提督と一緒に席に座り焼サバ定食を食べ始める。一口食べると口の中に旨味が広がる。身はふっくらとしていて、程よく脂がのっていてジューシーだ。焼き加減も最高だ。
「...旨いな。」
「でしょ?間宮さんの料理は全部逸品なんだから。」
「...味噌汁も旨い。ご飯もモチモチしている。」
確かにこれならやる気も出るな。正直これが毎日食えるならここで働きたくなりそうだ。
俺がバクバクとご飯を食べていると突然放送で提督が呼ばれた。
「ちょっと行ってくるね。」
「そうか、じゃあ俺は艦の方に戻っておく。何か用事があったらこれで連絡を寄こしてくれ。」
俺はそう言って通信機を渡す。提督はそれを受け取りと駆け足で食堂から出ていった。
俺も食べ終わったので食器を返却口に置き食堂を後にした。
艦に戻るために食堂を出て廊下を歩いたはいいが先程から後ろに何か気配を感じる。結構距離が近いのでとても対応に困っている。大体一m後ろぐらいの距離である。
まぁそれよりも副長と連絡を取って、いつでも兵装が変えれるように準備させるか。
「副長、聞こえるか。」
『はい、どうしました?』
「今からそちらに向かう。デバイスの準備をしておいてくれ。」
『了解しました。』
「後できれば俺が乗艦したら絶対に誰も入れないようにしてくれ。後は特に大丈夫だ。」
『そのように手配します。』
「頼んだ。」
通信を切り早歩きで艦へと向かう。後ろの気配はぴったりと付いてきていた。
外を出る頃には気配は消えていたがいったい誰だったんだろうか。面倒ごとを起こしたくないので無視していたが正直気になる。
艦に乗り艦橋へ向かうと副長がタブレットの横で敬礼して待っていた。
「おかえりなさいませ艦長。指示通りにデバイスを準備しておきました。」
「ありがとう、じゃあ早速明日に備えて色々準備しますか。」
俺はタブレットを手に取り近くにあったイスに座る。
「艦長、準備とは何をなさるのですか?」
「ん?レーダーの強化だよ。ちょっと気になることがあってね。」
「気になること...ですか。」
「明日腐れ外道どもが来るがここは反兵器派だ。一方あいつらは兵器派。何も無しで来るわけないだろう?」
「つまり...『海兵隊』か『艦娘』の襲撃がある可能性が?」
「無きにしも非ずってことだな。」
俺はそう言いながらタブレットでレーダーと人工衛星を連動させる。これによって人工衛星を使い艦船を識別することを可能にする。ハッキングしてだが。
「まぁ取り敢えず沈めるつもりはない。」
「ならばどうするのです?沈めなければ向こうが沈めに来ますが。」
「なに、簡単な話だ。
「...それでは日本が負けますが。」
「あ、そっかぁ...。」
それは考えてなかったなぁ。どうしようか...まぁ向こうが何か仕掛けて来たら何かし返せばいいだろ。
「とりま明日日が昇ったら戦闘機一機だけ準備しといて。」
「了解しました。」