「そう言えば大本営に動きってあった?」
「少々お待ちください...どうやら我々の存在に気付き接触しようとしています。」
「了解。大本営所属の艦隊が来たら逃げるよ。最初は横須賀鎮守府にしたいからね。」
「大本営所属の艦隊を敵性戦力に設定。」
「それはしなくていいから。近付いてきたら潜って逃げるだけだから。」
「...了解。」
取り敢えずあの後は海面に浮上して沖の方に逃げた。恐らく騒ぎを聞きつけて船が来るだろうし。...というか俺が行くところ何か必ず起こっているような気がする。まぁどうでもいいが。
「副長、ここから一番近い艦隊は?」
「少々お待ちください...WEST方向距離40kmに艦隊を発見。交戦中のようです。」
「じゃあ早速、第一次攻撃隊発艦始め!」
プロペラの音を鳴らしながら何機もの艦載機が発艦していく。
「第二次攻撃隊発艦準備!副長、制空権はどちらが上か分かるか?」
「...深海棲艦側が制空権を奪取しています。」
「分かった。」
俺は艦橋にある無線機を使い発艦した攻撃隊と連絡を取る。
「第一次攻撃隊に告ぐ、全武装及びブースターの使用を許可する。何としてでも艦隊を守れ。」
『了解!』
「俺たちも向かおう。副長、最大船速で向かってくれ。」
「了解しました。最大船速、対空警戒。」
俺は近くにいた艦隊を助け人類と艦娘たちにお世話になるために動き出す。
「そう言えばその艦隊はどんな構成なの?」
「...赤城と加賀、暁型に天龍型、高雄型と金剛型ですね。」
私たち横須賀第一艦隊は危機に陥っていた。不明艦の捜索をしていたところ接敵、主力艦隊ではなかったが、援軍を呼ばれたのか遠方から敵主力艦隊から来たと思われる艦載機が私たちを襲っていた。2対1で数に物を言わせ敵は攻めてくる。こちらも応戦するがその抵抗もむなしく次々に落とされていく。
「...もう駄目なのかしら。」
「
「クソが!落ちろぉぉぉ!」
満身創痍。ふとあの時私を守ってくれた大和を思い出した。向こうにとっては助ける必要もない。だが、向こうは助けてくれた。
「大和さん...。」
心から願った。助けてと。誰でもいい。たとえ私が沈んだって良い。この子たちだけでも誰か...。
その時空が光った。
「え...?」
空を見ると「光る棒」を放つ艦載機が敵艦載機を落としていった。突然の攻撃で敵攻撃隊は混乱、その混乱に乗じて私たちの艦載機も攻撃。これにより敵艦載機は全滅。そして同時に私たちが最初に接敵した敵艦隊も全滅、敵主力艦隊も壊滅状態になっていた。敵艦隊はたった数分で壊滅状態になった。
「大和...さんの仲間?」
私が出会った不明艦の唯一の特徴の「光る棒」を放つ艦載機。恐らく大和さんの仲間だろう。
その後も艦載機は上空警戒を続けていた。
「そろそろか?」
「そろそろですね。」
「第一次攻撃隊はどうだ?」
「...勢いに乗ってそのまま敵性勢力を殲滅したようです。」
流石に第一次攻撃隊だけで殲滅するって...。第二次攻撃隊の面子が凄いがっくりしてるんだが。まぁそうだよな。飛べると思ったら飛べないんだもん。分かったから取り敢えず涙拭けよ。
「あとどれくらいで接触する?」
「だいたい十分くらいですかね。」
「じゃあ第一次攻撃隊に伝えてくれ。『こちらの方まで艦隊を誘導せよ』って。」
「了解しました。」
早速お世話になりますか。何日もレトルトしか食べれないのは精神的にキツイ。