インフィニット・ストラトス タイトルなんて自分で考えなさいな   作:伊頭音

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お久し振りです。戦闘描写ってやっぱ難しいですね。(;´д`)

それでは本編スタートです


春斗、修羅と対峙

ピットから出た春斗は一度フィールドの中央に降り、後から出てきた千冬も春斗の前に降りてきた。

 

「さて、これより試験を始めるが何か質問はあるか?」

 

「ルールを元のルールに戻して」

 

「却下だ」

 

「ダヨネー」

 

春斗は駄目元で抗議したが秒で却下された。返事を聞いて春斗は諦め修羅(千冬)と戦う覚悟を決めた。そんな中、千冬は春斗の設定した打鉄を観察していた。

 

「シールドを腕につけ腰回りの装甲を外したか。その見た目から考えると、シールドの防御性能を駆使したインファイトスタイルか?」

 

「そこまで正確に戦略当てられるともう戦う気力が一気に無くなるんだが」

 

「だがお前の事だ、隠し玉を何かしら持ってるんだろ?なら大丈夫だろ」

 

「もう試合放棄していい?」

 

手の内を全て知られてもう嫌だと言いたいように春斗は千冬に聞き返した。

 

「それでは試験を開始します。両者位置についてください」

 

真耶のアナウンスで二人は一度離れ投映されたラインの上に立った。

 

『3』

 

カウントが始まり千冬は近接ブレードの『葵』を、春斗は小太刀タイプの武器『弧月』を二本手にし、

 

『2』

 

そして両者は構えた。

 

『1』

 

『試合開始‼』

 

合図と共に千冬は春斗目掛け駆けスラスターで加速し距離を詰めた。それに対し春斗は両手に持った弧月を時間差をつけて千冬目掛け投げつけた。それを千冬はブレードで弾きながら距離を詰め間合いに入り剣を振るった。春斗はその一撃を両腕につけたシールドで防いだ。そしてそのまま鍔競合いになって三秒程、春斗は一度距離を取る様後ろへ下がった。

 

「逃がさん」

 

追撃をしようと千冬が前に踏み出した瞬間()()()()()()()。春斗は鍔競合い中、シールドの陰でグレネードを取り出しピンを抜き起爆の直前に手離してから後ろへ下がっていた。

 

「まず一発」

 

春斗は拡張領域(バススロット)からアサルトライフル『焔備』を取り出して構え、後退しながら煙が晴れるのを待った。

 

「シールドの死角を利用した攻撃、中々のアイデアだ。残り二回もその調子でがんばれ?」

 

声が聞こえた後、煙の中から千冬がまた春斗目掛け距離を詰めてきた。焔備で牽制するが弾をブレードとシールドで防ぎ、瞬間加速(イグニッション・ブースト)で更に加速。防御が間に合わず焔備を盾にして一太刀目は防いだが返しの二太刀目は春斗の胸元を切り裂いた。苦悶の表情を浮かべた春斗だが、そんなことは構わず更に切り込んでくる千冬。三太刀目からは春斗も葵を取り出し剣の打ち合いになった。

 

一回、二回、三回、四回、五回・・・

 

打ち合いは続くが少しづつ春斗が押され始めた。単純に元の腕力の差である。そして腕に限界が来たのか春斗は葵を弾き飛ばされ、それを逃さず千冬そのまま切りつけた。だが春斗はそのままブレードを受け止めるように両手を突き出した。だがその両手にはまたグレネードが握られていた。

 

「同じ手が通じると思ってるのか」

 

グレネードが握られてるのを見て千冬はすぐに後ろへ下がった。そしてそのまま春斗が手にしていたグレネードは起爆した。しかし先程と違い起爆すると大量の白煙が舞い上がった。

 

「今度はスモークで視覚を奪いに来たか」

 

その後立て続けに起爆音が聞こえ、辺りが白煙で視界が確保できない状態になった。千冬はISのレーダー機能を使い春斗の居場所を探したがスモーク以外にもチャフグレネードを使ったのか探知できなかった。

 

(ここまでするとアイツも私を確認できない筈、何を狙っている?)

 

千冬はその場から無闇に動かず奇襲に気を付け警戒を始めた。

 

数秒後何かが落下する音が聞こえ始め、幾つかは千冬の近くにも落下した。目視出来た落下物に千冬は違和感を抱いた。意図的に起爆させなかったのか、起爆せずにそのまま転がるグレネード。起爆するも出てきたのは煙というよりは()()()()()()()()・・・。

 

そこまで考え千冬はまさかと思い耳を澄ませた。起爆しなかったグレネードからは『シュ———』という()()()()()()()()()()、そして鼻に来る刺激臭。それを確認すると千冬は急いで煙の外を目指した。しかしその場から動いた瞬間、千冬の視界は光の包まれた。

 

 

 

—千冬が光に包まれる数秒前—

 

煙の外で春斗は真耶からの回線に耳を傾けていた。

 

『天城君!いくらなんでもこれはやりすぎです‼』

 

「大丈夫大丈夫。IS使ってるし、こんなんで死ぬ化け物(ヒト)じゃないから」

 

真耶は通信で春斗がやろうとしていることを止めさせようと説得していた。

 

『だとしてもやりすぎです‼()()()()()()()()()()()()()()は危なすぎます‼』

 

そう、春斗がしようとしてるのは粉塵爆発とガス爆発の同時爆破である。これならISのSEを確実に減らし、運が良ければISが解除されて試合が終了する。

 

「だってしょうがないだろ‼山田先生は30分も本気のあの化け物を相手に出来ますか‼」

 

『確かに無理ですけど・・・、ですが物事には限度というものが』

 

「あーあー、チャフのせいで声が聞こえませーん」

 

『たった今まで会話してたでしょう‼』

 

春斗は通信を切り、煙が充満している場所目掛け

 

「レッツ爆裂☆エクスプローーージョン‼‼」

 

そんな台詞を吐きながら起爆剤代わりのグレネードを投げ入れ、用意してた大型シールドの陰に隠れた。そして

 

 

『——————ッッッ‼‼』

 

 

大きな爆発が起こりアリーナが揺れた。爆風に煽られシールドごと吹き飛んだ春斗だが、アリーナの壁に背中からぶつかり停止した。

 

「ごふっ、いたたた、壁際で起爆すればよかったか」

 

「そうだな、次があればだがな」

 

「あのさ、こうなるような気はしてたけど、あれで倒しきれないとなるとどうすればあんた倒せるの?」

 

春斗の隣には千冬がいた。春斗と同じく吹き飛んだのか、壁に背中を預けた状態で。それに無傷とはいかなかったのか装甲の所々が壊れていた。

 

「この大馬鹿者、私相手の手段とはいえやりすぎだ、流石に私も肝を冷やしたぞ。周りに目立った被害が出てない辺り、お前が計算して爆破したんだろうが・・・」

 

「説教してていいんですか?まだ試合中ですよ?」

 

「は?」

 

春斗の問いに千冬は素っ頓狂な声を上げた。

 

「あと一回」

 

「お前まさか」

 

「さっき言ったでしょう。()()()()()()()()()()()()って」

 

春斗と千冬の距離は僅か2m。

 

「これで三回目」

 

春斗は持っていたシールドを裏返し千冬の方に向けた。そこにはピンを抜いたグレネードが数個ぶら下っていた。

 

「アデュー♪」

 

そしてグレネードが起爆し、爆風が千冬に襲い掛かった。

 




「粉塵爆発とガス爆発の同時爆破」って文章的に違和感がありますけど、どう書けばよかったんですかね?

次回は春斗が千冬に説教されてる所から始まります(笑)

それではまた次回
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