インフィニット・ストラトス タイトルなんて自分で考えなさいな   作:伊頭音

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おはこんにちばんは。作者の伊頭音です。
思ってたよりも前回から早めに投稿出来ました。今回は前回の武装の説明回になります。
それではどうぞ


今の時代、ベッドの下にエ〇本はない

弾丸の雨を浴び、生きた屍になった一夏を肩で担ぎピットに戻る春斗。

 

「頑張ったな一夏。立派な墓石立てて埋葬して、部屋の引き出しの三番目の隠し床底に隠してある姉弟モノと幼馴染モノのエロ本はしっかり焼却処分しといてやるから安心して眠れ」

 

「勝手に殺すな。あと姉弟モノと幼馴染モノじゃねぇし、そもそもそんなの持って無ぇし」

 

「いや、今は床底と本じゃなくてクローゼットの中の冬物の紺色のジャケットの内ポケットの中のUSBメモリか」

 

「ちょっと待て、何でそれを知ってんの!?」

 

プライベートが駄々洩れで焦る一夏。担がれた状態で降りようと暴れるがそうはさせんとしっかりロックする春斗。

 

「さぁて何ででしょうね~?因みにファイルは10個中9個はダミーで本物のファイルにも何個かダミーがあって本命のデータ内容は…」

 

「わー‼わー‼わー‼」

 

「無様に二連敗した癖に随分と元気だな、一夏…」

 

声に反応し、ビクリと身体を硬直させる一夏。春斗の頭超しで前を見るとそこには腕を組み仁王立ちで殺気を放つ鬼、ではなく箒が立っていた。

 

「春斗、一夏(ソイツ)を降ろせ。あとついでにお前の持ってる一夏の()()()()情報を寄こせ」

 

「構わんがそれなりに高いぞ?」

 

春斗は一夏を降ろし(落とし)、指を二本立てその後横に物を切るようなジェスチャーをした。

 

「良いだろう。その不埒者を更生させる為なら安い額だ」

 

「交渉成立」

 

そう言ってお互い左手で軽い握手をし、離れた互いの手の中にはそれぞれの物が握られていた。

 

「毎度あり」

 

それに対し一夏は終わったと言わんばかりにorzしていた。

 

「何をしとるアホ共」

 

箒の後ろから千冬の声がすると春斗・一夏・箒に一回ずつ出席簿アタックが決まった。

 

「あべしっ」「たわばっ」「ひでぶっ」

 

「ここは世紀末ですか」

 

真耶がツッコミをいれると千冬が春斗に目線を向けた。

 

「ところで天城、最後のアレはどんな仕組みだ?銃が勝手に生えてきたようにも見えたが」

 

「あれですか。あれは『伸ばす』と『縮める』の応用で作った『拡張空間』です」

 

「拡張空間?」

 

「織斑先生、私、名前からしてもうとんでもない技術のような気がするのですが」

 

「山田君、こいつの発明はいちいち気にしたら敗けだと私は思っている」

 

後ろで教員二人が何か言っているが気にせず春斗は説明を始めた。

 

「この場合解釈を『開ける』と『閉める』に置き換えて考える。まず『開ける』で空間そのものに穴を開ける。この力はそのままだと際限なく広がるから、それを外側から抑え付ける様に『閉める』力で固定する。後は中に銃火器を入れて任意のタイミングで拡張空間から外に移動させればさっきの現象の完成。前にISを二機用意してちゃんとした実験データを取ってあるんでミスってボカンっ‼なんて事は無いんでご安心を」

 

「すまん春斗、もっと解りやすく説明をしてくれ」

 

首を傾げながら手を上げ説明を求める一夏。隣の箒も質問はしないが首を傾げていた。教員二人は揃って『やりおったコイツ』と言いたそうな顔をしながら片手で頭部を抑えていた。

 

一夏(お前)レベルに分かりやすく言うとな…、おにぎりを空間に例えてみろ。中身の無いおにぎりを半分に割って、その中に具を置く。置いたらまた握って元の形に戻す。必要になったら具だけ中から取り出す。OK?」

 

「おお、何となくわかった。でも銃なんていつの間に仕込んで…、煙幕を撒いた時か」

 

「正解。遊び心で銃か槍にするかで迷ったがな」

 

「どっちにしろ地獄じゃねーか‼」

 

一夏のリアクションをスルーしながら春斗はディスプレイを展開した。

 

「にしても実際使ってみると結構便利だな。まだ新しい使い方が見つかりそうだな。今日は徹夜だな」

 

この時の春斗は台詞とは裏腹に、新しいおもちゃを買ってもらった子供の様なキラキラとした顔をしていた。そしてそのままピットから出て行った。それを見ていた真耶は「学園の敷地、無くなりませんよね?」と千冬に質問するが「アイツなら大丈夫だろう…多分」と心許ない返事をしていた。

 

「そういえばこれで春斗の二勝だからクラス代表は春斗って事か?」

 

「ええ、そうなります。この後私たちはその手続きをしてきます。織斑君も今日は疲れたでしょうから着替えて部屋に戻っていいですよ。あと、これにちゃんと目を通しておいて下さい。今度は電話帳と間違えて捨てないで下さいね」

 

そう言って真耶は一夏に『ISを運用するにあたっての注意事項』と記された鈍器にもなりえる参考書を渡した。受け取る一夏は愛想笑いしながら受け取り肩を落とした。

そして生徒陣と教師陣で別れそれぞれ歩き出した。

 

一夏と箒は今後のちゃんとした練習予定を決め、部屋に着くと箒は今日最後の一撃として一夏の秘蔵データ諸々を粉☆砕処分した。そして一夏は次の朝まで完全に撃沈したとかしないとか。

一方千冬と真耶はクラス代表に関する資料を作ろうとしていたところ一通のメールを受け取り頭を抱えたとう。

 

尚その日の夜、殆どの生徒が寝静まった時間、学園敷地内では誰も気付かない程の小さな地震が明け方まで多発していたそうな。




次回は鈴ちゃん回になると思います。
それではまた次回ノシ
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