中居さぁぁぁぁぁぁぁん!!!中居さんありがとうっっっ!!!フラッシュッッッ!!!アエッ
それじゃあ早速行きますよぉ〜行きますよぉ行く行く…それではどうぞご覧ください。
朝になり、僕は体を起こす。
仕方ないとはいえ、女の子を1人泊めたと言う事実。今現在、彼女…まなは僕のベッドの上でスヤスヤと寝ている。
母に昨日から誤解されているが、それもそれで仕方ない事だった。自分自身がアンチバイツであることを告げていないし、父のことも、まなのことも…。でもそれを知れば、きっと悲しむだろう。もしくは……考えたくない。
「んぅ……」
「…はぁ…」
しかも昨日からほとんど眠れていない。なぜなら……。
「---睦生ッ…この女まだ寝ているぞ…喰い殺すチャンスだ」
「落ち着いてヴァイザー!!ちょ、ちょっと!!」
「離せ、睦生!!こいつは野放しにしていい人間じゃねぇ!!」
「昨日から言ってるけど少しは冷静になって!!」
そう昨日からこの状態なのだ。
ヴァイザーは一定の距離しか離れることができない為、玄関から僕の部屋に掛けては全く届かない。しかし、昨日の状態は同じ部屋で真隣。つまりヴァイザーがいつでも喰いつける位置にあった。
必死に抑えること数時間…やっと眠ってくれて、僕もそれから眠りについた。
「んぅ……」
「……ん?あ、起きた?おはよう」
「……おはよう」
起きたてボーッとしながらも挨拶をする。寝巻きとかなかったから、母のものを代わりに着てもらった。
目をこすりながら睨みつけるヴァイザーを見ると一言「おはよう」と言った。
「---………あ"?」
「ただの挨拶だから落ち着いてヴァイザー…」
「---ふんっ。今に本性が現れるぞ」
「う、うーん…」
ヴァイザーは仲良くする気はサラサラないらしい。そのまま僕の体の中へ入り込み静かになった。
すると、まなは立ち上がり洗面所の方へ向かおうとする。
「…使ってもいい…?」
「別に、構わないよ?」
「…ありがとう」
礼を言うと、そのまま部屋を出て洗面所へ向かう。やっぱり本当は良い子なのかも知れない。あんなボスみたいな子だったのに、実際はとても静かで不思議な感じのある子だなと思う。ヴァイザーの言う通り、これが演技だとしても、流石に昨日の感じからして普通じゃないと思った。
仲間の裏切り…。
彼女の心にどう突き刺さったのだろうか。ずっと一緒にいたアンチバイツから裏切られた…。敵ながら本当に可哀想だと思ってしまう。
「……はぁ」
---なにため息なんかついてるんだ?
「いやなんか…落ち着かない」
---ふん。前に女がいたにも関わらずにそれか?
「そりゃそうだよ。あの子初対面ではないけど、親しいわけでもないでしょ?ましてや、まだ彼女のことをなにもわかってない状態だし……これからどうなるんだろうってため息」
---精々自分の首を絞めないようにすることだな。俺は知らん。
「わかってる。責任は果たすつもりだよ。これで何かあっても僕のせいだからね」
---そうなったら俺も……ちっ。好きにしろ。
「ありがとうヴァイザー」
リビングへ行くとテレビがついており、ニュースが流れていた。アンチバイツに襲われたという内容だ。母、弥生はそれを見ている。いつも通りの光景であった。
テーブルには朝食が並べられ、まなもすでに座って待っている。
「いただきます」と言って、朝食を食べようとすると、ニュースを見ていた母がポツリと呟く。
「…アンチバイツも人間と暮らせないのかしらね…」
「……ん?え?」
「…………あ…ほら、さっさと食べないと冷めるでしょ?」
「急にどうしたの?」
「…別に。ただそうなればいいなーって」
「……そうなればいいね…」
---…………。
アンチバイツと共に生きる自分の身としても、その意見には賛成はし難い。父も大切な人も奪われた。母には悲しみを与えた。そんなアンチバイツを許しておけるわけがない。
ただヴァイザーだけは違うような気がする。なぜかはよく分からないがそんな気がするのだ。
「遠慮しなくていいからね?えっと……」
「加奈井 まなです」
「あぁ……名前、似てるのね…」
「はい。話は聞いてます」
弥生は何かを察したのかそれ以上なにも言わず、朝食を食べ始める。
「そういえば、まな。」
「…なに?」
「いつまでいる?」
「…できるならしばらく居候させてもらいたい…」
そして弥生は噎せる。それもそのはず、息子の普通の彼女だと思っていた人物が、実はそういう事情を抱え込んだ子であったのだから。変な解釈をされているはいるが、弥生はまなに向き直し、咳払いをする。
「まなちゃん。わかった。大丈夫よ」
「え…?」
「好きなだけ居なさい。後のことは私と睦生に任せて」
「はい…」
「辛かったわね…でももう安心して!私たちが守ってあげるからね」
「……あ、ありがとう…ございます…」
まなの手を握り、目に涙を浮かべる母。家族が増えたとか言いそうである。
「良かったわね睦生。家族が1人増えたわよ」
「やっぱり」
「なにが?」
「いやなんでも」
するとニュース番組の途中、速報が入る。それに気づいた睦生はテレビの方を向く。
『…あ……!?ここで緊急速報です!!○○○市にメイズ・アンチバイツが出現しました!!付近の皆さんは避難を!!』
「え…!?」
---メイズか。ちょうどいい。
睦生は飯をかき込むと、すぐ立ち上がり玄関へ向かおうとする。まなもそれに続き、後を追う。
「え?ちょっと!!どこ行くの!?」
「すぐそこまで行ってくる!!」
「……待って!!睦生!!」
「なに…?」
玄関の前まで来た睦生を制止し、とても悲しそうな表情で母は言う。
「睦生…前にもニュースが流れていた時、出かけてたわよね?」
「……それは」
「睦生…何か隠してるんでしょ?だったら教えて」
「別になにも隠してるつもりは…」
「最近のあなたの行動はおかしいわ。帰って来た時の表情が、バイト疲れとは思えないくらい疲れてるし、さっきだってニュースが流れたら、突然家を出て行こうとするし……一体なにを隠しての?私に言えないようなことでもしてるの?」
睦生はしばらく黙った。言っていいものなのか。母に心配を掛けさせたくないと思ってずっと黙ってた。しかし話したところで心配どころの騒ぎではなくなるだろう。勢いで父のことまで話してしまいそうで怖い。
だけどいつまでも隠しておけるわけがない…ただ今は………
「あなたまさかあの現場へ…!!」
「母さん」
「…………」
「今は話せないけど、いつか必ず母さんに伝えるよ。だから今だけは…行かせて」
「…………」
「僕は…行かなきゃいけないんだ」
「…………」
母は拳をワナワナとさせ、下を向いている。そんな母を睦生は目を離さずに見続ける。すると母は何かを察したように頷いて、笑顔になる。
「……あんまり危ないことするんじゃないわよ?」
「母さん?」
「行って来なさい。睦生」
「……ありがとう。母さん」
そして家を飛び出す。まなは弥生に一礼してから睦生の後を追いかける。
開かれたドアが閉まるまで、弥生は彼らを見送った。
---------------
凄まじい音が辺りに響き渡る。そのあとは衝撃波となり、周りを抉るようにして破壊して行く。
メイズは生き物を食べることが不可能だ。だからメイズは人間を食わず、その衣服や装飾品を食べる。睦生と同じように、食べる毎にその力を増大させて行くのだ。
「着いた!!」
「…!?あれは…!!」
「どうしたの?」
「だって…あれは…!!」
そう。まなはあのメイズを知っている。スピーカーの能力を持つ。音を攻撃手段とするメイズ。正義との戦いで散ったはずの…ミゲフォンがそこにいた。
「ミゲフォン…」
「……ん?おやおや、誰かと思えば元・ボスのまなさんじゃありませんか!!」
「なんであなたが生きているの…?」
「生きていてはおかしいですか?」
「えぇ。おかしいわよ…あなたは力を上げたジャスティスにやられて、爆散したはずでしょ?」
まなとこのミゲフォンと呼ばれるメイズが、知り合いだと言うことは予想できていたが、パワーアップした正義と戦いで死んでしまったはずの、メイズであるということがわかって驚く以前に整理ができない。
「あのビーケさんのお陰ですよ」
「ビーケが…?」
「あの方は様々なメイズを取り込んでおけます。私もその1匹でした……」
「結局なんなの?早く言って」
「全く短期なお方だ。いいでしょう。教えて差し上げます……ビーケさんは取り込んだメイズの細胞から再び我々を作り出し、蘇らせることができるのです」
「!?そんなことができるわけ……だったらあなたの記憶はどうなるのよ」
「あーそれは後から教えていただきましたよ……だからこそ…あの仮面ライダー…そしてあなたというメイズを!!!」
「私が…?」
「聞きましたよ。あなた私に対して散々な言い方をしてくれたそうじゃないですか…」
「なんの話よ」
「覚えてないのなら思い出させてあげますよ!!」
「本当に何も言ってないはずだけど…」
ミゲフォンは深く息を吸い込むと、咆哮をあげる。とてつもない声が辺りの瓦礫を吹き飛ばす。まなは片腕をチェーンソーに変え、瓦礫を弾き飛ばして行く。
その隙をついて睦生がまなを横を通り過ぎ、一直線にミゲフォンへと向かう。
「あなたがヴァイザーですね…そんな遅い動きをしてては私の声には敵いませ……」
「ハァッ!!!」
急加速させた剣を振り下ろす。ミゲフォンの体は縦に切り裂かれる。ギリギリの所を躱すことができたが、あまりの速さに驚きが隠せていない。
「それはインガイネの…!!それにあなたは能力を併用して使用することは不可能なはず…!!何故ですか!!」
「僕もよくはわからないけど…ヴァイザーが言うには別物らしいから一緒に使うことができるらしいよ」
「そんなバカな…!?」
「そういうことだから…とっとと終わらせるよ」
「くっ…!!」
エンジンの力により加速させた爪で切り刻み、筋肉を倍加させ上空へ打ち上げる。
そしてハンマーへと変化させた腕を振り回し、落下するミゲフォンを吹き飛ばそうとする。
「まだ死ぬことなんかできませんよォォォォォォッッッ!!!!」
「うわっ…!?」
叫んだ同時に発せられた衝撃波でバランスを崩し、睦生は吹き飛ばされてしまう。すぐ近くにいたまなは、吹き飛ばされた睦生に巻き込まれ、飛ばされてしまう。
体勢を立て直すも、その時すでにミゲフォンの姿はなかった。
「あ、あれ!?」
「---ちっ。逃げたか」
「……ビーケってやつ一体なんなんだろうね……」
「---ただのバイク野郎だと思っていたが…その他にもありそうだな」
「だね…まなですら知らなかったようだし…」
悪い予感がするが、一先ずは帰宅することにする。母に何か聞かれるかもしれない。
「あぁそうだ、まな。さっきはごめんね。ぶつかっちゃって」
「…えぇ。別に気にしてない」
「…そっか…じゃあ帰ろっか」
まなは無言で頷くと、睦生と共にその場を離れる。
その陰にその様子を見る1人の男…
「また強くなったのか…睦生……」
そして男は……正義は睦生と逆方向へとバイクを走らす。
2人の歯車がまた一つ動き出した。
投稿できたと勘違いしてたゾ…本当に申し訳ございません。
そして1週間お待たせしてしまい申し訳ございません。
次の投稿もよろしくお願いします
それからお気に入り登録ほんとにありがとォォォ!!ございまぁぁぁす!!!!!!