フォーエバー…よかったね!!二回も男汁を出した。あ^〜たまらねぇぜ。
前回、二個も能力を手に入れてやったぜ。あーもうめちゃくちゃや。
急展開はいつものこと。それから1日遅れ申し訳ナス!それではどうぞご覧ください。
「睦生〜朝ご飯よ〜」
「あーはいはい」
「よし、来たな。…いただきます」
父の睦吾郎と母の弥生。そしてその息子の睦生。ごく一般的な3人家族だった。
ただ1人。息子の睦生はあの日から何もかも変わってしまった。怪人を喰らい続ける怪人となり、日夜人々を守る為、アンチバイツと呼ばれる寄生生物と戦っている。しかしそのアンチバイツは宇宙から来た生物だとシエリドが話していた。ヴァイザーはあれ以降も何も言わない。本当に何を隠しているのだろうか。
「あんた最近、独り言多いわね」
「え?…そう?」
「そうよ。たまに部屋でブツブツなんか言ってるじゃない。画面の向こうの子にでも話しかけてたのかしら?」
「いやいや待ってよ!そういうの別にしてないから!」
「趣味は人それぞれだしね」
「僕、彼女いたよ!?」
「それとこれとは別でしょ?」
「あ、そっかぁ…じゃなくて!」
ゲラゲラと母と笑っていると、それを聞いて笑いながら父がテレビを点ける。
その途端に、父から笑顔が消える。何やらニュース速報のようだが…
「おいなんなんだこれ…」
「ん?どうしたの父さ……っ!?」
かなりの大きさのビルが亀裂が入って行き、やがて崩れ始めている。これは生放送のようだ。その近くにいるリポーターがこの光景について何か言っていた。
〈現場からは以上で…〉
〈おいなんだあれ!?〉
〈あ、あれは!?…鳥?〉
〈いや違う。コウモリか…?〉
〈見ろ!!でかいぞ!!!〉
鳥でもコウモリでもない。あれは…
「アンチバイツだ…!!」
「え…!?」
「む、睦生どうした…?」
「あ、いやぁ… …ちょっと出かけるね」
「え?まだご飯途中でしょ?」
「すぐ戻るから!!」
「出てっちゃった…」
「…………」
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現場に近づくにつれ人々の叫び声が聞こえてくる。周りにアンチバイツが溢れ、人間を食っている。すぐさま怪人態となり、アンチバイツを片付けて行く。すると微かにうめき声が崩れたビルの隙間から聞こえた。よく見ると人が挟まれており身動きが取れないようだ。
「大丈夫ですか!?」
「ひ、ひぃぃぃ!?」
「…ですよね……よいしょ!」
瓦礫を軽々と投げ飛ばし、挟まっていた人を助け出す。ただ脚を骨折しているようで動けないらしい。叫び続ける彼を掴み上げ安全な場所まで運ぶ。
他も同様に徐々に助け出して行く。アンチバイツを避けながら、最後の1人を助け出そうとすると上空から甲高い声が辺りに響き渡る。
「ん?」
「ヴァイザァァァァァァァッッッッッ!!!!!」
「なっ…!?」
腕全体が翼になっている。まさしくコウモリのように。飛ぶ事が出来るアンチバイツ。ユニクだ。最後の1人を抱え、凄まじい速さで逃げる。今やり合うのはまずい。この人を危険な目に合わせてしまう。しかしこのユニク速い。筋肉を倍加させ、更にスピードを上げるが追いつかれる。
抱えていた人を地上に降ろし、片腕を剣に変え迎え撃つ。
「ハァッ!!!」
「遅いねぇ…」
「はやっ…!?」
完全に当たったと思ったが、スレスレのところを躱された。今度は爪に、そして筋肉倍加とスピード重視の攻撃を次々と行うが、全て避けられた。
「どうなってるんだこれ…!」
---『ワンガ』か…こいつここまで力を付けていたか。
「ムスクルの能力を使ってもこの程度なのかぁ?ユニク結構食らってるくせにこれかよ…期待外れ過ぎるねぇ」
「なんだと…っ!!」
「お前弱すぎ」
「…っ!!」
睦生の周りを飛び回り、切り裂いて行く。かまいたちのように体に傷が入る。盾に切り替え、防ごうと試みるがその攻撃を全て防ぐことができない。ここに来て盾の弱点が垣間見える。
「くそっ!!……っっ!!」
「ほらほらしっかりガードしないと死んじゃうよぉ?」
「…っ!!なら!!」
盾から形状変化する。そして伸ばす。
「ん?いやな…え?」
三又になった鋭利な先端がワンガを追う。どこまでも伸びて行く。避けるがその避けた先に鋭利な刃が現れる。そしてそれを一気に自分の元へ戻すと、伸びた鞭が一気に縮まり、ワンガを絡める。逃げようとするが隙間が無くなり、動けば動くほど締まって行く。
「おっとこれは…!!」
「オラァァァ!!!」
更に引き寄せ、力を込めた拳でワンガの顔面を殴る。鞭を開き、わざと逃す。睦生は腕を振り回すと、徐々にその範囲を広げて行く。ワンガは避けるが、その不規則な動きにやがてハマってしまい、強烈な一撃を食らってしまう。
怯んだその隙を逃さず追撃をする。
「ハァァァァァッッッ!!!」
何発を叩き込み、腹部に鞭を貫通させ地面に叩きつける。
流石にダメージが大きかったか、立ち上がれそうにないでいる。ハンマーに切り替え、自分を軸に回り始める。
「これで…終わりだぁぁぁぁ!!!」
「くそっ…!!」
悔しそうに地面を殴る。しかし何か妙であった。先ほどの態度とまるで違う。あまり深く考えず、ワンガにこの一撃をぶつけることに集中する。
ワンガがニヤリと笑ったように見えた。いや笑っている。回転を急に止めることはできない。そのまま行くしかない。更に回転速度をあげ、一撃を叩き込もうとする。
「そのまま鞭なら良かったものを…バカだねぇ…」
「なに?……っ!?」
急に飛び立つ。そして睦生が作り出した渦の中へ入り、回転と同じ方向に周り始める。それも凄まじいスピードで。完全に止まらなくなってしまった。
「お前…!!!」
---俺たちを利用して周りを巻き込むつもりか…!!
「くくくっ…ホントあれだけでやられるわけないでしょ?…さ、人間共巻き込んで一生悔やみなぁ」
「くそ!!なんで戻せないんだ!!」
---遠心力で細胞が動かせない!!無理だ!!
「どうすれば…!!」
「おいなんだあの竜巻…!!」
「こっちに向かってきてるぞ!!」
「逃げろ!!逃げろ!!」
もうだめだ。どこかで正義の名を叫んだ。今、頼れる人は彼しかいないのだから。
「全く。お前は最後で詰めが甘過ぎる」
【 ジャスティシューティング!! 】
光を纏ったエネルギー弾が睦生の足元を捉える。バランスを崩し、間一髪のところで止まる。
「正義さん…!!」
「話は後だ…また雑魚処理させられた俺の身にもなれ」
「雑魚処理…?」
「お前がやった奴らは一部だ。まだありえないほどいたぞ。お前がこのユニクとやり合ってる間に何人襲われたと思ったんだ?」
「す、すみません…」
「…ちっ…まぁこいつが例の事件の犯人なのは確信した」
「例の事件って?」
なにも答えずワンガの方を向き、銃口を向ける。ワンガは笑う。当てられるわけないだろ?とでも言っているようだった。
「例の事件ってそれはあれかねぇ?人間1万人行方不明ってやつかねぇ?」
「やっぱりお前だったか」
「ま、人間だけじゃこんなに強くはならないけど、共食いってこともあるしぃ」
「くそやろうだな」
「そんなこと言うなよ。悲しいだろ?」
「ぶっ殺してやるよ」
「やってみなよぉ」
銃を乱射するも、先程よりスピードが増している気がする。まだ本領を発揮してないとでも言うのだろうか。
「ほらぁしっかり狙わないと当たらない」
「くそが!!」
銃弾を避けながら正義に近づいて行き、すれ違いざまに足を鉤爪のようにし、正義を掴み上げ、そのまま空高く舞い上がる。必死に引き剥がそうとしてはいるが、その力は自分たちの想像している以上にあるようだ。
そのまま急降下し、睦生に接触させる。もし彼が通常のアンチバイツならひとたまりもない衝撃が体中を駆け巡る。
「どうしてこんな力を…!!強すぎる…!!」
---ワンガの野郎はユニクの中でもトップの実力を持つ。それも俺たちが今まで喰ってきたのも含めても奴に勝てるかどうかだ。
「そんな…じゃ、じゃあ対策法とかないの!?」
---鞭で攻める案はあるが…奴に同じ攻撃が通じるかどうかだな。
「くそっ…!!」
「がはっ…!……っ睦生…お前盾になれ。俺が奴をぶっ殺してやる…ぐっ…」
「!!む、無理ですよ!さっきの僕とぶつかった時のダメージが!!」
「ここに来てライダーシステムの限界が来るとはな……今のままじゃ勝てないってことか……ぐぅ…」
ワンガは首を回して、飽き飽きしたようにため息をこぼす。
「終わった?終わったな。じゃあこれで終わりだからねぇ?」
「…っ!!」
「さよな……あぎゃっっ!!!!??」
「え……?」
ワンガの横腹に風穴が開く。なにが貫いたのか。理解できないようだった。目を丸くし、ただ目の前の出来事に驚いている。
睦生は妙な気配に気づく。ここから数km離れた所から、何者かが狙撃を行なった。微かに弾を打ち出す音が聞こえたから、と言う理由もあるが、何より今、目の前にその撃ったアンチバイツがいるのだから。
「…………」
「銃の…ユニク…?」
片腕が銃と化しており、もう一本は銃身の部分に装着されている。そしてその銃口をワンガに向け撃ち放つ。
「ぐっ!!」
避けることができない弾速。これにはたまらず瓦礫を巻き上げ、視界を殺し、そのまま逃げていった。銃のアンチバイツはビルの屋上に着地するとこちらを見る。
「あなたは…?」
「…………」
特に何もすることなく何処かへ跳んで行ってしまった。そして違和感を覚える。あのユニクの中の声が聞こえないのだ。人の声が全くと言っていいほど。しかし不思議と自分たちと同じような気がした。
「…あ!ま、正義さん!!大丈夫ですか!!?」
「触るな…!!こんなものをなんて事はない…」
「で、でも!!」
すると正義は睦生の首を掴み、壁にぶつける。
「いいか!!?俺はお前に同情される覚えはない!!本来ならお前をここで殺しているところだ!!」
「……それでもあなたを助けたい!!殺される前に!!」
「……意味がわからねぇ……くそ!!」
首から手を離し、ふらふらとしながらその場を後にしてしまう。きっと悔しかったんだろう。最近になってユニクの強さは増した気がする。正義は一人で今のところ勝つことができていない。むしろ手が出せないと言った方が正しいのだろうか。睦生との差、ユニクとの差が開く一方で彼の中で、悔しさという感情が積もってきている。
「 …逃げ遅れた人がいないか見ていこう…」
---…あぁ。
「あのユニク……なんか変だったよね…」
---……多分だが俺たちと同じだろうな。
「僕もそう思ってた」
---奴に会う必要があるな
「喰うの…?」
---場合によってはな。むしろその方がワンガに勝てる。
「……そっか。だけど会った方がいいとは僕も思うよ」
---なら一度帰るぞ。とにかくこの場を離れる。
「うん」
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「ただいま〜…」
「ちょっと睦生!!いきなりどこ出かけてたの!?心配したのよ!?」
「ご、ごめん……居ても立っても居られなくて…」
「!?まさか見に行ったんじゃないでしょうね!?」
「…ちがっ…!!………うん…そう…」
「ばか!!なんでそんな危ないことするの!!巻き込まれたりしたらどうするのよ!!」
「ご、ごめんなさい……」
「全く……睦吾郎さんも帰ってこないし」
「父さんも?」
「あなたが出てってちょっとしてからね…どこ行ったのかしら」
するとドアが開く音がする。父が帰ってきたのだろう。
「おかえり父さん」
「あぁただいま……ふぅ……」
「睦吾郎さん遅かったわね…どこ行ってたの?」
「あーちょっとそこまで行ったら友人と会ってね。話してたら盛り上がってな」
「ふーん…あ、聞いて睦吾郎さん!睦生ったらね…」
その後、説教を長々とされた。仕方ないことだ。あんな所行けばそれは誰でも言われる。自分のような化け物は関係ないけど。
---睦生。
「ん?」
---お前の父親から違う奴の…アンチバイツの匂いがする。
「え…?どういうこと?」
---気のせいならいいんだがな…
「…待って…」
睦生は睦吾郎に近づき、少し険しい顔で「二人で話しがしたい」と父の部屋に行く。
「どうした睦生。急に呼び出して」
「父さん…変なこと言ってたらごめんね」
「ん?なんだ?」
「アンチバイツ…いるんでしょ?父さんの中に」
「…なにを訳の分からんことを言ってるんだ?」
「とぼけないで。父さんから違う奴の気配がするんだ」
「はぁ…ふざけるのもいい加減にしなさい」
「ふざけてない!!父さん……本当はなれるんでしょ?アンチバイツに」
「睦生…!!」
「銃のアンチバイツ!!」
「はっ……!?」
「やっぱり…そうだったんだね……父さん」
「睦生…まさか…お前が…」
「うん。僕もそうなんだ。あの日から…まなを失う前から……」
「そうか…お前もか……」
「父さん」
「なんだ…?」
「父さんに話したいことがあるんだ」
次回ユニク編終了だゾ。
もう年越しちゃうよ…やべーよやべーよ…
わし(53)は年越しそば結構好きなんや。当たり前だよなぁ?
ということで次回の小説でお会いしましょうまたのぉー!!!