ。いくらメカニズムが分かったとはいえ、実際に受けて誰が裏切る結果になるかも分からないからな」

 

 副長の言葉にリヴィルはため息を漏らす。救援を持ちかけるも、敵を増やしたくないという相手司令官の言葉は理解できる。だがこちらも対抗策はあった。象徴のそれは、全軍を統率するための管制システムと直結して操作するものである。ならばその管制システムを切り離してしまえばいい。機人族の兵士と直結するものを含めてだ。本当なら妨害電波などを使えればいいが、この戦況の中で作り出すというのは不可能に近い。

 しかし、それで黙っているわけにはいかない。もう1つ、この艦にはその問題をどうにか出来る手段があった。MS格納庫の方の回線を開いて、とあるパイロットに指示を出す。

 

「けれど、何もしないことはないけどね。出番だ、ハイド」

 

『了解。出る』

 

 そのやり取りの後、艦から1機のMSが発艦する。背部ゴーストから繋がるキャノン砲を脇に携えたマキナートは、一直線にマギア・マキナスがいる地表に向けて飛翔する。この艦が内包するネオ・エースの1人の機体だが、それ以上にその人物には秘密があった。マギア・マキナスに対抗できる秘密が。

 それを偶然ながらも自隊に編入できていたのは奇跡としか言いようがない。それをついさっき知ったからこそ、総司令官に回線を繋いだのだから。通信を繋いでくれたアルスには感謝するほかない。

 表立った手助けは出来ないが、それでも彼ならばガンダムに力になってくれるはず。副長にかつての事を思い出して話す。

 

「ガンダムと共闘するのが、まさか彼とはね」

 

「ガンダムとはある意味因縁を持ちます。ですが、彼は違う」

 

「そうだ。敵対する運命でも、彼にはガンダムと共闘する理由がある。それをさっきも確かめた。まさか、それに俺の弟も同調するなんて思わなかったけどね。さぁ、我が隊も動くぞ」

 

「了解。乗員に通達。これより我が隊は部隊を2つに分ける。1つは首都制圧に、もう1つは星剣使いの支援に向かう。皇帝派を一掃する!」

 

 艦艇はそのまま後方に転進し、マキナスの首都ユグトラン市へと向かう。更に艦からいくつかのMSとコンテナフローターがドラグディアの方角へと向かっていく。戦闘後の情勢を決めるために、そして少しでもドラグディア総司令官とそれを仲介してくれた弟の想いに報いるために。

 もう変わらなくてはならない。この世界は、無駄な争いではなく、意味のある交わりで拮抗する世界でなければ。

 

 

 

 

『堕ちろ墜ちろ墜ちろ!ガンダム!!』

 

「ぐぅぅぅぅ!!」

 

 地表では既にシュバルトゼロとマキナスMSによる戦闘が続けられていた。ランド・オンのマギア・ガンダムから繰り出される弾幕を回避しながら、メガ・ビームライフル・ゼロで反撃する元。だが、直後装備を換装したエクスガンダムが背中に新たに装備したキャノン砲を展開し、随伴する2機のエアクルセイドと共に砲撃する構えを取る。対象はフェザー・フィンファンネルに護られた象徴。それに気づいたジャンヌが叫ぶ。

 

『ハジメ、象徴が!』

 

「させるかッ!!」

 

Gワイバーンに取り付けられたブースターを全開にして、すかさず射線上に飛び出て放たれた高出力ビームを受け止める。シールドから形成されたDNウォールが高圧縮ビームに削られていく。攻撃を受け止めた背後を、別のエアクルセイドが狙うが瞬時にファンネルを呼び戻して攻撃を防ぐ。

 攻撃を防ぎきったところに、続く攻撃が象徴から放たれる。対空砲による攻撃は地面を抉りながらシュバルトゼロガンダム・イグナイトを狙う。メガ・ビームライフル・ゼロを向けるが、直後に銃身上面を横から撃ち抜かれる。

 

「何っ!?」

 

 瞬時に増加パーツを分離させ、ライフル本体を守る。爆発した増加パーツを撃ち抜いたのはエアクルセイドの手甲に装備されたビーム機関砲だった。数機で弾幕を形成し、ガンダムと象徴に向けて放たれる。ガンダムは回避するが、象徴は弾幕の雨に晒される。

 

『ぐぅ……』

 

『クリムゾン・ドラゴニアス!』

 

 ジャンヌの悲痛な声が向けられる。だが攻撃を受けきったクリムゾン・ドラゴニアスは問題ないと返す。

 

『大丈夫だ……この程度の弾丸なら……まだ!』

 

「っ!ファンネル再展開!」

 

 DNを再充填したファンネルを再び飛ばして防御壁を作り出す。しかし防御壁の仕組みを理解したエクスガンダムが攻撃をファンネルに集中させた。

 

『おらっ、ちょろちょろ動かしやがって!!』

 

『ファンネルが!!』

 

 指から放たれたビーム弾でファンネルの1機が破壊される。更に一時的に防壁が消失したところに、マギア・マキナスからの砲撃がクリムゾン・ドラゴニアスを襲う。翼が貫かれ、火花が血の様に飛び散る。

 攻撃を止めさせるべく、ビームマシンキャノンを放つ。レイ・アクセラレーターを通したビームがマギア・マキナス外縁のキャノン砲を焼いていく。すると今度は砲撃がガンダムに集中する。砲撃を中断させ、回避行動に切り替えるシュバルトゼロガンダムを追い続ける。

完全にこちらが劣勢だった。このままでは押し切られる。皇帝が積極的に攻撃に参戦していない分、まだ余裕があるが、いつこの均衡が崩れるか。そう思った時には既に遅かった。両脇からエアクルセイドが2機こちらの動きを抑える。

 

「何っ!?」

 

『きゃぁ!う、動きが……』

 

『よし、そのまま捕まえていろ!この攻撃で……』

 

 指示を送ったのであろうランドがマギア・ガンダムのライフルからサーベルを形成する。振りほどこうとするが、エアクルセイドの腕はガンダムを逃さないようにしっかりと抑え込んでいた。ビームサーベルを形成させてランドが突っこんでくる。

 

『終わりだァ!』

 

『死ぬっ……』

 

『ジャンヌ、ハジメ!!』

 

「くっ……」

 

 まだ終われないと強く願う。その声が届いたのか、3本の光がライフルとエアクルセイドの胸部を貫いた。拘束が弱まり、素早く離脱する。ライフルの爆発をもろに受けたランドの困惑した声が聞こえてくる。

 

『なんだ、どこから……』

 

 周囲を見回すランドの機体に1機のマキナートが斬りかかる。ピストルの銃身から形成したビームサーベルはランドのマギア・ガンダムの肩部を斬りおとす。斬りおとされたミサイルが爆発を起こし、再びランドの機体の体勢を崩す。更なる追撃が構えたビームランチャーから放たれようとするが、直前にエクスガンダムが指部ビームでそれを遮る。

 エクスガンダムの攻撃を避けて後退したマキナートはこちらに回線を開いて話しかけてくる。

 

『ガンダム、援護する』

 

「お前は」

 

『ハイド・エルセウルス。敢えて言うなら、お前やランドと同じ存在、と言ったところか』

 

 言葉のニュアンスになんとなく察しがつく。ダメージコントロールを果たしたランドはエクスの介助を払って乱入者の名を問う。

 

『クソッ、また裏切り者か!お前は何なんだ!?』

 

『お前や皇帝なら分かるだろう。俺は、政府が選んだマギア・マキナスのパートナー、マキナズ・ファイターの本来の機械騎士(パイロット)だ』

 

『っ!俺の座に居座ってたやつか!』

 

 機械騎士という言葉でやはりと思う。元とランドの共通する要素と言えば象徴を護る者という立場。話からして元々あった政府によって選ばれていた本来の機械騎士だと見える。

 なぜその彼がガンダムを助けるのか。理由を皇帝が推察した。

 

『なるほど、政府が最後の望みとしてお前を別部隊に匿い、今復讐を果たさせるか。機械騎士が腐敗に墜ちた、いい例だな』

 

『別に政府は関係ない。だが、政府襲撃時にお前達によって本来の奏女官、フェルナは意識不明の重体になった。俺の怒りは、彼女を傷つけられたことに対する怒りだ!』

 

 しかしその推察は全く違った。彼もまた皇帝らの行動によって奪われた者だった。皇帝のわずかな舌打ちにも聞こえる微音がオープン回線から響く。

 

『愚かな……機械騎士ランドよ、偽りの機械騎士を葬れ』

 

『直ちに!』

 

『ガンダム、力を借りるぞ』

 

「それはこっちの台詞だ。来るぞ!」

 

 2機が同時に飛び立つ。ファンネルによるDNプロテクションが再度形成される。ドラグディアの象徴を守りながら、再びエクスや追従するエアクルセイドとぶつかり合う。先程とは違いエクスガンダムの砲撃を容易く避けてその攻撃を封じるように先手を打つ。

 一方ハイドのマキナート、マキナート・バスターもランドのマギア・ガンダムと互角の対決を演じていた。射撃型にも関わらず、近接戦でマギア・ガンダムを圧倒する。唯一追従していたエアクルセイドの弾幕が攻撃を妨害されていたという感じだった。

 奮戦する2人に再びマギア・マキナスからの砲撃が注ぐ。飽和攻撃で地上が焼き払われていく。

 

『兄さんの邪魔をするな、ガンダム!偽りの機械騎士!』

 

『ぐっ!やはりマキナート・バスターでは……』

 

「偽物は、どっちだ!」

 

 奮起する元がDNFを繰り出す。他のモビルスーツを右腕部からのビームでけん制しながら左手に光が灯る。その光をマギア・マキナスに向けて放射する。

 

『Ready set GO!DNF、ディメンションブレイカー』

 

 高圧縮DNの光が放射状に広がる。エネルギーの雨が避ける敵を通過してマギア・マキナスの頭部に次々と着弾していく。着弾の爆発が収まった後には、煤で黒くなりながらも一切のダメージを受けた様子のないマギア・マキナスが姿を見せる。

 圧倒的な破壊力を誇るDNFでもダメージを受けた様子がない。ガンダムの一撃を容易く跳ね返す象徴に、敵は居ないように思える。

 

『来ますっ!っ!?』

 

「……!」

 

 象徴のその口が開く。瞬間ビームが撃ちこまれる。わずかに空いた隙間にハイドのマキナート・バスターがランチャーの弾丸を撃ちこんだのだ。

 先程もシュバルトゼロに攻撃を喰らったそこは既に煙が上がっており、更なる砲撃で爆発を連鎖的に引き起こす。上手い追撃だ。怯んだ象徴に今度は目の部分を狙ってシュバルトゼロのビームライフルを最大出力で放った。

 

『っ!これ以上メルと象徴を好き勝手やらせるか!』

 

 しかしその攻撃はギリギリ割って入ったランドの機体に阻まれる。更にエクスガンダムとマキナート・エアクルセイドが弾幕を作り2機を遠ざける。

 

『………………ふん?』

 

『はぁっ、はぁっ!』

 

「………………っ」

 

 先程と同じように皇帝機はあまり動きを見せない。部下がいたぶって、それを眺めているだけ。非常に腹が立つが、それが戦況に影響を与えているのが事実だ。こちらを疲れ切りさせようとしていた。

 次はどうする?機動と攻撃を繰り返し、何度も繰り返す自問自答の中での攻防。エアクルセイドも数が少なくなったからか、それともシステムが最適化されたのか撃破を中々許さない。

 しかし、ハイドが支援してくれているおかげで大分戦闘が楽になったのは事実だ。ハイドも初対面だとはいえよく合わせてくれている。機械騎士の本領発揮とでもいうべきだろうか。とにかくまだ持たせられると思った。

 皇帝が動き出すまでは。

 

『エクス、ヘルフェイズへ移行。我のDNFとで一網打尽にする』

 

『へへっ、了解!』

 

「なんだ、装備を変える?」

 

 再びエクスガンダムが姿を変える。黒と青の砲撃仕様の機体が、中身だけが黒と赤で構成されたユニットに収まる。

 新たな体に作り替えたマキナスのガンダムは女性的なシルエットの体から端末を展開する。端末はこちらを包囲しつつある。その動きはガンダムが使うファンネルに近い動きだ。

 

『行きな、ファンネル!!』

 

「っ!」

 

展開された端末がビームを発砲する。オールレンジ攻撃が2機を、そして象徴にも襲い掛かった。回避に専念するハイドに、回避しながらも象徴へ降り注ぐビームを可能な限り打ち消す元。2人ともファンネルの攻撃は捌くことが出来ていた。だが、皇帝が攻撃に加わった。

 

『DNF、皇帝の雷霆』

 

『DNF 皇帝の雷霆(エンペラー・ボルテックス)

 

「不味い!」

 

 振り上げた皇帝機が持つ杖に高エネルギー状の雷が放たれる。空に向かって放たれたそれが、地表に向けて不規則な弾道で元達に降り注いだ。

 流石に象徴の攻撃を防ぎきれないと判断した元はイグナイトの機動性能を回避に振り切る。マキナート・バスターも攻撃を回避しようと試みたが、ファンネルと織り交ぜた攻撃に機体が次々と被弾していく。雷撃に似たDNFに、象徴も苦しむ。

 

『ぐっ!!』

 

『ハジメ、象徴がぁ!!』

 

「無茶言うな……!」

 

『ぐぁっ!!……ジャンヌ、私は大丈夫……だ!このぉぉ!!』

 

 クリムゾン・ドラゴニアスが咆哮する。同時に放った攻撃が皇帝に向かって放たれた。光弾が敵のファンネル数機を薙ぎ払って皇帝に襲い掛かるが、割って入った獣がそれを弾いた。

 皇帝を守った黒と緑の獣。それを操る処刑人は反撃の一射をそれぞれに向かって放つ。

 

『トドメだっ!』

 

『ぐぁっ!?』

 

『なにっ!?』

 

 ファンネルがマキナート・バスターを、そして中身が空っぽになった黒と青の機体のキャノン砲が象徴を損傷させた。シュバルトゼロにはランドと近接型の赤と黒の抜け殻が両側から襲い掛かった。

 

『堕ちろよ!』

 

「この……っ」

 

 それぞれの光剣をビームライフル・ゼロの光の銃剣と手から形成する光剣で受け止める。動きが止まったところにランドが胸部砲門からビームを放つ。近接距離での発射をシールドが表面を融解させながらも押し留める。

 

「ってぇい!!」

 

『なっ!?』

 

 発砲後すぐに両機体を弾き飛ばす。バランスの崩れた両機にビームマシンキャノンを連発。どちらも機体背面に装備したマントパーツを前面に展開して攻撃を防ぐ。

 ハイドがほぼ行動不能、象徴のダメージも先程の攻撃で深刻だ。エラクスシステムも多々連発していたのとDNFの多用でジェネレーターに負荷がかかりつつある。武装にも影響が出始めている中で、どれだけ維持できるか分からない。

 再び劣勢へと追い込まれていく元達。その様に皇帝は嘲る。

 

『お前達ドラグディアの歴史もここまでだ。無駄な徒労が無に帰る時を座して見よ』

 

「まだだ……まだ終わらないッ!」

 

 皇帝の言葉を否定して、元は再び蒼い光を機体に纏わせて、空へと飛ぶ。

 

 

NEXT EPISODE

 




EPISODE76はここまでとなります。同日公開のEPISODE77も是非ご覧ください。

レイ「な、なんかここに来て新手の援軍が来たよ!?」

ジャンヌ「また新キャラですか……新キャラの出し過ぎは良くないですよ?」

あ、2人とも。実は今回出てきた新キャラっぽい人達、EPISODE1、2に出てるんですよ(^ω^)

レイ「……え?」

ジャンヌ「え!?名前出てないでしょ!?」

いや、既にリヴィルさんは名前だけ出してて、マキナート・バスターも機体だけ出てる。その時のパイロットと同じ。

レイ「うわぁ、前の庭師と同じポジション!」

ジャンヌ「しかも今回は第1話からの伏線なんですね……」

とはいえ戦力的にはまだまだきついことでして……次でどうなってしまうのでしょうか(゚Д゚;)

レイ「元君はまだ諦めてない!」

ジャンヌ「本当、どうやって切り抜けるのか、そもそも切り抜けられるんでしょうか」

それも含めて次へ続きますっ。
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