インフィニット・ストラトス タイトルなんて自分で考えなさいな   作:伊頭音

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これが権力だ(強制入学)

駄兎(たばね)を黙らせ拘束した後、春斗は自分とクロエの分のインスタントコーヒーを入れ、束の前に座った。一方束は頭に麻袋を被せられ、腕を後ろで縛られ、石抱を執行されていた。この絵面だけを見るとその人の趣味を疑われるが、受けている本人は顔色一つ変えておらずニコニコと笑ってた。袋の中でであるが。

 

「で?今回俺を見つけ出した理由は?内容によっては石を一つ増やすぞ」

 

「そんなに怒らないでよハル君、今回は束さんからの簡単な依頼だよ。ハル君にとっても悪くはない内容だからさ」

 

「ほう?」

 

束の返事を聞いて春斗はクロエの方を見た。クロエも首を縦に振り

 

「はい、今回ばかりは春斗様にとっても悪くはないお話です。寧ろ暫くは追手もなく安全な生活が出来るようになるお話です」

 

春斗は視線を束に戻し「内容は?」とだけ聞いた。

 

「えーとね、ハル君IS学園は知ってるよね?」

 

「嫌でも知ってるよ。お前が作ったISの基礎を学ぶために造られた学園だろ」

 

「そのIS学園にね、今年私の最愛の妹である箒ちゃん、ちーちゃんの弟のいっくんが入学することになったんだ」

 

「おい、話の流れ的にまさかとは思うが、俺にそのIS学園に入って二人の護衛をしろとか言うんじゃないだろうな?」

 

「護衛しろとまでは言わないよ。ただもしも何かあった時は助けてあげてほしいんだ。これはあくまでお願いだから強要はしないよ。手続き云々は束さんがやっておくから安心して」

 

確かにIS学園なら学園の外からの力は及ばない。学園にいれば少なくとも3年は安全に暮らせる。ISに関する設備だってどこよりも充実している。悪い話ではないが

 

「その話、悪くはないが大丈夫か?ニュースでも見たが、確かに今年は織斑一夏が学園に入学する。だがあいつはイレギュラーだ。そこに別のイレギュラー(俺みたなの)が追加で入学しても良いのか?」

 

「だからその辺は大丈夫だって。学園には束さんが『私の助手の男の子を一人入学させるからよろしく。断った場合、学園にあるISの機能こっちで全部止めるから』って手紙で伝えてあるから」

 

「それ交渉ってより脅迫だよな」

 

「権力っていうのは持つだけじゃなく行使してこそ意味があるんだよ」

 

束は袋の中でドヤ顔を決めながら胸を張った。腕を後ろで拘束してるため束の大き目な胸が揺れたが春斗はそれを気にせず顔に手を当て、大きなため息をついた。そこで春斗は気付いた。

 

「ん?メールを送ったってことはもう実質俺には拒否権は無いんじゃ・・・」

 

‘‘ガゴン‼‘‘

 

春斗が呟いた瞬間、束の足元の床がいきなり円状に崩壊しそのまま下の階の部屋に落ちた。それを追うようにクロエも「コーヒーご馳走様でした」とすれ違い際に呟きながら崩れた穴に飛び込んだ。

 

「あっ、てめぇ‼」

 

「じゃあそういうことだからよろしくね~。詳しいことはパソコンの横にあるメモに書いてあるから~」

 

穴を除くと束とクロエの姿は無く、瓦礫だけが残っていた。崩壊した床を見るに後ろ手に吾輩は猫である(名前はまだない)を使って()()()()()()()()()()ようだ。

 

「あんにゃろめ、下の階に住人がいたらどうするつもり・・・、いやそんなのお構いなしでやるかアイツは。」

 

偶然にも下の階に住人は住んでなかった為、春斗は一安心しながらパソコン横に置いてあったメモを読んだ。

 

「えーと、学園入学手続きは・・・3月15日午後18時迄」

 

春斗はメモを見て戦慄した。今日の日付は3月15日、時間は午後17時40分。残り20分。

 

「あんの駄兎がぁぁぁぁぁぁぁ‼」

 

春斗は必要な証明書や書類を大急ぎでバックに詰め込み、玄関からは出ずに束が入ってきた開いたままの窓に向かい走り出し、

 

「今度会ったら覚えとけぇぇぇぇぇ‼」

 

そのまま外に飛び出し()()()I()S()()()()IS学園のある方へ飛んで行った。




おはこんにちばんは。伊頭音です。一日空きましたがこんな調子で投稿できるよう頑張ります。それではまた次回。
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