とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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ミミズに襲いかかる熟女。
ん?まさか触手・・・

おや、誰が来たようだ

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原作は既にない!
嫌いな人は読み飛ばし!


やめてっ!種馬のライフはもうZeroよ?!

永安方面に孫堅様ですって?!

 

『あぁ、荊州から攻め込んできたのだ』

 

「なんでだ?孫堅は劉表と

不戦協定を結んだんじゃなかったのか?!」

 

・・・考えられるのは二通りです。

 

「二通り?」

 

はい。一つ目は

我々を劉表様の配下と思っていない。

という場合です。

 

「・・・まぁ実際はそうだが、

それだって対外的には何も

言ってないんだ。

それなのにこんなことをしたら

劉表に借りができるし、長安の顔を

潰すことになるんじゃないのか?」

 

そうですね。ですので

もう一つの可能性が高いです

 

「それは?」

 

劉表様か長安が容認した場合です

 

「そんな!」

 

おそらくは長安でしょう。

先日の徐庶の侵攻に合わせた

ものと考えれば自然です。

 

「じゃ、じゃぁ劉表は?!」

 

反撃を食らうのを覚悟で

わざわざ孫堅様に攻撃をするだけの

気概がある方ではありませんし。

 

「他になにか?」

 

長安と我々。

どちらを取るかと言われれば・・・

 

「・・・長安だな。

くそっ桃香はまだ愛紗の墓から

動けないってのに!」

 

桃香様のことは今は言っても仕方ありません

 

「あぁ、そうだな。

桃香が下手に動かないようにしないと。」

 

そうですね。こうなれば問題は、

孫堅様がどこまで攻めて来るかです。

 

「・・・手伝い戦だから永安で

終わる可能性もあるのか」

 

今の永安には5000の兵と、

益州の文官さんしかいません。

このままでは戦わずに降伏するでしょう。

損害がないまま城を落としたら・・・

 

「更に来るのか温存を狙うか・・・」

 

長安の意向にどこまで

従うのか。

そもそも長安の意向なのか?

ソレを知る必要があります

 

『・・・鈴々が行くしかないのだ』

 

「いや、だけど、徐庶が動いてきたら?!」

 

・・・(ようやく現状の危うさを

認識ですか・・・やはり私たちには

危機感が足りなかった!)

 

『朱里もいるし、籠城してる分には

問題ないのだ』

 

そうですね。先の戦で徐庶が率いていた

長安の兵は2000程。

残りは益州の兵でした。

 

「そうらしいけどっ!」

 

我々の兵隊さんたちと違って

彼らには同じ益州の兵を攻めるの

にも抵抗があります

 

「あ、あぁそうだな。桃香の

理想を信じてくれた人達と、

手伝い戦で戦わされてる兵だと

戦意に違いがあって当然だよな!」

 

・・・(人質を取って、督戦して

戦わせてる兵隊さんですよ?)

 

『鈴々は5千を率いて永安に行くのだ。

田階と田豫はこっちでお兄ちゃんを

守らせるのだ』

 

ですがそれでは・・・

 

『さっきも言ってたけど孫堅に

とっては手伝い戦なのだ。

一万で籠城してる敵に

果敢に攻めてくるとは思えないのだ』

 

「た、確かに!桃香を守るためにも

田階と田豫は必要だな!」

 

(いつもの余裕がない?

・・・あぁ、今までは無双の豪傑と

信じてた関羽さんと鈴々ちゃんがいた

からあんなに余裕があったんですね。

私はソレを大器と思ってしまった・・・)

 

『朱里。お兄ちゃんとお姉ちゃんを頼むのだ』

 

・・・はい。鈴々ちゃんもお元気で

 

『・・・うん。朱里もな。帰ってきたら

またお酒飲むのだ』

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

つーまーらーんー!

 

『お母様、ミミズの軍に何を求めてたの?』

 

いや、だって、弱すぎるだろ?

黄蓋どころか呂蒙と朱治と蒋欽

で片付いてんじゃん!

 

「堅殿・・・これでも劉表の軍

よりはマシじゃぞ?」

 

アイツ等ってそんなに弱かったか?!

 

『今のお母様が納得するような

手応えが欲しかったら、江州を超えた先の

徐庶さんを相手にしないと

厳しいんじゃないかなぁ?』

 

「まぁ涼州勢も居るから、戦うと

なったら全力でも危ういがの」

 

ソレ、勝っても後ろの人が

出てくるだろうがっ!

 

『けど、教頭先生が言うにはお母様や

呂布様は、単純な身体能力なら教頭先生に

勝てるって話だよ?』

 

「ほう?李儒様がそのようなことを?」

 

アホか、狩人は虎より弱くたって

虎を狩るだろうが。

 

『ま、そうなんだけどねー』

 

「あぁ人は知恵と技術で戦うモノじゃからなぁ」

 

油断慢心ダメ絶対。

身体能力であの人達に勝っても・・・

まぁ勝てないよりは良いけどさ。

 

『おかげで目を掛けてもらえて。

良い思いもできたしねー』

 

「まったく、一晩中地獄を見たと

言うから何かと思えば・・・

まんまナニじゃったとはの!」

 

妬くな妬くな。

 

『お母様だってまだ若いんだから

オンナの幸せに目覚めても仕方ないよねー』

 

「堅殿と同い年なのに、なんでこんなに

差が付いたんじゃろうなぁ」

 

仕方ないさ。女としての魅力の差だ。

甘寧もそう思わないか?

 

「・・・孫堅様は魅力的な

方ですからね」

 

『おぉ、うまくかわしたね!』

 

「・・・ここで儂に魅力がないのか!とか

言えば不忠になるからのぉ」

 

覇気がないわねぇ。

そんなに避けられてたの?

 

「まぁ、ずっとお一人でお酒を

飲みながら手紙を読まれてましたね」

 

『さすが月下老人。月見酒が似合うね!』

 

「グハッ!」

 

綺麗に殺したところで、なにかあったか?

 

「はっ、永安に援軍が到着しました」

 

『やっと来たの?対応が遅いよねぇ』

 

まったくだ、偵察も手薄だったし、

わざと逃がさなかったら

永安陥落まで気付かなかったんじゃないか?

 

「そうですね。間者と言えるような

練度ではありませんでした」

 

『ふーん。でもさ甘寧?』

 

「は、はい!」

 

『虫に刺されて病気になったり

毒のある草があって厄介だから

ちゃんと準備した上着着ろって

言ったよね?ナニ?喧嘩売ってる?

言い値で買うよ?(#ΦдΦ)ノ)))』

 

「い、いえ!そういうわけではっ!」

 

『じゃあどういうわけカナ?カナ?』

 

・・・尚香。甘寧を殺るのは

報告が終わってからにしろ

 

「孫堅様っ?!」

 

いや、きちんと理由があって、

着ろって言われてた服を着てないなら

しょうがないんだが・・・

なにか理由があるのか?アタシの前に

来るときにも敢えて着ない理由が?

 

「あぅっ!」

 

『どーせ普段から着てないから

着るの忘れただけでしょ?

・・・痴女が( ゚д゚)、ペッ』

 

_| ̄|○

 

その理由だけ聞けば

まんま痴女だな・・・やはり

常識の改善はせねばならん

 

「・・・」

 

『理由があっても着ない連中を

どう殺ったらいいのやら・・・』

 

「堅殿、お嬢、殺るのは

報告を聞いてからなんじゃろ?」

 

おぉ、黄蓋。蘇ったか。

 

「なんとかの。ホレ、報告せい」

 

「黄蓋様・・・ありがとうございます」

 

『はよせや』

 

「ハイッ!永安に入った将は

隻腕の虎将こと張飛。兵はおよそ5千です!」

 

隻腕の虎ねぇ・・・アンタは見たかい?

 

「いえ、報告を受けただけです!」

 

なるほどねぇ。まぁわざわざ偽装する

ほどのモンでもないだろうし・・・

コレでミミズの周りには気狂いと伏竜だけかい?

 

『だね。前は気狂いとその周囲には

生け捕り云々の指示があったけど、

今回は何の指示も出てないね』

 

指示に変更なしと見るか、どっちでも

良いと見るか。

 

『どっちでも良いだと思うよ?』

 

なんでそう思う?

 

『徐庶さんが関羽を殺したんでしょ?』

 

関羽?誰だ??

 

「堅殿、アレじゃよ、汜水関で華雄を

挑発して引きずり出した」

 

『挑発しにいったのに散々笑われて、

挨拶がわりの投げ斧を躱せなくて

吹っ飛んで受身も取れずに気絶した雑魚。

自称劉玄徳一の配下のお笑い芸人だよ』

 

あぁ、黄蓋に旗を射抜かれ、

何を勘違いしたか武器を携えて

文句をいいに来たところを

周泰に一瞬で片付けられた。

呂蒙曰く、勘違いの関の字か。

あまりにも面白い経歴だから、

経歴だけ覚えてたよ。

 

『益州でも同じだったって。

なぜか全軍を率いて現れて

挑発しに来たけど、逆に挑発されて

退き時を判断できなくなって、

軍勢と副将ともども全滅した

阿呆って言われてるよ』

 

なんでそんなのに兵を預けたんだか・・・

 

『なんか気狂いは徐庶さんより関羽の

方が強いって確信してたんだって』

 

なんでだよ。

 

「徐庶殿は確かに自称文官だったが・・・」

 

「少なくとも私より強いですよ?」

 

『フンドシ痴女と比べられてもねぇ』

 

「あう・・・」

 

「「・・・」」

 

(服の件、相当怒ってるな)

 

で、とりあえず殺しても良いなら

殺して殺るさ。

 

ゲシゲシ

『何気にミミズのところの人って

見るのはじめてなんだよねー』

 

「(めっちゃ蹴っとる)虎を名乗る小娘が

堅殿の前に出たら、そりゃ死ぬわな」

 

尚香。それくらいにしてやれ。

 

『はーい』

 

甘寧、特に理由が無いなら

きちんと指示には従え。

理由があってのモノだとわかって

いただろう?

 

「はっ」

 

今回は不注意で済ますが

次は命令違反だ。良いな?

 

「はっ!」

 

黄蓋、後方の陸遜に徐盛を合流させろ。

万が一の奇襲も許すな

 

「はっ!」

 

先陣は甘寧、次陣右に凌統。左に黄蓋。

中央がアタシと尚香。後ろは陸遜。

途中で呂蒙と合流して永安に行く。

 

何か意見はあるか?

 

「「「「有りません!」」」」

 

では出陣!

 

「「「「はっ!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『隻腕の虎将ねぇ。

黒点虎の敵には足りないかなー?』




呉ルートじゃないのに
呉が強すぎる?

熟女さん生きてたら当然だよね?ってお話。

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