とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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なにげに撒き散らしていたフラグを回収する回

オリ設定!
オリ展開!!

原作は既にない!
嫌いな人は読み飛ばし!!


フラグは回収するためにある

さて、翠。わかってると思うけど

アタシたちの相手は李儒殿じゃない

長安のクズどもだ

 

「大丈夫だって。いくらなんでも李儒様に

喧嘩売るようなヤツは涼州にはいないさ!」

 

「そうだよ叔母様!頼まれたってアッチには

行かないよ!」 

 

ま、そりゃそうなんだがね。

「漢を守るっ!」とか言いだしたら

どうしようかと思ってさ

 

「ヤツ等を守る?ありえないって!」

 

「そうだそうだ!ヤツ等には散々見下され

てきたからねー。

それを守るなんてとんでもない。

蒲公英も本気出して殺るよー!」

 

確かに。散々邪魔はされたけど

世話になった覚えはないね。

今までは漢って国がなければ羌族が

攻めてきたけど、今じゃ長安や曹操が

金を払ったって攻めてこない。

李儒殿と楊修様のおかげさね!

 

「ん?李儒様は殿で楊修殿は様付けなの?」

 

あぁ、晋って国じゃ李儒殿は王位につかない

らしいからね。扱い的には楊修様に仕える

将軍って立ち位置になるらしい。

 

「あの人の考えることは良く分かんねぇな」

 

「わかったら翠姉が天下取れるよ!」

 

「いらねぇよめんどくせぇ!!」

 

めんどくさいのは確かだね。

・・・で、アンタらアタシが長安に

居るあいだで男は出来たのかい?

 

「「・・・」」

 

翠はまだしも蒲公英まで・・・

 

「い、いや、しょうがないだろ!?」

 

「そ、そうだよ!忙しかったんだから!!」

 

蒲公英だって20を越えてるし

翠に至っては・・・

あぁ、孫堅に先を越されたのが痛いねぇ

 

「そ、孫堅がどうしたんだよ!」

 

あぁ。長女の孫策を李儒様の

お手付きにしたんだと

 

「「はぁ~?」」

 

あの娘もアンタと同じくらいだろ?

年齢的にもさっさと男を見つけなきゃ

いけないし、妹の孫権だって良い年だ。

紹介してもらう順番を繰り上げる

意味もあるんだろうね

 

「「な、なるほど」」

 

さらに孫尚香に至っては何年も前から

李厳殿の子供の李豊を予約済み。

周りも全員認めてるから後は元服した

李豊が気後れしないように、それなりの

武功を立てたら結婚ときたもんだ

 

「「・・・」」

 

それに比べてアンタらときたら・・・

 

「ま、待ってよ。白さんは?白さんだって

独身だぞ!」

 

「そうだ!司馬様だって私と同じくらいだけど

まだ独身だし!!」

 

シロッコはあんたらより年下だし、

司馬様は結婚こそしてないが

李儒殿との間に子がいるよ!

 

「「えぇぇぇ?!」」

 

いや、むしろなんで知らないんだい?!

そっちに驚くよ!!

 

「え?いや、そうなの?!」

 

「なんか連絡とかあったっけ?」

 

そんなのあるわけないだろう。

けど黄巾の前あたりかね?

羌族をはじめとした連中が

長城の北に作られた新都でお祭り

騒ぎしてたじゃないか!

奴らの動きを調べてればわかるだろ!

 

「なんか五年くらい前にそんな報告が

あったような・・・」

 

「あぁ、あったね。てっきり鮮卑を

殲滅したお祝いかと思ってたよ・・・」

 

それもあったが、一番は司馬様のご懐妊

祝いさ。

まだ生まれたわけでもないから

騒ぐなって李儒殿に言われたんで、

なら鮮卑の殲滅祝いってことにしたんだよ!

 

「な、なるほど。ちなみにそれって

みんな知ってることなのか?」

 

弱みにもなり得るから公表はしてないけど

公孫賛殿や董卓は知ってるだろうね。

なんたって安北将軍府の出張所で

元服前のシロッコや孫尚香と共に

養育してたんだから。

 

「あぁ、諸将の子供とかを集めて

養育してたんだっけ?」

 

そうだね。後は姓が李じゃなく司馬だから、

司馬様の姉弟のだれかの子供って勘違い

してるヤツも多いんじゃないかねぇ?

 

「あぁ、なんたって司馬八達だもんな。

八人も居ればご姉弟の子供と勘違いしても

おかしくはないか」

 

そういうことさ!公孫賛殿や董卓は

将軍府から男を紹介してもらう手筈が

できてるらしいから、後はお前ら

くらいなんだよ!

 

「「妙に詳しくない?!」」

 

董卓や賈詡が情報をくれるからね!

李儒殿もそういう情報はアタシに

流して良いって言ってるらしいし。

 

「「あぁ、なるほど」」

 

なるほどじゃないよ!

議院七家にしてもらった以上は

世継ぎは絶対に必要!!

最悪の最悪は鶸や蒼が男を見つけて

その子供に継がせるけど。

まずは長子のアンタをなんとかしなきゃ

ダメなんだよ!!

 

「いや、ならその議院七家を降り

・・・れませんよねー?」

 

翠。その世迷い事、二度と言うなよ?

それが李儒殿や司馬様の耳に入ったら、

一言『そうか』って言われて馬家が

滅ぼされて、涼州には他の家を当てられる

ことになるからね。

 

「・・・はい」

 

「お、叔母様、ちなみに司馬様の子のお名前は

何て言うの?」

 

あぁん?あからさまな話題転換だが、

まぁ乗ってやるよ。

会った時に無礼があってもアレだからね。

お二人居るらしいんだけど・・・

 

「「二人も?!」」

 

そうだよ!あんたらも見習いな!!

で、お名前は確か・・・

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

そういえば弟子がここにいるってことは

今あの二人を養育してるのは楊修と狐っ子。

それに徐晃か?

 

『えぇ、そうですね。最近は私や伯師妹より

同年代の子供がいる楊修殿の方が教え方が

上手いなどと零してますよ』

 

あぁ、楊囂も一緒だったな。

自分の子を他人の子と一緒に

育てるのは難しいとは言うが、

まさしくその通りだ。

どうしても差別してしまう

 

『そうですね。厳しくあろうとすれば

厳しすぎるし、程々にしようと思えば

甘くなります』

 

白っ子なら問題ないかもしれんが、

あの子達はある程度文武を収めたら

為政者として育てなきゃいかんから

白っ子にはなかなか難しい。

 

『そうですね。伯師妹は自らを

私達の槍と考えてますから』

 

そういった意味では亀っ子が一番適任なんだが、

アレにはアレの生き方があるしな。

 

『親孝行ですか。単家で育った亀が王になれば

お母上は喜ぶことでしょうね』

 

だろうな。後は張表と結婚して孫を

作れば最高だろうさ

 

『二人の結婚には張松殿も反対してませんから

さっさとすればいいのに』

 

ま、いまだ戦乱の最中だからな。

豫州の政が一段落したらするだろ。

 

『だと良いのですが・・・狐はどうです?』

 

楊奉とだろ?アレも荊州が終わってからだな

 

『着々と戦後が見えてきましたね』

 

漢の中ではな

 

『子供たちの世代に面倒事を回したくは

ないんですけど、そうも言ってられませんか』

 

まぁな。誰だって面倒事は自分の世代で

終わらせたい。だが・・・

 

『放置してもいずれ来るなら、対策を練る必要が

あるのはわかります』

 

そうだな。それにあの子らは議長家の関係者。

まさか無職で好き勝手させるわけにも

行くまい?

ある程度以上に鍛えておかないといざと

言うときに殺されるし、そうじゃなくても

将来アイツ等の選択肢が広まるしな。

 

『まぁ、姉の手助けをするにも無能は

いけませんし、場合によっては蒙州にて

私たちと共に戦うことにもなるでしょう』

 

だな。おそらく途中に国を作ることに

なるだろうが、そこを任せる可能性もある

 

『それを考えたら、家族の情で誤った教育を

して小さく纏まってもらっても困りますね』

 

楊修の政略、狐っ子の戦略、徐晃の武。

幼少の頃から叩き込むには酷だが・・・

将軍府の子供達全員がやってること

だから、とくにツラいとかは思ってない

のが救いだな。

 

『えぇ、みんなやってることだからって

当たり前にこなしてますよ。

少なくとも五歳の時の私は超えてますね』

 

生まれた時から俺たちや楊修に鍛えられてる

からな。俺の弟子になる前のお前には負けんさ。

 

『それはそうですね。あの子達が優れた師に

教えを受けることの貴重さを実感するのは

いつになるやら』

 

まぁ元服して、世にのさばる阿呆を

見てからだろうなぁ

 

『元服・・・師はあと六年。

昭は男の子ですから十年ですか。

私が議長を終えるのが四年ですから

師はそのとき十歳。

人生の選択を出来る歳ではありますね』

 

まだ早い気もするが、責任ある家と

してはそうだな。だがなぁ・・・

 

『なんです?やはり元服前の決断には

ご不満ですか』

 

いや、それは問題ないんだが、

いくら俺のことが好きだからって

子に師と昭って名前を着けなくても・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『喰らえっっっっ!!』

 

 

 

 

 

 

ふはははははははは!

顔が赤いぞ?!

 

 

 

 

 

烈火太陽脚っ!!

 

 

 

 

『なんのっ!落陽紅脚!!』

 

 

 

 

いい反応だが・・・蹴り技はこう返す!

廻虎達磨落としっ!

 

 

 

『足を絡め取った?!くっ外れない!!

しかもこの回転は?!ぐわぁぁぁぁぁ!!』

 

 

 

 

 

 

 

「・・・今回は普通にじゃれあいですね」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

まさか白蓮が青州に・・・

 

「これも司馬懿の指示でしょうか?」

 

間違いないわね。不仲の白蓮を冀州から外し、

幽州へ戻すのではなく青州を攻めさせる。

こちらは洛陽や冀州を警戒していたから

青州への警戒は薄かった。

 

「さらに青州は孔融の無策のせいで

領内に不満が溜まってました。

そこに公孫賛が来て食料をばら蒔けば、

目先のことしか考えられない民は

どうしても公孫賛の味方をしてしまいます」

 

そうね。彼らには劉氏も司馬家もない。

その日その日の食事が第一ですもの。

それすら満足に取れないような政を

するような州牧より、食料をくれる白蓮を

歓迎するのは当然。

 

「あの食料はどこから・・・」

 

普通に考えたら冀州よね。

司馬懿に多めの食料を渡すよう

交渉したのでしょう。

司馬懿とて下手に吝嗇って

公孫賛を敵に回すわけにはいかないわ

 

「なるほど。さすが音に聞こえた公孫賛。

州牧としての戦い方を理解してますね」

 

えぇ、がむしゃらに攻めるだけの董卓とは

違い、硬軟混ぜた高度な戦を仕掛けてる。

 

「華琳様と同じ学舎で学んだだけのことは

ありますか・・・」

 

成績はそこまで振るわなかったけど、

そこは経験で補ったのでしょう。

もし私にアレだけの兵が居たらと思うと、

残念でならないわ

 

「華琳様に幽州兵が居たらとっくに

司馬懿なんて滅んでますよ!」

 

それはそうよ。そのまま天下だって

目指せるでしょう。

アレだけの強兵がありながら幽州牧に

こだわる白蓮が異常とも言えるわ。

 

「本当に宝の持ち腐れです!黙って

華琳様に従えばいいのに!!」

 

・・・ふむ

 

「華琳様?」

 

いえ、青州を取った白蓮がどうするのか

と思ってね。

 

「普通なら徐州か兗州に攻め入りますよね?」

 

普通ならね。けど白蓮には積極的に司馬懿に

味方する理由が無いわ。

 

「確かにそうです。もしかしたらそのまま

幽州に帰る可能性だってありますよね」

 

そうね。それに黄河を渡らずとも交渉が

できるようになったと考えれば・・・

 

「では公孫賛との不戦同盟ですか?」

 

えぇ、お互い積極的に攻める理由が無いん

ですもの。それくらいなら・・・

 

「では春蘭に書をもたせますか?」

 

そうね。前にも話したけど、白蓮は

知り合いを殺すような人間ではないし、

書を渡すだけならあの子にも出来るわ

 

「かしこまりました。それでは仕度を

急ぎます」

 

えぇ、白蓮がコチラに目を向ける前に

動かないとね

 

「そうですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「華琳様!公孫賛に書を届けてきました!」

 

なんですって?!

 




え?ご都合主義じゃないですよ?

何年二人が北とか洛陽とかに居たと
思ってるんです?

弟子は洛陽にいた時に北に残してきた
(弟子冗談)子供たちを心配してたし。
幽州に行った時も子供にお土産買ってましたよ?
あの弟子が他人の子供にお土産を買うとでも?

李儒くんも子供たちに会いに行ってたしね!

後継を作るのは名家の嗜みなんで
倫理的には問題なし。
むしろ弟子の相手にふさわしいのが
劉家の方々や李儒くんくらいしかいないってお話

ちなみに李儒くんは家督を狐っ子に継がせる気満々である。


はおー様、デ侯惇が普通に帰って来た事に驚くの巻

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