主砲から放たれた砲弾は一寸違わずに敵へ吸い込まれていく。流石演算装置だ。レールガンのソニックムーブだけで敵を沈めていた俺とは大違いだ。
「残りは...一隻か。次弾装填!」
しかし、次の瞬間その一隻から艦載機が発進していく。その数はざっと30機。未知の技術とはいえ流石に砲弾を詰めるのには約40秒かかった。その間に次々と艦載機が発進していった。
「多いな...だが俺の前では関係ない!対空戦闘用意!」
艦載機は高く飛ぶんだり水面スレスレを飛んだりと様々な方法で接近してきている。
「なるほど...個々で考えながら攻撃するわけか。しかし、ビームの射程を甘く見るんじゃない!」
およそ500mを切ったところで俺の対空砲が(ビームだが)火を噴く。突然のことに艦載機は対応できずに次々と落されていった。
「チェックメイトだ。撃てぇ!」
爆音とともに吐き出された砲弾は残った一隻の敵性勢力を海に沈めた。
「終わったな...。」
そして俺は思い出した。後ろに六隻いることを。
「霧発生装置停止。」
霧の発生装置を停止させる。俺はそのまま彼女たちに近付いていく。
私は自分の目を疑った。霧が発生してきて急に海面が揺れたと思ったら海中から出てきたのは思いがけないものだった。
「大和...さん?」
海中から出てきた大和?に向かっていった砲弾はすべて手前で破裂していった。そしてお返しと言わんばかりに大和?の主砲は敵を倒していった。しかし、そこに目を覆いたくなる光景が飛び込んでくる。
「嘘...まだ艦載機が...。」
霧が発生しているため艦戦を飛ばすこともできない。この数で攻められたらさすがの大和でも無事では済まないだろう。
「発光信号で伝えなきゃ...!」
伝えようとした次の瞬間突然大和から棒状の光が艦載機に向かって飛んでいき撃ち抜いた。
そのまま大和は残った敵艦を沈めこちらに接近してきた。そして大和から送られてきた発光信号は、
『ワレヤマト キカンラノエンゴヲオコナウ。』
一応無線ではなく発光信号で向こうにこちらの意思を送ったが伝わったかな?
そう考えていたところに向こうの旗艦と思われる艦から
『ジュリシタ タダアケボノノキュウジョオヨビエイコウヲユウセンスル』
と帰ってきたので、
『リョウカイシタ』
とだけ返しておいた。しかし、今考えたらこの艦娘たちは何処の鎮守府に所属しているのか気になってきたが、いちいち発光信号で連絡を取るのはめんどいのでやめた。しばらくしたら旗艦から『スベテノサギョウガオワッタ エンゴヲモトム』と来たので『リョウカイシタ』と返しておいた。
「しかし、何故かここら辺は敵が少ないな...」
特にその後も問題は起こらずに沿岸周辺まで来れた。地図をみるとここら辺は『横須賀』らしい。
「まぁ特に問題ないとは思うが...まだ時期じゃないかなぁ...」
特にもう少し色々と探索してみたいし。なので脱出計画を立ち上げてみた。
内容は、エンジントラブル(嘘)→霧発生装置起動→回りが見えなくなるぐらい出力をあげる→潜水する→俺だけ消える
と言うプランだ!素晴らしいだろう?ついでにもう少し恩を売っておけば接触した際にいろいろと楽だろうしな。