とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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古事記にも書いてます。

茶番回

プークスクス出来るのはどっちだ?!

オリ設定オリ展開

原作はすでにない!

嫌いな人は読み飛ばし!


アイサツは大事

・・・人妻で、子持ちで、巨乳で謀略家ぁ?

でもって娘は真面目なメガネぇ?

ナニこいつら、アタシに喧嘩売ってるのかしら?

 

『郭嘉さーん目が怖いですよー?』

 

見定めてるのよ、なんたってこの時期に

わざわざ公孫賛様に会いに来る輩なんですからね?

 

「あら、この時期だからこそ・・・と思っては

もらえませんか?」

 

曹操が何やら動いているようね?

 

『そうですねー連合組んで、自分に兵権を

もらうようにって動いてますよねー』

 

「・・・っ!」

 

そんな図星?!みたいな顔されてもねぇ

 

『袁紹の次は曹操さんですからねー

少しくらいは調べますよー?』

 

「え、えぇ。当然ですわね。

ですが公孫賛様も、曹操様を

敵視しているとは思っていませんでしたわ」

 

敵視も何も、先帝の遺命じゃない

 

『そうですねー。逆賊討伐に

好きも嫌いもありませんよー?』

 

「・・・では逆賊でなくなれば?」

 

いや、死んだ先帝が遺命の撤回なんて

出来るはずないじゃない

 

『だれか皇族の方が新帝になったとしても、

先帝の仇敵を恩赦する理由がありませんよー?』

 

「それはそうですわね。

まぁお二人もご存知とは思いますが、

我々は新たに帝になられた方の御前に

頭を垂れて、その命と引き換えに

逆賊の撤回を恩赦としていただくことが

今の行動方針ですから」

 

あぁ、新帝の恩赦が出れば、

私たちが戦う理由はなくなるからね。

それなら長安に行くべきじゃないかしら?

 

『そうですねー、王允さんを初めとした

皆さんにお話をしておいた方が

よろしいのではないでしょうかー?』

 

「その前に公孫賛様や董卓様、そして司馬懿様に

攻められてしまったら意味がありませんわ」

 

司馬懿様・・・ねぇ

 

『郭嘉さーん?』

 

「おや?やはり公孫賛様は司馬懿様とは

あまり折り合いがよろしくない?」

 

はぁ・・・まぁわかってるようだから

あえて隠さないけど。一言で言えば、そうね。

 

『もう、あんまり情報出さないでくださいよー』

 

とは言ってもね。司馬懿殿から我々に物資が

流れてないことなんか、少し調べればわかるでしょう?

 

『それはそうなんですけどー』

 

「あぁ、お二人に争われても困ります」

 

・・・そうね、使者殿の前で失礼したわ

 

『そうですねー。もうしわけございません』

 

「いえいえ、少しでも情報を持って帰るのも

私の仕事ですので」

 

隠してもしょうがないことは隠さない。

まぁそれが普通よね

 

『そうですねー、それを言えば

私たちと司馬懿さんの間柄も

隠す必要は無いんですけどねー』

 

「二十万もの兵を出して手伝い戦ですからね」

 

その通り。遺勅だからと言って、

当たり前のように私たちに兵を出させて

自分は後方で待機でしょ?

 

『袁紹を倒したら「ご苦労様でした」の一言

ですよー。その後に物資とかが

贈られて来てないのは、陳珪さんも

知っての通りですー』

 

「董卓様も同様とか?」

 

そうね。大将軍でも先帝の勅には勝てないわ。

 

『あっちは「お疲れさまでした」だった

みたいですけどー』

 

「い、一応挨拶は変えてるんですね」

 

ま、洛陽の人間だからね。

礼儀にはうるさいのよ。

たぶん今回気を使ったのはそれくらいよ?

 

『そうですねー。』

 

「なるほど」

 

つまり、司馬懿殿がアナタたちを攻めるのは

あくまで先帝の遺勅。

 

『我々がそれに従うのも同じですよー』

 

「新帝の恩赦を受ければ、少なくとも

公孫賛様とはぶつからない?」

 

そうなるわね。

 

『それが聞きたかったんでしょー?』

 

「え、えぇ、そうですが」

 

が?

 

『何故そんなことを教えるか?

ですよねー』

 

「は、はい。正直話が進み過ぎて

戸惑っております」

 

まぁ中原の人ならそうよね

 

『軍師としては、腹の探りあいも

悪くは無いのですがー。

幽州の人達って基本的に

考えるより動く人達でしてー』

 

「先程言ったように、

わかりきってる事は隠さないと?」

 

そーゆー事ね。時間の無駄でしょ?

 

『相手が騎馬民族ですから、

軍議や決断にも拙速が求められる

のですよー』

 

「なるほど、地域の特色と言うモノですね」

 

そ、だからさっさと話せる事は

話して、それから探りあいをしたいのよ。

 

『無駄に前置きしても意味ありませんしね』

 

「この場合は、話が早くて助かります。と

言うのが正解なんでしょうかね?」

 

さて、もう少し真面目にヤレでも

良いかもしれないわよ?

 

『そうですねー。

娘さんはちょーっと、

これだから田舎者はって

反応しちゃってますけど』

 

「・・・!」

 

あら、ここでそんな反応しちゃダメよ。

 

『そうですねー、実際にそんなことを

考えていなくても、相手に与える

印象は悪くなりますからねー』

 

「・・・御教授ありがとうございます」

 

別に構わないわよ?

 

『そうですねー。何か損したわけでも

無いですし』

 

「ありがとうございます。

見ての通り、

娘はまだまだ未熟なもので。

色々な経験を積ませるために

こうして着かせておりますの」

 

なら相手と時と場所は選ぶべきね

 

『そうですねー。

我々はアナタの娘さんに

経験を積ませる為に居るわけでは

ないのですよ?』

 

「・・・っ!申し訳ございません」

 

一郡の太守でしかない曹操なら、

沛国の相であるアナタとの差は

あまりないから、多少の無礼は

許されるのだろうけど。

 

『さすがに州牧である公孫賛様と

比べられても困りますよ?』

 

「「・・・」」

 

ま、私たちは所詮軍師にですから、

そのくらいの扱いでちょうど良い

と言えばちょうど良いんでしょうけど。

 

『それでもアナタの応対を

任せられる程度の権限はあるのですよー?』

 

「「・・・」」

 

まぁ、ずっとだんまりされても

時間の無駄だから、単刀直入に

聞きましょう。

 

『そうですねー。陳珪さん。

アナタは何しに幽州へ?』

 

「・・・できましたら、公孫賛様との

同盟を。無理ならせめて誼をと思いまして」

 

同盟は無理ね。

 

『それこそ恩赦を

受けてからでないと無理ですよー』

 

「では誼ならば?」

 

不可能ではないわ。

 

『どれ程のモノを期待してるかにも

よりますけどねー』

 

「今の我々から出せるのは

情報くらいしかありませんが」

 

それはそうよね。

だからこそ、ここに来たのでしょうし

 

『そうですねー。中原の情報は

司馬懿さんに止められちゃうし、

長安の情報は董卓さんが優先ですからー』

 

「公孫賛様に都合の悪い話は

中々伝わらないようで」

 

当たり前の話ではあるけどね。

単独で二十万もの兵を出せる

州牧を警戒しない大将軍はいないわね。

 

『自分が治める予定だった州を、

蹂躙された州牧さんもですねー』

 

「こちらがお渡し出来るのは

連合側の軍事情報と、荊州の情報です」

 

荊州は新帝の可能性がある劉表の

ことなんでしょうけど、

アナタ方についての軍事情報?

 

『兵の規模や陣容ですかー?』

 

「規模や陣容だけでなく、

いつ、何処に動くのかと言った情報ですね」

 

・・・それに対応した司馬懿殿の後ろを突けと?

 

『それともー、公孫賛様に情報を流してる

と言う事実があれば良いと言うことですかねー?』

 

「出来れば前者ですが、後者でも

時間は稼げますから・・・」

 

まぁ、そうよね。そもそもアナタたちと

戦うのは安東将軍の李儒殿であって、

私たち幽州勢には関係の無い話。

 

『そうですねー。大将軍の董卓さんや

、お弟子さんの司馬懿さんならまだしも。

公孫賛様が動く理由にはならないんですよねー』

 

「北と西から挟むと言うのは、

董卓様が先帝に献策したとか」

 

そうよ。はっきり言って迷惑よね。

 

『何度も動くと、北の異民族の

人達も動きますしー』

 

「さらには働かされるだけ働かされて

「ご苦労様でした。」では・・・」

 

動きたくもなくなるわ。

 

『帝が生きていて、勅によるものなら

まだ良いんですけどー』

 

「遺勅では、新帝が恩赦を与えたら

功績どころか、丸損ですわね」

 

ため息しか出ないわ・・・

 

『ですからー私たちにとっても

時間が稼げるのはありがたいんですよー』

 

「では、まずは浅くても良いので

繋がりがあると匂わせる?」

 

そうね。アナタ達は逆賊認定されてないから

繋がりがあったところで、司馬懿殿に

とやかく言われる筋合いは無いし。

 

『董卓さんにもですねー。

むしろアナタ方以外の

情報源があるんだって牽制にもなりますかー』

 

「私どもは、それでも十分です」

 

利害が一致してると、話が早くて助かるわ。

 

『ほんとですよー、公孫賛様にも

良いお話が出来そうですねー』

 

「そうですわね。では、今後の

情報の伝達方法についてですが・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

「母上・・・」

 

ダメね。今の段階で軍師が

あの程度の情報しかもってないなら、

公孫賛に先は無いわ。

 

「初めからコチラを舐めてましたからね」

 

えぇ、見下してペラペラ情報を差し出してくれた。

 

「わざわざ私を連れてくるから

何事かと思いましたけど、このためでしたか」

 

そうね。使えるモノは何でも使わないと。

今を耐えることが出来たら、曹操にも

目が出てくる。

 

「司馬懿はどうします?」

 

どうする必要もないわ。

新帝が擁立出来れば、公孫賛は動かない。

 

「動かないだけでも

董卓と司馬懿に対する

牽制になります。」

 

で、あればボロボロの司馬懿を

逆に攻めることも出来るわよ。

 

それに、公孫賛と董卓に

謝礼の物資を渡してないのも確かね。

司馬懿の名を出す度に顔が歪んでたわ

 

「えぇ、相当不満が溜まってるようで」

 

あんな探りあいもマトモに出来ないのが

軍師だなんて、公孫賛もたかが知れるわね。

 

「筆頭の沮授が司馬懿に文句を

言いに行ってるとか?」

 

公式では、将軍府の移設にともなう

諸般の打合せだけどね。

 

「何もしなくても相手方が割れてますけど・・・」

 

いきなり州牧なんてされて、司馬懿も

右往左往してるのよ。

 

「人材の引き継ぎどころか、

渡されたのは焦土ですし」

 

小娘一人でなにが出来るのやら・・・

後は李儒が新帝に従うかどうかよね。

 

「従うなら南陽を通じて荊州とも

繋がりますし、従わないなら逆賊として

討伐ですか?」

 

いきなり逆賊は無理ね。

長安の動き次第になるわ。

まぁ、荊州と我々で挟んで討伐は可能よ。

 

「奴等は新帝の擁立は長安で行うと

決め付けてましたね」

 

幽州の片田舎じゃ仕方ないわ。

まさか我々が擁立しようなんて

考えてもいないようだし。

ま、ここが公孫賛の限界ってことね

 

「では?」

 

公孫賛は程々で良いわ。

曹操か孫堅か・・・後継ぎが

はっきりしてる孫堅の方が

組織としてはマトモね。

 

「長安が誰を擁立するかで、

馬騰の動きも変わりますが」

 

その場合は、馬騰と董卓の動き次第で

長安の帝もアリよ。

 

「後は益州ですが」

 

阿呆だけど、阿呆だからこそ

何をしでかすかわからない

怖さがあるわね。

 

けど、今の私たちには全部を

見渡して維持出来る力なんてない。

 

「はい、まずは出来ることに

全力を尽くすんですね」

 

そうよ。まずは新帝擁立。これができなきゃ

全ては画に描いた餅。

 

「我々が新帝を擁立すると知ったら、

あの二人はどんな顔をするのでしょうね?」

 

阿呆面を晒してるところを、

指差して笑ってやるわ。

 

「あ、それ良いですね。

今日の無礼を散々笑ってやりましょう!」

 

あんなのに任せた公孫賛も一緒にしてね!

 

「「あははははははは」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「とか言ってるんだろーなー」』

 

 

 

 

 

 

 

 

 




弟子が「ご苦労様」と言ったのは地味様で
「お疲れさまでした」と言った相手は
もちろんシロッコですってお話。

地味様的には矯正されてないので
満足してます

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