とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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ヨコシマンの方。

李儒くんにメチャクチャ効果有りそうです

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オリ展開

原作はすでにない!
嫌いな人は読み飛ばし!



くたばれ!外道焼身霊波光線!

「そーんさーくさーん?」

 

誰かと思ったら張勲じゃない。

こんなところにまで来るなんて

珍しい。袁術はどうしたの?

 

「美羽様なら貴女のせいでお仕事ですよ!」

 

私のせい?

確か妹に上から目線で

頭をポンポンされたのが

悔しくて、自分から仕事を

やり出したんじゃなかったかしら?

 

「アレはアレで良いんですよー

「もぉ疲れたのじゃよ~」って

言いながらも頑張って書類を

見てる美羽様は可愛いんですよー!」

 

書類を見てるだけなの?

 

「貴女なんか見向きも

しなかったじゃないですか」

 

ぐっ

 

「美羽様はちゃーんとわからないところを

聞いてきたり、働いてきた部下に

ご褒美だって上げてるんですよー!」

 

なんか、そーやって働かせるのが

意外だわ。

私が働きますからって言って

甘やかすかと思ったんだけど。

 

「美羽様から「仕事をたもっ!」って

言われたら断るわけないじゃ

ないですかー」

 

あぁ、ソレはそうよね。

アナタはそーゆー奴だったわ。

 

「それに孫堅様も甘やかしては

くれませんからねー。

働かないでハチミツ食べてたら

叩き出されちゃいますよー」

 

そうなったらまた自由に

やれるわよ?

 

「で、李儒様に殺されますね」

 

あぁ。やっぱりそうなるの?

 

「もちろんです。身内だって

『働け無職』の理で

地獄を見せられるのに。

孫堅様の庇護が無かったら

二人で爆発四散しちゃいますよ」

 

陳珪、弾け飛んだってね

 

「そうソレですよー、よっこの外道っ!」

 

ソレって?てゆーか外道扱い?!

 

「いやーまさかあの二人を

李儒様の人体実験の為に

差し出すなんて!血も涙も無いぞっ!」

 

いや、アレをやったのは李儒様だし、

提案したのは陸遜と魯粛よ?!

私のせいにしないでよ!

 

「いやいや、部下の行いは

上司の責任ですよー。ねぇ陸遜さん?」

 

『その通りですよ、孫策様ー』

 

くっいつの間に!

てゆーか、二人して語尾を

延ばしてるんじゃ無いわよ!

 

『突っ込むのそこですかー?』

 

「いやー久々ですけど、キレが

ありますよねー」

 

あ~もぉ。さっさと本題を話しなさいよ!

 

「だーかーらーお仕事ですよー」

 

『陳登さんに関わる書類やら

なにやらの引き継ぎですよー』

 

あぁ、そう言えばそうよね。

なんだかんだで彼女は

袁術に降ったんだもんね。

 

「そうですねー、あの状況で

一族郎党を救うなら、確かに美羽様に

降るのが一番ですよねー」

 

『普通に降っただけなら

当然認めませんが、

安東将軍様からの

助命嘆願付きですからー』

 

そのうえ陳珪と陳登が母娘で

新血愁受けて、更に母親が罪を

告解したうえで罰を定めてるし。

自身は爆発して罪を償ったなら、降伏を認めない

訳にもいかないわよねぇ。

 

「新血愁は知りませんけど、

人間って爆発出来たんですねー」

 

『スゴク・痛い苦しみを受け続けた上で、ボーン

ですからねー』

 

陳登も、覚悟決めた顔してたわね。

 

「へーそんなに痛いんですかー?」

 

『例えが難しいんですがー』

 

そーねぇ全身の骨が折れて、

痛みで蹲ってるところに

百貫を越えるパンダが

落ちて来るような問答無用の痛みと、

爪の間に針を突き刺されたときの

鋭い痛みが同時に襲ってくる感じね。

 

「え、えらく具体的ですね」

 

『無限書類地獄では、

味わって無い種類の痛みですねー』

 

「えぇ?!文官用の地獄にも痛みが?!」

 

『「人間、痛みがなければ覚えない」の理ですー』

 

そこまでやって覚えないなら

あとは奇跡の部屋で医術の

礎になるしかないわよね。

 

「き、奇跡の部屋で、礎って」

 

『一切の無駄がない人材育成ですよねー』

 

そうよね。無駄も情も容赦もないけど、

元々この乱世にそんなものの存在を許す

余地は無いわ。

 

「あーまぁ言われればそうですねー」

 

『だから張勲さんと袁術さんも、

南陽行きですよー』

 

「な、なんですって?!」

 

母様からの指示かしら?

 

『はい。口で言ってもなんだかんだで

逃げられるから、強制で連れていけ

だそうですよー」

 

「私はどうなっても良いから、

美羽様だけはっ!」

 

そう言った陳珪が爆発して、

陳登も地獄を味わったけど?

 

「はっ?!」

 

『どうなっても良いとかは

明らかに禁句ですよねー』

 

普通に犯されるとかじゃなく、

あんたが言った人体実験の材料にしか

ならないわよ?

 

「えっと、じゃあ美羽様はまだ

子供だからっ!」

 

『そうですねー。尚香様もいますから、

軽い地獄で済むと思いますよー?』

 

「軽い地獄って何ですか?!」

 

地獄には入り口と奥地があるのよ?

 

『ですねー。最初だと河で溺れる

くらいじゃないですかー?』

 

「死ぬじゃないですか?!」

 

死なないように、呼吸法と泳ぎ方を

覚えるわね。

 

『これで不慮の事故で河に落ちても

助かりますよー』

 

「いや、ありがたい成長ですけどっ?!」

 

そんな感じで、成長は出来るから。

 

『痛みを伴うかは、

ヤル気と素質次第ですねー』

 

「や、ヤル気と素質?」

 

そもそも人には向き不向きがあるじゃない?

基本的に、本人に向いてることを

探してやらせるのよ?

 

『そうですよ。文官に武官の地獄は

見せないし、武官に文官の地獄は見せません』

 

「な、なるほど。なら美羽様の才能を

発掘して貰えると考えれば?!」

 

ま、最低限は見せられるわよ?

じゃないと武官は文官の仕事を

軽んずるし、文官も武官を軽んずる

ようになっちゃうからね。

 

「み、美羽様!逃げてー」

 

いや、逃げ場無いから。

ってゆーか、貴女、袁術の心配

してる余裕無いと思うわよ?

 

「えっ?!」

 

『李儒様が認める生粋の謀略家にして

漢帝国最強の謀略家の張勲さんが、

どんな地獄を見るのか、

正直興味があるんですよねー』

 

「な、何ですかその無駄に高い評価は?!」

 

あぁ、良く言ってたらしいわよ?

そのせいで司馬様の機嫌が

悪くなったりしたとか?

 

『嫉妬ですかねー』

 

シロちゃんも、

「ヤツには必ず地獄を見せる」とか

尚香に言ってたらしいわよ?

 

「何で会ったこともない人に

異常に高い評価されて、

会ったこともない人に嫉妬で

地獄を見せられなきゃ

ならないんですかー?!」

 

『「最強の謀略家だからじゃない?」』

 

「いやー美羽様助けてーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、まだ江夏すら落として無いんだから

今から心配してもしょうがないわよ?

 

『そうですよー。

ただでさえ偽帝擁立で忙しいんですから、

わざわざ教育してくれる時間が

取れ無いかも知れませんしー?』

 

「そ、そうですよね。

それに、アイサツくらいは

しておかないとシツレイですしね!」

 

そうね。李儒様は寛容でも

周りはきっちりしてるからね。

袁術にも礼儀は教えておきなさいよ?

 

『普通に「連帯責任」って言われて

全員矯正されちゃいますからねー』

 

「えっ?寛容なんじゃないんですか?!」

 

子供には寛容よ?

教育は周りの大人の義務でしょう?

 

『・・・躾は厳しい方なんですよ』

 

「あぁ尚香さん見たらわかりますよぉ」

 

それで、貴女がこの時期に来たのは

私の補佐役よね?

 

「そーですねー。

李儒様と会うのならもちろんですが

長安や偽帝の使者の

相手をしたりするには

私みたいなのが傍に着いた方が

良いですからー」

 

『軍師に求められてるモノとは

全く違った知識や

能力が必要になりますからねー』

 

確かに。ただ突っぱねるにしても

時間を稼ぐやり方や

相手に敵意を持たせないやり方。

敵意を向ける相手を変えさせたり

するとか、いろいろあるもんね

 

「軍師の皆さんは勝つことを求めますが、

謀略家の私たちは種を植えることを

第一にするんですよー」

 

種を植える?

 

「その時々の戦に勝つだけじゃなく、その後の

戦や統治にも役立てるんですねー」

 

へぇ例えばどんなのが?

 

「李儒様がわかりやすいですよー」

 

はっ?!一番わからないじゃない?!

 

「ありゃ?あの人の場合

ほとんど隠して無いですよ?」

 

いや、そうなの?

 

「例えば何進暗殺からのー

反董卓連合ですけど。

何かわからないことってありましたー?」

 

うーん。流れとしては

何進が宦官に殺された。

袁紹が宮中に侵犯して宦官を

殺しまくった。

帝が洛陽から逃げて董卓が保護。

董卓が帝の信任を得て政を行った。

逆賊の一族郎党を斬首。

名家連中を職務怠慢で断罪。

袁紹が反董卓連合を作る。

逆賊認定と遷都。

帝の討死から今に至るわね。

 

『何進暗殺は何進の狙いを

宦官に伝えただけだし、

袁紹による宮中侵犯は

袁紹の周りの名家に

囁かせただけですー』

 

「宦官どもは名家連中に排除させ、

残った名家連中は帝の意志で

逆賊に落とした上で排除してますねー」

 

 

なるほど2つの種のせいで

袁紹は逆賊となり、

袁紹に味方した連中は

今も逆賊として窮地にある。

 

で、冀州は蹂躙され

今司馬様が復旧中だけど、

公孫賛殿は逆賊を討ち取った

だけだから、特に誰かに

批難されたとかは無いわね。

 

「そして、そろそろ中原も

収穫の時期ですよー。

ね?スゴク・わかりやすいじゃないですか?」

 

確かに、少し目端が効けば

すぐにわかることよね。

 

「わかってない大司馬様もいますけどー」

 

曹操ねぇ私なら例え役職名でも

大司馬なんてごめんだけど。

 

『司馬様に対する当て付けでしょうか?』

 

「あーあるかも知れませんねー」

 

・・・知らないって怖いわね。

 

『本当ですよー。李儒様は

笑ってそうですけどねー』

 

「で、笑われて不機嫌になるんですねー」

 

そもそも何で気付かないのかしら?

 

「あの人の中では、全部が司馬懿さんで

止まってるからですよー」

 

『あぁ、確かに種を植えたのは司馬様

でしょうから、李儒様を知らなければ

公孫賛様や董卓様との繋がりは、

横の線しかわかりませんかー?』

 

なるほど、李儒様を知らないと

実際は司馬様が上に立つ

縦の繋がりだなんて気付かないのか・・・

 

「陳珪さんと陳登さんも、司馬懿さんが

李儒様に従わない可能性は、低くないって

考えてたみたいでしたねー」

 

『情報を遮断してる李儒様が凄いん

でしょうねぇ』

 

最近は遮断してると言うよりは、

暗躍して遊んでる感じよね?

 

「その遊び相手にされた曹操さんが

憐れですけどねー」

 

『ちなみに、わざわざ劉表の子供に

帝を名乗らせたのは何故なんでしょう?』

 

「劉家の家督争いを顕在化させる

ためですねー」

 

あら、ソレは教えても良いの?

 

「私がココにいて今の段階で

これを知らなければ、

『この程度にも気付かんのか?』

って言われちゃいますよー」

 

『なら、長安の帝が立ったら

ソレに味方して他を全部潰すのが

基本戦略でしょうか?』

 

まぁそうなるか。

なら、取り急ぎ江夏を落として

南陽に行くわよ!

 

あんまり遅いと矯正されちゃいそうだし!

 

『あー無駄な時間の使い方を

許さない方ですからねー』

 

「一体何なら許してくれるんですかー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「アレっ?」』

 




張勲さんが好きなのに
中々出番が無いんだよぉぉ!ってお話

ちなみに李儒くんがダイヤモンド目の
外道照身霊破光線受けても
別に火傷を負ったり正体を晒したりはしません。

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