とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
<< 前の話 次の話 >>

131 / 186
遠く離れた益州での茶番劇

オリ設定
オリ展開

原作は既に無い!
嫌いな人は読み飛ばし!


パンダの尻尾は・・・白いっ!

『厳顔、久しいな?』

 

あ、あぁ久しぶりじゃの。

 

『肌の張りと、髪の艶が無いな?

きちんと睡眠をとれてないな?』

 

いや、まぁ、そうなんだが。

と言うより、アノ外道が益州で

何をしてるかを知れば、

安眠なんざできやしないじゃろう!

 

『ごもっともなんだがな?

主将がそんな有り様では

兵も不安になる。

手を出せないところの

ことまで気を回すのは

貴様の務めではないぞ?』

 

・・・

 

『ん、何だ?後ろには誰も・・・

あぁ、韓遂がいたな?』

 

そうではない。

変わった、と思っての。

 

『当たり前だな?。涼州の風に触れて

成長できんようならただの阿呆よな?』

 

ま、そうじゃの

 

「張松殿よ、そこで女に肌の張りを

指摘するんじゃ駄目だろ。

『お前は変わらず美しいな?』くらい

言えるようにならなきゃ

男として成長したとは言えんぞ?」

 

な、何を言っとるんじゃ?!

 

『ぐっ!痛いところを突いて来るな?』

 

「人として、男として成長しないと

奥さんに逃げられるよ?」

 

『ぐはっ?!』

 

愛妻家は相変わらずか・・・

 

「当たり前さ、涼州まで着いて

来てくれる最高の奥さんだ。

彼女の支えがなかったら

ここまで成長は出来なかっただろうよ」

 

『そのとおりなんだな?!

例えどんな地獄を見ようと、

アイツに会うためなら

俺は何度でも甦るんだな?!』

 

お、おぅ。

 

「いや、話に口挟んだアタシが

悪いんだけどさ、落ち着こうぜ?」

 

『俺の愛はそんな簡単に

収まるものじゃ無いんだな?!』

 

いや、ここで妻への

愛を語られてものぉ。

 

「ある意味で奥さんも晒し者だね」

 

『誰憚ることない良いヤツなんだな!

いっそ益州の全員にアイツの良さを

教えてやりたい程にっ!』

 

あ、語尾の「な?」が消えた。

 

「仕方ない。教頭様への報告書に」

 

『待つんだな?』

 

あ、戻った。

 

「軍師が我を忘れちゃいかんだろう?」

 

『いや、教頭様も愛ゆえに人は

狂うと言っているんだな?』

 

なんか愛を否定してそうに

聞こえるのぉ。

 

「狂って良いとは言ってないだろ?

故に矯正だ」

 

『ぐ、ぐわぁぁぁぁぁ』

 

話、進めて良いかのぉ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓遂殿。この度の援軍感謝する。

 

「いや、そもそも主君の

馬騰が決めたことだ。

感謝なら馬州牧を動かした、

黄忠にしてやれば良い」

 

『さて、社交辞令に社交辞令を

返したところで、本題に入ろうかな?』

 

コレはコレで大事じゃぞ?

 

「そうだな。最低限の礼儀が

出来てるかどうかの確認の意味もある」

 

『本来の意味の援軍ならそうだが、

今回は色々違うな?』

 

まぁ、それはそうじゃがの

 

「あくまで益州への援軍だからねぇ」

 

『そうだ。厳顔、お前が現実を

見てるか否かで我々の今後の

行動もかわるんだな?』

 

「ソレはどういう意味だっ?!」

 

コレっ焔耶!

 

『・・・厳顔。コイツはお前の部下かな?』

 

いや、長沙の将、黄忠の部下で

魏延と言う。

 

『ふむ、黄忠の部下と言うことは

孫堅の配下かな?』

 

「ふざけんな!アタシは紫苑様には

従ってるが、孫堅なんかの配下に

なった覚えはねぇ!」

 

『ならば逆賊劉表の配下か?』

 

「ぐはっ?!」

 

早っ!あ、ち、違うぞ!

韓遂殿。とどめは待ってくれぃ!

黄忠自身があやふやなもんで

こやつの所属もあやふやなんじゃ!

 

『「はぁ?!」』

 

張松と韓遂殿の気持ちもわかる。

さらに黄忠は益州の将として

長安に援軍要請に出たんじゃからな。

 

『益州の将から劉表配下の

劉備を止めてくれと要請が

来たと思ったら。実際はソレは

荊州長沙の将で、孫堅にも、劉表にも、

もちろん劉璋にも仕えて居ないとな?』

 

「ソレって最終な所属は

・・・厳顔の客将になるのかな?』

 

いや、儂は友人であって

給金出しとる訳じゃないからのぉ

 

『たまたま武力があるだけの厳顔の友人かな?』

 

「つまり仕官前の浪人じゃね?」

 

『その部下とは・・・なんだな?』

 

「武力があるだけの一般人だよなぁ」

 

・・・

 

『厳顔。一般人をこの場に連れてくる

と言うことは・・・俺達を舐めてるんだな?』

 

違うっ!そんなつもりでは?!

 

「んじゃアレか?交渉が決裂

した場合、アタシらを殺るためか?」

 

いや、そうではない!

 

『ではなんだ?この程度がまさか

護衛でもあるまいしな?』

 

「そもそも何で口挟んできたんだ?」

 

コヤツは考え無しなところが

あるからの。

お主らは単純に味方で、

敵対する可能性なんざ

考えてなかったのじゃろう。

 

『この場にそんな阿呆を連れてきた

貴様に、他人を貶せるほどの考えが

あるとは思えんがな?』

 

「中原の、気が使えりゃ特別扱いが

当たり前って考えが

そもそもおかしいんだよ」

 

・・・

 

『とりあえず、貴様に決定権が無い以上。

貴様らとの交渉に意味が無いことは

わかった。黄忠が益州の将でないなら

その子を我々に引き渡してもらうな?』

 

なんじゃと?!

 

「アンタらに人質に取られても

困るんでね。とりあえず長安にいる

母親の元に送り届けるさ」

 

『子を母の元に返すのだ。

よもや反対はせんだろうな?』

 

しかしっ

 

「そもそもアタシ等相手に、手も足も出ずに

逃げ出した劉備ごときに押されてた

アンタ等に、子供を守る余裕なんかないだろ?」

 

『子を送り届けた後に、帰属を問う。

荊州の将として劉表に仕えるか、

長沙の将として孫堅に仕えるかな?』

 

「長安に仕え官軍に入るか、

馬州牧に仕えると言う手もあるね」

 

『あとは、友情を優先して

益州に仕えるかだな?』

 

「少なくとも、今アタシ等を

動かしたのは黄忠だ。

アイツの立場があやふやだと

アタシ等だって困るんでね」

 

それは、そうじゃろうが・・・

 

『厳顔。我々は貴様等の援軍ではない。

劉備と言う害虫を駆除しに来た

だけで、劉璋もまた討伐対象だな?』

 

「あんたがこのまま劉璋に仕えるなら、

アンタも敵だ」

 

『黄忠の子を渡せ。元服もしていない

子供を、親の都合で戦場の近くに

置くものではないな?』

 

・・・わかった。焔耶、

璃々を連れてきてく・・・焔耶?

 

「あーコレはまさか」

 

『あぁ、アレだな?』

 

『「めんどくせぇことになりそうだな?」』

 

 

――――――――――――――――――

 

 

璃々!逃げるぞ!

 

「え、どうしたの焔耶お姉ちゃん?」

 

悪いヤツラが来てるんだ!

 

「えぇ?!だって、外道さんは

逃げたって桔梗様と話してたよね?!」

 

アイツ等より悪いヤツラだ!

 

「ふぇぇぇ?!」

 

ヤツ等は益州の援軍じゃなかった!

ただ劉備が邪魔だったから

倒しただけなんだ!

 

「そ、そんな人達がここに来てるの?!」

 

そうだ!璃々を人質にして

紫苑様を自分の部下にしようと

してるんだ!

 

「お、お母さんを!」

 

だから逃げるぞ!

 

「う、うん!」

 

『ふむ、逃げると言うが・・・

どこに逃げるつもりだろうな?』

 

「成都は無いな、伝手がない。」

 

き、貴様等、何でここが?!

 

『貴様のようなわかりやすい

見た目の奴が急いで動いていたら、

そりゃ目立つだろうな?』

 

「方向は厳顔だって知っていたしな」

 

な、桔梗様が?!

 

『子を母の元に連れていくのに、

反対する方がおかしいだろうな?』

 

「えっ?焔耶お姉ちゃん?」

 

ふざけんな!アンタ等がこの子を

使って紫苑様を取り込もうと

してるのは知ってるんだ!

 

「はぁ?何でそうなるんだい?」

 

『あぁ韓遂殿、きっとこやつの中では、

黄忠はそこまでしてでも手に入れる

価値がある人物なのだろうさ』

 

「え、えっと?」

 

『少女よ、混乱させてすまんな?』

 

璃々、聞くな!

 

「アタシ等は長安から来た人間でね」

 

『君を長安の黄忠の元へ届けるよう、

涼州牧の馬騰殿より依頼されているな?』

 

「お、お母さんに?それに州牧様?!」

 

そうやって紫苑様を馬騰の手先に

するつもりだろうが!

 

『何と言っても馬騰殿が

我々を派遣した理由の一つは

君を守るためだからな?』

 

「そ、そうなんですか?!」

 

「アイツだって三人も娘が居るんだ。

何だかんだ言ったって、

娘を心配する母親を無下にはしないよ」

 

嘘だ!騙されるな璃々!

 

『そこで最初の疑問に戻るのだがな?』

 

「手先がどうこうはともかく、

アタシ達がこの子を

母親の元に連れていくのは

わかってるはずだろ?」

 

「あ、そうだよね!」

 

『ソレから逃げると言うことは、

貴様の目的地はどこだ?

長安ではないな?』

 

「長沙でもないよ。遠すぎるし

孫堅の部下じゃ無いと明言してたし」

 

・・・

 

『成都もない。残るは荊州の劉表か

・・・上庸の外道か?』

 

「え、焔耶お姉ちゃん?」

 

「意趣返しにしては悪辣過ぎるね。

だから気を使えるだけの人間を

特別扱いしちゃ駄目なんだよ」

 

『まったくだ。訳のわからん

こだわりで周囲に迷惑を

かけるんじゃない』

 

訳のわからん拘りだと!

いきなり殴り倒して置いて!

 

「一般人が厳顔と我々の話し合いに

口を挟んじゃ駄目だろ?」

 

『それも口の聞き方を知らんで

噛み付いてきたら、そりゃ罰を受ける』

 

ふざけんな!アタシが一般人だって?!

 

「そうだな。無職の一般人だ」

 

『少女よ、ちなみに君のお母さんも、

今は無職の一般人だな?』

 

「え、えぇ?!お母さん働いて無かったの?!」

 

『うむ、働くとは労働に対価を

貰う行為だな?』

 

「あんたのお母さんはねぇ。

社会的には、働きもせず友達の厳顔の

ところで酒飲んで、気が向いたら適当に

賊を射ったりしてる危険人物だねぇ」

 

「い、言われてみれば!」

 

璃々!

 

『そこの白黒が何か仕事してたかな?』

 

璃々を守るのがアタシの仕事だっ!

 

「つまりは用心棒。

その辺にいる一般人じゃないか」

 

『無職とは言わんかも知れんが、

州牧の代理と城主との話し合いに

参加出来る身分ではないな?』

 

「・・・そうだよね」

 

いや、違うぞ璃々!騙されるなっ!

 

『で、君を母親のところに連れていき

「さっさと働け、この無職が」と言って

やるのが今の私たちの仕事だな?』

 

「よろしくお願いしますっ!」

 

「ちなみにそこの白黒は

「働きたく無いでゴザル~」とか

言ってるだけだ」

 

「焔耶お姉ちゃん・・・」

 

璃々、違う。違うぞ?!

アタシは別に働きたく無い訳じゃ!

 

『本来なら、貴様にこの娘の護衛を

させるところだったが、さすがに

信用出来んな?』

 

「あぁ、この子を手土産に

外道のところに行かれても困る」

 

ぐっ?!

 

『俺が連れていこう。

厳顔、コイツを拘束しておけ』

 

「・・・あぁ、手間をかけてすまんの」

 

「「桔梗様っ?!」」

 

「とりあえず璃々、この人達は

ちゃんと紫苑の元に連れていって

くれるから心配はいらんぞ?」

 

「わかりましたっ!

けど、桔梗様・・・?」

 

「ん、なんじゃ?」

 

「・・・お母さんって、無職だったの?」

 

「あ~・・・そう、じゃな」

 

「やっぱり?!え、えーと」

 

『俺か?張松だな?』

 

「ち、張松様っ、お母さんに

お仕事下さいっっ!」

 

『「「・・・」」』

 

「こんな小さい子に母親の為に

土下座させるなんて。

コレは矯正だねぇ」

 

『え、何?!俺が悪いのか?!』

 

「お願いします、お願いしますっ!」

 

「張松、変わったの・・・」

 

『おいィ?』

 

「おねがいしますっ。

グスッ・・・おねがい、しますっ!」

 

『いや、わかった。何か仕事やるから!

往来で泣きながらの土下座は止めてくれ?!』

 

「はいっ!約束です!

お仕事よろしくお願いします!」

 

『「「・・・」」』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・璃々、お主は大物じゃよ」

 

 




人妻おねぇさん。フラグ回避?

魏延のキャラがイマイチわからん。

蜀やり込まないし、
オラオラ系嫌いなんだよねってお話

璃々、この子賢すぎるよね?

感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。