とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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はおー様の苦難は続く・・・

オリ設定!
オリ展開!!

原作は既にないっ!
嫌いな人は読み飛ばしっ!!


ぎゃふんと言わせてやった

劉弁が死んでいた?

それは本当なの?!

 

「・・・そのようです」

 

くそっ!長安の愚物どもがっ!!

そして司馬懿は劉曄が我々の指示で

劉弁を殺したと公表した?馬鹿な?!

 

「劉曄は殺害を否定しましたが、劉弁の

死は公表されました・・・」

 

さすがに劉弁が死んでるのを隠し続けることは

出来ないわ。

しかしソレを我々と結び付けるとは・・・

やってくれたわねっ!!

 

「華琳様、申し訳ございません」

 

劉弁の死を見抜けなかったのは

確かに失態・・・けどそれは私もよ。

 

「ですが・・・」

 

えぇ、コレで私たちは先帝に続き、

正当な継承者まで殺したことになったわね

 

「証拠が、証拠がありません!」

 

そんなのいらないのよ。

我々はすでに劉琮を帝に仰いだ逆賊よ

そんな我々にとって、劉弁は確かに

邪魔な存在だった。

ならば状況証拠だけでも十分と判断したのね。

 

「しかしそれでもっ!」

 

「劉曄と劉琮にとって劉弁が邪魔だから殺した」

と言われれば誰もが納得するわ。

なにせ殺ってないという証拠がないのだから

 

「・・・っ」

 

それに劉曄も逆賊である我々と使者を

交わしていたのは周知の事実。

ならば我々が何を言っても釈明出来ない。

 

「確かに・・・これでは孫堅は間違いなく

司馬懿についてしまいます」

 

そうね。仇敵である劉表を討ち、

さらに司馬懿に恩を売ることができるもの。

私たちに与する理由がないわ。

 

「公孫賛はどうでしょう?」

 

・・・おそらく幽州へ帰るでしょう。

劉氏が信用できないと言われればそれまで。

白蓮は幽州牧以上の判断をするような

人間ではないわ。

 

「董卓は司馬懿に与すると宣言してますし、

後は馬騰ですか・・・」

 

いくら羌賊が蠢いていたとしても、司馬懿が

長安に攻めたことで去就を明らかにすること

になるわね。

まぁ、おそらく司馬懿は涼州への

不干渉を提示するだろうから、長安の阿呆と

繋がりを切りたがっている馬騰にはむしろ

好都合なんじゃないかしら?

 

「そうなると冀州からは幽州勢が撤退

するものの、荊州では孫堅と司馬懿の

軍勢が合流。

長安では馬騰と司馬懿の軍勢が合流。

兵を放出した南陽は董卓軍が援護・・・」

 

私たちが動くとしたら白蓮がいなくなった

冀州だけど、そもそも冀州勢だけで5万を

超える兵が居るのよね。

今の私たちに、自分たちから黄河を越えて

攻めるだけの兵力は無いわ。

 

「兵力・・・蔡瑁の阿呆のせいでっっ!」

 

・・・過ぎた事よ。

むしろココまで見越して司馬懿が南陽に入った

可能性だってあるんですもの。

 

「まさか?!」

 

桂花。ここまで来たら全てを疑いなさい。

全ての諸侯に司馬懿の手が入ってると

まで考えないと、今後ヤツの掌の上で

踊らされることになるわ!

 

「・・・くっ!」

 

悔しいのは私も一緒よ。

だけど現実を見据えなきゃ勝てる戦も

勝てないわ。

 

「・・・はい、申し訳ございません」

 

いくら策謀に長けていようと、奴は

所詮一人。

一人にできることなんて高が知れてるわ。

 

「・・・」

 

司馬懿は間違いなく私に匹敵する才の

持ち主よ。

 

「華琳様!」

 

落ち着きなさい。確かにヤツは侮れない。

だけどね、私には貴女が居て

ヤツには誰もいないの。

 

「は、はいっ!」

 

それに考えても見なさい。

奴らが私たちではなく長安や荊州を

攻めたのはなぜ?

 

「そ、そういえば・・・普通なら馬騰や孫堅に

劉曄や劉表を抑えさせて、冀州と南陽と洛陽から

こちらに攻め寄せることだってできたはずです」

 

そうね。ソレをしなかったのは、

私たちを警戒してるからよ

 

「・・・なるほど。地の利があり、華琳様が

守る許昌へ攻めるには準備が足りないと

判断したのでしょうか?」

 

そうなるわね。先の戦で我々が兵を失ったのは

確かだけど、それが全体のどれだけか?

なんてことはわからないんですもの。

 

「確かにそうです。そのために後方の安全を

確保してから侵攻を開始する気なんですね」

 

そうよ。

つまりは劉表や劉曄が粘れば粘るほど

時間が出来る。

 

「長安と荊州を落としたら、次は劉璋・・・」

 

劉氏を認めないならそうなるのでしょうね。

けど、益州は遠いわ。

移動だけでかなりの時間が稼げるわね

 

「その間に公孫賛や烏桓を動かすことが

出来れば・・・」

 

本貫地である冀州を失えば司馬懿に

残るのは、劉氏に牙を剥いた謀反人の

肩書きのみ。

 

「本人は良いかもしれませんが、部下には

不満を抱くものも居るでしょう!」

 

そうね。さすがに劉氏を滅ぼすとなれば、

抵抗する者が出るでしょうね

 

「時間が掛かればかかるほど我々が強化され、

奴らの家臣の不満は蓄積されます。

だからこそヤツは時間短縮の為に

荊州と長安に兵を出したのですね?」

 

そうよ。本来なら戦力の分散は愚行。だけど

孫堅と馬騰の欲を見抜き、そこを突いて

交渉することで兵力の不足を補った。

 

「・・・悔しいですけど、見事な策です」

 

えぇ、劉琮を帝に掲げた我々にはできない

一手よ。

私たちに出来る手は、白蓮を味方に

することが大前提。

 

「ですが今のままでは、公孫賛が冀州を

離れ幽州に入ったとて司馬懿はソレを

認めてしまいますね」

 

そうね。不仲だからこそ関わらない事で

良しとする可能性が高いわ。

 

「我々の味方にするには手が足りませんか・・・」

 

噂や情報を拡散する商人や間者が軒並み討たれた

のが痛いわね・・・

 

「間者はともかく、商人まで討つとは

予想できませんでした」

 

アレは誰だって予想出来ないわ。

冀州が豊かで、他領からの商人が居なくても

領政が成り立つからこその暴挙よ

 

「暴挙ですか・・・」

 

当たり前じゃない。噂を拡散するのだって

商人の仕事よ?ソレを許さずに捕えて殺す

ようなところに誰が行くのよ?

 

「確かに。商人が居なくなれば、物資の

やりくりだってできなくなります!」

 

短期的には有効な手だけど、長期的に

考えれば愚行。

ならば司馬懿の狙いは劉曄と劉表、それに

劉璋を討つまで白蓮を敵に回さないように

すること。

 

「ヤツも着実に手を打ってきている

ということですね」

 

・・・これからは一手も間違えることが

出来ないわ。かと言って熟考している

時間もない。

 

「大丈夫ですよ、華琳様!」

 

・・・桂花?

 

「私たち二人なら大丈夫です!」

 

・・・えぇ、そうね。そうだったわね!

ごめんなさい。少し弱気になってしまった

みたいね

 

「いえ!そんな華琳様も素敵です!」

 

ふふっ。ココは、ありがとうというべき

なのかしら?

 

「あ、いえ、そのっ!!」

 

いいのよ。今のアナタの言葉で

確かに私は支えられたのだから

 

「は、はいっ!」

 

二人で考えましょう。

この逆境を乗り越え、司馬懿に吠え面を

かかせるような大計を!

 

「はいっ!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

『こぉぉの腐れ目がぁぁぁぁ!!』

 

ふはははははは!!

 

「筆頭、だからあまり・・・」

 

『李厳殿!聞いてください!この腐れ目がっ!!』

 

「・・・また何か隠してたのですか?」

 

隠すとは失礼な。

失念していただけじゃないか

 

「・・・今度は一体何を?」

 

『聞いてください李厳殿!

奴が推奨しているお茶には!

お茶にはっっ!!』

 

「お茶には?・・・なんですって?!

お茶には美肌効果がある?!

さらに妊婦には飲ませてはいけない

モノが入ってるですってっ?!」

 

うむ。そのとおり。

妊婦には配慮もしていたが。

美肌効果については・・・

完全に失念していたな。

 

『「失念すんなっ!!」』

 

だが妊婦には俺が処方した茶以外を

飲ませるなと厳命していただろう。

ちゃんとお品書きにも書いてるぞ?

 

『「その理由も教えなきゃダメだろうがっ!!」』

 

ふはははははははは!

それはすまんっ!!

 

『「悪いと思ってるなら喰らえぇぇ!!」』

 

甘い!順逆自在の術っ!!

 

『「な?!ギリギリで入れ替わったぁ?!

ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」』

 

ふむ・・・まぁこんなもんか?

 

いやしかし、今はまだ妊婦が気軽に飲める

モノでもないからな。

正直言って今の、この時期に思い出せて良かったよ。

失敗失敗、教頭失敗だな

 

『「・・・」』

 

さ、いつまでも吠え面かいてないで

壊したところきっちり直せよー

 

『・・・李厳殿』

 

「・・・えぇ、全員で殺りましょう。

コレは許せません」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

んっ?!

 

『おや、どうしました?』

 

なんかヤバイことから逃げれた予感がした

 

「ヤバイこと?みんなで教頭先生に挑むとか?」

 

『あぁ、以前筆頭殿が挑んだのは化粧に含まれる

毒についてでしたな』

 

白い化粧をしない孫堅や、もともと化粧をしない

子供と呂布みたいなヤツには痛くも痒くもないが、

他にしてみたら死活問題だ。

命懸けで挑むに足る理由ではあったが・・・

笑顔で潰されたな。

 

「まぁねー。そんな大事なこと忘れんな!

って思うのは当然だよね。結果潰されたけど」

 

『さすがに私も殺意を抱きましたからな。

まぁしっかり地獄を見ましたが。

もしや教頭殿がそんな感じの知識を出し

忘れてたのでしょうか?』

 

可能性は高い。思わず殴り掛かりたく

なるような知識をポロっと喋った

とかじゃないかな?

 

「・・・知っておきたい知識だけど、

知ったら殴りかかって地獄見るのかぁ」

 

『知りたいような知りたくないような』

 

まぁこれから青州だ。後で教えてもらった

ときに、酒飲みながら「ふざけんなっ」って

言えるくらいの知識であってほしいよ。

 

「そうだね。とりあえず化粧の件は冀州に

残ってた人たちには教えてあげるんでしょ?」

 

『そうですな。最近は程昱や郭嘉も薄くでは

ありますが化粧をしますし。

教えられないよりは良いですが、教えられた時に

なんとも言えない顔をするのは確実です』

 

それはそうだ。

だがこの知識は知らないよりは、

知っておかなきゃダメな知識だ。

 

「さすがに知った以上は、同じ女として

見て見ぬふりもできないしね」

 

『ですな悔しさは青州攻めで晴らして

もらうようにしましょう』

 

幸い容赦はいらんと言われてるしな。

そのまま滅ぼして李厳殿が開発

しやすいように更地にしてやろう

じゃないか。

 

「そうだねー孔融が無能晒してるから、

民も徹底抗戦とかはしないと思うし」

 

『そのまま移住や、より良い土地開発を

行うと約束をしてやれば積極的に

味方になってくれそうではあります』

 

青州黄巾の件もある。

あいつらがしっかりと飯を食えてて、

生活できてることは知らせてあるから

住民感情は悪くないだろうよ。

 

今回も楽な戦になりそうだ。

 

「楽なのは良いことだよね」

 

『ソレを張り合いが無いなんて言う阿呆には

「張り合いが欲しいか?ならばくれてやる」

と言って教頭先生がお相手して下さい

ますからなぁ』

 

実際張り合いがあるってことは、味方にも

犠牲が出るってことだからな。

まともな将帥なら楽に勝てることを

喜ばなきゃダメだ。

 

「楽に勝つための準備をするのが軍師の

仕事でもあるしね」

 

『ですな。あいつらにもせいぜい

働いてもらいましょう』

 

曹操もアホなことしてないで、

さっさと陳珪みたいに自害すればいいのに。

 

「後継が居ないから無理なんじゃない?」

 

『なるほど、なんで自害しないかと思ってたら

それもありましたか』

 

残ってるのは曹洪くらいだしな。

・・・さすがに無理か。

 

「あとはせめて大敵として死に花を

咲かせることかな?」

 

『つまりは後世に語られるであろう、

司馬様の偉業を讃えるための踏み台ですな』

 

あの曹操がねぇ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「えぇぇぇ?!化粧に毒がっ?!」』

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイヘンデスッ!

キシュウヲハナレタコウソンサンガ

セイシュウヘシンコウシマシタッ!

 

なんですって?!

 

 

 




そういえばお茶って、麦茶とか以外は
妊婦さんにはダメなんだってねってお話

化粧の毒性を隠していた(弟子視点)李儒くんに
他になんか忘れてませんか?と聞いたら
爆弾が出てきた模様。

はおー様に変わって弟子に吠え面をかかせた
李儒くんに感謝する日は来るのだろうか?

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