仮面ライダーゾーカー   作:ネタキャラ

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2話 廊下 戦い!

 

 

俺は新井キヨト、ゾーカーっていう戦士みたいな物に変身する、元清掃業だ。

突然だが俺は今、警察に追われている、なぜこうなったか、説明せねばなるまい…

 

ゾーカーになった次の朝、俺は自分の住んでいるアパートに到着、何かが起こっている、そう思い、テレビを点けた。

「え~、次のニュースです、幻夢コー…………」

予想とは違い、何も起きていないように思える、ひとまず安心した俺は、コーヒーを淹れ、くつろぎ始めていた、そんな時だった。

「速報です、本日の深夜3時頃、壮二市の旧ゴミ処理場で、何者かが争った模様です、防犯カメラの映像をご覧下さい」

「ぶっ‼」

コーヒー吹きました、なんだこれ、おもいっきり大事になってるじゃん。

「この様に、争った2人組は何かのスーツの様なものを着ているようです」

「ふむふむ…」

「最後には爆発が起こり、周囲に多大な被害を及ぼした模様です、警察は、この事態を重く見て、この二名を指名手配犯に指定、また、昨日起きた失踪事件との関連を調査しています」

「マジかよ…指名手配て…いや、でも変身しなければ良いんだよな…? ところで失踪事件って…」

俺はまさかと思い、スマホで調べてみた。

「マジかよ…」

予想通り、俺と真崎は行方不明扱いされていた。

「でも、これなら警察行けば解決だよな…」

そう思い、俺は家の近くの警察署を訪れた。

 

「あの~すみません…」

「あ、あなたは!?」

「はい、行方不明の…」

「見つけたぞ! 捕まえろ!」

「え?」

すると突然、数名の警察が襲いかかってきた。

「おいおいおいおい嘘だろおおおおおお!?」

慌てて警察署を出て、走りながらスマホを見る。

「な、なんだよこれ!?」

速報:行方不明の新井キヨト、国家反逆罪で指名手配、スマホに表示されているニュースにはそう書いてあった。

「おかしい、国家反逆だなんて全く心当たりが無いし…」

追いかけてくる警察を確認して、俺は何かあったときの為に持ってきていたクリーンドライバーを取り出す。

「これなら真崎だって指名手配になるはずだ!」

クリーンドライバーの力でバイクを出して、それに乗って走り出す。

「ハァ…ハァ…さすがにバイクなら追い付かないだろ……………うわっ!」

突然バランスを崩し、地面を転がる。 

おかしい、俺は普段から通勤にバイクを使っていて、扱いには慣れている、転ぶなんて事、あり得ない…

その答えはすぐに明らかになる

「見つけたぞ…新井キヨトォ!」

それは昨日倒したはずの、蜘蛛の怪人だった。

こいつが、バイクを倒したらしい。

「お前は…昨日死んだはず…」

「死んだ? ふはははははは! バカめ! あれは一時的に活動限界を迎えただけだ、この通り生きている!」

「何だって!?」

じゃあ、こいつを殺す方法は無いのか…?

「死ねやああ!」

「くっ!」

俺はクリーンドライバーを着ける。

「変身!」

「クリーンUP! フル! フフフfull!」

変身音が鳴り、ゾーカーに変身して、蜘蛛との戦いになった。

俺は舐めていた、昨日は一発も攻撃を喰らうことなく、圧倒した相手だったから、しかし……

 

「くっ…」

「へっへっへ…」

昨日よりも確実に強くなっている、俺の攻撃が全然当たらない。

「くそっ!」

力を込めてパンチを出すが、それも当たらない、すぐに反撃される。

「フフフ……あいつから力を借りた甲斐があったぜ…」

借りた? 今やつが重要な事を言ったが、そんな事を気にしてる余裕は無い。

「これで終わりだ…死ね!」

やつの攻撃は、俺に直撃、俺はかなり吹き飛ばされ建物の壁にぶつかってようやく止まった。

「ぐ…は………」

ゾーカーの変身が解除され、俺は無様に地面を転がる。

「はぁ…手間掛けさせやがって…」

蜘蛛が俺に近づいて来る。

「………」

俺の雑巾が破られていく、それをただ見ている事しかできなかった。

 

間もなくして俺の意識は消えた。

 

 

 

 

 

 

「…………………………う…ん…」

ここはどこだ? 激しいデジャブ、もしかして…

「いや…自由だ…」

(さっきのダメージがあるから)体が動かないのは同じだが、今回は縛られていない、それどころか…

「毛布?」

「あ、起きた」

誰かの声がする

「え…」

「びっくりしたよ、新井君が指名手配だって聞いて、それで心配になって探してみたら、道端で倒れてるんだもん、ここまで運んで来るの大変だったんだよ?」

「大家、さん…」

彼女は大家美月、俺が住んでいるアパートの大家さんの娘だ、年が近くて、よく話をしたりしている。

「あぁ、安心して、君を警察に突きだそうとか、そういう訳じゃないから…」

「分かってるよ…はは…痛って!」

起き上がろうとして、体を動かしたら激痛が走った。

「ダメだよ! まだ動いちゃ…」

「行かなきゃ…ダメなんだ…」

「え…?」

「俺は、戦わなきゃいけないんだ…」

「何言ってるの?…全然分からないんだけど…」

「分かって貰えないかもしれないけど、聞いて」

「う、うん…」

俺が真剣なのを理解したのだろう、とりあえず聞いてくれた。

「俺は今、戦っている、謎の怪人と、そしてそいつの後ろにいる奴らと…」

「じゃあ、その怪我は…」

「あぁ、そいつにやられた」

彼女が息を飲む。

「じょ、冗談…だよね?」

「残念ながら本当だ、俺はあいつを止めなければならない、だから…!」

「分かった」

「え?」

「分かったよ、もう止めない」

「………」

「君を疑ってもしょうがないよ、あんな怪我、そんな理由じゃないとする物でもないし…」

「じゃあ…」

「うん、戦い、頑張って!」

あぁ、この娘、マジでいい娘だ…それはそうと…

「でも…」

「ん?」

「戦うには、雑巾が、それも特殊なやつが必要なんだ…俺、それを全部破られちゃってさ、はは…」

「特殊な雑巾? それってもしかして…」

「え?」

彼女は、近くのタンスから何かを取り出した。

「この雑巾の事かな…?」

「これは…」

確かに、それは変わった雑巾だった、サイズが小さく、そして何より、真ん中に顔のような何かが描いてある。

「これね、ある日廊下を拭いた雑巾を洗って干してたら、雑巾が光ったのよ、そしてその後雑巾にこの模様が付いてたの…」

「これが…」

直後、外で爆発音がした、俺は確信した、それは奴の仕業だ。

「行かないと…ぐっ…!」

「無理よ、その怪我じゃ………うっ!」

突如、雑巾が光を放った

「も~…なんなのよ………え?」

「俺…」

治っている、そうとしか表現できない。

「考えてる時間はない、行ってくる!」

その雑巾を懐に仕舞って、俺は立ち上がる。

「あっ…ちょっと!」

「大丈夫だから!」

「気をつけてよ~!」

大丈夫だ、俺はもう負けない。

俺は治った体で、窓から飛び出した。

「おい!」

「ん~? なんだ、まだ生きてたのか? 新井ィ………」

「俺はいなくなっただろう? なぜまだ暴れる!?」

「知るか、それが上の……おっと、これはお前には関係の無い話だったな…」

上? なんの話だ…? まぁいい

「悪いが、もう俺は負けないぜ?」

「は?」

クリーンドライバーを装着して、懐からさっきの雑巾を取り出して見せつける様に前に突きだす。

「ん? なんだその布は…?」

「はっ!」

雑巾をドライバーに着ける、そして拭く!

「クリーンUP!」

ドライバーから音声が鳴る。

「…………変身!!」

「廊下!ロロROOOKA!」

………ドライバーからの音声、どうにかならないだろうか、せっかくカッコよく変身したのに、音声のせいで台無しだ…。

音声と共に、パネルが展開され、それが俺の体を包んでいく。

最後に、今までより大きな雑巾の様なものが顔面にくっついた。

「っ!? なんだ、その姿は!? そんな物を作った覚えはないぞ!?」

「俺は、仮面ライダーゾーカー……さぁ、掃除開始だ!」

「おのれええええ!」

駆け出した奴に合わせて走り出すと、速さに驚いた、奴の速さではない、自分の速さにだ。

「うお!? これがゾーカーの本当の力……」

「調子に乗るなああああ!」

怪人の拳が迫る、ダメだ、避けられない…!

「何!?」

しかし、奴の攻撃は通らなかった、当たらなかった訳ではない、むしろ直撃した、しかし、本当の力を発揮したゾーカーの装甲には、そんな物は効かない。

「はぁ!」

パンチを放つ、それだけで奴は数メートル吹っ飛んだ、そして起き上がる事も出来ないらしい。

「ぐ………おの…れぇ!」

「これでフィニッシュだ」

ベルト上部にあるボタンを押す。

「アタック!」

ベルトから音声が鳴り、待機音が鳴り出す。

「はぁ!」

もう一度ボタンを押すと、必殺技の発動を知らせる音声が鳴り響く。

「クリーニングフィニッシュ!」

「はああああああああああ! おりゃああああ!」

俺は飛び上がり、力の籠った脚で飛び上がり、そのままその脚を突きだして奴を蹴る。

「ぐおおお!………しかし、無駄だ、俺は何度でも蘇………なんだ、ぐっ…これは…貴様!? 何をした!?」

「お前のその力は、掃除した!」

「掃除……!? ふざけるな! 俺は…ぐっ、ぐわあああああああああ!」

これでもう蘇る事は無い、完全勝利だった。

「新井君!」

「大家さん…」

「勝ったんだね」

「うん、君のおかげでね」

「良かった……」

「さて、俺はどうしよう、指名手配になってるけど…」

「いいよいいよ、書類上は空き部屋って事にしておくけど、そのままそこに…」

「マジで!? ありがとう! あ…でも俺もう収入源が…」

指名手配なんて物になってるんだ、今更会社には戻れない。

「はぁ…仕方ないわねぇ…」

「え?」

「うちで雇ってあげるわよ、清掃員として」

女神だ、女神がここにいる。

俺は本気でそう思い、これからの目標を考える。

 

・突然指名手配になった理由を突き止める。

・真崎を取り戻す。

・あの蜘蛛が所属していたと思われる組織を突き止めて、潰す。

 

この3つだ、必ずあいつを連れ戻す…必ず…!

 

 

 

つづく

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