インフィニット・ストラトス タイトルなんて自分で考えなさいな 作:伊頭音
翌日、春斗は早朝にアパートの大家さんと話をした。壊した部屋の修理、学園の寮で暮らすことになるのでアパートからの退居手続きである。修理の方は元々下の階は修理が必要だったとのことで、大きなお咎めはなく修理費は要らないと言われた。退居手続きも書類にサインをするだけですんだ。こんなに簡単でいいのか?手続きを終えると春斗は直に荷物整理に入った。細目に引っ越しをしていたため大きな荷物も無く、運べないような物はISの
—IS学園—
午後15時、春斗は学園の校門前で立ち入り手続きを済ませ昨日と同じ応接室でお茶を啜っていた。流石国のお金で作った施設、銘菓の茶菓子と良い茶葉を出しよる。と若干精神が爺化しているところでドアからノック音が聞こえた。ドアが開くと千冬と真耶の二人が入ってきた。
「待たせたな、これからISを使った実戦形式のテストを行う。移動しながら説明をするから付いてこい」
そう言われ春斗は応接室を後にした。アリーナがある場施設に向かいながら真耶がテストの説明を始めた。テストはISを使って一対一の試合で、使用する機体は公平にするようこちらが《打鉄》か《ラファール・リヴァイヴ》を選び、教員もそれと同じISを使い試合を行う。勝敗はSEが0になるか降参するかで決めるらしい。武装も本人の使いやすい武器に変えるなり追加してもOKとの事。
そうしてアリーナのある施設に着き、更衣室でISスーツに着替え、ピットまで行くと真耶が待っていた。
「では天城君、《打鉄》と《ラファール》、どちらにしますか?」
「じゃあ打鉄で、装備はどこで換えれます?」
「天城君の後ろにあるコンソールですね。設定してから機体をハンガーにあげますね」
そう聞いて春斗は後ろにあったコンソールに向かい武装設定画面を操作し始めた。自分の使いたいと思っていた装備は一通り揃っていたためスムーズに設定を終えた。
「山田先生、変更が終わりましたよ?そういえば対戦相手は誰で?織斑先生の姿が見えないから織斑先生が相手なんて事は…」
春斗が冗談半分で質問すると真耶が僅かに顔を引きつらせ告げた。
「え、マジで・・・?」
『私だ』
「お、織斑先生です・・・」
それを聞いて春斗は内心で叫んだ。テストのレベルがいきなりレベルMAXである。
(だからあの人歩きながら身体の筋肉解すようなストレッチしながらあるいてたのか‼いくらなんでもテストのハードル上げすぎだろ‼)
「で、ですが、このテストは勝敗ではなくISをどれだけ動かせるかを見る為のテストなので織斑先生に勝てと言ってる訳ではないですよ??」
真耶はフォローを入れるがあの
『山田先生、今回のテストは少し内容を変更する』
予想的中
「へ、変更ですか??」
『制限時間は30分、時間内に私に攻撃を三発当てる事。当たりの判定は掠る程度はノーカウント、確実に当たったものだけで判定する。私からの攻撃はいくら喰らっても構わん。安心しろ、攻撃を当てられなかったから入学取り消しなんてことはせん』
その声は心なしかいつもより笑っている気がした春斗と真耶の二人。二人は一度顔を合わせ数秒見つめ合い、真耶が胸の辺りで両手を合わせ静かに合唱した。それを見て春斗は呟いた。
「最悪だ…」
それでは皆様また次回。