とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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赤、青、黄色の続き

駄弁りが長引いて特に話が進まないっ!

オリ設定
オリ展開

原作は既にない!
嫌いな人は読み飛ばし!


いっけなーい、遅刻、遅刻ッ!

「ふぇぇぇぇぇ?!」

 

「な、なんじゃ?!いきなり?!」

 

「し、し、州牧様ですかー!

大変失礼しましたぁ!!」

 

『こ、この子、いつの間にか

土下座してますよー?!』

 

かなり早い土下座!

私じゃなきゃ見逃しちゃうね(ФωФ)

 

「し、尚香様っ!州牧様の前ですよ!

頭が高いって怒られちゃいますよー!」

 

「な、七乃~?!」

 

『あーん!名乗ったら予想以上に

大きな反応されて驚いてる

美羽様かわいー!!』

 

そうとう土下座に馴れてるよねー。

やっぱりお母さんが無職だと

苦労したんだ(。´Д⊂)

 

「尚香様ー?!」

 

「尚香、お主の知り合いじゃろ?!

なんとかしてたもっ!」

 

『あーん、悪いことしたら

李儒様に折檻されるって

散々言われてたから

「コレ、ヤバくないかの?」

って思って焦ってる美羽様かわいー』

 

混沌としてるねー。

まぁ周りにも迷惑だから

止めるけどさー。

黄敍ちゃん。とりあえず

土下座はいらないよー

 

「で、でも?!」

 

確かに袁術ちゃんは州牧様だけど、

今日はウチのお客さんみたいな

もんだからねー。

 

ある意味、黄敍ちゃんと

同じ立場なんだよー(´∀`)

 

「そ、そうじゃぞ!

無理矢理頭を下げさせたとか

言われたら、ハチミツが無くなる

折檻じゃからな!」

 

『そうですよねー

もしかしたら、ご飯が虫さん

だけになっちゃいますからねー』

 

「ひ、ひぃ!あんなのゴチャゴチャ

混ぜられても、妾には

食べられないのじゃよー!」

 

「え、袁州牧様?!」

 

あー通りで真名で呼んでこないと

思ったら、矯正されてたんだね?

 

『そーなんですよー。

昨日されちゃいましてー』

 

けど、張勲は袁術ちゃんの事を

真名で呼んでるし、袁術ちゃんも

張勲を真名で呼んでるよね?

 

『美羽様を真名以外で呼ぶなんて

とんでもない!』

 

「七乃は七乃なのじゃよ?」

 

あー張勲は真名に価値を

認めて無いんだね?

 

『そーですねー。まぁ正しく言えば

認めて無いって言うよりは、

真名を周りに知られるより、美羽様

から七乃以外で呼ばれる方が辛いですねー。

美羽様も、袁術様って呼んだら

泣きそうになってましたしー』

 

なるほどなー

まぁ、確固たる意思があって

やってるなら良いらしいからね。

 

「うむ!李儒様は怖いけど

優しいのじゃ!」

 

『美羽様【には】優しかったですよねー』

 

「あの、だ、大丈夫なんですか?」

 

うん、とりあえずここに居るときは

土下座とかしなくて良いからねー。

 

「うむ!妾を讃えるのは良いが、

ここではやめてたもっ!」

 

『怖くておねしょしちゃいますからねー』

 

「州牧様がおねしょ?!」

 

「ち、違うぞよ!おねしょじゃないぞよ?!」

 

あー、黄敍ちゃんもいずれわかるけどさ。

確かにおねしょじゃないね。失禁だね。

 

「し、失禁ですか?」

 

「そ、そうじゃぞ!折檻受けたら

大人の皆じゃってするんじゃからなっ!」

 

『あーん、年下の前だからって

必死に取り繕ってる美羽様かわいー!』

 

「み、皆さんが失禁する折檻?!」

 

あーそろそろかなぁ・・・

 

『「「えっ?」」』

 

やっぱりぎだぁぁぁぁぁぁぁ?!

 

「ぬ、ぬわーーーーっ?!」

 

『み、美羽さまぁぁぁぁぁー?!』

 

「痛い痒い痛いっー?!」

 

『ネコモドキ。食堂ですよ?

大声で何を叫ばせてるんですか?』

 

今日の折檻はシロさんだったかぁ。

・・・来てたんですね。

 

『えぇ、先程。

朝定食で、ご飯は蟹粥でお願いします』

 

マイドー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「「ごちそうさまでした」」』

 

 

『で?ネコモドキ。

食堂で新顔交えて何を騒いでたんですか?』

 

あ、紹介しますねー

 

「あ、あの!」

 

『ん?なんでしょう?』

 

「わ、私、執金吾涼州牧馬騰様配下で

中塁二尉黄漢升の娘の黄敍と申します!

元服前なので、字はまだないです!」

 

『あぁ、ご丁寧にどうも。

私は安北将軍付光録大夫、偏将軍の姜伯約です』

 

「し、し、」

 

し?

 

『し?』

 

「尚香様っ!スゴク・綺麗な人ですよ!

落ち着いてて仕事できるお姉さまって

感じで、それなのに将軍様って!!」

 

あぁ、シロさんは筆頭様に

似てるからねぇー。

私はお姉ちゃんって感じだけど、

シロさんはお姉さまって感じだよね(´∀`)

 

『ふむ、阿諛追従ではなく

本心からですね。

黄敍と言いましたか。

中々いい目をしています』

 

「ハイ!ありがとうございます!!」

 

『それでネコモドキ?』

 

はい?

 

『そこで寝てる金色は何です?』

 

寝てるって言うか寝させたって言うか・・・

 

『何です?』

 

あぁ、この子は

 

「いきなり何をするのじゃ!!」

 

あ、

 

「この妾を誰と心得るのじゃ?!」

 

『・・・どちら様で?』

 

「聞いて驚け見て笑え!

妾が噂のよしゅうぼく!袁公路様なのじゃ!」

 

『・・・ほう。袁術殿、とな?』

 

「な、なんじゃ?!その態度は!!」

(・・・な、七乃?もしかして、偉い人かや?)

 

(・・・美羽様、七乃はただいま留守にしております)

 

(な、七乃ぉぉぉぉ?!)

 

「し、尚香様?姜将軍様は袁州牧様より

偉い方なんですか?」

 

うーん、ここでは同格かなぁ?

 

『まぁそうですね。安南将軍付きの州牧と

安北将軍付きの偏将軍です。

州牧は正式には官位ではありませんが、

偏将軍も洛陽や長安の官職ではありません。

ですから、それだけなら同格と

言っても良いでしょう』

 

「なんじゃ!同格かや!」

 

『ただし、私は光禄大夫でもありますので、

教頭先生のご威光の分、私が上になりますね』

 

「すみませんでしたのじゃ!」

 

教頭先生のご威光の重みありすぎだよねー。

 

「ま、まだ会ってないんですけど、

そんなに偉い人なんですか?!」

 

あれ、シロさん?教頭先生って、

格だけで言ったら馬騰様と同格ですよね?

 

『・・・まぁそうですね。

馬騰様は執金吾ですから、同格です』

 

「ば、馬騰様と同格って、

スゴク・偉い人じゃないですかー!」

 

『正確には九卿の先任ですから、格は同じでも

立場は馬騰様より上ですね』

 

あーそうか、教頭先生は涼州に

行ったとき、既に郎中令でしたもんね!

 

「ば、馬騰様より偉い人なんですか?」

 

(な、七乃、このままそぉーっと・・・)

 

(はいっ!そぉーっと)

 

『で、袁術殿?』

 

「ハイなのじゃ!」

 

(あぁ見つかった・・・)

 

いや、バレてるから(´・ω・)

 

『アナタの傍には、いつもニコニコ這いよる

張勲が居るらしいですが?』

 

「ちょ、張勲かや?!」

 

(美羽様ー!七乃は七乃ですよー!)

 

『えぇ、張勲です。ソヤツはどこに?』

 

「えーと少し待ってたも!

ちょ、張勲な、うん張勲!・・・張勲?」

 

『ご存知ない?』

 

「うーん、すまぬがわからんのじゃよ・・・」

 

『ふむ、嘘ではなさそうですね?』

 

(よっしゃー!!)

 

あ、シロさん。コレですよー( ΦωΦ )

 

(うぉぉぉぉぉいっ!!)

 

『・・・えん、じゅつ、どの?』

 

「え?七乃が張勲?

い、いや!違うのじゃ!

知らなかったのじゃ!

嘘とかじゃないのじゃ!!」

 

『・・・』

 

あ、シロさん、嘘じゃないですよー

袁術ちゃんは張勲の真名しか知らないんですよー

 

『・・・あぁ、子供の頃から

真名でしか呼んでなかったのですね?』

 

そうですねー。矯正されても変わらずで、

最終的に真名で呼び合うって

許可もらったみたいですし

 

『なるほど、教頭先生から

許可を頂いたなら、私が

とやかく言う事ではありませんね。

袁術殿、疑って申し訳ありません』

 

「い、いいのじゃよ!

誰だって間違いはあるのじゃ!」

 

『ふむ、中々の大度。噂は噂でしたか』

 

・・・単純にシロさんが怖いだけじゃないかなー

 

『で、張勲殿?』

 

「は、ハイっ!」

 

『そのご高名は常々安東将軍様より

伺っておりまして、いつかお会いしたいと

思っておりました』

 

「あ、あはは!ご高名だなんて!

買いかぶりですよ!えぇ買いかぶり!」

 

地獄見せるって言ってたもんなぁ

 

『ほう?教頭先生の目が腐ってると?』

 

「ま、まさか!李儒様の漆黒の目が

腐ってるだなんて!」

 

普通は曇るものだけどなぁ

 

『ならば張勲殿は漢帝国最大最高の謀略家

で間違いありませんね?』

 

「えー!尚香様!あの人、そんなに

スゴイ・人だったんですかー?!」

 

教頭先生はそんな風に評価してたねー

 

「違う!そんな、違いますよー!」

 

『ナニが違うと?ふふふ、お会いできるのを

楽しみにしておりました』

 

「いや、待って、絶対何かが違うっ!」

 

『ハハッ』

 

容赦しない生き物の笑い声が聞こえたよー

 

『さ、あちらで地獄について語ろうでは

ありませんか』

 

「い、いや、ソレ見せるんですよね?!」

 

見ないと語れないからねー

 

『物理系?それとも虫系がお好きですか?』

 

「いやー、私はアレですよー!そのへんの

賊にも負けるくらいの弱虫ですよー?!」

 

あぁ、腕っ節はそんなに

強くなかったよねー

 

『それはいけない。袁術殿の最後の

盾となる方が弱かったら大変だ』

 

「いや、それはそーですけど!」

 

物理系に決定だねっ!

 

『さ、納得したところで逝きますか』

 

「いやー美羽様ー!」

 

「ま、待つのじゃ!

 な、七乃をっ!」

 

「み、美羽様っ!」

 

『おや?袁術殿も一緒に逝きますか?』

 

「・・・よろしく頼むのじゃ!」

 

「美羽サマーーー!」

 

まぁ、そーなるよね(´・ω・`)

 

「えっと、最終的にどうなったんです?」

 

んーとね。張勲とシロさんが

今後について会議するんだよ

 

「あぁ、大人のお仕事ですね!」

 

そうそう、袁術ちゃんも

邪魔しちゃダメなんだよ?

 

「おう!絶対邪魔せんのじゃ!

七乃もおしごと頑張ってたも!」

 

「あうぅぅぅ美羽ざま”ぁ!」

 

 

 

 

『あぁ、ネコモドキ』

 

はい?

 

『食事の点心を食べ終えたら

教頭先生のところに黄敍を連れて行きなさい』

 

あれ?張松さんはもう帰ったの?

 

『あの人は奥様と子供が待ってますからね。

一目散に帰りましたよ』

 

あぁ、そう言う人でした・・・

 

『では私はこれで』

 

はーい

 

「姜将軍様!お仕事頑張って下さい!」

 

「七乃ーがんばるのじゃぞー」

 

「・・・はーい、七乃頑張っちゃいますよー」

 

で、さぁ。袁術ちゃんがいるってことは

策姉様もいるの?

 

「おう!孫策ならなんかさっき倒れとったぞ?」

 

「た、倒れた?大丈夫なんですか?!」

 

黄敍ちゃんは気にしなくて良いよー。

最初は河で溺れるだけだからさー

 

「か、河?!溺れる?」

 

「・・・アレは怖かったのじゃよぉ」

 

けど泳げるようになったでしょ?

 

「まぁのぉ。これでいつ河に落ちても平気

だなって言われたのじゃが

何か違う気がするのじゃよ・・・」

 

「か、河に落ちる?!」

 

まぁ、黄敍ちゃんもすぐにわかるよ( ゚∀゚)o彡

 

「そうじゃな。特に理由はないッ

地獄が怖いのは当たりまえッ!

じゃからのぉ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふえぇぇぇぇぇ?!

一体私、これからどうなっちゃうの〜?!」




感想を利用する卑怯者?
そうですが、それが何か?

紳士諸君、幼女は愛でるものですよ?ってお話

袁術の前で何度も張勲、張勲って言ってますが
袁術は他の人を気にしてないので、
七乃と言う単語が一緒に出てこないと
彼女が張勲だとは気づきません。

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