DGCの存在目的の多くは、『セキュリティ』への人材の臨時提供である。
これはすでに説明した。
そして、そのために訓練を積んでいるということになるのだが、それ専用の施設はなかなか大きい。
なお、『政界』に属しない警察組織のため、あくまでも法律上は民間組織に位置する。
「さて、ここがDGCの『アムネシア支部』だな」
遊月の前には、それ相応に大きな建物だ。
一つの巨大な高層ビルを使って運営されている。
そのうちの支部の一つだ。
「あの、本当に大丈夫なんですか?」
「もちろんだ。いざとなれば弱みを使って脅せばいい」
「遊月君。それはそれでどうなのかと私は思うんだけど……」
「安心しろ。泥臭いことをするのは私だ。というわけで入ろうか」
一般エリアが存在するので、そこに堂々と入っていく遊月。
中には軍服のような制服を着た者たちがいるのだが、当然、彼らとしても遊月が暴れない限り取り押さえる権利はない。
しかし、遊月たちに向けられる視線は鋭いものだ。
そもそもこの施設に入ってくるものはあまりいない。
あと、江藤に対して嫌悪感を感じているものが多いようだ。
「なるほど、そういう立ち位置ということか」
勘付いた遊月だが、それそのものに興味はなかった。
まっすぐ受付に移動する。
「本日はどのようなご用件でしょうか」
あくまでも事務的に接してくる女性職員。
だが、江藤を連れているところを考えて、察しているようだ。
「ああ、江藤香苗に出た審査結果に対する再審査の請求についてだよ」
遊月の言葉を聞いた女性職員は一瞬顔をしかめたが、すぐに表情を戻した。
「お引き取りください」
「それを聞く義務はないね。『再審査の請求を拒否できない』ってことはDGCの規定に書かれてるんだ。まさか外部対応を業務とする職員が知らないわけじゃないよな」
厳密には、『再審査を実際に行うかを判断する部署』に提出するということだ。
なお、その『再審査部署』の人間は、この支部の人間ではない。ここが重要。
実はこの辺りは完全に『申請主義』であり、知らないものが損をするだけのシステム。
もともと行政の場合はこういった部分が多いのだ。調べてみるといろいろメリットはある。
無駄な労力や経費を増やしたくないのはどこの組織も同じなのだ。
これは学校で例えると分かりやすい。
金を貰うゆえにいろいろ教える学校でも、奨学金に関しては完全に申請主義の場合が多い。
学校というのは、『学生から金を集めたいと思っている企業』なのである。特に大学はそんな感じだ。
ちなみに、DGCの運営資金の多くはスポンサーからの支援金だ。
しかし、訓練生であっても業務をしっかりやれば実は給金が発生するシステムなのだ。
優秀な人材を囲んでおきたいと思うのは当然だろう。
「……少々お待ちください」
女性職員はそういって奥に引っ込んでいった。
大束が不安そうに話しかけてくる。
「あの、遊月君。大丈夫なの?」
「大丈夫大丈夫。まだ規定通りのことしか言ってないよ」
「……まだ。ですか?」
江藤が首をかしげる。
「そう。まだだ。ここからが楽しいからよく見ておくといい」
遊月は腐った眼のままで笑みを浮かべる。
正直怖い。
数分後。先ほどの女性職員が中年男性を連れて歩いてきた。
それを見た江藤が『あっ……』と声を漏らしているところを見ると、江藤の話に出てきた護送指揮官なのだろう。
「場所を移すぞ。ついて来い」
一方的にそう言って、廊下を歩いていく男性。
遊月は楽しいことになりそうだと思いながら、男性についていく。
慌てたように、大束と江藤もついてきた。
そして案内されたのは応接室だ。
普通の調度品ばかり置かれていて特徴があまりないのだが、それはいいとしよう。
若干ほこりをかぶっている部分があるところを見ると、最近使っていないようだ。
とはいえ、そんなことはどうでもいい。
有月はあることを前提にして、言葉を選ぶことにした。
「座るといい」
「じゃあ遠慮なく」
中年男性が座る前に遊月は座った。
男性は少しだけ眉間にしわを寄せたが、すぐに戻す。
男性も座って、遊月を挟むように大束と江藤も座った。
「自己紹介をしておこうか。私は
まあ、それ相応の秘密のような案件だろうから、支部長かそれに近いところが出てくるとは思っていた。
隣で大束が息をのんだのが分かったが、遊月は無視。
「どうも、アムネシアの高等部一年、不死原遊月だ」
「あ、私は大束綾羽です」
「……」
江藤はしゃべらない。
もちろん、彼女のことを向こうが知っていることはわかっている。
だがしかし……。
「江藤、声くらい出しておきな。どうせ録音されてるから、急にしゃべったら不自然になるぞ」
「えっ!?」
江藤が驚いている。
大束も絶句している。
米倉は唖然としている。
「私は江藤香苗です」
ボソッと江藤が言った。
「というわけで……今回は彼女に出た審査結果に対する再審査の請求に来たんですよ」
「理由を聞こうか。確かに君が言っていたように、再審査の請求を拒否することはできないが、だからと言ってどんな意見でも通していたら話にならない」
「当然ですね」
それに関しては同意する遊月。
(さて、どういじめてやろうかな)
内心で黒い笑みを浮かべる遊月。
「彼女から機密に触れない程度に事情は聴きましたが、彼女はまだ候補生ですよね。現場指揮官ではなく、なぜ彼女が責任を取ってるんですか?」
「違うな。責任を取るのは彼女だけではない。そのとき現場にいた私も、それ相応の責任を取る。その上で、本人も責任を取らなければならないのは当然のことだ」
そういう建前というわけだ。
おそらくここまでは江藤にも話しているのだろう。
「しかし規定では、ミスをした場合であっても厳重注意ですよね。精神的にこれからの任務に支障をきたすというのなら除隊させることは可能ですが、罰金や没収などといったことはできないはずでは?」
「今回の護送任務で運んでいたものは貴重なものだ。厳重注意では済ませられない」
「彼女はその時間は巡回中だった。護送任務そのものには関係ないんですよ」
「だが、かかわってしまった以上、巡回ルートから外れることに……」
「巡回にルートなんてありませんよ。あると錯覚してる人は多いと思いますけどね。重要な案件が発生した場合にかかわることも『巡回』の一部ですよ」
「はっ?」
ついにすっとぼけたような声を出す米倉。
「それに、ウイルスを本当に解除できないのか。ということもありますよね。一回にこの施設の見取り図とかいろいろありましたけど、『解析』ができる施設はなかったはずですが?まだわからないはずですよね」
「それは……」
「それでは、もうちょっと根本的なことを言いましょうか」
遊月はついに黒い笑みを浮かべていった。
「その事件が起こったのは昨日の夜ですよね。そして、江藤香苗に判決が出たというのなら、何が起こっているのかが書類としてまとめられているわけです」
遊月は続ける。
「まだ本部の方に提出していないんですか?DGCには、各支部の支部長が重要な案件の処理をしなければならない時のために、臨時の支部長クラスの人間がそれ相応の人数常備されているはずですが?」
「ば、バカなことを言うんじゃない!」
ついに叫んだ米倉。
はっきり言って遊月からすれば滑稽なものである。
「判決が出ているのなら、まず本部の方を通しているわけですよね。なら、本部はすでにこの事件について知っているはず。あなたがそれに奔走していないのは、いったいどういうことなんでしょうね。だって重要な案件なんでしょ?支部長クラスの人間が実際に動くほどには」
「……」
「黙秘権は誰にでもあるので黙っていてもいいですけど……ひょっとして、今回の護送任務で運んでいたものは『精霊カード』関連の物だったから、江藤香苗が持つ精霊カードを没収することで、今回の失態をもみ消そうとしているんですか?」
「バカなことを言うんじゃない!私を誰だと思っているんだ!」
「先ほど自己紹介で聞きました。で、どうなんですか?」
「そんなはずがないだろう。証拠は何もない」
「そうですか。なら、もう帰りますよ」
「「「え?」」」
遊月の言い分に、三人が驚いたような声を出した。
そして実際に席を立つ遊月。
それに続く大束と江藤。
怪しいと思っているのだろうか。米倉もついてくる。
廊下を歩いて、ロビーを通過して、そして施設の外に出た。
「……本当に帰るのか?」
「今現時点では、ここに用はないので。あ、そうだ」
遊月は左腕につけていたデュエルディスクを外した。
「米倉さんでしたね。知ってます?実は市販されているデュエルディスクの中には、特殊な器具を使わないと開けられないタイプの錠前がついているものがあるんですよ」
遊月が裏面を見せると、実際にその錠前が見えた。
「……だからどうした」
「なので……このようなデュエルディスクの『録音』には、しっかりした『法的証拠能力』があるんです。絶対の信頼があるわけですね」
「……何!?」
意味を理解した米倉が叫ぶ。
そして、遊月が持つデュエルディスクに手を伸ばした。
遊月はニタッと笑う。
「英明!」
遊月はデュエルディスクを思いっきり投げた。
そしてそこには、Dホイールに乗ってヘルメットをかぶって、発進準備が完了した英明がいた。
「よっしゃ!ナイスコントロールだぜ。遊月!」
右手でがっしりと遊月のデュエルディスクをつかんで、それを荷台に放り込む英明。
遊月はグッドサインを送った。
英明もグッドサインを返してきて、そしてDホイールを発進させる。
「な……いったいどこに……」
「本部に決まってるでしょ。ここからそんなに遠くないし」
「糞っ!」
米倉があわてて支部の方に入っていく。
自分の息がかかって裏のことを頼める連中に連絡しに行ったのだろう。
「遊月君」
「なんだ?大束」
「なんていうか……すごいんだね」
「ちょっと調べてみればわかるんだよ。やってみれば簡単だろ?」
規定に関する知識、証拠能力の高い録音機器、そしてDホイールを乗りこなせて、それ相応にデュエルも強い友人。
最後はともかく、前二つは実は簡単なのだ。
「いやー。便利な世の中になったもんだ。証拠能力の高い録音機器なんて、昔は言うほどなかったし、それをデュエルディスクに搭載するなんて考えもしなかったからな」
感慨深そうな表情でそういう遊月。
「あ、あの……」
「どうしたんだ?」
「あ、ありがとうございます」
「礼を言うのは早いさ。さて、あとは勝手にいろいろ進むだろうからな」
Dホイールが発進していった方向を見て、遊月は微笑む。
(さてと、頼むぞ。英明)
★
「さーて、せっかくだ。飛ばしますかね」
あれから即座に高速道路に乗った英明はDホイールを走らせながらつぶやく。
「遊月には借りが多いから少しは返済しないと……ん?」
英明はモニターを確認する。
すると、後ろからDホイールにのってDGCの制服を着た者たちがおって来ていた。
「うーん……十五人はいるなぁ。さすがに全員相手すんのは面倒だ。仕方がない。法律ぎりぎりで暴れますか」
まあちょっとグレーも踏み込むけどな。と英明は遊月と似た笑みを浮かべる。
『そこのDホイール!直ちに停止しろ!』
スピーカーから音声が聞こえてくる。
「ハッ!こっちは届け物を頼まれてんだ。別に違反なんておれは何もしてないからな。止まる理由なんてないんだよ!」
『速度制限違反だ!早く停止しろ!』
英明はちらっとメーターを見る。
限界ギリギリだった。
「おい!俺はぎりぎりで走ってんだぞ!それでも追ってくるお前らは守ってねえじゃねえか!」
『我々は任務で動いている。速度制限を超えるのは当たり前だ!』
「あーはいはい。そうですか」
あーいえばこういう。というのはお互い様だと思いながらもDホイールを止めない英明。
『いいから早く止まりなさい!』
「誰が止まるか!捕まえられるもんならやってみやがれ!」
遊月からは『標的の息がかかったものが追ってくるかもしれないが、逆に言えば、息がかかったもの以外には連絡できない。なら、後ろから来る者たちだけを基本注意していれば問題はないぞ』という伝言を受け取っているのでかなり余裕である。
「さてと……そろそろだな」
モニターを見ながらそんなことをつぶやく英明。
その時、隊員が叫ぶ。
『ならば、貴様をデュエルで拘束する!』
その時、英明のDホイールから、あの厄介な音が聞こえてきた。
『デュエルモードオン』
ちなみにオートパイロットではありません。
それと同時に、デュエルレーンに続く道が出現する。
「ちょうどいい。ここを通れば、本部への近道だ。挑発しなくても自分でやってくれるとは、最高だぜ!」
英明はそのレーンにDホイールを走らせる。
隊員たちも続いてきた。
ただし、ほかの隊員は入れないようになっている。
基本的に、レーンに入れるのはデュエルするものだけだ。
不用意な事故が起きにくいようにするためである。
セキュリティは入れるのだが、あくまでも臨時派遣であり、しかも勤務中ですらないDGCではこれを突破できない。
隊員のうちの一人がデュエルディスクを展開する。
「デュエルだ」
「ああ。やってやるぜ」
お互いにカードを五枚引く。
「「ライディングデェエル・アクセラレーション!」」
英明 LP8000
白井 LP8000
どうやら隊員の名前は『
とはいえ、あまり関係のない話である。
「俺の先行!」
ターンライプがついたのは英明。
「俺は手札から、『E・HERO ソリッドマン』を召喚!」
E・HERO ソリッドマン ATK1300 ☆4
「効果発動。手札から『E・HERO エアーマン』を特殊召喚!」
E・HERO エアーマン ATK1000 ☆4
「そして、エアーマンの効果。デッキから『E・HERO シャドー・ミスト』をサーチ!」
弱くないカードばかりを使う英明。
「あらわれろ!英雄たちが集うサーキット!」
あらわれるアローヘッド。
「アローヘッド確認!召喚条件はHERO二体。俺はエアーマンとソリッドマンを、リンクマーカーにセット!」
上下の位置に衝突する二人のHERO。
「英雄は今混じりて、驚異の爆走者となる。リンク召喚!リンク2『X・HERO ワンダー・ドライバー』!」
X・HERO ワンダー・ドライバー ATK1900 LINK2
「そして、ワンダー・ドライバーが存在することで、『HERO’S ボンド』を発動。手札のシャドー・ミストと、ブレイズマンを特殊召喚!それぞれの効果で、『マスク・チェンジ』と『置換融合』を手札に加える」
E・HERO シャドー・ミスト DFE1500 ☆4
E・HERO ブレイズマン ATK1200 ☆4
「そして、ブレイズマンの効果!デッキから『E・HERO バブルマン』を墓地に送って水属性に変更」
準備完了。
「さあ!ヒーローショウの時間だ!手札から『マスク・チェンジ』を発動。対象は水属性になっているブレイズマン!」
ブレイズマンが手を顔に当てると、彼を水の膜がつつんでいく。
「変身召喚!レベル6『M・HERO ヴェイパー』!」
出現するヴェイパー。
使用されているのがライディングデュエルであること、そして使用者の影響だろうか、なんとバイクに乗って登場である。
M・HERO ヴェイパー ATK2400 ☆6
「そして、ワンダー・ドライバーの効果発動。このカードのリンク先にHEROが特殊召喚されたことで、今使った『マスク・チェンジ』を墓地からセットする。そして、さらに手札からカードをセット、これでターンエンドだ」
それ相応にいい盤面である。
さらに言えば、なぜヴェイパーはバイクに乗っているのか。
それに関しては英明のノリに合わせたということだろう。
「俺のターン。ドロー!このままメインフェイズ。手札から『切り込み隊長』を召喚し、さらに『切り込み隊長』を特殊召喚!」
切り込み隊長 ATK1300 ☆3
切り込み隊長 ATK1300 ☆3
現れる二人の隊長。
「え……切り込みロック?」
「偶然手札に来ただけだ。俺は隊長二体をリンクマーカーにセット。リンク2『聖騎士の追想 イゾルデ』!」
聖騎士の追想 イゾルデ ATK1600 LINK2
「リンク召喚成功時、デッキから『重装武者-ベン・ケイ』をサーチする」
「……」
あまりにも久しぶりなカード過ぎて絶句する英明。
「そして、イゾルデの効果発動。デッキから『最強の盾』『魔導師の力』『流星の弓-シール』『閃光の双剣-トライス』を墓地に送り、デッキから『荒野の女戦士』を特殊召喚!」
荒野の女戦士 ATK1100 ☆4
「さらに、『二重召喚』を発動。イゾルデと荒野の女戦士をリリース。『ギルフォード・ザ・レジェンド』をアドバンス召喚!」
ギルフォード・ザ・レジェンド ATK2600 ☆8
「効果発動。墓地の四枚の装備魔法を装備!」
ギルフォード・ザ・レジェンド ATK2600→4600→6600→5600→5100
「これで、攻撃力5100で、直接攻撃を二回行うことができる」
英明はいろいろ思うことはあった。
そして、こうつぶやいた。
「なあ、『M・HERO』について調べたことってある?」
「フン!ダーク・ロウにさえ気を配っていれば何も問題などない」
そうだろうか。と英明は思う。
「さあ、バトルフェイズだ!」
「なら、またまたヒーローショウだ。『マスク・チェンジ』を発動。対象は水属性のヴェイパーだ!」
ヴェイパーが手を仮面に添えると、さらに大きく水が吹き上がる。
「変身召喚!レベル8『M・HERO アシッド』!」
M・HERO アシッド ATK2600 ☆8
こちらのアシッドもバイクに乗って登場。
「アシッドの特殊召喚成功時、ワンダー・ドライバーの強制効果がチェーン1で、墓地の『マスク・チェンジ』をセット。チェーン2。アシッドの効果で、相手の魔法、罠を全て破壊し、相手モンスター全ての攻撃力を300ダウンさせる!」
「何!?」
ギルフォード・ザ・レジェンド ATK5100→2600→2300
「ぐ……だが、攻撃はできる!ギルフォード・ザ・レジェンドで、ワンダー・ドライバーを攻撃!」
「罠カード『ヒーローバリア』!攻撃を無効にする!」
「くそ……ターンエンドだ」
「俺のターン。ドロー!」
英明はドローしたカードをちらっと見ただけだった。
セットカードはないし、白井の表情からすれば、手札誘発も握っていなさそうである。
ならば、場にあるカードだけでどうにかなる。
「まずはこれだ。あらわれろ!英雄たちが集うサーキット!」
あらわれるアローヘッド。
「アローヘッド確認!召喚条件はHERO二体以上。俺はリンク2のワンダー・ドライバーとシャドー・ミストを、リンクマーカーにセット!」
下と右下と左下。
「英雄たちが集う場所でその力を束ね、恐怖を打破するものとして生まれ変われ!リンク召喚!リンク3『X・HERO ドレッドバスター』!」
X・HERO ドレッドバスター ATK2500 LINK3
「まず、墓地に送られたシャドー・ミストの効果で、デッキから『E・HERO エアーマン』をサーチ。さらに、ドレッドバスターとそのリンク先のHEROは、墓地のHEROの数×100アップする!」
ソリッドマン。エアーマン。ブレイズマン。バブルマン。ヴェイパー。シャドー・ミスト。ワンダー・ドライバーの七体。
M・HERO アシッド ATK2600→3300
X・HERO ドレッドバスター ATK2500→3200
「さらに、手札からエアーマンを召喚!効果によって、『E・HERO オネスティ・ネオス』をサーチする」
E・HERO エアーマン ATK1800→2500
「ば……馬鹿な……」
「バトルフェイズ!まずはドレッドバスターで、ギルフォード・ザ・レジェンドを攻撃、手札のオネスティ・ネオスの効果発動。攻撃力を2500ポイントアップさせる!」
ドレッドバスターの背中に羽が生えた。
そのまま、注射器を構えて突撃。
X・HERO ドレッドバスター ATK3200→5700
「ぐあああああ!」
白井 LP8000→4600
「エアーマンでダイレクトアタック!」
白井 LP4600→2100
「さあ、そろそろヒーローショウは幕引きだ。M・HERO アシッドで、ダイレクトアタック!」
アシッドはなんとバイクから飛び上がって、白井に向かってとび蹴りをぶちかました。
「ぶへっ!」
しかも顔面に。
ただでさえひどい状況だったのにこの仕打ち。
なんというか、『泣きっ面に蹴り』である。
白井 LP2100→0
それはともかく、白井のDホイールは減速。
英明の勝利である。
「ミッションクリア。さて、あとは届けるとしますか」
とりあえず障害がなくなった英明は、そのままDGCの本部を目指すのだった。