とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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二万の兵で、五万の敵と戦うことに
なった李儒くん!
この絶体絶命のピンチをどう
切り抜けるのか?!

オリ設定!
オリ展開!

原作は既に無い!
嫌いな人は読み飛ばし!




だんしんぐおーるないと

むぅ~

 

「どしたの雷々?」

 

いや、敵の遅滞作戦の意味が

わからなくてねぇ

 

「あぁ、確かに。そもそも挑んでくる

こと自体が計算外だけどね」

 

そうなんだよね。

なんであいつらは挑んでくるのかな?

 

「そりゃ~私たちを認めてないから?」

 

まぁ、そうだけどさ、それにしたって

五万の兵に一万五千で挑む?

 

「荊州からも軍勢が出てるからね。

そっちにも兵を回したらこのくらいに

なっちゃうんじゃない?」

 

ん~ならこの遅滞戦術は荊州の軍勢を

倒すまでの時間稼ぎ?

 

「そうなんじゃない?」

 

時間を稼いでどうするのかな?

 

「ん、あ~そう言うことか」

 

援軍の宛が無いなら時間稼いでも

無駄でしょ?

長安からの援軍は出てないみたいだし

 

「だよねぇ。しかもこっちは

総勢七万五千。三万しかいない

連中にしてみたら、時間稼ぐなら籠城

してた方が無駄な被害が出ないよね」

 

そうだよね。

あの部隊を指揮してるのは

張任さんで、洛陽では袁紹と

当たって田豊を討ち取った人だよ。

そんな簡単な事に気付かないわけ

無いよね

 

「・・・何か罠が有る?」

 

怪しいよね。

それに孫乾さんだって、

「絶対に敵対しちゃダメ!」

の一点張だったでしょ?

 

「かなり怯えてたよね」

 

だからさ~ちょっと本隊から

距離を置いた方が良いかなって

 

「ふむ、曹操さんところの楽進も

妙に入れ込んでるしね」

 

罠が有るなら掛かって貰えるし?

 

「そーだねぇ。敵が誘ってるみたいだから

後ろを守ります!とか言ってみる?」

 

ま、そんなところかな?

「古来より小勢が大軍を破るなら

狙いは後方の物資です!」とか

言えば納得しそうじゃない?

 

「確かにそうだね、それじゃ

意見具申に・・・雷々!!」

 

・・・電々も?!

 

「「この圧力は何?!」」

 

 

 

―――――――――――――――

 

『・・・行け」

 

『「「「「はっ!」」」」』

 

―――――――――――――――

 

 

『おおおおおお?!』

 

・・・あぁ、教頭先生が本気になったよ

 

「・・・だねぇ」

 

『こ、コレが教頭殿の本気ですかっ?!』

 

奮い起つとか、昂るとかじゃねぇ。

ただひたすらに死を意識させる圧力。

 

「味方ですらコレだもんね。

敵なんて恐慌状態だよ」

 

遅滞戦術執ってた張任殿の軍勢

すら固まっちまったな

 

「後ろからいきなりこんな圧力

かけられたら、誰だって止まるよ」

 

『は、はは、笑うしかござらん』

 

孫堅の阿呆が教頭先生の遊びの

邪魔するから・・・

 

「母娘揃って足腰立たなくされたね」

 

お前もあのまま参加してたら、

女の喜びを教えて貰えたかもな

 

『いや、流石に一晩中あんな声を

あげるのは・・・』

 

なんだ?聞きに行ったのか?

 

「わざわざ南陽の奧に連れてかれたのに

ねぇ。あぁ、昂ってつい寝所に行ったん

だけど、母娘の声を聞いて怖じ気づいて

逃げちゃったって感じ?」

 

『い、いや、それはですな!』

 

ま、ソッチ方面は何とも出来ないから、

興味があったら自分で頼んでくれよ?

 

「流石に忠臣とは言え、そんなことの

為に頭は下げれないよねー」

 

『な、いや、別にっ!』

 

お、張任殿の軍勢も動き出したな

 

「教頭先生の圧力だって気付けばね。

先生が本気だってわかったら、躊躇も

何もなく殲滅するよね」

 

『・・・』

 

うん、何を言っても墓穴になるからな。

まぁ黙ってるのが正解だ。

まぁあとは殲滅のみ。

絶対に邪魔はすんなよ?

 

「お?本陣が筆頭様の旗を揚げたよ?」

 

あぁ?何だってそんなこと・・・

あぁ、そう言うことか。

 

『殿にはおわかりで?』

 

まぁな。曹操で遊ぶ気なんだろ?

 

『「あぁ、なるほど」』

 

―――――――――――――――――

 

なんですって?!

荊州から出た二万五千は全滅で

許昌から出た五万がほぼ壊滅?!

 

「荊州から出た将は黄祖以下全員

討死。許昌から出た将は

蔡瑁と張允、劉勳に凪までも

討死しました・・・」

 

なんてこと・・・

 

「更に敵本隊から司馬の旗が

掲げられました」

 

・・・

 

「華琳様・・・」

 

完全にしてやられたわね。

まさか司馬懿が南陽に入り李儒から

指揮権を奪うなんて。あぁいえ、

取り戻したと言った方が良かったかしら。

 

「そうですね。傀儡の李儒に任せる

ことなく、自らの手で指揮を取り

打ち破りました」

 

官軍の強さは私たちが洛陽で教えられた。

アレを司馬懿が率いるなら、荊州勢や

蔡瑁程度では勝てないわね。

 

「では今冀州に攻めれば!」

 

・・・

 

「華琳様?」

 

今は兵が居ないし、冀州には白蓮が居るわ

 

「あっ!」

 

いくら不仲とは言え、今回は司馬懿が

勝ったのよ。

何の前触れもなく、いきなり裏切れと

言ったところで裏切るなんて

有り得ないわ。

 

「絶好の機会に攻めれないなんて・・・!」

 

ヤツはそれも織り込み済みなんでしょうね。

だけど、わざわざ将旗を揚げたのは失策よ

 

「それは・・・あっ!」

 

気付いたわね?

例え李儒が傀儡であっても、先帝が命じた

郎中令にして安東将軍。

その軍勢を勝手に使って、さらに劉曄が

交渉しようとしていた我々との戦端を

開いたのよ?

勝ったとは言え、連中の面目は丸潰れ。

 

「本来なら交渉が有利になると喜ぶ

ところですが、面目を潰された事を

煽れば賞賛するどころか詰問の

使者が出ますね!」

 

そう言うことよ。

劉曄にはどう伝えさせようかしら?

 

「そのままで良いのでは?

『我々の意向を無視して戦を

行うなど言語道断。

本来なら時間を稼ぎ、我々の調停を

待つのが官軍としての在り方。

今回は偶々勝てましたが、負けていたら

どうなっていたかお考え下さい』と

言った感じなら連中にとっても本心

ですし、胡散臭くもならないでしょう」

 

まぁ、それもそうね。

無駄に凝る必要もないか。

 

「あとは敗戦の責任ですが」

 

今回の負け戦は蔡瑁の油断と

陶謙の弱気のせい。

それで良いでしょう。

帝は親族を失ったけど、余計な

外戚が居なくなったと思えば

好都合よね。

 

「確かに!コレで軍部において

華琳様の発言力も上がりました。

無能なりに最後は役に立ったと言うこと

ですね!」

 

兵を失ったのも痛いけど、まぁ

コレから徴兵された兵の指揮を、私が

握れると考えたら悪くはないわ

 

「ようやく有象無象の連合軍から、

精強な華琳様の軍になりますね」

 

そうね。ただ。それには時間が

必要よ。司馬懿の動きにも

今以上に気を配らないといけないわ

 

「まさか冀州から南陽に移るとは・・・

私たちは圧力だけと言ったのに、

阿呆連中が無理に兵を集めて進軍

したから、司馬懿も南陽に入った

と言うことでしょうか?」

 

そうでしょうね。

大軍を動かすには準備と時間が必要。

その準備を見抜かれた。更にヤツが移動

する時間まで与えてしまったわ。

 

「今から北征の準備をしても、ヤツが

冀州に帰るだけですか」

 

そうなるわ。だからまずは長安を

煽って、ヤツの動きを止める。

そして董卓が動かないように

何か釘を刺さないとダメね。

 

「董卓!そうですよね。司馬懿が勝った

なら南陽の軍勢と共に、我々に対して

進軍してくる可能性が高いです!」

 

連中は元々長安の使者を叩き出す

くらい我々を敵視してるわ。

長安に馬騰が居ないし白蓮が動かない

なら、抑える手がない。

 

「司馬懿を押さえても、今の弱体化

した我々なら董卓だけでもかなり

削られてしまいます」

 

董卓にしてみたら絶好の機会よ。

私なら濮陽を落として冀州の軍勢を

呼び込むけど・・・

 

「陳留を落として、華琳様の発言力を

落としにくるかも知れません」

 

そうね。軍を纏めてる要の私が

居なくなれば、あとは烏合の衆。

自分の領地に籠ったところを

各個撃破すれば良いんですもの。

 

「それに、陶謙の動きも気にしなくては

ならなくなりました」

 

確かに。今回の敗戦は、元々弱気だった

奴の弱気に拍車をかける事になるわね

 

「・・・烏桓に使者を送りますか?」

 

烏桓が動けば白蓮も幽州に戻るし、

并州方面に行けば董卓も并州に

戻るでしょう。

だけど、使者に出来る人材が居ないわ。

 

「春蘭なら獣相手の一騎討ちにも

負けないでしょう。あとは小難しい

事は言わせずに、空の幽州を攻めろ

とかで良いのではないでしょうか?」

 

なるほど・・・獣相手だからこそ

しっかり言い聞かせようとしたけど、

逆なのね。はじめから好き勝手に

やらせれば良いと。

 

「はい、下手に我々が舵を取ったと

見られれば、公孫賛からも敵視されて

しまいます」

 

それはそうよね。

なら、問題は・・・春蘭が一人で

烏桓の王に会えるかどうかよねぇ

 

「・・・それがありましたか」

 

そうなのよ。元々冀州と幽州を越えねば

ならないのに、更に長城の北よ?

春蘭一人じゃ無理よね・・・

 

「・・・他の手を考えます」

 

そうね。とりあえずは長安を煽り

ましょう。

それから、董卓に対して陶謙から

降伏の使者を送らせるわ

 

「董卓にですか?」

 

ええ、もともと逆賊認定されたわけ

でもないから、命惜しさに降伏

しても、おかしくは無いでしょう?

 

「あぁ!策かどうかを疑うなら

裏を取るでしょうし、裏がなければ

活用するために調整をしますよね!」

 

そうよ、あとは陶謙が色々出し渋りを

すればそれだけ時間を稼げるわ

 

「あの性格なら、我々から何かを

言わなくても勝手に自分を高く

売り込もうとするでしょうし」

 

でしょうね。今の我々が勝つには

ヤツラの足を止めて、大義名分を

奪い、時間を稼ぐ必要が有るわ

 

「そうですね。司馬懿の弱点はヤツが

掲げる大義名分が、あくまで先帝の

モノでしか無いと言うこと」

 

いつまでも先帝の遺志だけを

推し進められても、このままでは

劉曄の立場が無い。

 

司馬懿と董卓の間は強固でも、

白蓮とはそうでもないわ。

ならば狙いはやはり白蓮。

 

「長安から使者を出させましょうか?

今なら司馬懿が南陽にいますから、

南陽と二ヶ所に使者が出れば、冀州

への使者を止める事は出来ません」

 

・・・董卓が自分の邪魔をする使者を

通すかどうかよね。

 

「我らとの交渉の為として、

通らせるのはどうでしょう?」

 

なるほど、私たちと交渉したあとなら、

使者が冀州に行くのを止めることは

出来ないわね。

 

「はい、ただし長安の使者があまりにも

無能なら公孫賛を怒らせる可能性も

ありますから、執り成しが出来る者を

派遣してもらう必要がありますね。」

 

・・・そのまま長安と物別れに終わって

くれれば、私たちの陣営に降ってくれ

るかも知れないわね。

 

「物別れの仕方にもよりますが、

可能性はあります。」

 

長安との折衝がどうなるかで、

こちらからも使者を送ることになるわ。

 

「華琳様からの使者となれば、春蘭を?」

 

そうね。交渉は無理だろうけど、

あの子も顔見知りだから、手紙を渡す事は

出来るでしょう。

 

「司馬懿が居ない中で、我々から手紙を

受け取ったと言う事実が残りますね」

 

そうよ。どうやら司馬懿は何から何まで

自分がやらなきゃ気が済まないみたい

だから、その話が耳に入れば、

直ぐに白蓮に対しても詰問の使者が

出るでしょう。

もしかしたら自分で問い質すために、

冀州に戻るかも知れないわね。

 

「有り得ます。そんな人間でなければ

ワザワザ蔡瑁ごときの為に南陽へは

行きませんよね!

それに何から何まで自分がやらなきゃ気が

済まないと言うことは、ヤツは周囲を

信用出来ていない証でもあります。

公孫賛が何をしようと、間違いなく

疑いを持つかと!」

 

司馬懿には、私にとってのアナタのような

存在が居ないのでしょう。

・・・そう考えれば憐れですらあるわね。

 

「か、華琳様・・・」

 

まぁ、司馬懿の周りがどうであれ、

ヤツにかける温情なんて無いわ!

さぁ我が子房、我らの知謀を持って

奴等を踊らせるわよ!

 

「はいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おーい弟子よ、そろそろ茶葉の準備

出来るから茶菓子の準備しといてー

 

『わかりました。

ネコモドキ、淫獣母娘に今日の分の

鍼を打ってきなさい。

当然、痛みはマシマシで』

 

「はいっ!最高に痛いの

ぶちこんでやります!(# ゜Д゜)」

 

『よろしい。伯師妹は一緒に飲茶の

準備をしましょうか』

 

「はいっ!」

 

 





ようやく「なんですって?!」が発動。
いやはや、はおー様の回避力が凄いね!

別に逃がしても良い敵だったんで、
遊びを無くしてさっさと終わらせたもよう。

靡竺と靡方は、絶対に絶命する
ピンチを切り抜けたのか?!

仕事と腰の関係で、一日一話投稿
になりそうな予感ってお話

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