A・RX 異論は認めます。
オリジナル設定です。
作者の個人的見解が強いですが
生暖かい目で見守ってあげてください。
オッス、前回てつをばりにぶっちぎった李儒くん(18歳)だ
そう18歳
キンクリしすぎ?
いやぁ、牛乳と鍛錬と勉強しかなかったからね
一日1000回の各トレーニングだが、最初は気を使わないと出来なかったんだが最近だと素の状態でもできるようになった。
一秒間に一回と考えれば、10時間で36000秒だからね。体力と精神力さえあればできるってもんよ。
常に迫り来る死を意識している李儒くんにサボリの概念は無かった。
それに恋姫時空なら、歴史の強制力は無いってことに気づいたのも大きい。
なんせ魏ルートでは夏侯淵だの曹操を救うために主人公くんが身を削るが、他のルート・・・特に蜀とかだと良く分かる。
董卓も、賈詡も、呂布も、公孫賛も、袁紹、文醜、顔良も龐統も、みんな普通に生きてる
魏だって張角三姉妹だの陳登だの何進だの何太后だの生きてるし
呉は孫策、周瑜が死なないルートもある。
それに比べたら李儒の一人や二人、大丈夫だろう。
大丈夫かな、大丈夫だといいなぁ、大丈夫にするんだ!(決意)
心に余裕が出来たことで修練もより効果的になりました。(サボったら死ぬのは変わらないのでサボらない)
その修練を12歳までこなしてたら、あら不思議。神童とか麒麟児とか呼ばれるようになり家族に洛陽の学び舎行けと言われ、洛陽へGOしました。
え?洛陽はどんなとこかって?
うん、一言で言うなら、澱んでた。
恋姫世界でも腐ってるモノは腐ってたってことだね。
学校では読み書き算術が基本で、後は将来就きたい仕事に応じた書物を読み、牛乳飲んで、書物を読んで、牛乳飲んで、書物写して、牛乳飲んで、解説書いて、書いたのを論文代わりに提出すれば卒業できた。
この間なんと1年。
実際学問所で学べるのは基本だけだから、学び舎と言うよりは、顔とコネを繋ぐサロン。
もしくは国立の図書館と思った方が良いだろう。
なんたって書物は貴重品(阿蘇阿蘇ぇ・・・)
個人では購入も管理もできない量の書物が見放題なのが学問所に通って良かったと思えた唯一の思い出だ。
あとはなぁ。
兵法書の論議は、実戦経験のない連中があーだこーだ言ってるだけだったし政に関しては・・・言っては何だが、所詮後漢。
豪雨も、干ばつも、蝗害も、地震も、台風も、不作も、豊作も、全てが天次第全ては天子の行い次第ときたもんだ。
アホかと。
ホントこの後漢、儒教クオリティー。
そんな本でも、本は本。
貴重品だし、何かしら得るものはあると思ったので、本を読みダラダラ過ごしてる日々を送っていたら15歳になった時、内なる李儒が囁いたのさ
「働け」ってね。
まぁ鍛錬は続けてるとは言え、本来無駄に過ごしていい時間など無い。
かと言って若造が下手に働いて目立てば、叩かれる。
だって後漢だもの。
そう自分に言い訳していたが、目立たなければ目立たないで潰されるのが恋姫的女尊男卑。荀彧とかアレ普通だから。
なんたって現在高官にある名家や名族にとって、男であると言うだけでマイナス評価。
多かれ少なかれ気を使えて、肉体的にも知能的にも優れてる(と思われてる)女性が社会の上位に立つこの世界。
己と同じかそれ以上に気が使える男なんて、
自分達の地位を脅かす存在を
黙って見てるほど人間できてない。
ISみたいなモンだな。
まぁ原作のアレは視野が狭すぎるので
正確には参考にはならんけど。
権力的にも性別的にも、何かしらの実績を上げなければ危険が危ないのは事実。
ちなみにこの世界、男は15歳で、女は12歳で元服できる。
できるっていうのは、能力や家の事情とかで一人前扱いする年齢が前後するから。
女性の方が早いのは、幼少期の成長は男より女の方が早く気が使える人が多いからだ。
気が使える12歳女性と、使えない15歳男性だと前者が勝つ。
だからこそ、12歳なんて俺から見ればクソガキだが、元服できるし元服すれば、一人前の女性として扱われる。
そして俺は15のときに内なる自分に急かされたわけだ。
まぁ元服してるくせに仕事をしないヤツなんか、当然冷たい社会の目に晒されるわけでして。
ソレ以前に前世?リーマンとして社畜していた俺からすれば働かない大人はただの豚である。
今までは元服前の子供だから、俺の中の李儒くんも
「子供が働くな、どうせ後から嫌でも働くんだぜ」
と優しくしてくれていた。
だが、元服=社会人である以上、社畜スイッチが押されたのか働かないと行けない気分になってしまう。
じゃあどんな仕事をするのかだが・・・
学問所を卒業しているので、どこぞの地方へ行き博士として政務を担当するか、弟子を育てて不労(?)所得を狙うかが妥当だろう。
前者なら司隷以外のどこでも行けるだろう。
(司隷は派閥争いが酷い)
特に幽州や涼州、并州なんか文官に人気がないから洛陽にツテのある博士なんか、かなりの高待遇で迎えてくれるだろう。将や軍師として兵の指揮を経験できるのも良い。
ツテがあるのかって?社畜だがボッチじゃねぇんだよ!
そんなに仲良くは無いが、黙ってても知り合いはできる。決して仲良くは無いがな。
何だよ?やっぱりボッチじゃねぇかって?
この時代、清流派文官への弾圧があるんで下手に親しくなったら連座させられんだよ!
それでも、李儒と言う人間を個人的には知らなくてもまったく関わりのないド田舎の名士よりは、同じ学問所出身の人間の方が話をしやすいのも事実。
こうして派閥に巻きこまれてイクンダナー。
それはそれとしてだ
弟子を取るなら育てた人間次第だが、よほど嫌われない限りはそれなりに扱ってくれるだろう。
ただ嫌っていた儒教クオリティに頼るみたいで何か嫌ではある。
あとは、清流派とか名乗って微妙に中央に関わりつつ人脈を得て、洛陽が危なくなったら地方に行って仕官、もしくは隠遁か。
前者は戦場に近づき、直接的な命の危険がある。
後者なら弟子や中央の気分次第で待遇が変わる。
このまま漠然と洛陽で仕官をやるのはアウトだが、まったく関わらないのもマズイ。
はてさてと悩んでいたら、強制イベが発生したんだよな。
今思えばだが・・・
優柔不断な李儒くんを、時代が後押ししてくれたと思えば・・・まぁ悪くはなかったのか?
おや?誰か来たようだ・・・
わかりづらいですが、冒頭の段階で李儒くんは
18歳です。
15の時に元服して、仕事とかどうしようかな~って考えてた時に強制イベが発生。
それから三年経って、冒頭の18歳になったと
言う流れです。