とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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え?メイド?もちろん好きですが何か?

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オリ展開

劉備が徐州に関わってないので
今まで出てこなかったアノ人が!

原作は既にない!
嫌いな人は読み飛ばし!



帰れ!この家に家政婦なんかいらない!

『きょーとーせんせー

変なの捕まえたよー(´・ω・`)』

 

変なの?フンドシじゃない醜態より?

 

『うーん。周泰の方が変です!』

 

そうか、じゃそんなに

変なヤツじゃないな。

 

『いや、アレより変って相当変ですよ?』

 

なんか、すごい違和感あったからな

 

『慣れてないなら、アレが自然なんですかねー?』

 

さぁなぁ。普通の格好して

違和感が出るんだから孫家はすげーよ。

 

『いや、孫家じゃなくあの二人が変なんですよ!』

 

そーかぁ?全員が露出狂って言うか、

無駄に男を誘う格好してないか?

 

『あーうー。否定はできないですねー(´д`)』

 

李豊がいなくて良かったな。

思春期の男の子には刺激が強すぎるぞ。

 

『あ!そうだよね!アイツ等

李豊君を狙ってたんだな!(∩゜д゜)』

 

黄蓋はすでに選ぶ段階を超えたからなぁ、

姉の孫権もなんか対抗意識燃やしてたし。

 

『やろう!ぶっ殺して殺る(# ゚Д゚)!!』

 

を、短文に殺を二回入れるのはいいが、いかんぞネコモドキ

 

『え?李豊君を狙う泥棒猫を殺しちゃダメなんですか?!』

 

違う違う、教えただろう?

俺たちはな。「ブッ殺す」そんな言葉は使う必要がねーんだ

 

『はっ!(゜д゜)』

 

思い出したか?

 

『はいっ!ぶっ殺すって心の中で思ったときはすでに行動は終わっている!!』

 

そうだ、だから。

 

『「ぶっ殺した」なら使って良いんですよね!』

 

その通り。

無意味に殺す殺すって騒いで

相手を警戒させてもしょうがないだろう?

 

無警戒で出歩いているところを

纏咳狙振弾でブチ抜けば終わりだ。

 

『おぉ!』

 

 

 

 

 

 

「・・・あのー」

 

お、どうした孫乾?

 

「?!」

 

『あ、知り合いでした?』

 

おいおい、ネコモドキ

コレは徐州牧陶謙の配下で、

女中兼密偵してる変態だ。

 

「へ、変態・・・」

 

『あー変な格好してますもんね』

 

だろ?

しかし密偵業界では

普段から目立つ格好しなきゃ

いけない掟でもあるのか?

 

『さぁどーなんでしょーね?、後で二人に聞いてみます(。・ω・。)』

 

うんうん後で聞いてみてくれ。

しかしアレだな。

 

『アレ?』

 

何年か前の弟子もそうだったが

密偵に対する注意が散慢だぞ?

 

ちゃんと資料見てるのか?

 

『えー、こんな人いたっけ?』

 

はぁ、徐州ってことは

将来的には李豊にも

関係するのにその関心の無さ・・・

 

『うっ!』

 

お前の愛はその程度だったか。

 

『まったー('ω' )』

 

なんだ、薄情者?

 

『いやいや、孫家の女は情に厚いんですよ!』

 

けど、実際こんな目立つヤツを

知らなかったくらいだし・・・

 

『・・・┌(┌*ΦωΦ)┐≡』

 

こらこら、無言でどっか持って行こうとすんな。

証拠隠滅出来てないから。

 

『チッ!!』

 

で、わざわざ陶謙の部下が忍び込んできた

わけだが、ネコモドキはどう見る?

 

『えー?ようやく劉琮擁立の準備が

整ったから、荊州と許昌の間にあって邪魔な宛を

落とすための下調べじゃないんですか?』

 

「な、なぜそれを?!」

 

いや、なんで驚いてるのかがわからん。

 

『ですよねー』

 

「劉琮様の擁立は連合内でも秘中の秘!

司馬懿や公孫賛だって気付いていないのに!!」

 

いや、知らない勢力あるのか?

 

『ないんじゃないですか?

長安も知ってますし、お母様や

劉璋ですら知ってますよね?』

 

「え?!」

 

劉表が自分で長安に仄めかしたし、

長安が知ってたら当然官軍の俺や、

こないだまで大将軍だった董卓だって知るだろ?

 

『安北将軍と共に逆賊を討つって

宣言した董卓から、司馬懿様に報告行きますよね?』

 

「し、しかし司馬懿と董卓や公孫賛は不仲で!」

 

なんだ?アイツ等喧嘩してたのか?

 

『まっさかー。司馬懿様に喧嘩売る

度胸なんてあるの、教頭先生と狐様くらいですよ?』

 

「え?え?」

 

あぁ、そういえば鉤眉と鼻眼鏡が、

陳珪を転がして遊んでたって報告あったっけな。

 

『あー暇つぶしにもならないって言ってましたね』

 

「・・・」

 

情報一つとってもコレだ。

所詮は負け犬連合だよなぁ

 

『董卓一人に勝てなかったのに、

その上で公孫賛と司馬懿様でしょ?』

 

おいおい、さっきも思ったが

董卓も公孫賛も呼び捨てはいかんぞ

 

『あ、そうですね。公孫賛殿と董卓殿で

良いですか?』

 

将軍府の時はそれでいいが

孫家に帰ったら【様】だからな。

 

『(ΦωΦ)ゞ』

 

敬礼は右手だぞ?

まぁいいが。

 

『劉璋・・・は呼び捨てでいいですよね?』

 

おう、逆賊だからな

 

『劉璋は同じ皇族の劉表を

異様に警戒してるし、

お互いを戦わせる為に長安やお母様が情報流してるからねー』

 

「つまり・・・」

 

みんなお前たちが劉琮を擁立すんの

待ってる状態だな。

 

『でも、わざわざギリギリ狙って

汝南を攻める予定だったから、

今が丁度良いってことですかね?』

 

なーんか攻めたら攻めたで劉琮が騒ぎそうだが・・・

 

『めんどいですねー。早く初陣飾りたいのに』

 

「な、何故私にここまで?!」

 

こんなにペラペラ情報しゃべるのかって?

 

「そうです!私に情報を与えても

あなた方に得は無いでしょう?!」

 

まぁ、ネコモドキの思考訓練もあったが

それは、まぁついでだな。

 

「ついで?!」

 

『そうそう、孫乾さんには

別の役割があるからねー』

 

「べ、別の役割?」

 

『それはねー』

 

「それは?」

 

『『奇跡の部屋で教えてあげよう』』

 

「き、奇跡の部屋?!」

 

『ま、頑張って医術の発展の礎になってよねー』

 

うむ、気を使える将がドコまで

耐えれるのか。

貴重な木人形・・・患者だぞ!

 

「礎?!デ、デク?!」

 

与えた情報を呼び水として

どこまで新しい情報を連想

出来るかなんて知的実験も楽しそうだ。

 

『喋ったら爆発四散する経絡も試せますね!』

 

あぁ、どこまで制限できるのか。

どこまで耐えられるのか。

他に経絡を理解してるものがいるのか?

居たとしたら、それは秘雷孔を破れるヤツなのか?!

 

「ヒッ!」

 

『おぉ言葉の意味はわかってないのに、

かなり怯えてますよ?』

 

ふふふ、屁のつっぱりはいらんですよ!

 

『と、とにかくすごい自信だー(゜д゜)』

 

そうだろうそうだろう!

 

『最近機嫌良いですけど、ホント楽しそうですよねー』

 

いや、この前長年の頭痛の種がなくなったんでな!

 

『へぇ、教頭先生って頭痛持ちだったんですか?』

 

まぁ病気とかじゃないがな。

言い換えれば悩みの種とも言っていいかもな。

 

『悩みがあったことにびっくりですよ!』

 

HAHAHA、今日の奇跡の部屋は客人が多いな!

 

『(ΦдΦ)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、伝達役も手に入ったことだし、

そろそろ初陣行くぞー

 

『はーい( ´ ▽ ` )ノ』

 

行き先は汝南で、兵は一万。

将は張任とネコモドキ。軍師は亀っ子。

白っ子も一緒に行かせるのもいいな。

 

『シロさん来たら私が活躍できないじゃないですかー!』

 

慌てるな、あくまで観戦だ。

 

『観戦ですか?』

 

まともじゃない為政者が

上に立ったらどうなるかも

教えにゃならんしな。

 

『あぁ、政関係ですか』

 

天水の董卓から始まって、涼州の馬騰、

幽州の公孫賛、どれもまともな為政者だ。

洛陽や将軍府だとそういった汚い面はあんまり見せてないし。

 

『袁紹も韓馥もなんだかんだで

まともに政してましたね』

 

袁紹はその部下だったが、

部下を抱えるのも為政者の努めだ。

 

あとは平原のミミズか

アレは教材としては

十分だが、為政者としては一時的なのだったのがな。

 

『汝南は袁術の頃から酷かったですからねー』

 

そういうことだ。お前もしっかり見てこいよ

 

『(ΦωΦ)ゞ』

 

だから敬礼は右手だって

 

 

 

 

 

 

と、いうわけで白っ子。行けるか?

 

「はい!問題ありません!!」

 

『おぉ!いつの間に?!』

 

そろそろ初陣行くぞーって話してる最中だな。

 

『最初から?!』

 

「まだまだ甘いですね。ネコモドキ」

 

『くっ!なんか司馬懿様に似て来てる!《゚Д゚》』

 

そう言うお前は狐っ子に影響されすぎだ

 

「ですよね。その顔芸、どうやってるんですか?」

 

『なんか見てたら出来ました!』

 

「そ、そうですか。けど教頭先生の前で、

しかも軍議中にすることでないですね?」

 

『あぅ!ま、まだ正式な軍議じゃないから・・・』

 

たしかに張任も亀っ子もいないが、

真面目な話の時はイカンな

 

『は、嵌めたな~!』

 

「教頭先生にその口の利き方はナンデスカ?」

 

『きゃぁぁぁ割れるっ割れるっ!!スミマセンデシタッ!』

 

おぉ、とうとう将軍苦牢を覚えたか。

 

「はい!地獄の超特急はまだ無理ですが

教えてもらいました!!」

 

アレもただ叩きつける技じゃないからな。

もう少し技術と残虐性を磨かねばならん

 

「はい!頑張ります!」

 

『アタマ割れるかと思った・・・

あぁ将軍と言えば、シロさんに白狼将軍とか

異名付いたみたいじゃないですか』

 

最初は白虎将軍だったんだけどな

 

「完全に悪口ですよね!」

 

『あぁ、東呉の徳王・・・』

 

孫権に蹴散らされて、あっさり殺られたな

 

「ですので師姉様に変えてもらいました!」

 

『異名ってそんな感じでしたっけ?』

 

ま、上が狼と言えば虎だって狼だ。

 

「そうです!それに虎が付くのが多すぎます!」

 

『もともとお母様と策姉様が虎ですもんねー』

 

で、厳白虎と最近は張飛も隻腕の虎将とか言われてるな

 

「孫堅はともかく、孫策は虎の子でしょう?」

 

『・・・そろそろ虎になってくれないかなぁ』

 

孫権に至っては虎ですらないと言う

 

「三番目がネコモドキなら二番目は・・・豹?」

 

『泥棒猫で十分です!』

 

まだ気にしてやがったか

 

「泥棒猫?あぁ李豊を誘惑しそうではありますね」

 

『( ΦωΦ )フシャー』

 

ま、あまり触れてやるな。

 

「そうですね。他人の恋愛に口を挟んでも良い事なさそうですし」

 

『そうそう、そーいえばさ。

シロさんはだれか良い人いないの?』

 

そういえばそうだな。誰かいるなら

早めに教えてくれよ?

 

「うーん。特に興味ないんですよね」

 

『えー黄蓋みたいになっちゃうよ?!』

 

まだ14だから。倍以上違うから。

 

「それに将軍府の子供達もいますから」

 

『それもそうだね。焦ってミミズのところの

気狂いみたいなのと結婚されても困るしね!』

 

「あぁ、けどアレが近くにいたら。師姉様が宦官にしませんかね?」

 

『って言うか私もするよ!』

 

・・・ま、好きに殺ってくれ。

男にとって怖い話題はいいとして、戦の話だ。

 

『「はいっ!」』

 

汝南の袁家残党の殲滅が今回の

戦略目的だ。

逃走は許すが降伏は許さんように

 

『逃走は良いんですか?』

 

「どこに逃げても逃げた先で迷惑かけますよね?」

 

間違ってもこっちには来ないからな

 

『あ、そうですね』

 

「曹操か寿春ですもんね」

 

寿春が荒れれば、ソレが

各勢力の侵攻の名分になるからな。そのままでいいよ。

 

『曹操陣営に行ったら』

 

「ざまみろですね」

 

中に入れて盛大に仲間割れするか、

中に入れずに土地を荒らされるか。

 

『少しでも時間と兵力が欲しい状況なのに、両方無駄にしちゃいますね』

 

「積極的に逃がします?」

 

それはそれでお前たちの訓練にならん

 

『私たちと全力で当たった上で

逃げれるなら逃がしてやれってことですね』

 

「わかりました。ネコモドキが手を抜いたら矯正します」

 

『え?!』

 

うん、それでいい

 

『えぇ?!』

 

「何を驚いてるんですか?戦場で手抜きしたらダメでしょう?」

 

その通りだ。油断慢心ダメ絶対の掟に抵触する。

 

『あぁ、余裕と手抜きは違いますからね・・・』

 

「ですね。期間は?」

 

物資自体は用意してあるからな。

出陣は5日後、移動に15日、戦は5日以内で終わらせるように

 

『「はいっ!」』

 

制圧後は施しと治安改善を重点的に行うこと。

周辺の村や町の民は南陽に移しても良い。

 

必ず張任と亀っ子の指示に従うこと。

孫家の血が騒いで、抑えられそうに

なかったら・・・白っ子、頼んだ。

 

「はいっ!頼まれました!」

 

『うわぁ、絶対容赦とかしてくれないよ・・・』

 

当たり前だ。ソレを甘くしたら

野生児一直線だからな。

李豊の前で孫策みたくなりたいか?

 

「絶対逃げられますよね」

 

『頑張ります!!』

 

ま、ほどほど獰猛なら良い。

白っ子の白狼に対抗して、

黒点虎くらいになればいいさ

 

『おぉ!格好良いかも!』

 

「元が褐色ネコモドキですし、孫堅の虎にも関わってますね」

 

で、李豊が申公豹になれば完璧だ。

 

『おぉぉぉぉ!最高じゃないですか!』

 

「・・・乗られてますけど。

まぁ、二人一組と考えればそうですね」

 

方針は以上だ。質問がないなら

正式な軍議するから張任と亀っ子を呼んで来てくれ

 

『「はい!」』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供が戦を楽しむ・・・か。

コレを当たり前と思うのが

異常だと皆が分かっていても

誰もその流れを止めれない。

 

うん、左慈殿が言うように。

俺が何もしなくても、すでにココは地獄だよ




ようやく動く李儒君
まぁ関係者からは
いろいろ勘ぐられてるけど
暗躍はほどほどしかしてない・・・はず

影に生きるメイドさんは
どんなメッセージを伝えるのか?!
無言を貫くか、報告してタワバるのか?!ってお話です

ウザいメイド?当然好きですが何か?

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