とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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弟子もそろそろ動きます

さっさと金髪ドリル減らさないとね!

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原作はすでに無い!

嫌いな人は読み飛ばし!




落ちろ、墜ちろ、堕ちろ~!

おや?今のは・・・

 

「どうしました筆頭様?」

 

いえ、狐の鳴き声が聞こえたもので

 

「えぇ?!この辺に狐いるんですか?!」

 

おや?狐に何か恨みでも?

 

「恨みって言うか、農作物や家畜を襲う

害獣ですからね!見つけたら駆除しないと!」

 

あぁ、為政者視点の恨みでしたか。

まぁ確かに害獣ですね

 

「そうですよ!さらに教頭先生が言うには、

奴らの糞には死病を蒔く虫も居るとか!!」

 

えぇ、その通りですね。

虫に感染した木人形・・もとい患者を見せて

貰いましたが、アレは駄目ですね。

 

「そんなにグロいんですか?」

 

えぇ、まあ人の体内に入る

虫は大概がそうなんですがね。

 

「やっぱり駆逐しないといけませんね!」

 

まぁ、そうなんですが・・・

 

「ナニかあるんですか?」

 

えぇ、狐だけを殲滅すると、

ネズミやら恐怖公等の他の動物が

増えてしまうので、やはり計画的な

駆除が必要になるみたいですよ。

 

「あぁ、北には軍曹が居ないから、

恐怖公を止めることのできる

狐は貴重なんですね・・・」

 

えぇ、生態系と言うらしいのですがね。

何事も均衡が大事だと言うことです。

 

「はえーさすがは教頭先生ですね」

 

えぇ、さすが我が師。

 

あと汚物は消毒するようにすれば

そう簡単には感染しないそうですよ。

 

「やっぱり消毒は大事なんですね!」

 

そうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、汚物の消毒の為の軍議を始めましょう

 

「「「「ハイ!!」」」」

 

まぁ基本的な準備は終わってますので、

指示通りに動いてください。

 

事情があってその通り動けない場合は

連絡を。

勝手な判断で遅らせるのが一番行けません。

よろしいですね?

 

「「「「ハイッ!」」」」

 

残念なことに、鼻眼鏡と鉤眉は

袁紹陣営にも曹操陣営にも行きませんでした

 

「「・・・」」

 

よって、想定された状況に変わりはありません。

 

敵兵は八万。

こちらは23万

 

南皮付近に造られた界橋近郊での

野戦が想定されます。

敵の戦略目的は時間稼ぎです。

 

敵将は麹義。

騎馬民族との戦を

経験している将ですね。

但し八万もの大軍を

指揮出来る将ではありません。

 

そもそも全軍を纏める事ができる将が

袁紹以外にいないので

彼女が出てこないなら中央か、

どこか一ヶ所を重点的に固めて

我々の一部を徹底的に叩き、

再編させることで時間を稼ごうと

するでしょう。

 

彼女が出てきた場合は

中央をこれ見よがしに固めるか

あるいは薄くして

我々の攻勢を誘うでしょう。

 

場合によっては袁紹を

生け贄として差し出し、

袁家を保とうとするかも

知れませんが、当然認めません。

 

河北袁家は滅ぼす。

コレは決定事項です。

 

そのため、手元に用意してある資料に

掲載されている文官、武官は

必ず殺します。

 

これがこちらの基本方針となりますが

何か質問はありますか?

質問があるものは挙手を

 

「「ハイッ!」」

 

ふむ、早速鼻眼鏡と鉤眉ですか。

では鼻眼鏡からいきましょう

 

「ハイッ!今回幽州が用意した兵は20万でしたが、

ほとんどが黄巾あがりの歩兵でした!

幽州の騎兵は使わないのでしょうか?!」

 

いい質問ですね。

 

答えは使いません。

理由については・・・地姉、わかりますね?

 

「ハイッ!奴らは幽州の騎兵に対する準備を終えています!さらに歩兵は黄巾上がりだからこそ精強です!」

 

その通り。

彼らは前もって予想される戦域に

杭を打ち穴を空けています。

さらには足元の草を結んでいたり

縄を張っていたりと、騎兵を仕留める為に

準備をしています。

敵が準備万端で待ち構えているところに

わざわざ騎兵で突っ込んで被害を

拡大することはありません。

 

また、歩兵に関しても地姉の言う通り。

 

彼らは地獄を知っています。

 

彼らは木の根を食べて

空腹を満たせれば幸運でした。

彼らは泥水を啜り

喉を潤すのが当たり前でした。

 

阿呆の制定した法により食糧は少なくて。

その少ない食を分けることもできずに

泣きながら親を殺した子も居ます。

子に食を与えるために自らの身を捧げた母も居ます。

 

そんな地獄を生きぬいた者達が、

生きる為に兵となり、

ソレを幽州の将が鍛えました。

 

この二十万はね?アナタが思ってる以上の

精鋭です。わかりましたか?

 

「ハイッわかりました!」

 

では次は鉤眉。

 

「ハイッ今回は内応などの

調略は行わないとのことでしたが、

被害が増えるのではないでしょうか?!」

 

良い着眼点です。

山の子?

 

「ハイッ!下手に内応などを許せば

愚昧な連中を生かさねばなりません!

また、内応の振りなど、余計な策を

警戒することにもなります!

今回は相手を圧倒できるだけの

力があるので、わざわざ生かす必要の無い

連中を生かすことは無いのだと思われます!」

 

その通りです。

今回に関しては総力戦

今更内応などと抜かす、

先見の無い者や

覚悟のできていない者など必要ありません。

 

ある意味でアナタ方二人が最後の機会でした。

 

我々は袁家に従う将兵を殲滅します。

奴らによって作られた街も。

城も、田畑も、すべてを焼き払います

 

その後、幽州や青州から人員を入れて

再建することになるでしょう。

 

他には?

 

「ハイッ!」

 

地妹ですかどうぞ

 

「ハイッ圧倒的に不利な袁家連中は

間違いなく我々の兵糧を狙ってきます!

後方の安全こそが勝利のカギだと思いますが

今回の戦では誰が後方に回るのでしょうか?!」

 

ほほう、随分と広い視野を持ちましたね?

 

「ありがとうございます!」

 

地妹が言ったように袁家が生き残るには、

罠を張って騎兵に損害を与えつつ、

兵糧を狙い時間を稼ぎ、

他勢力が皇帝を擁立し停戦の勅が出るのを

待つしかありません。

 

「「「・・・」」」

 

第一の前提である騎兵の損害は

出陣しないことで消滅しました。

 

第二の兵糧に関しては、

私を含む司馬八達。ついでに郭淮が

将軍府の兵2万とともに

後方に付くことで防衛します

 

「「「「え?」」」」

 

何を驚いているのです?幽州勢20万を率いるなら

その将は公孫伯珪しかいないでしょう?

 

「え?!」

 

いや、何であなたが驚いてるんですか?

 

「あ、いや、私はてっきり後方で内政かと・・・」

 

為政者としてはそれで良いのですがね

今回は貴方に袁家を潰してもらいます。

 

「・・・良いんですか?」

 

無論です。

むしろアナタで無くてはいけません。

 

「・・・」

 

この国には、未だにあなたを

地味だなんだのと言って

見下す連中が居ます。

 

「・・・」

 

阿呆共に思い知らせてやりなさい。

アナタは我が師が認めた幽州牧

公孫伯珪です。

 

「・・・!!」

 

騎兵が居なくとも、先程言ったように

幽州は歩兵とて精強。

 

「・・・はい」

 

州牧になる前、なんの教育も受けていない

董卓と違い、アナタは師の教えを受け

見事に乗り越えてきました。

 

「・・はい」

 

地獄を知らない小娘や、

多少実戦を齧っただけの家臣団など

アナタの敵ではありません。

 

「はい」

 

アナタに従う配下も常に鍛えられています。

洛陽で董卓に遊ばれ

お遊戯していた連中とは違います。

 

「はい!」

 

相手は袁家の金につられて集まった官僚や

まともな戦を知らない将です。

中途半端な戦を知り、

歴戦面して騎兵に備える阿呆の将です。

 

故に勝ちなさい。

完膚なきまでに潰しなさい

言い訳が出来ぬ程に蹂躙しなさい。

 

出来ますね?

 

「はい!!」

 

良い返事です。

先程も言いましたが、

後方に不安はありません。

また、どれだけ時間がかかっても

先帝を殺した逆賊と

停戦に応じる必要などありません。

 

故に焦る必要はありません。

最悪一度や二度と負けても、こちらは

幽州からも并州からも増援を用意出来ます。

 

警戒すべきは

無意味な火計や

後先考えない水計。

井戸水に毒を入れる。

兵糧に毒を混ぜる。

降伏してからの裏切り。

空城計による被害となります。

 

草原や畑には先に火を放ちなさい。

川の水量や流れに注意し、堤があったなら

先に破壊しなさい。

 

井戸の水は使わず、

相手が残した兵糧は焼きなさい。

 

降伏は認めてはいけません。

空の城もあったら焼きなさい。

 

全てを潰しなさい。

全てを上回りなさい。

 

そして絶望と共に理解させなさい。

 

自分達では公孫伯珪には勝てないのだ。と。

 

皆、よろしいですね?

 

「「「ハイッ!」」」

 

 

二十万の軍勢は斜行陣を基本とした陣を

敷いてもらいます

 

第一陣、指揮官は趙雲。軍師は鼻眼鏡。

兵は五万。陣は偏月陣。

一万を五つに分けてそれぞれの部隊が

交代を繰り返し、回転するように当たり続け

相手の陣形を崩します。

あくまで陣を崩すことが目的ですので

深入りはしないように。

 

「「ハイッ」」

 

 

第二陣、指揮官は公孫越。軍師は鉤眉。

兵は五万。陣形は魚鱗。

崩れた相手に突っ込み敵陣を突破する

ことが目的です。

 

第一陣によって崩されても尚、

相手が士気を保っている場合は

必ず敵陣に罠があります。

 

この場合混乱による遅滞、

無駄な追撃に注意して下さい。

火計などの場合は敵陣を突破することだけを

考えて動くことです。

ソレが一番で被害が出ません。

出来ないようなら速やかに方円陣を敷き

その場で待機。

第三陣の救援を待ちなさい。

 

混乱が拡大するので

間違っても元の場所に戻ろうと

しては行けません。

 

かなり難しい判断が

求められますが、今のアナタなら

問題ありません。

敵の策を潰しなさい。

 

「「ハイッ」」

 

第三陣、総司令の公孫賛。軍師は沮授。

第二陣が敵を突破出来ていたら

敵は分断された状態です。

片方に抑えの兵を置き

アナタは数が多い方を擂り潰しなさい。

 

突破出来ずに罠に嵌まって動けないようなら、

第二陣を囲もうとしている部隊を外から

ひとつひとつ潰しなさい。

全てを潰すまで合流しては行けません。

第二陣を餌にして更なる罠があるかも

知れませんからね。

 

それとアナタは最後に動くように。

常に二万の兵を側に置き

奇襲に備えなさい。

 

「ハイッ」

 

あとは・・・そうですね。

わかっているとは思いますが、

相手の陣形の一番固いところを狙いなさい。

そこが一番罠が少ないでしょう。

 

「「「「「ハイッ!」」」」」

 

各部隊の副将の選別は

アナタ方で行うように。

 

何か質問は?

 

 

「「「「「ありません!!」」」」」

 

よろしい。ならば戦争です。

 

蹂躙しなさい。

公孫伯珪の名を聞くだけで、

誰もが恐怖に怯えるような蹂躙を。

 

塵殺しなさい。

幽州の名を聞くだけで、

誰もが死を連想出来るような塵殺を。

 

殲滅しなさい。

安北将軍の名を聞くだけで、

漆黒の賊滅の旗から逃れられる

賊はいないのだと、思い出すような殲滅を!

 

「「「「「はっ!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまだに勝ち目があると

錯覚している阿呆共よ。

 

 

 

とくと見よ。

これが我々が創る地獄の始まりだ。

 

 

 

 




実際働くの地味様ですけどね!そんなお話。

司馬さんちのついでが贅沢過ぎる・・・

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