仮面ライダーヴィランズ   作:辰ノ命

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投稿遅くなって申し訳ナス……そしてお気に入り登録20イッたぁぁぁぁぁぁ!!!!!
中居さぁぁぁぁぁぁぁん!!!中居さんありがとうっっっ!!!フラッシュッッッ!!!アエッ

それじゃあ早速行きますよぉ〜行きますよぉ行く行く…それではどうぞご覧ください。


EP14 同士の絆

朝になり、僕は体を起こす。

仕方ないとはいえ、女の子を1人泊めたと言う事実。今現在、彼女…まなは僕のベッドの上でスヤスヤと寝ている。

母に昨日から誤解されているが、それもそれで仕方ない事だった。自分自身がアンチバイツであることを告げていないし、父のことも、まなのことも…。でもそれを知れば、きっと悲しむだろう。もしくは……考えたくない。

 

 

「んぅ……」

 

「…はぁ…」

 

 

しかも昨日からほとんど眠れていない。なぜなら……。

 

 

「---睦生ッ…この女まだ寝ているぞ…喰い殺すチャンスだ」

 

「落ち着いてヴァイザー!!ちょ、ちょっと!!」

 

「離せ、睦生!!こいつは野放しにしていい人間じゃねぇ!!」

 

「昨日から言ってるけど少しは冷静になって!!」

 

 

そう昨日からこの状態なのだ。

ヴァイザーは一定の距離しか離れることができない為、玄関から僕の部屋に掛けては全く届かない。しかし、昨日の状態は同じ部屋で真隣。つまりヴァイザーがいつでも喰いつける位置にあった。

必死に抑えること数時間…やっと眠ってくれて、僕もそれから眠りについた。

 

 

「んぅ……」

 

「……ん?あ、起きた?おはよう」

 

「……おはよう」

 

 

起きたてボーッとしながらも挨拶をする。寝巻きとかなかったから、母のものを代わりに着てもらった。

目をこすりながら睨みつけるヴァイザーを見ると一言「おはよう」と言った。

 

 

「---………あ"?」

 

「ただの挨拶だから落ち着いてヴァイザー…」

 

「---ふんっ。今に本性が現れるぞ」

 

「う、うーん…」

 

 

ヴァイザーは仲良くする気はサラサラないらしい。そのまま僕の体の中へ入り込み静かになった。

すると、まなは立ち上がり洗面所の方へ向かおうとする。

 

 

「…使ってもいい…?」

 

「別に、構わないよ?」

 

「…ありがとう」

 

 

礼を言うと、そのまま部屋を出て洗面所へ向かう。やっぱり本当は良い子なのかも知れない。あんなボスみたいな子だったのに、実際はとても静かで不思議な感じのある子だなと思う。ヴァイザーの言う通り、これが演技だとしても、流石に昨日の感じからして普通じゃないと思った。

仲間の裏切り…。

彼女の心にどう突き刺さったのだろうか。ずっと一緒にいたアンチバイツから裏切られた…。敵ながら本当に可哀想だと思ってしまう。

 

 

「……はぁ」

 

---なにため息なんかついてるんだ?

 

「いやなんか…落ち着かない」

 

---ふん。前に女がいたにも関わらずにそれか?

 

「そりゃそうだよ。あの子初対面ではないけど、親しいわけでもないでしょ?ましてや、まだ彼女のことをなにもわかってない状態だし……これからどうなるんだろうってため息」

 

---精々自分の首を絞めないようにすることだな。俺は知らん。

 

「わかってる。責任は果たすつもりだよ。これで何かあっても僕のせいだからね」

 

---そうなったら俺も……ちっ。好きにしろ。

 

「ありがとうヴァイザー」

 

 

リビングへ行くとテレビがついており、ニュースが流れていた。アンチバイツに襲われたという内容だ。母、弥生はそれを見ている。いつも通りの光景であった。

テーブルには朝食が並べられ、まなもすでに座って待っている。

「いただきます」と言って、朝食を食べようとすると、ニュースを見ていた母がポツリと呟く。

 

 

「…アンチバイツも人間と暮らせないのかしらね…」

 

「……ん?え?」

 

「…………あ…ほら、さっさと食べないと冷めるでしょ?」

 

「急にどうしたの?」

 

「…別に。ただそうなればいいなーって」

 

「……そうなればいいね…」

---…………。

 

 

アンチバイツと共に生きる自分の身としても、その意見には賛成はし難い。父も大切な人も奪われた。母には悲しみを与えた。そんなアンチバイツを許しておけるわけがない。

ただヴァイザーだけは違うような気がする。なぜかはよく分からないがそんな気がするのだ。

 

 

「遠慮しなくていいからね?えっと……」

 

「加奈井 まなです」

 

「あぁ……名前、似てるのね…」

 

「はい。話は聞いてます」

 

 

弥生は何かを察したのかそれ以上なにも言わず、朝食を食べ始める。

 

 

「そういえば、まな。」

 

「…なに?」

 

「いつまでいる?」

 

「…できるならしばらく居候させてもらいたい…」

 

 

そして弥生は噎せる。それもそのはず、息子の普通の彼女だと思っていた人物が、実はそういう事情を抱え込んだ子であったのだから。変な解釈をされているはいるが、弥生はまなに向き直し、咳払いをする。

 

 

「まなちゃん。わかった。大丈夫よ」

 

「え…?」

 

「好きなだけ居なさい。後のことは私と睦生に任せて」

 

「はい…」

 

「辛かったわね…でももう安心して!私たちが守ってあげるからね」

 

「……あ、ありがとう…ございます…」

 

 

まなの手を握り、目に涙を浮かべる母。家族が増えたとか言いそうである。

 

 

「良かったわね睦生。家族が1人増えたわよ」

 

「やっぱり」

 

「なにが?」

 

「いやなんでも」

 

 

するとニュース番組の途中、速報が入る。それに気づいた睦生はテレビの方を向く。

 

 

『…あ……!?ここで緊急速報です!!○○○市にメイズ・アンチバイツが出現しました!!付近の皆さんは避難を!!』

 

「え…!?」

---メイズか。ちょうどいい。

 

 

睦生は飯をかき込むと、すぐ立ち上がり玄関へ向かおうとする。まなもそれに続き、後を追う。

 

 

「え?ちょっと!!どこ行くの!?」

 

「すぐそこまで行ってくる!!」

 

「……待って!!睦生!!」

 

「なに…?」

 

 

玄関の前まで来た睦生を制止し、とても悲しそうな表情で母は言う。

 

 

「睦生…前にもニュースが流れていた時、出かけてたわよね?」

 

「……それは」

 

「睦生…何か隠してるんでしょ?だったら教えて」

 

「別になにも隠してるつもりは…」

 

「最近のあなたの行動はおかしいわ。帰って来た時の表情が、バイト疲れとは思えないくらい疲れてるし、さっきだってニュースが流れたら、突然家を出て行こうとするし……一体なにを隠しての?私に言えないようなことでもしてるの?」

 

 

睦生はしばらく黙った。言っていいものなのか。母に心配を掛けさせたくないと思ってずっと黙ってた。しかし話したところで心配どころの騒ぎではなくなるだろう。勢いで父のことまで話してしまいそうで怖い。

だけどいつまでも隠しておけるわけがない…ただ今は………

 

 

「あなたまさかあの現場へ…!!」

 

「母さん」

 

「…………」

 

「今は話せないけど、いつか必ず母さんに伝えるよ。だから今だけは…行かせて」

 

「…………」

 

「僕は…行かなきゃいけないんだ」

 

「…………」

 

 

母は拳をワナワナとさせ、下を向いている。そんな母を睦生は目を離さずに見続ける。すると母は何かを察したように頷いて、笑顔になる。

 

 

「……あんまり危ないことするんじゃないわよ?」

 

「母さん?」

 

「行って来なさい。睦生」

 

「……ありがとう。母さん」

 

 

そして家を飛び出す。まなは弥生に一礼してから睦生の後を追いかける。

開かれたドアが閉まるまで、弥生は彼らを見送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---------------

 

凄まじい音が辺りに響き渡る。そのあとは衝撃波となり、周りを抉るようにして破壊して行く。

メイズは生き物を食べることが不可能だ。だからメイズは人間を食わず、その衣服や装飾品を食べる。睦生と同じように、食べる毎にその力を増大させて行くのだ。

 

 

「着いた!!」

 

「…!?あれは…!!」

 

「どうしたの?」

 

「だって…あれは…!!」

 

 

そう。まなはあのメイズを知っている。スピーカーの能力を持つ。音を攻撃手段とするメイズ。正義との戦いで散ったはずの…ミゲフォンがそこにいた。

 

 

「ミゲフォン…」

 

「……ん?おやおや、誰かと思えば元・ボスのまなさんじゃありませんか!!」

 

「なんであなたが生きているの…?」

 

「生きていてはおかしいですか?」

 

「えぇ。おかしいわよ…あなたは力を上げたジャスティスにやられて、爆散したはずでしょ?」

 

 

まなとこのミゲフォンと呼ばれるメイズが、知り合いだと言うことは予想できていたが、パワーアップした正義と戦いで死んでしまったはずの、メイズであるということがわかって驚く以前に整理ができない。

 

 

「あのビーケさんのお陰ですよ」

 

「ビーケが…?」

 

「あの方は様々なメイズを取り込んでおけます。私もその1匹でした……」

 

「結局なんなの?早く言って」

 

「全く短期なお方だ。いいでしょう。教えて差し上げます……ビーケさんは取り込んだメイズの細胞から再び我々を作り出し、蘇らせることができるのです」

 

「!?そんなことができるわけ……だったらあなたの記憶はどうなるのよ」

 

「あーそれは後から教えていただきましたよ……だからこそ…あの仮面ライダー…そしてあなたというメイズを!!!」

 

「私が…?」

 

「聞きましたよ。あなた私に対して散々な言い方をしてくれたそうじゃないですか…」

 

「なんの話よ」

 

「覚えてないのなら思い出させてあげますよ!!」

 

「本当に何も言ってないはずだけど…」

 

 

ミゲフォンは深く息を吸い込むと、咆哮をあげる。とてつもない声が辺りの瓦礫を吹き飛ばす。まなは片腕をチェーンソーに変え、瓦礫を弾き飛ばして行く。

その隙をついて睦生がまなを横を通り過ぎ、一直線にミゲフォンへと向かう。

 

 

「あなたがヴァイザーですね…そんな遅い動きをしてては私の声には敵いませ……」

 

「ハァッ!!!」

 

 

急加速させた剣を振り下ろす。ミゲフォンの体は縦に切り裂かれる。ギリギリの所を躱すことができたが、あまりの速さに驚きが隠せていない。

 

 

「それはインガイネの…!!それにあなたは能力を併用して使用することは不可能なはず…!!何故ですか!!」

 

「僕もよくはわからないけど…ヴァイザーが言うには別物らしいから一緒に使うことができるらしいよ」

 

「そんなバカな…!?」

 

「そういうことだから…とっとと終わらせるよ」

 

「くっ…!!」

 

 

エンジンの力により加速させた爪で切り刻み、筋肉を倍加させ上空へ打ち上げる。

そしてハンマーへと変化させた腕を振り回し、落下するミゲフォンを吹き飛ばそうとする。

 

 

「まだ死ぬことなんかできませんよォォォォォォッッッ!!!!」

 

「うわっ…!?」

 

 

叫んだ同時に発せられた衝撃波でバランスを崩し、睦生は吹き飛ばされてしまう。すぐ近くにいたまなは、吹き飛ばされた睦生に巻き込まれ、飛ばされてしまう。

体勢を立て直すも、その時すでにミゲフォンの姿はなかった。

 

 

「あ、あれ!?」

 

「---ちっ。逃げたか」

 

「……ビーケってやつ一体なんなんだろうね……」

 

「---ただのバイク野郎だと思っていたが…その他にもありそうだな」

 

「だね…まなですら知らなかったようだし…」

 

 

悪い予感がするが、一先ずは帰宅することにする。母に何か聞かれるかもしれない。

 

 

「あぁそうだ、まな。さっきはごめんね。ぶつかっちゃって」

 

「…えぇ。別に気にしてない」

 

「…そっか…じゃあ帰ろっか」

 

 

まなは無言で頷くと、睦生と共にその場を離れる。

その陰にその様子を見る1人の男…

 

 

「また強くなったのか…睦生……」

 

 

そして男は……正義は睦生と逆方向へとバイクを走らす。

2人の歯車がまた一つ動き出した。




投稿できたと勘違いしてたゾ…本当に申し訳ございません。

そして1週間お待たせしてしまい申し訳ございません。

次の投稿もよろしくお願いします

それからお気に入り登録ほんとにありがとォォォ!!ございまぁぁぁす!!!!!!
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