「流石に暗いな...。」
夜になり始めたところを岸に船をつける。深海棲艦の攻撃で内陸部と東京以外の都市は攻撃されている。そのおかげで、誰にもバレることなく上陸することが出来た。船は見つからないように潜水してもらう。
「取り敢えずジャケットだけ羽織ったし多少は大丈夫だろう。」
なら袴から着替えろって?...気にするな!(無茶)黒いジャケットなら多少は見られても大丈夫。顔は隠せてないから意味ないって?...あんたぁだぁっとれぇ!
「取り敢えず...ここら辺は横須賀鎮守府が近いか?まぁ偵察がてら近付いてみますか。」
見つかりませんように...。
しばらく歩くと目の前に赤いレンガ造りの建物が見えてくる。その向こう側には家などが建っている。
「あれが"横須賀鎮守府"か。」
門に近付いて中を覗こうと試みるが、門番がいてそれは敵わなかった。何故か門番は女性だったが。しかし、今更だが最初に接触したイージス艦は何処所属だったんだ?所属だけでも確認すればよかったかなぁ。
「まぁいいか。何処にするか見極めた後に考えればいいか。」
俺は鎮守府の周りをまわり、持ってきていた集音マイクを使って中の様子を調べる。この集音マイクは特殊兵装の『特殊兵器庫』の中にあったものを持ってきた。ちなみに見た目は普通の集音マイクだが、中身は未知の技術が詰まっているらしい。未知の技術って便利。
「さてと、どれどれ...。」
最初に聞こえてきたのは喧噪と金属のようなものがぶつかる音、何かが焼ける音、まるで揚げ物を作っているような音。...いかんいかん腹が減ってきてしまった。
「食堂かな?」
この音を聞くだけだとかなり幸せそうだ。だが、根が腐っている場合もある。きちんと調べないとな。...おそらく大丈夫だが。
次に聞こえてきたのは話し声だった。その内容は出撃の戦果をほうこくしていることが分かった。特に罵倒されることもなく最後に感謝の言葉が"女声"で聞こえてきた。
「女性...?」
女性って軍人になれたっけ?まぁそれはどうでもいいとして横須賀鎮守府ならよさそうだ。ほかの鎮守府知らないけど。他の鎮守府の人ごめんね☆
「さてと、さっさと横須賀鎮守府から出ますか。」
俺は横須賀鎮守府の横にあった民間人が使える港から船に再び乗り潜水していった。漁船でどういう風に潜水するんだよとか言わない。未知の技術だよ。
「...」ジー
それを"録画していたカメラ"があったとは気付かずに。