祝!!20話目!!(計21話)
ありがとう!!!!!みんなありがとう!!!!!
20話行ったから更に気合い入れて、いくぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!
新曲!!それではどうぞご覧ください
---睦生。バカなお前でもわかってると思うが、下手したら死ぬぞ。
「わかってるさ。サポート頼むよ」
---……とにかく危なくなったらすぐに逃げろ。真正面からやり合うのは分が悪すぎる。
「うん…行くぞ!!」
街中である為、障害物が多い分逃げやすいといえば逃げやすいが、中にまだ人がいるかもしれない。それに自分は真正面からやり合えるほどの力を今は持っていないのだ。かなりのリスクを抱えて、この目の前にいる明らかに強そうな見た目をしたやつに勝てるのかと、そう考えるだけでも怖くてたまらない。
「キシャァァァァァァァァァァッッッ!!!!!」
「来た…っ!!!」
腕を大きく振るうと、風邪を切る音と共に睦生の顔スレスレを拳が通過する。なんとか避けられたことはいいのだが、次に同じ攻撃が来た時、ギリギリのところを躱すと睦生は驚愕する。
地面がまるで豆腐のように抉られているのだ。いやここまで来ると、意外と普通なことなのかもしれないと錯覚してしまうがこのシレンは違う。力任せに振っている所を見ていただけで、よく見ると軽い手刀で地面が切れている。ただの手であるのだが、まるで研いだばかりのナイフのようによく切れる。
「……嘘でしょ……」
---こいつかなりの化け物だな……俺たちが力を取り戻しても勝てるかわからないぞ。
「……冗談でしょ?」
---冗談にしたかったんだがな。
睦生はとりあえず街中を避ける為、人気のない場所へシレンを追い込もうと走る。しかし弱体化のせいで思った以上にスピードが出ない。振り向くと、真後ろにシレンが叩き潰そうと手を振りかざしていた。
「危な…っ!!!」
一撃が即死だと思った方がいい。相手と自分の力量差は大袈裟だが天と地ほどあるだろう。やはり今のままでは勝てない。
たとえ誘い込めたとしても、その後どう戦う?どう倒す?逃げる事も難しいこの状況下で、まともに戦うこともできないのにどうすればいい。考えれば考えるほど嫌な方向に思考が行ってしまう。
「ブレード通ると思うっ……!!?」
---…通る可能性は低いと思うぞ。
ブレードを両腕に展開しようと試みるが、片腕のみにしか反映されない。
仕方なく右腕のみでシレンの腕を落とそうと、肩に剣を振るうが、まるで鋼鉄の鎧でも着ているかのように全く歯が通らない。それどころかそのまま受け止められてしまい、刃を抜こうとしてもビクともしない。
「くそッッッ!!外れ…っない……ッッッ!!!」
---…ッ!!睦生!!避けろッ!!
ヴァイザーの声を聞き、反射的に躱すとなんとか避けられはしたが、ブレードの腕は捻れるようにしてもげてしまった。久しぶりの激痛を耐え抜き、次の攻撃が来る前にビルの間を縫うようにして走る。
「うっ……この痛み久しぶりだな……もうこの辺りの人は粗方逃げてるよね…?」
---さぁな……どうだか。気配を感じ取ることが出来ない以上、はっきりとはわからん。
「………物を盾にして逃げるしかない……戦うしかない。この世の人たちをアンチバイツから守るんだ」
---……生き残るために戦うしかない。例えそれが同種だとしてもな……
「……ヴァイザー……ごめん。そういうつもりじゃ……」
---違う。俺がこうなる運命だったならそれに従うまでだ。睦生、同種だろうと俺は関係ない。俺は今の運命を受け入れてお前と共に戦う……昔なら考えられないだろうな。これも人間に魅せられたのかもしれないな。
「…そっか。ありがとう…っていうのもアレだけどさ。一緒に生きよう…ヴァイザー」
---あぁ……それならまずここを離れるぞ!
コンクリートの壁を破壊しながら進むシレン。避けるよりも効率がいいのだろう。むしろあの力量であるなら当然といえば当然の動きである。
しかし睦生は巧みに障害物を利用し、なんとか人のいない場所へとシレンをおびき寄せることに成功した。
「よし!!」
---…ここからが問題だな。
「うん……」
後ろを振り返ると、既にシレンがよだれを垂らし荒い息を立てながら、睦生の方をジッと見ていた。こちらの出方をうかがっているようで、睦生の周りをゆっくりと歩き始め、いつでも飛び掛かれる姿勢を保っている。
腕はまだ治っていない。一本や二本あった所で場が一転するわけでもない。
「アァァァァァァァァッッッ!!!!!」
シレンの右腕が飛んでくる。それを躱そうと身を伏せようとするが、あまりの早さに対応が追いつかず、肉が潰れる音と共に壁に叩きつけられた。
「ゴホッ…ガッ……ッ!!……オエッ……ッッッ…!!!」
ただのビンタだ。それだけのはずなのに、自分の体はやつにとってはゼリーのようなものだろう。ちょっと力を入れれば簡単に崩れてしまう。
コアが破壊されるのも時間の問題である。ヴァイザーがコアを移動させてくれたおかげで生き延びられたものの、今の再生能力ではほぼ死んでいるも同然である。
シレンはトドメを刺そうと、何もできない睦生の元へ近づいてくる。
「ヴァ…イザー……ごめん……ハァ……生きようって……言った瞬間これだよ……」
---……諦めるな。まだ…チャンスは残っているはずだ……
「多分……それ冗談…だよね?」
---……………。
「いいよ…別に……ハァ…ハァ……ッこれじゃ……しょうがないもんね……」
---………あぁ、よくやった。俺たちは…ここで……
「………………」
シレンが目の前まで近づいてきている。
睦生は諦めてはいなかった。必死に思考を巡らせるが何もできない。あるはずのない奇跡を祈るばかりだった。
腕を振り上げ、もうダメかと思ったその直後、バイク音が聞こえると、シレンが吹き飛ばされる。
「え……?」
「……この死に損ないが……ご丁寧に生きてやがったか」
「……あ…!!」
仮面ライダージャスティス スペシャルフォームが現れたのだ。自分を殺した彼だが、何故かとても嬉しく涙がこみ上げてきた。
「正義さん…!!」
「……ったく、賭けだったが実験が成功してよかった」
「じ、実験…?」
「お前を殺した……いや、厳密に殺そうとしていないんだがな」
「どういう…ことですか?」
「俺はお前のDNAを摂取する為に戦った。そして前から作っておいた対アンチバイツ用の薬をコアを断裂させると共に投与した。そいつはアンチバイツの特性をかなり弱体化させることが可能な代物だ。そうでもしないとお前はとっとと再生して墓から飛び出してただろうな」
「え?いや話が読めないんですけど……何故そんなことを…」
「ビーケのやつを止める為だ。その為には準備期間が必要だった。あいつの脅威は俺とお前だ。もし双方の1人が死ねば、あいつも手を緩めることは間違いと踏んでいたが、どうやら間違っていなかったようだな。まぁあいつも墓を狙っていたのは予想外だったが。ま、お前が死ぬか否かは本当にただの賭けだった」
「……嘘でしょ……!?」
「ハァッ!!!」
シレンが起き上がり、飛びかかってきたところをスペシャルジャスティスラッシュで斬りつけ、力一杯に蹴飛ばす。
「……なんで礼を言うんだ?」
「それは……何はともあれ僕を助けてくれたんですよね……?だから……」
「勘違いするな…と言いたいところだが……………俺も昔、アンチバイツのせいで親を失った……」
「…………」
「バカみたいに愛想振りまいて、バカみたいに金で遊びまくった……忘れようと思ってた…………そんなの無理に決まってる。表の自分と裏の自分が分からなくなってきた時、お前みたいなアンチバイツに出会った…お前は何もかも違った。そしてお前は戦いに身を投じ……家族を失った……」
「正義さん……」
「今更だよな。俺もとんでもないことをやってきたが……結果的に残るのはクソみたいな自分だけ…………だから俺はもう一度だけ本当の正義のヒーローになって見せる。偽りのない本当の……!!それが…父と母との約束だ」
「……本当の正義のヒーロー……仮面ライダーですよ。正義さん」
「なら寝とけ。ここから先は俺がやる」
シレンに向き直ると、地面をまるで駄々っ子のように暴れまわり、最後に耳が劈けるほどの咆哮を放つ。
正義は全く動じず、あるアイテムを取り出す。ジャスティスペシャルを外すとそのアイテム……ゴッドジャスティスタンドを組み替えてボタンを押す。
【 最終正義!!! 】
ジャスティスタンドと合体させ、右腕を天にかざす。
「俺は……全人類の正義の味方ッッッ!!!仮面ライダーだ!!!!!」
ボタンを力強く押すと、天より光が降り注ぐようにして彼を包み込み、あたり一面を照らす。
【 神々しきッ!!天より舞い降りし最強の正義の名の下にッッッ!!!仮面ライダァァァッッッ!!!ゴッド!!!!ジャスティスッ!!!!! 】
まるで神が舞い降りたかのように神々しい鎧を身に纏い、シレンの前に立ち塞がる。シレンはその余りの威圧に思わず身を引いてしまう。
「……正義を執行する」
シレンが飛び掛かってくるが、避けようとせずそのまま攻撃を受けるが、傷一つ付かずそれどころか全く怯むことがない。
正義は構えもとらず、ただ単純にノーアクションでパンチを放つとシレンは腹に穴が空き、かなり遠くまで吹き飛ばされてしまった。
「す、すごい……」
「今だったらお前を簡単に倒せるだろうな」
「……ははっ、そうですね」
「……さっさと決めてやるか」
上空高く跳ぶと、ボタンを再度押してから、ジャスティドライバーのレバーを押す。
【 ゴッドッッッ!!!!! ジャスティフィニッシャァァァァァァッッッッ!!!!! 】
「はぁぁぁぁぁぁ…………っっっ!!!はぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」
そのままシレン目掛けて急降下し、腹にキックをお見舞いする。すると眩い光が溢れ出し、シレンが浄化されるかのように消えていった。
「ふぅ……中々楽しめたな」
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「正義さん!!」
「やっと治ったか……本当におせーな」
「あなたがやったんでしょ……まぁまだ完治してませんが……ありがとうございます。仮面ライダー」
「俺はやるだけやったまでだ…後は……」
2人の背後に怪しい影が一つ。顔に血管が浮き出ており、かなりのお怒りのご様子である。
「仮面ライダー……まさかここまで邪魔をしてくるとは思わなかったですよ……」
「そうか?なら良かったな。虫がまた1人増えたぞ?」
「貴様……調子に乗りやがって……ッッッ!!!」
ビーケは拳を血?が出るほど握り、2人を殺意のこもった目で睨みつける血?と表現したのはとても毒々しく、あまりにも奇妙な色をしていたからだ。
しかしすぐにビーケは不敵な笑みを浮かべた後、高らかに笑い始める。
「何がおかしい…母さんをどうする気だッ!!!」
「お前の母親は無事だ、睦生……そもそもあの女を連れ出したのは、お前だけを誘い込むつもりでやったんだが……ジャスティス。貴様も釣れるとはな」
「母さんを解放しろ…!!」
「あぁ……返してやるよ……まだ準備段階だったが仕方がない…………この世を終わらせてやる!!この俺が!!」
するとビーケは手に隠し持っていたあるスイッチをオンにする。すると地面が激しく揺れ動き亀裂が走る。亀裂からあらゆる個体のメイズ・アンチバイツ達が一斉に飛び出した。その数は100、1000……いやそれ以上のメイズが我先にと溢れ返る。
「これは…!!」
「睦生…正義……お前らは終わりだ。俺たちメイズがこの世を支配する。この数相手にどうする?」
「……正義さん。ここは僕がやります」
睦生は突然ビーケの前に立ち構える。なにをしているのか正義には分からなかった。今ビーケと戦えば負けるのは確実だというのに。
「正義さんはメイズの殲滅を……そしてわがままなんですが、僕の母を助けてください…お願いします」
「いやここは俺がやる。今のお前じゃ…」
「許せないんです。こいつが…確かに今の僕じゃ勝てません。ですけど、逆に今の僕ではこの量の相手をどうすることもできない……なら、少しくらい足止めにはなるんじゃないかと思って……」
「……睦生……いいだろう。だが、まずいと思ったら逃げろ。いいな」
「はい!」
ビーケは彼の行動が無謀過ぎて笑いを堪えることができなかった。腹を抱え、吹き出して笑い始めた。
「この死に損ないが……死ぬ前に母の顔でも見せてやろうか?」
「悪いけど僕は死なない……生きてみんなと一緒に暮らすんだ!!」
「---その通りだ。お前なんぞの作りもんに俺たちが負けると思うな」
「クッ…フハハハハッッッ!!!……やはり……お前達は私をイラつかせる……ッ!!!」
「来い……ビーケッ!!!喰ってやるッッッ!!!!」
「砕き殺す…ッッッ!!!!」
メイズ編終了まで後2話。完結まで残り7話となりました。
長かったなぁ……
まぁまだまだ話数あるのでよろしくお願いします!
次回、睦生vsビーケ!!メイズが溢れて大変な事に……それでは次の動画(意味深)でお会いしましょう。まったのぉ〜