とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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俺の名は

やぁ、元気かい

  

 

 親から自分の名前を聞いたときに

 軽く絶望した李儒くん(3歳)だよ

 

 あのあと考えたんだが、

時代の強制力何てモノがあるなら

物理で殴って突破してやろうと思いました。

 

 それにこうしてわざわざ自分に前世?

の記憶があるなら

それもまた世界の選択でしょ?(ドモン風)

なんとかなるさと吹っ切れた。

・・・開き直ったとも言う。

 

 

 とりあえずは董卓軍に

行かなきゃいいんじゃね?

と行動指針を定めてみる。

 

 知らなければ強大な軍事力を持ちながらも

文官不足で悩んでる董卓陣営は

李儒にとって過ごしやすいだろう。

 

 だが負けるのがわかってるなら話は別だ。

家の都合(確か娘婿だったっけ?)

で最悪董卓に組みすることになっても

洛陽に入ったら負けだと分かってる以上、

洛陽には行かない。

 

 上洛の前・・・えーと涼州?并州?

どっちか忘れたが、そちらに居残ればいい。

「洛陽に入るのは反対です!」とか言って

袂を分かつのも有りだ

 

 さすがに上洛前で猫を被っている状態の

董卓=サンなら、口論で娘婿は殺さんだろ。

 

 とりあえず第一は董卓軍に近づかない

董卓軍に強制入隊しても洛陽には近づかない

董卓亡き後も生きていけるように鍛える

とりあえずこれが今後の指針。

 

 てゆーか父上、こ↑こ↓ってどこですかね?

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 父上に聞いたら司隷の弘農郡でした。

 

 まぁ出身地不明な李儒くんだけど、

名が文優だったからその可能性は高かったよね。

ん?口調がおかしい?

 

 アレだよ、幼い体に引きずられるのも

あるんだが、子供の甲高い声で

おっさんの口調は自分でも違和感があってね。

その上「なのだよ」とか他人に上から

目線の説明口調はイカン。

 

 この儒教が蔓延し空気ごと腐った挙句、

到るところでゲロ以下の匂いがする後漢末期。

お偉いさんに偉そうな口聞いたら、

無礼の一言で投獄、即殺されるのが後漢クオリティー。

 

なので誰に対しても丁寧語を

心がける李儒くん(3歳)

 それはそれで違和感あるようだが、

無礼よりはマシと親も納得。

 

 

 そんなこんなで少しずつ家や

周囲の事を教えてもらってるが、

やはりウチはそこそこ裕福な家らしい

親が胡蝶の夢なんて知ってる時点で

知識階級であることはわかってたが、

小さいながらも荘園を持っているので、

親も教育に力を注げる

 

 まぁそうでないと史実でも

博士なんてなれなかっただろう。

 

 とりあえず今は自己を高めるのが最優先。

 

 

 

 

 朝起きて、牛乳飲んで、鍛錬して、牛乳飲んで、朝ごはん食べて、牛乳飲んで、鍛錬して

 牛乳飲んで、勉強して、牛乳飲んで、お菓子食べて(この時代基本2食)牛乳飲んで

 昼寝して、牛乳飲んで、勉強して、牛乳飲んで、晩飯食って、牛乳飲んで、寝る。

 

 牛乳多いな・・・まぁ成長を促しつつ

胃腸と骨を鍛えるには牛乳だ。

 

 鍛錬の内容はさまざまで、基本は10キロ走ったり、腕立て、腹筋、背筋、スクワットを200回

正拳突き(上段、中段、下段)各1000回、前蹴り(左右)1000回、廻し受け1000回

棒持って突き1000回、払い1000回、振り下ろし1000回、受け1000回 が1セットだ。

 

 身体を造る。(一日30時間と言う矛盾ッ!)

 

 技を磨く。

(毎日出来たら地上最強の生物にだって当てられるッッ!)

 

 心を燃やす。(燃え上がれ、俺の小宇宙ッッッ!)

 

 余裕が出来たら回数と

 セット数を増やす予定である。

 

 ‎やりすぎ?いやいやいや、今、後漢だよ?

 大事なことだから2度言うけど、今、後漢だよ?

 

 羌族と韓遂が共謀して涼州に攻めてきたり、

 烏桓が幽州にちょっかい出してきたり

匈奴が并州に進出してたり、

山越が交州や揚洲を襲ったり、

鮮卑の檀石槐が死んで北方騎馬民族を

色々巻き込んで勢力争いする後漢末期だよ?

 

 黄巾の乱の前から漢帝国はヤバかった件

 

そんな中で黄巾の乱~の大混乱だよ?

 

 

 

 鍛えなきゃ(使命感)

 

 

 

で、鍛えてる李儒くん7歳になったんだが・・・

 

 どうやらこの世界には

気と言う概念があるらしい。

まぁ元の世界にもあったが、

それよりもっと、うん、なんてゆーか

具体的なんだ。

 

 気を使って身体能力を上げるのは当たり前で

後は気を使って矢で岩を砕いたり

その他には、気を使って鍼で

病気を治したりできるんだとか。

 

 どうりで3歳であんな

トレーニング出来ると思ったよ。

 

・・・そうか、気か・・・

 

 そして弘農周辺では男の子は

7歳になったら親から真名を授かるらしい。

 

・・・そうか、真名か・・・

 

 

 

・・・・・・恋姫じゃんッッッッ!

 

 

 

 

 

 

 いやぁ不覚、この海の李儒。一生の不覚。

前世?がある時点で違和感はあったが、

まさかのゲーム時空。

この李儒の目をもってしても気付かんかったわ。

 

 うん、確か女性の方が気に

目覚めやすいってだけで

男も気を使えるもんな。華佗とか

 

 するってーと華雄に真名とか

無かったのはアレか。

七五三的な、ある一定の年齢になるまで

真名を付け無い地域の出身設定か。

んで付ける前に親とか死んでもうた感じか。

 

 まぁ、前々から女性の立ち位置が

おかしいとは思ってたんだ。

本来なら儒教が蔓延している漢帝国だと、

男尊女卑が基本で女性の権利は

ほとんど無かった。

 

 家長の代理とか、母親は目上扱いだから、

家の中では偉いんだが

娘とかは仕事以外で外に出ることすら

稀であったはず。(防犯の意味もあったが)

 

 それが普通に女物の服売ってるし(しかも新品)

 

 阿蘇阿蘇とか言うファッション雑誌もあった

(月刊誌?紙?流通は?)

 

 そういえば普通にラーメンとかメンマあったな。

(ラーメンにメンマを入れるのは日本の文化)

 

・・・いや、鍛錬してたんスよ

 

・・・勉強忙しかったし?

 

・・・くっ殺さないで!

 

 そんな李儒くんの内心の葛藤はさておき

めでたく真名を授かることになったんだが

なんでも自分で付けてみたら?

と言われてまいっちんぐ李儒くん。

 

 話を聞いてみると

 

 普通ならなんの問題もなく

親につけてもらうのだが、

宅の李儒くんはなんだかんだで前世の記憶持ち。

 

 両親的には前世も含めて自分の子だと

思ってくれたらしく、

前世の自分と今の自分を足して、

相応しい真名をつけたらどうか?

そう提案してくれたのです。

 

 いやぁ良い親だ。

 

nice parents。

 

 うん なんか深夜にボートが

大河を渡ってる映像が出てきそうだったけど

こ↑こ↓にそんなものはねぇ。

 

 黄河、白馬、官渡、長江、赤壁・・・うっ

 

 かと言って前世の名前とか覚えてない

(社畜っぽかったのは覚えてる)

ので違和感のない名前、

それでいてかっこいい真名にしよう。

 

 と言うより真名の事を言われたときから

考えてたんだよね。

香港映画好きだったワタクシに

<李>と言う姓があるのなら

 

名乗るなら

 <李 連杰(リー・リンチェイ)> だと

 

 だがコレはいかん。

 

彼の字は<陽中>だが、

そのまま使うのはヤバイ。

 

 ハリウッ○は某ネズミの王国並、

いや場合によってはソレよりヤバイ。

時空を超えてターミネートする人が来たり、

いきなり川からサメが出てくる可能性もある。

 

なので語呂が似てて、かつ古代中国っぽい名前

 

<林冲>

 

 水滸伝に登場する武人で、

豹子頭のあだ名を持つ序列6位 

林教頭とも呼ばれてたのがなお素敵

気を使って身体を鍛えている自分と

教頭なんて博士っぽい感じまで備わってる。

 

うん、イイじゃないか。

 

 真名だから普段は使えないが、

繋げて言うなら

 

 <李 林冲 (リー・リンチュウ)>

 

 香港映画好きなら、ん?ってなるけど

名前被ったり、なんて読むの?

は三国志では稀に良くあるコト

 

 もし真名がバレても

主人公の北郷一刀は中途半端な

三国志知識しか持たないニワカだったはず。

そんなのが水滸伝を知ってるとは思えない(暴論)

 

 他の転生者がいても、

真名から転生者だとは気付かれまい。

まぁ一応は隠すけど。

 

そもそ水滸伝自体が明代の作品。

転生者が知ってもこっちがオリジナルだと

思ってくれるだろう。

 

 問題があるとすれば、李儒はそもそも

実在が疑われていた存在だってことか?

李儒である=転生者とかだと

流石にどうしようもないので、

これはもう諦めるしかない。

 

そんなわけで 

姓は李 名は儒 字は文優 真名は林冲 

 

 

 

 ぶっちぎるぜ!

 

 

 




独り言で終わるスタイル

社畜だから仕方ないね。

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