シャルロット・デュノアの妹、ジャンヌ・デュノアです。   作:ひきがやもとまち

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出来はしたんですが・・・アイデア有りすぎて一つにまとめられずに困ってます。
後ほど変えるかもしれませんので、ひとまずは12話(仮)ってことにしておかせてくださいませ。
たとえ変えたとしても次話には影響しない類の変更点ですから話には問題ありません。

それからアイデアの多さに振り回されすぎてジャンヌたち以外の出番まで書いてる余裕がなかったです。ごめんなさい。一夏の負傷後の回からは出す予定でいますので何卒・・・

謝罪:
何度も書いたり消したりしているうちに文字数が把握できなくなってたみたいです。滅茶苦茶短くなってますね、今回・・・本気でゴメンなさい。以後は絶対気を付けます。


第12話(仮)「どうして現場に血が流れるんだの答えたち」

 織斑先生による宣言がなされ、IS学園臨海学校組はシルバリオ・ゴスペル対策会議を(ようやく)本格的に開始していた。

 

 ―――が、しかし。

 

 そもそも自分たちから望んだ戦いでもないし、相手は意味も無く猛スピードで接近してきてるだけの暴走マシーンだし、彼女たちに対処するよう命じてきたのは部外者なはずのIS委員会だしで、現場が考えて決めるべきこと自体があんまりない。

 

 時間的要因から参加できる機体は限られまくってるのに、その少ない中から選抜した機体だけでもアプローチできるのは一度きり。敵の性能は未知数で、特殊スキルの有無は不明。

 

 暴走してるから敵の目的は不明。どこに向かってるのかも不明。どこに行って何するかも不明。何ができるのかさえもが未知数。

 

 

 これで一体、何をどう話し合えと・・・・・・?

 

 

「通常であるなら『被害を最小限に抑えるにはどうすればいいか?』ぐらいは話し合えるのだがな・・・。出せる戦力が織斑の白式と、オルコットのブルー・ティアーズだけではどうしようも・・・」

「ちなみに、ブルーの方は高機動パッケージを『装備したら』ギリギリで参加できるかもってレベルらしいわよ? ・・・蒸し返しになっちゃって悪いんだけどさ・・・さっきの作戦参加するかどうかの質問で織斑に拒否られてたら本気でどうする気だったの?

 今んところ織斑の白式しか参加可能な機体が存在しないし、白式だけでも移動用の足が無いと付いた途端にガス欠起こしかねない距離での作戦なんだけど・・・」

「ごほんごほんごほんごほん!!!」

 

 漫才会話再び。でも正論。

 現実の実戦は小説よりも奇策が通用しづらかった。

 

 

「待った待ーった。その作戦はちょっと待ったなんだよ~」

 

 そんなとき、部屋のど真ん中の天井からひっこり顔を出してきたのは束さん。

 底抜けに明るい声で会話を遮りながら「くるりん」と宙で一回転しつつ着地を決め―――

 

「あれ? まだいたのオバサン? ・・・って言うか何しきたの? ここって一応は作戦会議室だからコスプレイヤーにいられても困るんだけど・・・」

 

 ――る事が出来ずに着地失敗。すってんころりん、ドンガラガッシャーン! ぐがぼぎどがぎ! ・・・鈍い音を轟かせながらようやく止まった。

 

 

「ふぎゃあああっ!? 腕が・・・腕がぁぁぁぁぁっ!?」

「いや、そこは眼でしょ普通なら」

「・・・いや、この惨状を前にしてその返しは流石の私もどうかと思うのだが・・・」

 

 人体には不可能な有りえない方向へと曲がってしまった右手を左手で掴んで叫び声を上げ始める天災MADの束さん。

 念のために説明しておくが、邪気眼ではない。念のため。

 

「ふー、ふー、・・・あー、危なかったし痛かった~。ちーちゃんと同じで人間超えてなかったら関節繋げただけじゃ治らない大怪我になるところだったよ-」

「いや、束。私でも多分、それは真似できないししたくはないのだが・・・」

 

 人間の限界は超えても、人間を辞めたくはない千冬さんが冷や汗交じりにツッコみつつも、身内なので話だけでも聞いてやろうという構えを見せたことで調子づいた彼女はいつもの本調子を取り戻したようだった。

 

 

「聞いて聞いて! ここは断・然! 紅椿の出番なんだよ!

 なんと紅椿には現在絶賛机上の空論中の最新装備『展開装甲』が搭載されてるから、それを調整して、ほいほいほいっと。ホラ! 完成! これでスピードはばっちり! 作戦参加は余裕だね!」

 

 得意げに箒が与えられて調整終えたばかりの機体データを弄くってからドヤ顔を見せる天災。

 世界の二歩も三歩も先を行く技術力は大した物ではあるのだが。

 この場合は、いまいち現実が見えていなかったかも知れない。・・・あるいは、この場合『も』かもしれないけれども。

 

「いや、スピード上げたんだったら試運転ぐらいさせてから使わせなさいよ。調整終えたばかりの工場製品乗って戦場に行けとか、アホなんじゃないのアンタ?」

「ふべっ!?」

「確かにな・・・。どんな異常が起きるか未知数の試作機は、軍においてさえ専属のテストパイロットを乗せて幾重もの安全確認試験をおこなった後に実戦配備されるのが普通だ。

 調整を終えたばかりで満足に動くかどうかも分からない新型に乗り戦場に出るよう命じられるのは、死んでこいと言われたようなものだからな。正直、ぞっとしない」

「ふぎゃあっ!?」

 

 ――天災MADで戦場のド素人が泣かされる頃にー・・・・・・。

 スペックデータだけ上げれば高性能で強いと考える、実際の現場で使うときのことを考え切れてない辺りが、彼女が天才であり天災でもある所以なのかも知れない。

 

「つか、その機体使ってブルー下げるんじゃ、実質二機参加のままじゃない。人数増えてないのに、初陣の一般生徒出してどうする気なのよアンタ? 自分より若いから、妹を抹殺したかったの?」

「誰がするか!? 違うわいボケーーーーっ!! そのオバサン呼ばわりネタいい加減やめてよね! 束さんはまだ二十・・・ゴニュゴニュ才なんだからね!」

「・・・そのセリフを言うこと自体が、オバサンキャラ以外の何者でもないわよね・・・」

「うがーーっ!?」

 

 

 銀の福音戦出撃まで、約十分!

 

 ・・・ぶっちゃけ、今の時点でやること全部終わってしまった一夏と箒以外は何して待ってればいいのだろうか・・・?

 

つづく?

 

 

予告のようなオマケ

 

一夏「うおおおっ!」

 

 零落白夜を発動。光の刃が銀の福音に触れる、その瞬間。

 ――福音はなんと、最高速度のままこちらに反転。後退の姿となって身構えた。

 

一夏「一度体勢を立て直し――いや。このまま押し切る!」

 

ジャンヌ「なんでよ!? 一撃必殺の奇襲が失敗したら遅滞戦闘に移行して私たちの到着待てばいい話じゃないの!? 数の差で押し切れるチャンスなのに、なんでわざわざ後退した敵を追いかけてるの!? てゆーか、これって迎撃作戦なんですけどぉっ!?」

 

ラウラ「・・・高速で接近してきてるから白式と紅椿しか追いつけなかっただけであって、後退してくれるなら普通に我々も戦闘に参加できるからな・・・。日本のブシドーというのは本気でよく分からん・・・」




ちなみに一夏&箒による福音戦ファーストバトルは描写しません。
だって原作のままやるしかないですからね、参加できる機体が他にないんじゃ変えられません。

ですので次話は出撃していくのを追いかけてって回収する話か、負傷直後からのどちらかになります。
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