とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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あくまで李儒くんの価値観です!

あくまで李儒くんの価値観ですよ!

大事なことだから二回言いましたが

あくまで李儒くんの価値観です!!!

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特に本編には関わりませんので
興味ない人は読み飛ばし!



幕間。~人物評価~

お、久しいな左慈殿

 

「久しぶりだね。と言っても

まだ2ヶ月もたってないけどね」

 

この辺の時間間隔がいまだに馴れねーよ

 

「まぁ、移動に数ヵ月かかる国だからねぇ」

 

隣街にちょっと外出してくるね!

が。往復四日だからな。

 

「時間にうるさい君たちには

想像も出来ない世界だろうよ」

 

まったくだ。

で、今日は何かあったっけ?

 

「いや、雑談とお茶を飲みに来ただけさ」

 

おぉ、そうかそうか。

土産にやるからその調子で

茶を飲んで同僚とかに広めてくれ。

 

「いや、中級官吏が君から茶を貰ったら

目立つだろう?」

 

俺から貰ったって言わなけりゃ・・・

 

「魔改造された茶なんて馬騰とか

董卓、公孫賛くらいしか持ってないじゃないか」

 

将軍府の連中くらいだもんなぁ~

 

「庶民に広めるにはまだ早いよ」

 

増産せねばならんな。

 

「その意欲はどこからくるのやら・・・」

 

魔改造したら広めたいじゃないか。

 

「子供か」

 

銀さんも言ってただろ。

男はいつだって子供なんだよ

 

「僕はあっちでもビッ●コミック読んでたし」

 

くっ聖闘士星●より黄昏●星群か!

 

「それ、隠す意味あるのかい?」

 

一応な。一応。

 

「まぁ良いけど。

で、今日は聞いてみたいことがあってね」

 

なんぞ?

 

「君ってあの時代の人間にしては

何進とかの評価が高いじゃないか?」

 

いや、あの時代だからこそじゃないのか?

 

「まぁ、それはそうなんだけどさ。

コー●ーですら評価の低い人を

評価してるのに、逆のパターンも

あるじゃないか」

 

まぁ、そうかもな?

 

「そんな君の人物評価が聞いて見たくてね」

 

ふーん。まぁ暇潰しには

丁度良い話題ではあるか

 

「そう言うことさ。珍しい人間の

珍しい意見は聞けるときに聞いておきたい」

 

恋姫時空の?

 

「いや、出来たら史実とか演義の方が良いかな」

 

わかった。構わんよ。

適当に名前を言ってもらえたら、

俺なりの評価を聞かせようじゃないか

 

「そうかい?それじゃよろしく頼むよ」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

―何進―

 

ま、感想でも言ってるが

物流を握り、庶民から大将軍になった化物。

 

あと一歩で皇帝の親と言う立場を手にいれる

ところまで行ったんだから凄いの一言だ。

 

日本人に分かりやすく言うなら

豊臣秀吉より凄い。

警戒しないヤツが馬鹿だな

 

「そういえば彼も庶民からのしあがった英傑だね」

 

何進は秀吉と違い織田信長に取り立てられて

一歩一歩昇進した訳じゃない。

いきなりの大将軍だ。

自分の妹を帝に見初められたって言うが、

そもそも秀吉が妹を信長や

足利義輝、もしくは帝に

会わせることができるかって話だ。

 

「あぁ、無理だね」

 

そう、不可能だ。若い頃の織田信長なら

外を出歩いてたから、あり得なくは

ないかもしれないが、霊帝は宮中から

出ることすらない。

 

しかも寵妃なんて腐るほどいたんだぞ?

それらを差し置いて子を産んで皇后扱いだ。

まともな後ろ楯が無い普通の女なら

孕んだ時点で殺されてる。

 

それらの不可能を越えて、外戚で大将軍。

 

しかも戦乱の秩序がない応仁の日本じゃないぞ。

まだ秩序が残っていた漢帝国で、だ。

更にそれを可もなく不可もなく

回しやがった。

 

怖いだろう?

 

「そう見たら無能なわけないよね」

 

もっと言えば生まれ以外の弱点がない。

曹操や秀吉みたいに女にだらしないとか、

 

他の武将みたいに酒に酔って何かしたとか、

佞臣に騙されて味方を殺したとか

賄賂で何かしたってのがない。

足の引っ張りあいに定評のある、

名家や宦官が足を引っ張れなかったんだ。

 

ゲームに謀略とか政治(暗)とかあったら、

間違いなく司馬懿や諸葛亮を越えてるよ。

 

「あぁ、その二人も結構味方に

足を引っ張られたよね」

 

そーゆーことだな。

 

 

 

 

 

―公孫賛―

 

 

 

コレはアレだ。ゲームとかの評価が低い

 

「言い切るね」

 

感想にもあったが、俺の中では

上杉謙信と朝倉宗滴を足して1.5で

割ればこの人になる。

 

「まぁ二万で30万とも100万とも

言われた青州黄巾を叩き潰してるし」

 

朝倉の弱兵とは違って

越後の強兵を率いてるのもな~。

 

義とか気にしないで、

武士はとにかく勝てって

思想に特化した上杉謙信だよ。

 

「そりゃ部下も裏切る」

 

いや、そもそも義とか

部下も信じてなかったろ?

関東襲って人を拐って奴隷売買だぞ?

 

「あ、そうか」

 

ありゃあくまで大義名分。

それを後世の人間が美化しただけだ。

 

「ふむ、なかなか興味深い意見だが」

 

あぁ、今は公孫賛だな。

 

上杉謙信が比叡山焼き討ちして

帝の親族を殺してたら、

配下が離反してあぁなっただろうよ

 

「劉虞との関係が三行で終わったね」

 

分かりやすいだろ?

更に馬術を極めてるだろうし

馬上での組打ちや騎射とか当たり前に

出来てたから、武力も高い。

結果、統率と武力は100を越える。

内政はわからん

 

「なるほど、確かに史実の公孫賛は

内政になんかしたってのは無いね」

 

まぁ、無難に治めてるだけでも凄い

んだが、わからんものはわからんよ。

 

 

―董卓―

 

1560年代スタート時点で、

修羅の国九州を統一して上洛に成功した

龍造寺隆信。

 

「おぉ~わかりやすい」

 

だろ?鍋島直茂が俺こと李儒で、

五人いるけど四天王が、

馬騰、徐栄、華雄、牛鋪、張繍か?

 

「無理に張繍入れなくても良くない?」

 

いや、なんだかんだで

曹操追い詰めてたからな。

入れてもいいんじゃないかなぁ~

 

「弱気になるなら無理しなきゃいいのに」

 

ま、そこは良いとしよう。

 

つまりは反董卓連合がなかったら、

各陣営は蹂躙されて終わってたな。

 

「洛陽での暴虐は?」

 

公家ぇ~?知るか!

名家ぇ~?知るか!

賄賂ぉ~?今は持ち合わせがないから

鉛弾でえぇかのぉ~?

格式ぃ~?はぁ~ん?

舐めた口叩くのはこの口か?

あ"ぁ"ん?!

 

って感じだろ?

 

「若干広島風だけど、

まぁそんな感じだよね」

 

修羅に知性を求めたのが悪い。

洛陽遷都も

 

地元から遠いんじゃ!長安にしろや?!

 

くらいのノリだったかもな。

 

「可能性が有りそうで怖いね。」

 

 

 

―袁術―

 

こいつこそ宇宙大将軍だろ?

 

「おいおい、今まで日本の大名できたんだからさ」

 

あー北条氏直だな

 

「氏政じゃないんだね」

 

強敵と戦って無いからなぁ。

どこまでも先達の遺産を

食い潰した阿呆にしか見えん。

それを考えたら大内義隆でも

いいかもしれん

 

「ナ,ナンダッテー」

 

いや、そのリアクションがわからんよ。

 

 

 

 

―袁紹―

 

 

 

今川義元だな

 

「一行で終わったね」

 

いや、金あって、兵力あって

名家で、家督相続争いがあって

大軍率いて、奇襲で負けたんだぞ?

 

「まんまだよねー」

 

 

―曹操―

 

 

袁紹が今川な時点で曹操は織田信長だろ?

 

「まぁね。コレはよく言われてるけど

君の中でもおんなじかな?」

 

だな。恋姫時空の曹操は阿呆過ぎる

 

「アレでも万能チートとか言われてるけどね」

 

李典や厳顔の方が怖いだろう。

厳顔のアレを、李典が量産したら

それで赤壁が終わるぞ?

 

「・・・まぁね」

 

 

―劉備―

 

 

劉禅は毛利輝元なんだけど

劉備がなぁ~足利義昭が

四国に逃げて国作った感じかね?

 

「まぁ、劉禅はわかるよ。

諸葛亮が小早川隆景でしょ?」

 

そうだな、血の繋がらない小早川隆景

 

「そりゃ怖いだろうねぇ」

 

だから身内に足を引っ張られたんだよ。

 

で、吉川元春が李厳だな。

 

「君、李厳好きだよねぇ」

 

まーな。リトル曹操だし。

 

「それが通じるのは君の周りだけだ」

 

ふ、知らんとは悲しいものよな。

 

「いや、それで劉備だけどさ」

 

俺、劉備嫌いなんだよ。

 

「へぇそうなのかい?」

 

だってアイツって

反曹操の旗頭でしかねーじゃん。

何回子供見捨ててるんだよ。

後継ぎ居なきゃ国なんて創れねーよ。

 

劉封殺したのも、諸葛亮が跡目争い

起こらないように強行したんだろ?

 

そもそも勅使を殴って

平原から逃げたり、

曹操を裏切って逃げたり

徐州見捨てて逃げたり、

袁紹見捨てて逃げたり、

樊城の民衆を扇動して

新野に受け入れたくせに

そいつら見捨てて逃げたり、

家族一同見捨てて逃げたり、

荊州を火事場泥棒したり、

 

そもそも州牧は世襲じゃないから

劉表の子供に継承権なんか

ねーんだよ!

 

益州に招かれたと思ったら

火事場泥棒するしよ!

 

なんなんだお前?!

 

どこに義があるんだよ!

 

アレだろ?筵売りが一国の主に

なったのが物語性が高いから

美化されただけだろ?!

 

最終的に蜀だって、

関羽とか諸葛亮の劉備至上主義者と

李厳・張松みたいな益州残党。

あとは反曹操のごった煮だろ?

 

何したかったんだよ?!

 

関羽殺された弔い合戦って言って、

諸葛亮や趙雲みたいに反対した

連中をハブいて出陣したかと思ったら

味方を大量に殺されてよぉ。

 

何したかったんだよ?!

 

漢(笑)なんて作りやがって!

お前為政者として何もしてねーじゃん!

生き残ったことは凄いかも

知れねーけどよ!

 

ほんと何したかったんだよ?!

 

 

「・・・まぁ、その時代に生きた人には

色々あったんだよ」

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

 

「他にも色々聞きたいところなんだけど、

なんか変なテンションなったみたいだから

一度出直すよ。」

 

いや、すまんな。

俺、ほんと劉備嫌いなんだよ

 

「こっちでもミミズ扱いだしね」

 

いや、アレはヤツの行いが悪い。

 

「・・・まぁね」

 

しかしアレだな。

妙な感じでストレス発散出来た

気がするな。

 

「そうかい?それはよかった」

 

たまには溜め込んだのを出すのも

良いのかもしれんなぁ~

 

「あぁ、それはよくわかるよ」

 

貴方もこんな感じだったのか?

 

「たぶんね」

 

体に悪そうだな。

適度に発散するようにしよう

 

「そうしときな」

 

ちなみに、今の俺は奴等に勝てるか?

 

「・・・一対一で、ギリギリで負け、かな」

 

そうか。ありがとう。

 

「いや、こちらこそご馳走様」

 

お粗末様。

 

「では失礼するよ」

 

あぁ、また会いに来てくれ

 

「わかった。それじゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうか・・・まだまだ上がある。か。

 

 




あくまで李儒くんの価値観です!(四回目)


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