Mission2-1
源道side
ウゥ・・・グルルルルルルルルルル
源道「・・・・・・」
龍神の元から去ってあれから7500年が経過した
源道は異形の姿をした獣の群れに囲まれていた
周りには頭部を潰されたり、胴体を引きちぎられ臓器が飛び散っていたり、黒焦げにされていたりと無惨な死骸がゴロゴロ転がり血にまみれていた
源道は襲ってくる獣達を相手に能力の試し撃ちを行っていた
力を支配し操る程度の能力
火力・水力・電力・重力など、力を付くものを制することで操ることができる
もし、前世でこの能力を使えることが出来ていたら地球どころか宇宙を征服するのも容易かっただろう。オートボットに勝利することも出来ただろう
源道(だが俺は奴らに敗北した。それで終わりだ)
勝利したのは人類と共に歩むことを誓ったオートボットだ
前世と同じように野望の為に破壊を繰り返したところで得られるものなどなにもない
かつての彼ならこのようなことを考えもしなかっただろう
源道「フッ、生きる目的が変わるだけでこうも違うとはな」
感傷に浸りながら襲ってくる異形の獣達を全て返り討ちにする
源道「しかしよく異形の姿をした怪物が襲いかかってくるな」
彼の言う通り、最近普通の動物とは違う異質な姿をした怪物と遭遇するのが増えている
先ほど全滅させた四足歩行をした者や人間と同じ二足歩行をした者、虫の姿をした者、時には泥のように不気味な形状をした者もよく見るようになった
身の程を知らず襲いかかり返り討ちにされた者もいれば、恐れをなして逃げる者もいた
前世の地球ではあのような怪物達はいないと考えると自分は本当に別の世界に転生したことが改めて実感する
源道「怪物か、俺も言えた義理ではないな」
自分へ向けた皮肉を言いながら放浪の旅を続けるのであった
そうこう歩いている内に日が沈んでいく
湖を見つけ、木の枝をかき集め能力で火を付け休息を取る
途中蜥蜴のような大型の怪物に遭遇したが始末し夜食として肉を引き裂いて食事する
ふとあることを思い付いた源道は肉を火に当て始めた
そしてある程度肉を加熱すると再び頬張る
源道「ふ~む、なるほど・・・うまい!少し手を加えるだけでこんなにも食感が変わるとはな」
源道は前世の地球で得た知識で人間が行う調理法を真似てみる事で料理の悦ばしさを知った
楽しい楽しい食事に没頭していると突如妖力の気配を察知し手を止めた
今まで出会った怪物よりもかなり強い妖力だ
気配を探ると突然周りが黒に染まったように暗くなった
源道(なにも見えん、視界を奪う能力か?)
?「美味しそうね♪ウフフフフフフフフ♪♪」
女性のような声が聴こえ不気味なせせら笑いが響く
さらに警戒を強めると近付いて来てると理解し、妖力の正体を握り潰すように捕まえる
源道「・・・そこだ!」
?「おっと!危ない危ない。まさかこっちの気配が分かるとはねぇ」
どうやら外したようだ
?「でも気配が分かったとしても、こちらの姿は見えないようね」
源道「その辺の化物と一緒にするな。それで、貴様は何者だ?」
?「フフフ、そうね。どのみち貴方は私のご飯になるんだから」
ルーミア「私はルーミア。闇を操る妖怪よ」
ル「さっきのようにはいかないわ。さて、何処から食べちゃおうかしら」
源道(妖怪?この世界で言う化物のことか?まあいい。確か奴は闇を操るといっていたな、ならば)
闇を破壊する
源道は能力を発動させ闇を払う
ル「なっ!!?」
闇が霧のように消えると白黒の洋服を身につけた長髪の少女が空に浮いており驚いた表情でこちらを見ていた
ル「わ、私の闇が!?貴方一体何をしたのよ!!?」
源道「何と言われても、俺はただ貴様が発した闇を壊しただけだが?」
余裕の笑みを浮かべ腕を組み、動揺するルーミアを見上げる
ル「壊した!?どういう原理か知らないけど、闇を防いだくらいで調子に乗るな!!」
ルーミアは背中に漆黒の翼を生やし大剣を取り出して斬りかかる
源道(あれが龍神の言っていた
ル「切り刻んでやる!!」
ガキィン!!!
背中の翼手で斬撃を受け止め押し返す
ル「くっ、このぉ!!」
右手に魔力を溜め込んだ妖弾を放ち源道の左肩に直撃させる
源道「その程度か?小娘ェ」
しかし彼は無傷だった
お返しにと左手で妖弾を放ちルーミアの頬をかすめ
ドゴォォォォォォォォォォォォォォン
森林一帯を吹き飛ばした
後方の惨状を見て戦慄するルーミア
ル「・・・あんた、一体何なのよ!!」
源道「俺は源道、ただの化物だ。それ以外は俺自身何も分からん。その答えを探す為に旅をしている」
源道「さて、自己紹介は終わりだ。今度はこちらからいくぞ!!」
間合いを詰め腹部に拳を食らわせる
ル「ガハァ!!?」
ルーミアは殴り飛ばされ意識を失った
源道sideout
ルーミアside
ル「・・・うーん・・・あれ?」
確か私はあの化物にぶっ飛ばされて、っていうかなんか香ばしい臭いがする
ル「私・・・生きてる?」
源道「起きたか」
!?
さっき私をぶっ飛ばした張本人がそこにいた
すぐさま立ち上がり距離を取って警戒する
ルーミア「なんで私を殺さなかったの?」
源道「殺さなかったわけではない。お前が死に損ねたのだ」
ルーミア「それでも止めを刺すことぐらいできた筈よ」
源道「その必要はないと判断しただけだ。それに俺は今気分がいい。止めを刺さなかったのもただの気紛れだ」
源道という男はそう言いながら何処から獲ってきたのか大きな蜥蜴のような肉を食べていた
ル(なんか肉焼いているし、さっきからいい臭いするのはこれが原因か)
肉がジュージューと音を立てている、美味しそう
ル「・・・・・・・」ジュルリ
源道「・・・食うか?」
私が美味しそうな肉を眺めているのを気付いたのか、源道は焼いていた肉を私に差し出してきた
ル「う・・・い、いらない!敵の施しなんか受けn・・・」
グ~~
発言を遮るかのように私のお腹が鳴り出した
そう言えば昼から何も食べてない
ル「・・・・・・」
源道「フン、口はそう言っても腹は正直だな」
ル「う、うるさい!!///」
差し出してきた肉を取りかぶりつく
なにこれ、すっごく美味しい
源道「まだまだ余分はある。好き放題食うといい」
ひょっとしてこいつ見掛けによらずいい奴なのかな?
はいどうも、相変わらず駄文を描いてしまう作者の米握りです。なかなか上達できませんねー
ル「・・・なんかさー、私ってほとんどの二次創作でも噛ませ犬だよね」
・・・え?
ル「原作でもそうだけど私一面ボスじゃん?私闇を操る能力なのになんであんな扱いなのかな」
いや、あの・・・
ル「私闇操れるんだよ?どっかの海賊も使ってるんだよ?」
いやいやいやちょっとどうしたの!!?
ル「べっつに~、何もないし~、気にしてなんかないし~」
思いっきり気にしてんじゃん!
源道「まあそう落ち込むな。ほら、丁度肉が焼けたぞ。食え」
ル「グスッ・・・うん」モグモグ
うわぁ~、もう手懐けてるよ