インフィニット・ストラトス タイトルなんて自分で考えなさいな   作:伊頭音

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お久し振りです。久々にモンスターをハンティングしていてら夢中になって書くのが遅くなりました。ちなみに私は弓と操虫棍がメインです←どうでもいい情報

取り敢えず本編スタートです


インストール!3・3・5

春斗と一夏はアリーナ上空のスタート地点で停止していた。

 

「さぁて一夏、こうして試合することになったが俺に勝つ自信はあるか?」

 

挑発する様に一夏に問いかける春斗。対して一夏は

 

「正直勝てるとは思ってない。だけどせめて攻撃を掠らせるぐらいはしてみせるさ」

 

「良い答えだ。自分が相手より弱いのを自覚してそれを認めるのは戦いでは重要なことだ」

 

そう言って春斗はセシリアとの試合の時に使ったジャミング装置のスイッチを取り出し握り潰した。

 

「これでさっきのジャミング装置は使えなくなった。遠慮せずかかってこい」

 

『それでは天城春斗君と織斑一夏君の試合を始めます』

 

『3』

 

カウントダウンが始まり一夏は雪片を手に取った。対して春斗は自動機巧武装(オートマトン)は出さず拡張領域から槍を一本取り出した。

 

『2』

 

そのまま二人は構えを取り

 

『1』

 

完全に静止した。

 

『試合開始』

 

合図と共に先に動いたのは一夏だった。スラスターを全開で稼働させ一気に距離を詰めた。そしてその勢いを殺さないよう雪片で横から切りつけた。春斗は槍を両手で縦に持ち、その一撃を防ぎいだ。そしてそのまま勢いの付いた一夏目掛けてヤクザキックをかました。

 

「ブヘッ」

 

蹴りが顔面に入り間抜けな声を出して仰け反る一夏。更に春斗は腕を伸ばし白式の脚を掴み地面目掛けて投げつけた。

が、流石の一夏もそのまま無様には墜落せず、空中で姿勢を戻し綺麗に着地した。そして一度顔を撫でた。

 

「イタタタ、容赦無く蹴りやがったな春斗…。大丈夫かこれ?顔腫れてない?」

 

「安心しろ傷どころか腫れすらない」

 

「流石はISの絶対防御」と感心しながら他のぶつけた箇所を見る一夏。すると春斗も地上に降りてきた。

 

「さて一夏。試合前までそれなりにデータを確認したと思うが、白式のスペックは大体理解したか?」

 

「ああ、千冬姉ぇと山田先生にも教えてもらいながら大まかなところは理解したつもりだけど…」

 

「けど?」

 

含みのある発言に突っ掛かる春斗。

 

「さっき使えた『バリア無効化攻撃』っていうのが思うように発動できない」

 

「あー」

 

雪片弐型の特殊武装、あれは確かに一回二回ですぐには使いこなすのは難しい。使用者の精神に反応して発動なんていうのは回数をこなさないと発動させれない。

 

「一夏、それは焦らなくても良い問題だ。その『バリア無効化攻撃』は今度使い方をレクチャーしてやるから置いておけ。この試合はISを動かすのにひたすら慣れる努力をしろ」

 

春斗は地に足を付け片足を軸にコンパスの要領で円を描いた。

 

「この試合、俺はハンデとしてこの円からは出ない。無論反撃もするが一歩でも円の外に出たら俺の負けでいい」

 

円の大きさは肩幅より少し大きいくらい。脚の踏ん張り位置を間違えるとすぐに足先が出る。

挑発なのか、それともそれ程の自信があるのか。どちらにしても一夏は少しカチンときた。

 

「いくら春斗でもそのハンデはやりすぎだろ」

 

「大丈夫さ、少なくとも今のお前には十分なハンデだ」

 

そう言うと春斗は左手に槍を仕舞い、構えをとり右手を前に出し手招きした。

それを見た一夏は内心は挑発には乗らないと決めていたのだが思わず乗ってしまった。

 

再びスラスターを使い距離を詰め勢いを付けた突きで攻撃すると春斗は雪片の刀身が当たるギリギリで刀身を手で払い体を捻り、突っ込んできた一夏を受け流した。

そのまま一夏は後方に飛んでいったがすぐに起動を変え今度は連続で雪片を打ち込むが、春斗は体を捻らせ雪片の側面を殴り付け無理やり起動を変えながら避けた。

 

「どうしたどうした?もっと本気で来いよ!!腕が止まって見えるぞ!!」

 

春斗は左手で雪片を掴み取り一夏を自分の方へと引き寄せた。引っ張られ思わず伸びきった一夏の腕の関節目掛け、空いてる右腕を勢いよく振り下ろした。

 

「っ!?」

 

一夏は痛みに顔を歪め、思わず雪片を手放す。春斗は雪片を手早く持ち替え、プロ野球選手の様な綺麗なフォームで一夏のがら空きの腹部目掛け雪片をフルスイングすると一夏はそのまま吹き飛び地面を転がった。

 

「残念、ピッチャーゴロか」

 

とふざけた事を言う春斗。

 

「ゴホッ、ゲホッ。俺は今一瞬バックスクリーンが見えたけどな」

 

咳き込みながら言葉を返す一夏。今のフルスイングで白式のSEが三割削れていた。

 

「ていうか春斗さっきの避け方はなんだよ!?お前ホントに人間か!?」

 

「失礼な、二か月前中国で知り合った武術の達人は真剣相手に指一本でこれやってたぞ」

 

「マジか」

 

そんな会話いていると春斗の視覚上に『インストール完了』『インストールデータを含めた最適化が完了しました』というバーが表示された。

 

「おっと一夏、残念なお知らせだ。試合前から開始していたプログラムのインストールが今終わった」

 

「終わるとどうなる?」

 

「知らんのか」

 

「今のお前が勝てる確率がゼロになる」

 

すると春斗、もとい春斗のISが光りだした。光が消えると今まで手足だけにあった装甲が変わり、黒を基調とした特撮ヒーローを連想させるスリムな全身装甲のISになっていた。

 

「さぁ、実験を始めようか」




次回に続きます。

明日から台風が来ますね。『台風19号』と聞くと劇場版パトレイバーネタが頭の中をよぎります。「何それ?」という方は是非観て下さい。面白いですよ?(無理やりな布教)

それではまた次回
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