とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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リザーバー頑張る回

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原作蜀キャラアンチあり!

原作はすでにない!
嫌いな人は読み飛ばし!!



ズーちゃん?ズーちゃんじゃないか?

敵の旗は関に魏。

つまりは関羽と魏延か。

 

『徐庶様、お伺いしたいことが・・・』

 

あぁ、陳登の言いたいことはわかる

だが少し待て。

 

「徐庶様、アレは私に!」

「いや、儂に!」

 

却下。入れ込んでるお前たちでは

あの距離の敵を確殺できん。

 

「「し、しかし!」」

 

我々は貴様の怨み辛みを

解消するために居るわけではない。

厳顔に至っては、貴様が逃がしたんだろうが、

寝言をほざくな。と言っておこう。

 

「「・・・」」

 

それに、だ。はっきり言えば、私たちは

黄敍をあそこまで追い込んだ貴様らを、

評価も信頼もしていない。

 

「追い、込んだ?」

 

「ソレはどう言うことで?」

 

普通に考えろ。

アノ歳の子供が母親の就職の為に

州牧に会いに行き、頭を下げたんだぞ?

州牧の意味を知らんような馬鹿じゃない。

並大抵の覚悟で出来ると思うか?

 

「「・・・!」」

 

黄敍の人柄と、張松殿が冗談混じりで馬騰殿や

李儒様に報告したからこそ、こうして

受け入れられているが、本来ならありえん。

 

「・・・はい」

 

母親が働きもせず、日がな一日酒飲んで

気が向いたら賊退治だと?

賊とて民だぞ?

その元凶が何かを知っていただろう?

ソイツらを放置しておきながら、

小遣い稼ぎに賊退治?

貴様らは劉璋の政に文句を言って居たが

他人事ではないだろう!

益州の民に何か思うところは無いのか?!

 

「「・・・」」

 

少なくとも姜維と私と陳登あとは

尚香に張松殿。あぁ李厳様もか。

皆が貴様を母親としても人間としても

評価していない。

そんな人間に兵は預けられんし、

作戦も任せられん。

当然、益州の政を放棄し、

黄敍の誘拐未遂犯を逃がした厳顔も同様だ。

 

「「・・・」」

 

この場に連れてきたのは張松殿と

馬騰殿の顔を立てただけ。

故に貴様と厳顔は指示があるまで待機だ。

 

あぁ、抗命するならソレでも構わん。

黄敍には、母とその友が民を苦しめる

ミミズの味方をしたから、

私が殺したと伝えよう。

 

わかったか?

返事は、ハイかイイエだ。

もちろんイイエを選んだ瞬間、

貴様らの首から上は消えて無くなる。

黄敍に免じて、せめて痛みは

無いようにしてやろう。

 

「「・・・」」

 

では再度命じよう。

貴様らは指示あるまで待機。

返事は?

 

「「・・・はい」」

 

では続けるが、呉懿。

 

「はっ!」

 

何でも貴様は、冀州の安北将軍府に居る、

姜偏将軍の副官を勤めている

呉班の親類とか?

 

「えっ?!アヤツはそんな厚遇を?!」

 

・・・質問には正しく答えろ

 

「はっ!はいっ呉班は確かに親族です!」

 

ふむ、張任殿からも厳顔共々

気にかけてやってくれとは

言われていたが・・・

 

「いえっ!馬騰様の配下となり、調練を

受ける中で己の未熟を知りました!

故に気を使って頂く必要はありませぬ!」

 

そうか。足らぬを知るなら、

ソレ即ち成長の兆し。

益州勢は貴様が指揮を取れ。

呉蘭と雷同だったか?

まだ将には足りんから軍議の場には

入れる訳にはいかんが、ヤツらを

貴様の副官として使うことも認める。

経験を積ませよ。

 

「はっ!ありがとうございます!」

 

さて、陳登。待たせたな。

 

『いえ、考えを纏める時間を頂けたと

考えていますので!』

 

そうだな。では貴様はアレをどう見た?

 

『策ではありません。考えなしの阿呆かと』

 

・・・正解だ。

 

 

 

 

 

 

「我は劉玄徳が第一の家臣!

関雲長なり!我を恐れぬのなら

かかってこいっ!」

 

「子供を人質にとる卑怯者ども!

このアタシが相手してやる!

隠れてないで出てこいっ!!」

 

 

 

『子供?と言うよりも

さっきから気にはなってましたが

関雲長とは何者ですか?

ミミズの第一の家臣と言えば

隻腕の虎将、張飛では?』

 

「・・・璃々を人質にしようとした

貴様がどの口で。

しかし関雲長ですか。儂らも

聞いたことが無いです。

黄忠は知っておるか?」

 

「そうね。許可を頂ければ

今すぐにでも・・・いえ!

なんでもありません!

か、関雲長よね?荊州でも聞いたことが無いわ」

 

・・・陳登。反董卓連合の際

ミミズが汜水関で一度だけ先陣を

担当したことがある。

 

『えっと、華雄将軍を挑発して

汜水関から出撃させ。

ミミズが負けて追撃を誘う。

それで引きずりだしたところを、

袁紹と曹操の軍勢が囲もうとした

作戦ですよね?』

 

そうだ。その際、見事華雄を誘い出した

のがあの関羽だ。

 

『え?歴戦の華雄将軍を?!』

 

「ほう?音に聞こえた名将を

誘い出したと?」

 

「なるほど・・・挑発に特化した、

口舌に長けた将ですか?」

 

・・・本人は武人のつもりだがな

 

『あの構えで?それとも擬態でしょうか?』

 

「いや、陳登殿。アレは擬態ではありません。

儂でもわかりますぞ。

本当に馬に馴れておりませんな」

 

「そうね。涼州の人たちと比べれば

明らかに違うわね」

 

・・・そんなのに挑発されたら

動きたくなるんじゃないか?

 

『「「確かに!」」』

 

 

 

「どうした!我らと戦いに来たのでは

無かったのか?!」

 

「桔梗様っ紫苑様っ!

アタシですっ!焔耶ですっ!」

 

 

 

『・・・しかし、何故ここで挑発

なのでしょうか?

緒戦ですし、普通は我々の目的や

戦力を探るために籠城して

時間を稼ぎつつ調査を行う。

もしくは少数の兵を連れての

威力偵察、ですよね?』

 

普通はな。少なくとも全軍を連れて

出てきたり、知り合いの真名を

大声で叫ぶ場面ではない。

 

『そうですよね。

いくら考えなしの阿呆でも

万の兵を預けられた将。

奴らなりの企みがあるのでしょうが・・・』

 

おそらくだが、企みと呼べる

企みは無い。

正面から戦えば勝てると

思ってるだけだな

 

『そ、そうですか、凄い自信ですね。

って言うか誰です?少なくとも

敵味方合わせて二万人居る場で、

あの白黒に思いっきり

真名を暴露されてる憐れな二人は?』

 

「・・・私です」

「・・・儂です」

 

『「「・・・」」』

 

『・・・徐庶様、憐れ過ぎますよ。

殺らせてあげませんか?』

 

あぁ、なんか私も二人に殺らせてやっても

良いような気がしてきた・・・

 

「「・・・?!」」

 

ちなみに陳登、二人を使った場合の

お前の考えた策は?

まさか同情だけではあるまい?

 

『無論です。名指しされた黄忠と厳顔が

それぞれ2500ずつ率いて出陣。

奴等と戦ってる振りをしつつ時間を稼ぎます。

その前に、黄忠と厳顔が出陣するのに

併せて呉懿殿が、残る3000率いて裏門から出撃。

間道を使い進軍し、そのまま徳陽を落とします』

 

・・・悪くない。地の利もあるし

なにより目の前しか見れん阿呆共は

呉懿の動きに気付くまいよ。

あとは黄忠と厳顔が奴等を押さえられるかに

全てが掛かっている・・・か。

 

『関羽の方に黄忠を、白黒に厳顔ですかね?』

 

相性を考えればそうだろう。

 

「何ですと?!儂では関羽とか言うのに

勝てんと言われますか?!」

 

・・・教頭先生も筆頭殿も李厳様も

いないから、幻魔拳が使えないのが

面倒だな。 

 

『あぁ、アレですか。確かに。

厳顔はあくまで馬騰様の配下ですしね』

 

私が使えるようになればいいのだが、

基本的に相手の心に関連する技は

秘奥に分類されるから、教える相手も

選別されるんだよなぁ。

 

『まぁ、あの技を誰も彼もが

使えたら困りますけどね』

 

李儒様の理想としては

少なくとも将帥は全員が地獄を

創造し、ソレを乗り越えることが

出来るような強さを求めて

いるらしいんだが・・・。

 

『・・・敷居高いですよね』

 

だからこそ強制的に

成長できるんだがな。

 

『確かに』

 

「儂とて黄忠に劣るものでは

ありませんぞ!」

 

はぁ~仕方ないか。張松殿には後で何か

嫌がらせでもしてやろう

 

『・・・最近は姜維様もアレを

使えるようになったとか?』

 

あぁ、まだ相手を壊すことしか出来ない

らしいがな。

アイツは一歩でも筆頭様に近付こうと

必死だから成長も早いが、やはり

急な成長では無理が出る・・・そうか。

アイツに張松殿への地獄を頼むか。

陳登、良い意見だ。

 

『ありがとうございます』

 

「将軍殿っ!」

 

・・・厳顔。早とちりをするな。

今の黄忠に白黒を任せたら

時間稼ぎどころか

一太刀で殺してしまうだろうが。

 

「あぁ・・・そっちですか!失礼しました。」

「・・・すみません、否定ができません」

 

『こいつらは・・・しかし徐庶様。

別にそれでも良いのではありませんか?

殺せるときに殺すのが教頭先生の

教えでもありますし』

 

まぁ、そうなんだが・・・

 

「(陳登殿、陳登殿」

 

『(ん、どうしました?呉懿殿)』

 

「(よくお考え下さい。

将軍は、貴女に手柄を

立てさせたいのですよ)」

 

『(な、なんですって!)』

 

「(本来なら公私混同ですが、

陳登殿の実力はここに居る

皆が認めております。

さらに今回は厳顔も黄忠殿も

信用できんと公言しておりますので、

貴女に手柄を立ててもらうには

絶好の場なのです!)」

 

『(徐庶様っ貴女と言う人はっ!)』

 

「(ですので、ここで黄忠殿や厳顔に

敵将をあっさり討たれてしまえば、

貴女の手柄が無くなってしまいます。

それでお悩みなのですよ)」

 

『(・・・私はこんなに恵まれて

良いのだろうか?

お母様!私は頑張ります!

徐庶様の信頼に答えて、後の世にまで

名を轟かす名将になって見せます!』

 

(いや、聞こえてるし。

って言うかお前文官だろうが。

・・・まぁいいや)

 

・・・よし、陳登の策に2手、

いや3手加えよう。

 

呉懿、出陣したら呉蘭と雷同に

それぞれ500の兵を与えて・・・

 

「かしこまりましたっ!」

 

陳登は南陽から連れてきた1000の兵を・・・

 

「はいっ!必ずやご期待に答えて見せます!」

 

では厳顔は白黒、黄忠は関羽、

それぞれ挑発と時間稼ぎを忘れるな。

 

「「はっ!」」

 

それと厳顔、白黒は殺すなよ

 

「えっ?!」

 

・・・公衆の面前で真名を暴露

されたのは貴様一人ではあるまい?

 

「そうよ?私の分も残して

もらわなきゃ困るわ」

 

「あ、あぁ。そうじゃの!

むしろお主の方が殺したい

はずじゃものな!」

 

納得したか?とりあえず、

黄忠、厳顔、貴様らの評価を

あげたいなら功績を立てろ。

 

「「はっ!」」

 

ただし、抜け駆けのような命令違反を

犯した場合は殺す。

例えどのような功績を立てても

与えられるのは罰のみだ。

我らは劉表勢や、劉璋勢。さらには

目の前のミミズ連中のような

軍規に温い軍ではない。

命令違反に与えられるのは死だ。

忘れるなよ?

 

「「はっ!」」

 

作戦行動について

質問や意見はあるか?

 

『「「「ごさいませんっ」」」』

 

では動け。

 

『「「「はっ!」」」』

 

 

 

 

まったく、中途半端な味方の

中途半端な武人の相手は面倒だ。

一応足手まといの帯同を承諾したが、

社交辞令と知っていながら

押し付けることもあるまいに。

張松殿にはたっぷりと地獄を

味わってもらうとして・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿呆の相手をするとしよう




弱いくせに挑発!
まさしく2015年の千葉ロッテである(11位/12球団)

歴史に残るマザコンの徐庶と姜維は仲良し設定
徐庶の方が先輩で年上なので
姜維を呼び捨てしてる数少ない人間であるってお話

ちなみのちなみに
李儒くん関連の人間が白っ子が白殿で
ネコモドキが尚香なのは、
紹介の際に李儒くんが、
後ろ盾のない白っ子を
「自分の子供みたいなモン」と言ったから
周りが気を使ってる感じです。

公孫賛たち後半の仲間は、周りが言ってるから。
そんのまま敬称をつけてます。

馬騰は、涼州出身の子供なので
自分の子供みたいなもん扱いです。

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