インフィニット・ストラトス タイトルなんて自分で考えなさいな   作:伊頭音

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原作前のお話
始まりはいつも突然


日本都内のとあるアパートの一室、その一室で一人の少年がパソコンの画面とにらめっこしていた。画面には素人では理解できない数式や何かの設計図が映し出されていた。

 

「ここの出力を23%上げて・・・、いやこれだと後でオーバーヒートを起こしかねない・・・。あ~もうダメだ、一旦休憩‼」

 

そう言って少年はパソコンから離れ台所の冷蔵庫を開け作り置きの麦茶を飲み始めた。

 

〈~♪〉

 

丁度飲み終えたタイミングで携帯の着信音が鳴り始めた。

 

「ハイハイ誰ですか~?」

 

そんな独り言を言いながらポケットから取り出すと画面にはあまり見たくない名前が表示されていた。一瞬切ろうかと思ったが後が面倒になりそうだから出ることにした。

 

「何だこっちはプログラム開発で忙しいんだが?それよりなんで・・・」

 

「なんだよ冷たいな~、冷たいのは飲んでる麦茶だけにしてよ。それにそのプログラムだってパソコンに送った自動で感染するCPウィルスと一緒に送ったメモの通りにプログラムに組み替えれば一発だよ。呑気に麦茶飲んだコップなんか洗ってないで早く完成させちゃいなよ」

 

「いろいろ突っ込むとこがあるけどとりあえず後で説教だ‼」

 

少年は急いでパソコンのある部屋に戻りパソコンに向かいウィルスの駆除を開始した。3分後、無事にウィルスを駆除し終えるとまた携帯を取り出し先程の番号に掛け直した。

 

「おおピッタリ3分、それじゃあいっただっきま~す」

 

そして電話越しに聞こえてくる何かを啜る音。電話の向こうではカップ麺を食べてるらしい。

 

「この際食べながらでもいい、俺からの質問は2つ。何で電話番号とメアドを知っている?アンタとアイツ等から逃げ隠れする為に足がつかないように定期的に番号とアドレス、更には住んでる場所も変えてるんだが!?あと何で部屋の中なのに現状がばっちり筒抜けなの!?」

 

少年は怒りながら問いかけた。そして電話越しの()()

 

「ふぅ、ごちそうさま。え~と、2番目の質問の答えは私の優秀な助手が君が寝ている間にその部屋に忍び込んでカメラと盗聴器を仕掛けたから」

 

(さらりと犯罪発言しやがったコイツ)

 

「そして最初の質問は・・・」

 

そこまで聞いた瞬間、部屋の窓が()()()()()、外から電話相手の()()が少年目掛け文字通り飛び込んできた。青と白のワンピース、そして頭には機械のウサ耳。一人で不思議の国のアリスを表現したような恰好。そして彼女は少年に馬乗りになりながら

 

「この私を誰だと思ってるのかな?なんでも出来る天才束さんだよ?」

 

「天災の間違いだろ」

 

その一言を発した瞬間、少年は彼女、篠ノ之束の頭を掴んだ。束の唯一の親友(向こうがどう思っているかは分からない)織斑千冬直伝のアイアンクローである。威力は本人のお墨付き。

 

「イダダダダダダダダダ、ハル君痛い、痛いよ⁉ちーちゃんより痛い‼爪が、遠慮なく爪が思いっきり刺さっててアダダダダダダダダダダ‼」

 

「よーしこの隙に千冬(化け物)に連絡を・・・」

 

「くーちゃん‼ヘルプ‼ヘルプ‼このままじゃ束さん頭をクルミみたいに割られた挙句、鬼に食べられちゃうよ‼」

 

束の声に窓の外からではなく部屋の入り口の方から一人の少女が入ってきた。

 

「失礼します。春斗様、お久し振りです。心中お察ししますがクルミ割りはお止めになった方が宜しいかと。後処理が大変ですよ?」

 

「くーちゃんがちーちゃんみたいなこと言ってる⁉」

 

「ようクロエ、この駄兎が言ってたが不法侵入は関心しないな。でも来たなら来たで顔出しな?茶くらいはだす。あと悪いがそこの棚の上の木箱取ってもらえるか?お前に免じて中の麻袋と荒縄での拘束にするから」

 

「へぇ、ハル君にそんな趣味があったなんて束さんドン引k」

 

「お前みたいなのが来た時用だよ‼」

 

「ギァアアアアアアアアアアアアアアア‼」

 

天災の断末魔を聞きながら少年、天城春斗は大きなため息をつくのだった。

 




タグにもありますが更新が遅いと思いますので長い目で読んでいただけると幸いです。

それではまた次回お会いしましょう。
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