とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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前話の続きですね

オリ設定
オリ展開

原作は既に無いっ!

基本的に蜀アンチ!
嫌いな人は読み飛ばし!



南斗鳳凰拳、伝承奥義!!

『殿を残して撤退か。なかなか良い決断だな?』

 

「確かにそうだが・・・ふむ、わからないねぇ」

 

『韓遂殿、何か疑問でもあるのかな?』

 

「これだけ早い決断が出来るなら、

我々に対して何も備えないなんて

ことがあるのか?って思ってね」

 

『あぁ、ソレかな?』

 

「張松殿は何かご存じで?」

 

『鳳雛が隻腕と江州に出ていたらしいな?』

 

「あぁ、伏竜が新野にいたら、

後はミミズと種馬?」

 

『そうなる。

筆頭殿を前にして不敬を働く阿呆よな?。

備えなど考えもせんだろうよ』

 

「・・・地獄は?」

 

『ん?』

 

「奴等は地獄を見たのかい?!」

 

『いや、何故か放置されてるな?』

 

「何故だっ!」

 

『いや、知らんがな?』

 

「不公平だろうが!

ただでさえ逆賊なのに、

罪も償わねぇでよ!」

 

『文句があるなら教頭様に伝えておくがな・・・』

 

「やめろください!死んでしまいます!!」

 

『・・・まぁ気持ちはわかるがな。

貴殿が伝説の始まりだったからな?』

 

「だろ?いや、アタシだって悪かったさ!

よりにもよって、あの方を名指しで

挑発したんだからさ!」

 

『今となっては、羌賊ですら

あの方の前では馬から降りるそうだな?』

 

「馬の怯えからあの方々がわかるらしい」

 

『かと思えば、一切の気配も

感じさせずに後ろに居る恐怖よな?』

 

「ほんと、馬鹿なことしたよ」

 

『全くだな?』

 

「で、現在進行形で馬鹿やってる奴等だが?」

 

『殿は全滅させて、逃げるやつは削るんだな?』

 

「気狂いとミミズは良いのか?」

 

『周りを削れと言われてるんだな?』

 

「良くわからんが、それが

教頭様の指示なら是非もないさ!」

 

『殿は鳳雛か。決死だな?』

 

「戦場で死を覚悟してない兵なんて

いないだろ?」

 

『中原や益州の兵はしてないな?』

 

「はぁ?アタシが知ってる最弱の官軍だって

そのくらいの覚悟はしてたよ?!」

 

『そりゃ涼州に行く位の兵ならな?』

 

「ア、アレより弱いやつらが居たのか・・・」

 

『目の前のアレが警戒される程度にはな?』

 

「いや、雑兵が覚悟決めたって、

しょせん雑兵だろ?」

 

『その通り。斬れば血を流すし、

殺せば死ぬな?』

 

「すがり付いてくる奴が居ても

馬に蹴られりゃ死ぬしな。」

 

『そう言う事だ。

だが、ただのミミズから

油断したら血を吸われる

蛭くらいにはなったようだな?』

 

「踏み潰す」

 

『ま、結局ソレだな?』

 

「そーいや奴ら、人質取られてるんだったか?」

 

『だな、逃げる方はそりゃ帰りたいから

喜んで逃げるだろうが、残る方は・・・』

 

「人質に加えて涼州兵の悪口だろ?

益州では散々言われてるからさ」

 

『あぁ、そうだったな。俺もガキのころ

散々聞かされたな?』

 

「なら、やっぱり遠慮は要らないな」

 

『したら矯正されるな?』

 

「何してる?!さっさと出るぞ!

アンタに程銀と半分預ける!

逃げるやつを追ってくれ!」

 

『後ろについたのを挟んで潰すのかな?』

 

「挟む必要があるならね!」

 

『了解した。さっさと往くかな?』

 

「おうともさ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――

 

 

動いた!!

・・・やっぱり撤退は読まれてた。

 

しかも部隊を半分にわけて

ご主人様達を狙ってる!!

 

壁にならなきゃダメだけど

 

「さぁさぁ!外道劉備の案山子ども。

アタシが韓遂だ!討ち取って手柄に

出来るヤツは居るかい?!」

 

やっぱり上手い!

こっちに韓遂さんが居たら

ご主人様を追う部隊に援軍が出せないっ!

 

「ホラホラホラホラ!アタシを止めないと犬死

で終わっちまうよ!」

 

くっ。全軍で韓遂さんを潰します!

騎兵は足を止めれば的になりますから、

倒れる際には剣先を上にして下さい!

それが皆さんが助かる最良の

一手になります!!

 

「はっ所詮は机上の策士!

土台がない剣先なんざ

刺さるもんか!」

 

あっ!突破されちゃう!

 

「未熟未熟未熟未熟未熟ぅぅ!」

 

鋭すぎる!ご主人様に教えてもらった

槍衾も全然足りない!

 

「どうした鳳雛?

所詮は夢見るヒヨコか?!」

 

夢を、夢を見て何が悪いっ!

夢がなきゃ人は生きていけないんだ!!

 

「はっだから小娘だってんだ!」

 

何をっ!!

 

「夢より今日の飯だろうが!」

 

き、今日だけ考えて生きてたって!

 

「自分で畑を耕したこともない小娘が!

自分の子供に飯を食わせる為に生きるのが

無意味とでも言うつもりかい?!

子供に明日を迎えさせる為に

生きるのが無駄だと言うつもりかい?!」

 

み、みんなが笑って暮らせる世の中を

つくるって夢が間違ってるはずがないっ!

 

「なら、みんなって誰だ?!

貴様らに今日を奪われた連中に

夢を見る資格はなかったのかい?!」

 

あ・・・

 

「そもそも五千の涼州騎兵ごときに

敵わず、一目散に逃げる連中に

叶えられる夢なんて無いっ!」

 

あぁ・・・

 

「弱者の妄想に他人を巻き込むな!!」

 

あぁぁ!

 

「アタシ等が知る最強の人はな、

十万の羌族の前にだって笑って向き合ったぞ!!」

 

「十万の羌族が自分から馬を降りて頭を垂れたぞ!」

 

「夢ってのはなぁ、逃げるヤツの背中にはねぇんだ!」

 

「みんなの前に立って!着いてこいって

言えねぇヤツの背中にはなんにもねぇんだ!」

 

背中・・・あぁ、元直ちゃんも。

 

「てめえの主はどこに居る?

てめえの夢はどこにある?

てめえで立てねぇからって

他人の夢に乗っかって、

関係ねぇヤツ巻き込んで

中途半端な地獄創ってんじゃねぇ!」

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

聞こえたかな?張飛?

 

『・・・』

 

 

その通りだと思わんかな?

 

『・・・』

 

壁を破って益州で無双してた

ようだが、一人ではな?

 

『一人だって出来ることはあるのだ!』

 

まぁそうだな?

精一杯頑張るんだな?

私はお前を足止めしてれば

後は周りの兵が片付けるからな?

 

『ぐっ!』

 

本来の武力を考えれば、

私がお前の足止めをするなぞ

不可能なんだかな?

 

『速すぎるのだ!』

 

真正面に立って槍を交わすのだけが

武ではないぞ?騎馬の速さを

活かした騎射もまた武。

 

『右方向ばかりっ!』

 

当たり前だな?相手の嫌がることを

効率的に行うのが軍師と言うモノだな?

 

『あぁっ!』

 

避ければ後ろの兵が死ぬな?

散々切り捨ててきて、

今さら何を守ってるのかは

知らんがな?

 

『お前には関係ないのだ!』

 

守れてないからな?

 

『くそっ!』

 

涼州の騎兵に、益州の歩兵が

後ろを見せたらいかんだろうな?

 

『守るのだ!お姉ちゃんの夢は

絶対に守るのだ!!』

 

ふむ、夢ねぇ。つまりは妄想だな?

 

『なんだと?!』

 

大義も名分も無し、

己の理想も持たず他人の妄想に

依存するだけ・・・かな?。

 

『お、お前に何がわかるのだ!』

 

貴様らに見捨てられた平原や、

今現在無意味に殺されてる兵士や

その家族の無念かな?

 

『あっ』

 

貴様は自覚があるようだな

 

『・・・くっ!』

 

覚悟が有れば何をしても

良い訳ではないぞ?

 

『・・・』

 

はぁ~もういい。失せろ。

 

『な、なにを言ってるのだっ?!』

 

今の貴様に殺す価値などない。

 

『ふざけるなっ!』

 

ふざけてるのは貴様だ。

 

『?!』

 

貴様がここに居るのはなんのためだ?

 

殿?ならアッチに居るべきだ。

部隊の護衛?何も出来てない。

私の足止め?

足止めするなら程銀も止めなくては

意味がない。

 

答えろ張飛。貴様はここで何をしている?

 

『り、鈴々は・・・』

 

中途半端に鳳雛を見捨てられんと

未練がましく最後尾に居るだけだろう?

 

『?!』

 

ここは戦場だ。

油断すれば勝者でも

命を失う戦場だ。

子供の遊び場とでも思ってたのか?

 

『そんなの?!』

 

違うと言うなら答えろよ。

 

なぁ張飛。貴様の主は何をしていた?

 

『えっ?』

 

貴様と鳳雛が江州を攻めている間、

貴様の同僚と主は何をしていた?

 

『それは・・・』

 

答えられんか?

それとも知らないか?

 

ならば教えてやろう。

朝から晩まで夫婦漫才だ。

 

『・・・』

 

・・・ふざけてるのか?

益州の兵士を人質にとり

物資や人間を無理矢理集めて

おきながらっ!

 

馬防柵を造るでもなく!

陣を設営するでもなく!

警戒網を敷くでもなく!

物資を備えるでもなく!

朝から晩まで遊んでるだけじゃねぇか!!!

 

『・・・』

 

それで攻められたら、たかだか五千の

兵相手に蹴散らされて、

一目散に逃げ出したヤツの一味が

「お姉ちゃんの夢は守るのだ!」だと?

嘗めてんのか!!

 

答えろ張飛!

子供を人質に取られた親から

奪った物資で何をしていた?!

親兄弟を人質に取って集めた

子供を集めて何をしていた?!

 

今を生きる人間を踏みにじってまで

叶えたいと言う貴様らの夢とは何だ!!

 

『み、みんなが笑って暮らせる世の中を・・・』

 

笑ってんのはてめえらだけだろうがっっ!!

 

思い出せ!

幽州の民は笑ってたか?!

冀州の民は笑ってたか?!

平原の民は笑ってたか?!

益州の民は笑ってたか?!

 

てめえらの寝台の周り以外で

笑ってたヤツが居たのか?!

 

答えろ張飛!!

 

『・・・』

 

 

 

 

はっ、都合が悪くなりゃだんまりだ。

だから貴様には殺す価値なんてねぇんだよ!

 

鳳雛見捨ててさっさと消えろ。

 

『雛里はっ?!』

 

殿ってのはなぁ、元々命懸けだ。

 

足手まとい連れて、

涼州の騎兵から追われて、

主君も自分も無事に逃げます?

あり得ねぇよっ!

 

『うあっ!』

 

敵を前に隙晒してんじゃねぇぞ?

殺す価値がなくなって、生かす価値なんざ

尚更ねーんだからなっ!!

 

『ぐっくそっ!』

 

選べよ!仲間見捨てて逃げるか、

主君見捨てて死ぬかをなっ!

 

『うっぐぁっ!!』

 

このまま両方見捨てて死ぬかよ?!

別にそれでも構わんぞ!

 

 

 

『あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

 

 

はっ仲間見捨てやがった!

 

程銀っ!

 

「はっ」

 

千で追撃を頼む。

間違っても張飛やミミズみてぇに

種馬の周りに居る女には手を出すな。

 

「・・・はっ」

 

不満そうだな?

 

「あのような害虫。

殺せるなら殺した方が良いのでは?」

 

俺もそう思うがな?

教頭様の指示だ。

嫌なら別に・・・

 

「ただちに追撃に出ます!」

 

・・・まぁ、そうなるよな?

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

 

『おめでとう鳳雛』

 

?!

 

「おや、そっちは終わったのかい?」

 

『まぁな?』

 

お、終わった・・・?

 

『劉備と気狂。あと張飛はきっちり

逃げたな?』

 

り、鈴々ちゃんも逃げれた・・・

けど何で?!

 

「あん?ちゃんと逃げたのかい?

てっきり殺されないことを

良いことに「仲間を見捨てない!」とか

寝言ほざいて残るヤツが出ると思ったんだが」

 

殺されない?どういう事?!

 

『あぁ、不思議そうな顔してるな?』

 

「ま、命懸けの茶番だ。間抜け面にもなるさ」

 

茶番なんて?!

 

『元々気狂いの近くにいるヤツは

殺すなって命令が出てるんだな?』

 

「だから本来なら、アンタ見たいに決死の

覚悟で殿する必要は無いのさ」

 

えっ?何で?何ソレ?!それじゃ私は・・・

 

『犬死にだな?』

 

「殿の兵士もね」

 

な、な、何で!何でそんな事をっ!

 

『貴様らの死に意味を持たせない為だな?』

 

「今まで散々外道な行いしてきたんだ。

満足な死なんか迎えさせるわけないだろ」

 

う、あ、あ、あ、あァァァァァ!

 

『泣きたいのは貴様らの創る地獄に

巻き込まれた益州の民なんだな?』

 

「まったくだ。これからこのヒヨコの

弔い合戦とか言い出すんだろ?」

 

『その場合の敵は涼州かな?』

 

「長安と涼州の両方になりそうだねぇ」

 

『くだらねぇな?』

 

「そもそも自分から

攻めてきたんじゃないか。

掌で転がされたからって

文句言うのは違うだろ?」

 

『それがわからねぇからコレだな?』

 

「はっ心が壊れたか?」

 

『てめぇらに人生壊された人間の恨みを

知るんだな』

 

「ガキをなぶる趣味はない。さっさと殺しても?」

 

『あぁ、無駄に捕虜にして、

奪い返されたりなんかしたら

教頭様に殺されるからな?』

 

「よし、さっさと殺ろう!」

 

『本来なら思い付く限りの

凌辱屈辱陵辱恥辱を体験の上で

殺されるところなんだがな?

あっさり殺してもらえるんだ。

よかったな?』

 

「恨み事も感謝も聞く気は無いがね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「くたばれ外道」』

 

 




いや、今さら死を覚悟もしたって
逃げれるわけねーだろ。
逃がしたんだよってお話。

種馬が納得するなら
周りは殺っても大丈夫な理が発動です

張松さんは生粋の益州人です

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