今はもう大丈夫ですので、投稿再開します。
「んなっ.....渡すわけねぇだろうが!!」
野武士面の怒号が響く。
そりゃそうだ。渡す云々の前に、対価なしで渡せって言ってるんだから。
「キリの字よぅ、渡さなくていいぜ。それはお前さんが努力して取ったモンだ。それをこんな奴に渡す必要は無ぇ!!」
おっさんの言う通りだ。こんな奴に渡してたまるか。
俺は静かに真っ黒黒助の後ろに立ち、睨みを利かせておく。
.....しかし。
「黙れッ!!我らは解放隊だッ!!よって、
「っ.....クソ野郎が.....」
何なんだコイツ。勝手に現れて、んで寄越せとか。巫山戯てるにも程がある。
仕方ないが、此処は俺が力尽くで━━
「止めろ。お前は出なくていい。」
「!!」
が、止められてしまった。
チッ.....コイツ、渡すつもりかよ。どんだけお人好しなんだ。
こんな奴に渡してもデメリットしか残らねぇってのに。それはコイツも分かってるだろ.....
「.....マッピング情報、提供するよ。」
「うむ。協力、感謝する。」
何の心も込めていない感謝を言うと、奴はまた大勢のプレイヤーを連れて歩き出した。
それも、俺達が来た方向とは反対──つまり、
「...ちょっと待て。お前以外は全員バテてるぞ。」
嫌な予感を感じながら、俺は忠告する。そのままで行ってはダメだと。
だけど、奴はそれを聞いた瞬間怒りの表情を浮かべた。
「
「ッ.....」
止められなかったか.....。まぁ、俺の言う事なんか聞きたく無いだろう。仕方ないか。
頑固中佐は部下達を無理やり奮い立たせ、そのまま進んでいった。
「あの野郎、言いたいこと言いやがって.....」
「良いよ。それより、奴等が心配だ。追いかけよう。」
「ああ。行こう。」
行ってなければ良いんだけど。さっきの言い分からして行ってそうだ。
仕方ない。行くしかないか。
*
「デヤァ!」
「ハッ!!」
道を塞ぐモンスター共を斬り裂いていく。当然、俺以外の奴が。
え?戦わないのかって?俺の性格は“面倒くさい”だから仕方ない。ハハッ!
「.....なぁ、ホワイト。」
「んあ?どうした真っ黒黒助。」
.....?いきなり真っ黒黒助が話しかけてきた。
そして何故に真剣な表情?何かしたっけ?
「その.....何とも思ってないのか?“鬼”って呼ばれた事。」
「ああ.....。.....別に何とも思ってないよ。事実だからな。」
「いや、それは━━「それに。」━━え?」
頭をポリポリと掻きながら俺は答える。
心配してくれてるようだけど、もう弱っちい俺じゃないから。
「━━お前らがいる。それで十分だろ。」
「.....ホワイト..........」
あーあ。何らしくない事言ってんだか。今日の俺は変だな。
「グァァァァァ!!?」
「「「!!!」」」
突如、奥から叫び声が聞こえた。
まさか。全て察した俺は即座に動いた。
「あ、ちょ━━!?」
野武士面が何か言ってるが、止まりやしない。
隣には閃光と黒の剣士。だが、僅かに俺と黒助が速い。
そして、ボス部屋の前に着くと、其処には━━
「うわァァァァァ!!?」
「く、来るなァァァァァ!!?」
「嫌だ死にたくないィィィィィ!?」
━━阿鼻叫喚。地獄が広がっていた。
幸い、まだ誰も死んでない。早く助けないと。
「ダメよ.....」
「.....アスナ?」
「ダメェ━━!!」
マジかよ!!此処で飛び出したら奴に狙われるっつーの!?
ソードスキルを放つが、全く怯まず。それどころか彼女を弾き飛ばした。
「■■■━━!」
「チッ.....黒助ェ!時間稼いでやるから
「!!...わ、分かったッ!!」
彼女に振り下ろされる大剣を、短剣で受け流す。
ユニークは.....使えるな。
「閃光ッ!!お前はアイツらの救助だ!!!
「う、うん!!」
「分かった!お前ら、行くぞッ!!」
さて.....タゲはこっちに向いてるな。
幸運だ。これはあまり人に見られたくないし。
「■■■■■ッ!!」
「五月蝿い。受け流されただけで怒るなよ。」
それを挑発と見たのか、奴はいっそう吠えてくる。
そんな無様な姿を見ながら、俺は構えた。逆手で短剣を持った右手を後ろに、腰は深く。
そして俺は━━
「どこ見てんだ?」
「━━■■■!?」
奴を
奴の反応が一瞬遅れて、だがすぐさま得物を振り抜く。
「━━!!」
「■■━━!?」
しかし、遅い。
振り抜かれたソレを宙返りしながら躱し、連続で斬りつけていく。
右、左、上、下、斜め。短剣特有の素早い動きでダメージを与えていく。
HPバーを
それを認識した瞬間、俺は力強く叫ぶ。
「“スイッチ”ッ!!」
「デヤァァァァァ!!!」
そして、奴を吹き飛ばす。前には
俺の仕事は一先ず終了。続いて、入口の所まで走って戻る。
「ホワイト君!?き、キリト君のアレは.....」
「それはアイツに聞け!!それよりも、ポーションは足りてるか!?」
「...分かったわ。分けてくれるかしら?」
「勿論。」
念の為に持って来ていた大量のポーションを渡す。
俺に出来ることはこれぐらい。【修復】スキルは治癒も出来るが、まぁ、ポーションだけで事足りる筈。
それに、俺の仕事は“一先ず終了”したのであって、まだ“終わって”はいない。まだ頑張ってる奴がいるんだし。
俺はそう思って真っ黒黒助を見た。2つの剣で
だが、相手は怯まずに、それどころか反撃している。もしかしたら、黒助の方が先に事切れてしまいそうな程に。
.....仕方ない。此処で、こんな所で死なれても面倒だ。つーか、『あの人』との約束もある。尚更、手助けしてやらないと。
「.....結構危ないみたいだし、ちょっと行ってくるわ。」
「え?ちょ、ちょっと━━!?」
後ろでなんか喚いてるけど、俺は黙り込むことにした。(無視とも言う)
シュン、と短剣を抜き、一直線に閃光を描く。刃に血塗られたような光が宿り、そのまま加速していく。
「.....フッ!」
「■■ッ!」
短剣が奴を斬り裂いた瞬間、奴は悲鳴を上げて怯んだ。
良かった良かった。スタン性能が発揮出来たようだ。俺の幸運値マジスゲェ。
それはともかく。俺はすれ違いざまに黒助へと視線を向ける。『トドメはお前に任せる』と。
「ハ、ァァァァァ!!!」
「■■■■■━━!!?」
そして、奴を星光が貫いた。
次回は普段通りの修復屋方面に戻ります。
月曜日までには投稿する所存であります。
あ、あと、ホワイト君のステータス必要ですかね?
感想で書いてくれれば、次回の前書きにて書きます。
更新どうするのだぁ
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週1ペースでぇ
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月1ペースでぇ
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他作品メインだぜぇ
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すたぁばぁすとすとりぃむぅ