とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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ミミズで何を釣るのか・・・
結構なんでも釣れますな。

オリ設定

オリ展開

原作はすでにない!
嫌いな人は読み飛ばし!


海老で鯛を釣るのは釣りの常識

袁紹様があんなに早く潰されるなんて・・・

 

「朱里ちゃん、このままじゃ曹操さんの

連合が間に合わないよ」

 

そうだね。やっと劉表様の嫡子劉琦様を

荊州の後継ぎとして、劉琮様を新帝に

って段取りが終わったのに。

 

「場所で騒ぎ始めたって」

 

許昌だと、彼らに近いからって

周りが都の位置に文句を

付け始めたみたいだね。

 

「結局は襄陽以外は嫌なんじゃないかな?」

 

そうだね。

長安の人たちや董卓さんが認めた後なら

洛陽も良いみたいだけど、今はまだ不安定だから

 

「安定してるところなんて無いけど」

 

荊州は孫堅様が動かない限りは

平和だからね。

 

「今は揚州と交州を纏めてる段階だから

北上することもないだろうし」

 

行くとしても先に豫州だよ。

荊州は保留って言う遺勅を破ってまで

こっちにはこないと思う。

 

「・・・益州はどうなってるかな?」

 

かなり荒れてる。

こっちからも噂を流したりして、

劉表様の子が帝位につくって情報を

成都の劉璋様の周囲に流れるようには

してあるから。

 

「周りが勝手に劉璋さんを

焦らせてくれるんだね?」

 

うん。だから今の問題は、

桃香様が益州の噂を聞いて、

ご主人様に出陣を促してることかな。

 

「ご主人様はもう少し待てって

言ってるんでしょ?」

 

うん、噂を宛にして立っちゃダメだって

止めてくれてるよ。

 

「前はそれで大変な目にあったのにね」

 

ご主人様に甘やかされて忘れたんでしょ?

 

「朱里ちゃん・・・」

 

関羽さんなんか、いまだに

宛の李儒様を攻めるべきだ!

なんて騒いでるんだよ?

 

「攻めたいのは李儒さんじゃなくて

元直ちゃんだよね?」

 

そ、大義も名分も関係なし。

ただの気分で私たちを

殺す気なんだよ、あの人。

 

「宛に居る官軍は三万。私たちは五千もいないよ」

 

荊州全軍と曹操さんたちが合わされば

勝てるんだって。

 

「誰が兵を出すの?

新帝を擁立すれば、戦わなくても

勝てるかも知れないのに」

 

そのまま降って来て、同じ

陣営になるのが嫌なんでしょ?

張飛さんの仇討ちしたいみたいだし。

 

「死んでないし、あの状況で

腕一本なら、むしろ感謝しなきゃ

ダメだってご主人様もわかってるのに」

 

普段から武人は命懸けだからとか言って

私たちを軽視してるくせにさ。

 

「桃香様やご主人様にも色々

言ってるみたいだよ」

 

戦えば勝てるとか

今度は負けないとか

油断さえしなければって?

 

中途半端に荊州の武人さんに

勝ったもんだから、自信を

取り戻しちゃったんだよ

 

「それで、私たちは弱気過ぎる!とか、

益州にも正々堂々乗り込むべきだ!とか

騒いでるんだよ」

 

何を持って勝てると判断したのかも

わからないし、正々堂々乗り込む為に

準備してるんだけどね。

 

「勝った後どうするのかとかは

特に考えてないみたいだし」

 

やっぱり、言えば分かってくれるだけ

ご主人様の方が良い。

私は関羽さんと桃香様の説得は

もう諦めたよ。

 

「あ、あははは。

気持ちは凄くよくわかるけど

私に丸投げするのはやめてほしいかな~」

 

私の言うことなんか聞かないんだから、

しょうがないじゃない。

 

「あの人達にとっては

同じ夢を見てない人は

敵だからね。」

 

夢から覚めた軍師は敵だし、

現実を見れない軍師は屑じゃん。

どうしろって言うのかな?

 

「そこまで非難しても、桃香様と

ご主人様を見放さないんだね?」

 

当たり前でしょ?ご主人様は言えば

分かってくれるし、桃香様は

私たちが現実を見せなかったから

ああなっちゃったんだよ?

私たちが軍師を名乗るなら、

その責任は負わなきゃダメ。

 

「・・・公孫賛様に言われたとき

幽州から逃げるんじゃなくて、

ちゃんと教えを乞うべきだったよね」

 

うん、下積みからやらせて貰って、

民や兵隊の皆さんに対する責任を

感じることを身につけるべきだった。

 

「私、今なら廬植さんの何が悪かったか

わかる気がするよ」

 

私も。個人に渡す賄賂と、五万の兵を

養う糧食・・・選ぶなら

後者であるべきなんだよね。

 

「結果的に一番損失が少ないからね。

新野の太守を任されて、

自分達で全部を手配するようになったら

わかったけど、何で曹操さんは

連合のときにソレに気付いて無かったのかな?」

 

誇りを優先するからじゃない?

 

「あぁ、なるほど」

 

しかも廬植さんが率いてたのは

官軍でしょ。

糧食も、全部国の手配だったから

曹操様も頭に無かったんじゃないかな?

 

「あぁ、なるほど。郡の太守になった

ばっかりだったし、なにより

急な質問だったから」

 

それもあるかもね。

とりあえず私達軍師が優先

するのは、武人の誇りより

戦に勝つこと。

 

「それも関羽さんや、鈴々ちゃんみたいに

盗賊に勝って喜んでるようじゃダメなんだよね」

 

そう、次の戦いは益州の兵隊さん。

盗賊崩れではあるけど、どこまで

強いのかわからないから、

油断なんて出来ない。

 

「マトモな将も居るみたいだしね」

 

厳顔さんと黄忠さんだね。

しっかり私たちを警戒してる。

 

「警戒の理由が、

劉表さんの部下としてなのか

平原での私たちを

知ってるからなのかが問題だよね」

 

そこだね。

ただ劉表さんの部下で

賊を倒してたり、荊州の武人さんを

倒したりしてるのを警戒

してるなら良いんだけど

 

「平原のことを知ってたら、

徹底交戦か、蓄えをもって

さっさと逃げちゃうよね」

 

うん。私たちの計画だと、

最初は劉表様の命令で益州に

入って、そのあとで独立なんだけど

 

「劉表さんだって、私たちに余分な

蓄えを渡したりはしないはず」

 

必要最低限を渡して首輪にしないと

独立されたら困るもんね。

 

「女学院の筆頭と次席って言うのが、

ここにきて響いちゃうんだなぁ」

 

同門だからって、仕えてる相手が

違うからね。警戒は当然だよ。

 

「劉璋さんが、成都にかなりの財を

蓄えてるのは知ってるけど」

 

そこまで持たないと飢え死にしちゃう

かもしれないからね。

 

「私たちを警戒して兵や物資を増やす

可能性もあるけど、今はそうしてくれた

方が助かるって言うのがね」

 

孫子の言う現地調達でしょ?

昔は理にかなってるって

思ってたけどさ。

 

「自分達で兵糧確保出来ないから

相手から貰うって、

ただの準備不足だよね」

 

まぁ、当時は小国が乱立してたからさ。

相手の物資を奪えれば、自分達も

潤うし、相手も攻めてこれなくなるから

一石二鳥の考えなんだけどね。

 

「そのあとの統治とかは

完全に為政者任せだよね」

 

今の司馬懿さんがそうだね。

 

「ボロボロにされた南皮の

復興をしなきゃいけないからね。

手伝い戦をしたくない公孫賛様は

時間を稼いだってことかな?」

 

そうだね。名分は南皮近郊から

袁家の名残を消すって言って

蹂躙したみたいだけど。

 

「あぁ、確かにそれなら

司馬懿さんも文句は言えないよね」

 

中途半端に残すくらいなら

いっそ全部無くせって言うのは、

幽州の人らしい判断だけど。

 

「確実に司馬懿さんと公孫賛様の間に

亀裂は入ったね」

 

うん、曹操様は間違いなく

その亀裂を突いて時間を稼ぐはず。

 

「曹操さんが時間を稼げば稼いだほど、

私達にも再起の目が増える」

 

再起のためには

お金と兵糧が必要だから、

益州の前線のお城は

蓄えを残したまま落としたいけど。

 

「籠城されたらお互いの蓄えが

減るからね。」

 

うん、持久戦が一番キツい。

 

「野戦を誘う?」

 

わざと少ない兵で、チマチマやるか

あえて城の前を素通りするか・・・

 

「一騎討ちとかは?」

 

止めてよ。

あんなのに私たちの

命運を託す気?

 

「あ、あんなのって」

 

自信満々で出ていって

華雄さんに相手にもされずに

瞬殺されたの忘れたの?

黄忠さんは弓の名手なんだよ?

下向いて、プルプル震えてたら

射抜かれて終わっちゃうよ。

 

「そうなったら、桃香様は

間違いなく壊れちゃうよね」

 

そう、だからあんなのを

前に出すのはダメ。

・・・むしろ張飛さんに挑発させれば

良いかもしれないよ。

 

「えぇ?!あ、けど、そうか」

 

片手の子供に挑発されて、それから

逃げたら武人はおしまいだからね

 

「武人の誇りを突くんだね」

 

だね。厳顔さんとか黄忠さんは

無理かもしれないけど、

その辺の城主とかなら

かなりの確率で釣れるよ。

 

「後は鈴々ちゃんが勝てるかどうかだけど」

 

・・・なんだかんだで

その辺の武人さんよりは

強いんだよね。

 

「それに、前みたいに変な余裕とかも

ないから、無駄に話したり

隙を見せたりしないし」

 

ムラがないから、軍師としては

関羽さんよりもよっぽど頼りになる

存在になってるよね。

 

「うん。野生の動物は怪我した方が

怖いって、あぁ言うことなんだって思った」

 

そうだよね。なら張飛さんを基軸に策を練ろうか?

 

「そうしよっか。関羽さんが何か言ってくる

と思うけど?」

 

・・・新野に置いてっちゃダメかな?

 

「確かに誰かは残さないと

ダメなんだけど・・・」

 

独立するまでは

私たちが管理しないとダメだよね。

 

「うん。新野も平原みたいに

するわけにはいかないからね」

 

じゃあ関羽さんはダメか。

 

「勝手に周りに手紙とか出して

宛に行きそうだよ」

 

うーん。片腕でも武将として

戦えるってことを証明するため!

とか言えば誤魔化せない?

 

「あぁ、そう言うの好きそうだよね」

 

じゃ、とりあえずその方向で

 

「こっちには誰が残るの?」

 

私しかいないでしょうね。

元々私たちの名前で預かってる

ようなモノだし・・・

 

「まぁそうだよね」

 

関羽さんは何故か桃香様に、

決裁させようとしてるけど

 

「『主は桃香様だぞ!』だもんねぇ」

 

ほんと勘弁してよ、黙って

弱いものイジメしてれば良いのに

 

「いちいち口を挟んでくるのがね」

 

忠臣の役割って勘違いしてるんだよ。

 

「あれじゃただの奸臣、佞臣だけどね」

 

最低限の知識とかがないと、

時間の無駄にしかならないんだよね

 

「そうそう、ご主人様は

ちゃんと聞いてくれるし

わからないことは質問して

くれるんだけど」

 

関羽さんは、そんなことは知らない!

嘘をつくな!わざと回りくどく

言って誤魔化そうとするな!ってさー

 

「ご主人様の前で、知らないって

言うのが恥ずかしいだけじゃん」

 

あーお酒が飲みたくなるときって

こう言うときなんだねー

 

「あーわかるよ。私も軍議の

前後とか、ぐだ~ってなるもん」

 

今度飲んでみよっか?

 

「ご主人様は

『お酒は20歳になってから!』って

言うけど、私たちだって元服した

大人だしねぇ」

 

よし、あとで買ってくるよ。

市場調査とか、誰かにあげるとか

言って買えば大丈夫だよね!

 

「私たちが益州に行ってる間なら

大丈夫だと思う。私の分も買ってね?」

 

もちろん!とりあえずは慣れてない

人でも飲めるお酒を探しておくよ。

帰ってきたら乾杯しよう?

 

「再会を祝う乾杯だね!」

 

うん!そうだね!。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイヘンデス!

 

エキシュウニテキンキュウノジアンガ!

 

 

 

 

 

 

 

・・・来たね。

 

「うん。これからが私たちの

生き残りを懸けた戦いだよ」

 

無事に帰って来てね?

 

「うん。新野は任せるよ!」

 

お酒は無いけど、乾杯する?

 

「そうだね。けどその前に」

 

その前に?

 

「軍議で関羽さんと話をしなきゃね」

 

はぁ。私が残るって言ったら

喜んで行くんじゃない?

 

「桃香様とご主人様を差し置いて、

新野の主となるつもりだろう!

とか言いそう」

 

「「・・・・・・」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「めんどくさっ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




鼻眼鏡と鉤眉でもう二、三話くらい
引っ張ろうかと思ったけど
話が進まないので
強制イベント発生!

もちろん、そうなるように色んな勢力の
手が入ってますってお話

劉キと劉ソウの名前は後日修正します。

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