お相手は【SAO 〜無型の剣聖〜 】を書いてらっしゃるmogamiサマです!
ではでは、どうぞ!
「えぇーと.....これは此処で、これはこっち、か.....」
どうも、オリ主です。現在、店の物を整理中でうぃす。
もうすぐ75層攻略なんでな。そろそろ忙しくなる時期だろうし、今やっておこうと思ったんだ。
改めて言うけど、俺は攻略に出ない。皆の帰りを待つというのが建前で死にたくないってのが本音だ。
「.....大分、片付いたな。休憩しますか。」
実際には疲れてないんだけど。そういう風に感じるのだ。錯覚って言うのかな?
取り敢えず、俺はいつも使っているカウンターの椅子に座り、茶を嗜む。
まぁ、まだ片付ける物は沢山あるんだが。今日中に、って訳じゃないからな。
カランカラン。
「お、お邪魔しまーす.....」
「んあ?いらっしゃい。」
すると、1人の青年が店内に入ってきた。妙に警戒心みたいなモノを持ちながら。
顔は見た事無いが、防具が少々高めの物と思われる。髪色と同じく藍色。ダボダボに見えるが突っ込んでいいのやら。
「えーと.....此処って、どういう店か、教えてくれないか?」
「へ?知らずに来たのか?」
それは凄いな。此処に来る人は俺の噂を聞きつけてやって来るんだが。
まぁ、それ程有名でも無いし、そもそも偶々見つけたってのもあるだろう。しゃーないか。
「そ、その事なんだけど.....」
「ん?どうした?」
すると、彼は苦笑しながら頭を掻き始めた。
.....待て。このやり取りは前にもやったぞ。これはまさか.....
「俺、違う世界から来たみたいなんだ。」
カウンターに頭をぶつけたのは仕方ないと思う。
*
「━━それで、変な穴に吸い込まれたと思ったら、店の前に立っていたのか。」
「ああ.....」
数分後。俺はデジャヴを感じながら、彼──アルスの話を聞いていた。
彼もアート達やヴラドと同じく、変な穴に吸い込まれたらしい。異世界に評判とかいらないんですけど。
つーか、最近こういう客しか来ないよな。この世界の人が恋しくなってきた。(何を言うか)
「あ、剣出してくれ。修復してやるよ。」
「それは有難いな。じゃ、宜しく頼むよ。」
アルスから剣を受け取り、修復を開始する。
銘は【ペイルライダー】。全てを飲み込まんとする黒が輝いている。.....これの説明欄に書いてあった。俺じゃないからな!
そんな事はさて置き、慣れた手つきで修復を開始。淡い薄緑色の光が右手を包み始めた。
「おぉ.....これが【修復】か!なんか安心する光だな!」
「そうか?そんな事言う奴はお前が初めてだよ。」
安心する光、ねぇ。慣れちまったから分らんな。
ま、大方そんな意味も兼ねて【修復】って名前にしたんだろ。あくまで推測だが。
閑話休題。所々にあった刃毀れが、みるみる内に消えていく。
「そういや、この後はどうするんだ?探索でもするのか?」
修復をしている最中に、この後どうするのかを聞いてみる。
どうせ探索に行くとは思うんだが、一応な。
「うーん.....まだ決めてないんだ。もうちょっと居候しても良いかな?」
「そうなのか。俺は別に良いぜ。怠い事さえしてくれなきゃ、な。」
予想外の答えが出たな。てっきりアートと同類かと思ったが。
まぁ、人それぞれだから別に良いか。予想外だとしても何ら問題は無いし。
「じゃあ、メシ作ってくれよ!お前からは凄腕の匂いがするんだ!」
「マジかよお前」
訂正、凄く怠い事を申し出てきた。
人の為にメシを作るとか嫌なんですけど。そもそも俺は修復屋なんですが。
「なぁ、作ってくれよ〜.....余分に払うからさ、なっ?」
「グッ.....仕方ねぇな。ホントに払えよ?」
畜生、やはり俺は金に弱いのか.....まぁ、前から知ってたけど。
丁度修復も終わって時間も12時過ぎ。作りましょうかね。
「ほい、修復完了っと。」
「うぉっ!?.....スゲェ、新品同然じゃねぇか...!?」
「当たり前だ。頼まれたからにはそこまでやらねぇと。さて、今日は洋食にしようと思うんだが、何が良い?」
「ナポリタン大盛りで!!」
「容赦ねぇなお前」
今日も今日とて、修復屋は通常運転。
お疲れ様です。
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すたぁばぁすとすとりぃむぅ