とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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なんだかんだで100話を超えてましたね

オリ設定オリ展開!

原作はすでにない!
嫌いな人は読み飛ばし!




トンヌラよ、強く生きるのだ

ふんふふん、ふんふふん、ふんふんふーん♪

 

「おう小蓮!久しいの!」

 

おぉ?袁術ちゃんじゃん!おひさー(・ω・)ノ

 

「おぉう?!なんか、その、なんじゃ?とにかく新しいの!」

 

へぇー?ほぉー?ふぅーん?

 

「なんじゃ?じろじろ見て?」

 

ふふん♪

 

「?!」

 

ま、がんばりなよー(*´з`)

 

「な?!な?!なんじゃと?!

七乃!なんか、アレじゃ、なんなんじゃー?!」

 

「あーん!同い年くらいの尚香ちゃんに

上から目線で励まされて涙目になってる

美羽様カワイー!」

 

あ、張勲じゃん!おひさー

 

「お久しぶりですー。こっち来てたんですねー」

 

そうなの!こないだ元服したから、今日は正式なお仕事なんだー!

 

「し、しごとじゃと?!」

 

そうだよー私もオ・ト・ナな女だからねー(≧▽≦)

 

「・・・」

「へー噂の教頭先生は、厳しい人なんですねー?」

 

あ、そうやって探りは入れない方が良いよ?

 

「ありゃ?わかります?」

 

もちろんだよ!

下手な先入観は間違いの元!

実際会ってみないと過小評価で

終わっちゃうんだから♪

 

「あーそうですねー。

まぁ今の尚香さんみたら

過小評価は出来そうにないですけどー」

 

ふふん。それも過小評価ナンダヨ?

 

「えーそうなんですかー?」

 

『私を見て教頭先生が量れると

思うこと自体が間違いだから』

 

「「・・・」」

 

ま、そーゆーことだね♪

 

「えぇ、ありがとうございます」

 

気にしないでー。これからお母様の下で

働くアンタが、あんまり温かったら困るからねー( ̄▽ ̄)

 

「あーなるほどー」

 

じゃ、これからお母様と謁見があるから

またねー(・ω・)ノ

 

「・・・」

「はいはーい」

 

 

「・・・七乃」

 

「はーい、どうしました美羽様ー?」

 

「しごとじゃ!妾にもしごとをたもっ!」

 

「あーん!なんか負けた気分になって

必死に追い越そうとしてる美羽様カワイー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しいな尚香

 

『はい、お久しぶりでございます。

また、安南将軍孫文台様に置かれましては

ご健勝のこと、謹んでお慶び申し上げます』

 

「「「「・・・(誰だ?!)」」」」

 

う、うむ。丁寧な挨拶、痛み入る。

 

『はっ、それでこちらが

郎中令安東将軍李文優様より安南将軍孫文台様に

宛てられた返書となります。

急ぎの内容ではないとのことでしたので、

後ほどでも構いませんが、

ご確認の程よろしくお願いいたします。』

 

あ、あぁ。後ほど確認させて頂こう

 

「「「「・・・(誰だ?!」」」」

 

『・・・張子布殿!!孫伯符殿!!』

 

「「はいっ!」」

 

『今回のような場合は郎中令様からの書であっても、

孫文台様が直接文を受けたりはしません!

文官筆頭である張子布殿か、孫文台殿の後継者である

孫伯符殿が受け取り、孫文台様にお渡しするのが

正しい作法です!!』

 

「「はいっ!スミマセンデシタ!!」」

 

『謝る前に動く!決めてないなら張子布殿!!』

 

「はいっ!お預かり致しますじゃ」

 

『じゃ?』

 

「お預かり致します!!」

 

「「「「・・・」」」」

 

『まったくもう!そんなんで文官筆頭とか

何やってんの!孫家はもう田舎の豪族じゃないんだよ!

使者だってちゃんと応対できなきゃ、

お母様だけじゃなく孫家全部が恥かくんだからね!!』

 

「・・・はい、すみません。」

 

「・・・あれじゃな、普通に頭下げとる

張昭をみるのは初めてかもしれん」

 

『黄蓋も!!』

 

「ハイッ!」

 

『目上の人に文を出すなら

ちゃんと文法とか形式を

きちんとしたのを出して!!』

 

「ハイッ!」

 

『教頭先生だから笑って許してるけど、

普通は怒られるんだからね!!』

 

「申し訳ございません!」

 

『で、コレが返事だから(/・ω・)/』

 

「ありがとうございます!」

 

・・・何て言うか、アレだな。

もうお前が当主で良いんじゃないかって気がしてならんよ

 

「そうよねぇ・・・私も今の尚香なら

仕えても良いんだけど。」

 

(((まだ諦めてなかったか)))

 

『ダメに決まってんじゃん!

とくに問題も無いのに元服してる

長子を差し置いて、さらに二番目ならともかく

普段居ない三番目が後継なんかしたら

今後の後継問題に差し障りがでるでしょ!

 

策姉様もいい加減覚悟決めてよね!』

 

「に、二番目扱い・・・」

 

・・・権の扱いはともかくとして、

言ってることは正しい。

いい加減諦めろ。というか

冗談でも公の場で口に出すのは止めろ

 

「えぇ?母様が振ってきたんじゃない?!」

 

そこでしっかり「当主は私です!」と言わなきゃならんのだ

 

『そうだよ!普段からそーゆーとこ

みせないと、みんな誰に付いて行けばいいか

分からなくなるんだからね!

みんなも甘やかさないで!!』

 

「「「「スミマセンデシタ!」」」」

 

娘を見比べれば一目で教育者としての

格の違いがわかるな。

 

『そりゃそうでしょ?あっちは名家としての

蓄積もあるんだからー』

 

まぁそうだな。自然のままに育てるって

言えば聞こえはいいが

 

『それで出来上がるのは、ただの野生児か

それに反発する優等生モドキ。

どっちつかずのネコモドキだもんねー』

 

「ただの野生児・・・」

 

「優等生モドキ・・・」

 

『私だってネコモドキだったからさー』

 

まぁ、親であるアタシの責任だな。

 

『立場が立場だったから、

しょうがないっちゃ

しょうがないんだけど』

 

民や将兵には関係が無いな。

 

『そうなんだよねー。だから策姉様も

権姉様も、気合入れて勉強してよねっ!

ってゆーか一回地獄見にきなよ!』

 

「「地獄って・・・」」

 

『「崖っぷちを知らん奴は

いざというとき動きを止める。

もしくは逃げる。

それは仲間に迷惑をかけるクズだ。

よって矯正」の掟ってのがあってね』

 

「「「言ってることは分かる」」」

 

『でしょ?特に権姉様は地獄見学も体験もしてないし!』

 

「えぇ?!」

 

『今のままだと

「中途半端に部下の話を聞いて中途半端に己を貫く」

迷惑な指導者になるって!』

 

あぁ。確かに

 

「母様!!」

 

部下の話を聞くのは良い

己を貫くのも良い

だがそれは、歪まない自分と言う

土台があってのことだ。

 

「・・・」

 

今のお前は安定性に欠ける。

それも策とは違って、

確固たる自分を持たない脆さ。

すなわち「自分の決めたことを突き進む」

と言う意志の欠如から来るものだ。

 

「・・・」

 

華雄のように、地獄から立ち直れば

確固たる自分を持てるだろうな。

 

『「持てなければ持てるまで殺る」の理もあるよ!』

 

「そんな料理の付け合わせ見たいに言わないで!」

 

「・・・それなら私はいらなくない?」

 

「策姉様!」

 

(((逃げやがった)))

 

『「将は自分の命令で

兵士を地獄に送るんだから、

兵士の視点で戦場を知らなきゃ駄目。

兵士の気持ちを考えない将はクズだ。

よって矯正」の掟だね!』

 

(((あぁ~)))

 

「いや、私アレよ?!戦場で

一番槍とかしてるわよ?!」

 

『後継ぎが何やってんだぁぁぁぁぁ!!』

 

「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

(((いいぞ!もっとやれ!!)))

 

『総大将の娘が先陣切って進むぅ~?黄蓋っ!!!』

 

「はいっ!!」

 

『アンタは何やってる?!武官筆頭でしょーがぁぁぁぁ』

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「「「拳から虎が?!」」」

 

う、うむ。そうだな。勇猛果敢は良いが

その結果、討ち死にや大怪我を

したらどうなるかが理解できていない。

帯同した将は責任を負わされるし、

兵だってタダでは済まん。

 

そういう方向でも兵の気持ちを

知らねばならんのだ。

 

『そのとおりだよ!

その戦場にお母様が居れば

まだ何とかなるけど、

洛陽の時も交州のときも

策姉様が総大将だったでしょ!!

総大将が居なくなったら

みんなどーするの?!』

 

「ハイ!すみませんでした!!」

 

『周瑜!!』

 

「ハイ!」

 

『甘やかすなって言ったでしょ!!心霊台逝く?!』

 

「スミマセンデシタ!!」

 

『みんなも!策姉様が討死したら

謝って済む問題じゃないんだからね?!』

 

「「「「ハイッ」」」」

 

『特に戦場とかで、一人で偵察に行くわ!

とか言い出しても絶対一人にしないこと!

常に暗殺者が居ると思いなさい。特に甘寧!周泰!』

 

「「ハイっ!」」

 

『アンタら誤魔化すなんて簡単なんだから!!

天破活殺で戦癰突いて動きを止めて、

新一と解唖門天聴で情報だって抜かれるんだからね!』

 

「「いや、ソレはアナタ方だけです」」

 

『言い訳すんなぁぁぁぁぁ!!』

 

「「きゃぁぁぁぁぁ!!」」

 

「「「脚からも虎が!!」」」

 

 

 

 

ま、まぁそういうことだ!

お前たちは当主や為政者としての

認識が甘すぎるということだ・・・よな?

 

『そうだよ!だから本格的な戦が始まる前に、

二人は地獄を見なきゃ駄目なの!!』

 

・・・本格的な戦か。

もう準備は終わったとみて良いのか?

 

『そうだよ。あとは誰かが、違うね

劉璋が動けば始まるよ!』

 

劉璋か・・・ミミズが荊州にいるようだが?

 

『「益州に飛ばしたら問題ない。

最悪天の気狂いの周囲さえ殺さなければ

問題ないから、戦うことになっても

絶対に生け捕りを命じるように」だって』

 

やはり、ヤツには何かあるのか?

 

『何があるかは分からないけど・・・

「もう大丈夫だ。本人はともかく

周りは事故なら殺しても問題ない」って言ってた!』

 

もう大丈夫か・・・何を知っているかは

知らんが、まぁ良いだろう。

劉璋がことを起こすのは?

 

『早ければもう起こしてるって』

 

そうか・・・わかった。

策、権!!

 

「「はいっ!!」」

 

一度南陽へ行け

 

「げっ?!」

「えぇ?!」

 

さっきも言ったが、地獄を見てこい。

死ぬことなく経験が積めるんだ

安心して逝ってこい!

 

「「安心できないわよ!!」」

 

他は準備だ。

急速に領土を広げた為

内部も安定していない。

 

戦は劉表に絞る。

豫州には手を出さん。・・・これでいいか?

 

『うん!それで大丈夫!』

 

よし、では動け!

 

「「「「はっ!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、そういえば尚香?

黄蓋は李儒殿に何を頼んだんだ?

 

「あ、堅殿!」

 

『陣営に男が足りないから

男斡旋してくれって・・・』

 

「「「「「黄蓋((様)))あんたって人は・・・」」」」」

 

「ぬ、ぬわーーーっっ!」




作者はビアンカ一択です!

着実に孫家の死亡フラグを消していく
李儒くん。そんなお話

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