とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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そのころ并州はってお話し

時系列的には前回より数ヶ月前

オリ設定、オリ展開 

アンチヘイト表現ありっ


華雄サンが・・・

嫌いな人は読み飛ばし!


師曰く、燃えろ華雄

なるほど、成る程、成程・・・

 

「詠ちゃん?」

 

これは、いえ、だから、ココで・・・

 

「詠どのー?」

 

ダメね、やっぱり足りない・・・

 

「詠っち~」

 

でも、これなら・・・いえ、無理よね

 

「詠・・・」

 

あぁぁぁぁぁ~もぅ!

 

「とりあえず、起きろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛ッ!!!!な、なに?また請求書??

 

「何を一人で悶えているかと思ったら、やはり金か?」

 

あ、あぁ華雄じゃない?来てたの?

 

「いや、今日は朝から居たが・・・」

 

朝からって・・・アレ?もうお昼??

 

「「「はぁ~」」」

 

え、何?みんないるじゃない?どうしたの??

あ、月、お茶ありがとう

 

「どういたしまして、で今回は何が足りないの?」

 

うっもしかして顔に出てた?

 

「ずっとね、あんまり一人で悩まないでね?みんな相談されるの待ってたんだよ?」

 

みんなって・・・・・・

 

「いや、さすがに洛陽との書類仕事とかは無理やで、けど、領内のことならウチ等にだってなにかしら出来ること有るやろ?」

 

霞・・・

 

「見廻り・・・する?」

 

恋・・・

 

「本来、洛陽関連の仕事は、領内の仕事をしながらやるようなモノでは無いのですぞ!」

 

ネネ・・・

 

「ま、そう言うことだ。新参者ではあるが、私にだって仕事を回してくれんとな」

 

華雄・・・

 

「前に馬超さんに馬騰様の話をしたじゃない?もぅ、書類仕事だからってみんな詠一人に押し付けたりはしないのよ。」

 

月・・・!

 

「実際問題、州牧になって分かったわ。馬騰様はこの仕事を、羌族と洛陽に挟まれたうえで、お二人・・・いえ、馬岱ちゃんはお手伝いだったから、実質お一人でやってたのね・・・」

 

そうなのよね・・・ボクの場合は月とネネがいるし、羌族の替わりに匈奴だけど、ほら、あいつらは漢って言うか、彼が居るから大人しいじゃない?

 

「あ、あぁ反対派の筆頭の呼廚泉があぁなったらな」

 

「いや、ホンマ、アレはなんやろな?あの体にアノ袋。喋る言葉もアレやし」

 

「取り次ぎを頼んできた使者は、震えながら泣いてたのですぞっ!」

 

「やだ」

 

恋まだ何も言って無いわよ。

さすがにアレを見たら、勝てるかどうかなんて考えて良い相手じゃないってわかるし。

 

「そうだよね、ご飯も結局タダにしてもらったし」

 

あんなところで頭を下げさせて、ごめんね月。

 

「ごめん」

 

そうね、貴方はちょっとやり過ぎね。

 

「うぅ・・・けど、おいしかったから」

 

うん、おいしかったね。

冷たかったり、甘かったりしたのもあったし

 

「なんや?噂の飲茶楼か?」

 

えぇ、後から聞いたんだけど、あそこって

洛陽のお偉いさんが、交渉とか接待の場で

使う場所みたいでね。

 

「あぁ普通に飲み食いする場所や無いんやな?」

 

そうなの・・・馬超は善かれと思って割引券を

くれたんだから、怒る気は無いんだけどね

 

「ウチらを除け者にって最初は思ったんやけど」

 

「詠どのには失礼かもしれませんが、連絡を受けてお店に行った時、ネネは入らなくて良かったって心から安堵しましたぞ!」

 

「うむ、あれは見事な土下座だった」

 

えぇ、自分でも渾身の土下座だったと思うわ。

 

「本来ならば渾身の使い方と、使う場所が違うだろうと声を荒げるところなんだが・・・」  

 

「アノ請求書見たらなぁ~」

 

えぇ、本来なら恥とか外聞が有るんだけど

 

「詠どのの姿を見たら、情けないとは思いませぬぞ!」

 

頭下げてアレがツケに出来るなら、いくらだって下げるわよ!!下手したら、いや、下手しなくても私たち、無銭飲食の現行犯だからね!!

 

「うん、よりにもよって州牧になった当日にすることじゃ無いよね」

 

「ごめん、けど、おいしかった」

 

「どんだけやの。まぁ、多少?多少の恥で済んだと思えばな、だってあそこ、李儒と司馬懿の店なんやろ??」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

「華雄なんて、話を聞く前から「この店はヤバい」って下向いたくらいやからな」

 

「おまっ、お前はわからんだろうがな!!!アレは、アレに戦いを挑むのは挑戦じゃない、自殺でもない、自爆行為だぞ!!ヤツの関係する店で無銭飲食など・・・・・・あぁ、来るっヤツが来るっっ!暗くて見えないのに、痛くて聞こえないのにっっ!ヤツの声がっズルっズルって浮かびながら引きずる足音が!!聞こえたんだッ!くとぅく、くとぅルとぅふフがーナいあっいあっアレ?そう、あれは黒かったけど、白かったんだ、いや、落ち着いて考えたら赤くて青かったナ。いや、そもそもアレは色があったか??だが居たっ!間違いなくアソコにいてっワタシニ!!わタシヲワタしノワたシガわタシハ、ダレ?ダレ?ダレカタスケテー!」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「詠ちゃん、ありがとう。いつも感謝してるんだよ」

 

うん、僕だって!みんな文官をバカにして

見下して、仕事の邪魔すらしてくるヤツら

ばっかりだった!!月がいたから僕は!

 

 「いや、バカにしとったつもりは無かったんやけど、どこかで軽く見てたんやろな~」

 

 霞はまだまたまだマシよっ!

 

 「ごめん」

 

 あぁ、恋はそれ以上の仕事をしてくれてたじゃない!

むしろ手柄を横取りされてた事に気付かなかった僕が謝らなきゃ!

 

「アレにはびっくりしましたぞ!馬騰殿から指摘されてなければ、正直、今も騙されてたかもしれませぬからな!」

 

 えぇ、霞や恋にとってはタダの賊だけど、漢って国から見たら国を挙げて戦うべき敵だものね。

 本来なら天水の予算じゃなく、国家の予算でやるべき事だったのよ。 

 そんな事にも気付かないで、月の軍師ヅラしてたなんて・・・

 

 「良いんだよ!ワタシだって気付かなかったんだから!本当なら領内の予算の使い途は、私が知ってなきゃ駄目だったんだから!馬騰様だって、私が聞きに行くのを待ってたみたいだし・・・」

 

うん、そうだったね。一人じゃ気付かないんだから

二人でしっかりやりなって・・・

優しいだけでも無い

厳しいだけでも無い 

やっぱりあの人は涼州のお母さんね。

 

 

 

「イイハナシダナー」

 

「今、この時にソレ言うか、なんちゅう奇跡や。ホント、アレ以来、なんちゅうか・・・持っとるよな」

 

「持つ?モツ?内臓をモツ??イヒヒヒヒくとぅルあくとぅルファ」

 

 

恋、もう休ませてあげて

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソレで詠ちゃん?今度は何が足りないの?」

 

うーん強いて言えば全部何だけどね?

 

「「「・・・全部」」」

 

そ、前に馬騰様が言ってた

食糧、飼料、木材、石材、人材、管財

ホントに全部。 

 

「いや、アカンやろ」

 

中央の連中からすればね

辺境は、漢の、自分達の盾なのよ。

だから、万が一にもその力が自分達に向かないように

外に敵を置くし、離れないようにするために物資の援助をして、ギリギリ維持出来るようにしてるのよ。

 

 敵対しても物資の援助を打ち切ったら、戦えない。

援助を打ち切られて戦えなくなったら、後方から

騎馬民族がくるわ。

 

「えげつなっ」

 

 まぁ、国を保つのには綺麗ごとだけじゃ駄目だって

事よね。

 それは良いのだけど・・・

 

「中抜きですなっ!」

 

 そう、中抜きされるせいで必要な分も

集まらない。

 

「じゃあ何度もしなきゃ行けない?」

 

 そうなるわよね。

かといって何度も申請すれば

その分も賄賂が必要で・・・

賄賂を用意しなければ

処理すらしてくれないから

ずっと足りない状態だし・・・

 

「馬騰はん経由で何進大将軍はアカンの?」

 

かなーり高い貸しになるわ。

具体的には名家や宦官と完全に敵対する

 

「敵対すると何か有るの?私たちって、もともと繋がりなんて無いよね?」

 

何進はね、大将軍なの。

 

「そうですな」

 

言い換えれば、大将軍でしかないの。

予算編成で強いのは軍部関係。

何進にすればソレで良いけど

私たちには領内の運営も有るの

 

で、領内の運営、維持に必要な予算は

名家や、宦官が握ってるわ。

 

「なるほどな、今はやや何進寄り程度やけど」

 

完全に何進の派閥に入れば、そうね。

それこそ馬騰様の執務室みたいに

申請書類が溜まる事になるわ。

 

「馬騰はんは確か・・・」

 

えぇ、乱の鎮圧を名目に、李儒が処理したわ。

 

「「「あぁ~」」」

 

つまりは馬騰様ですら、自分の力では

どうにもならなくなってたの。

 

だから韓遂と共謀しようとした。

ホント、辺境の州牧なんてなるもんじゃないわね

 

「断った方が良かったのかな?」

 

そしたら反逆者よ

後ろめたい事があるから

受けれないんだろうってね。

 

「そうなん?」

 

だって、中央の連中は、辺境の州牧なんて 

やりたく無いんだもの。

押し付けたいし、そのくせ僕たちに対して

恩を与えた気になってるからね。

 

この恩情を断るなんてとんでもない

 

ってわけよ。

 

「詠どのには悪いですが、洛陽の相手は手伝えそうにないですぞ・・・」

 

あぁ、良いのよ。月と并州の政をしてくれてるだけで

かなり助かってるんだから。

 

「じゃあ今の悩みは」

 

 もうすぐ冬だからね。

薪とか、兵糧の蓄えを計算して

支援の量を調整してたんだけど 

さすがに一日二日で出来る

モノじゃないわね。

 

 「いっそ李儒さんに頼るのは?」

  

 

 そうなのよね~。

馬騰様も、借りてる人材って伝手を

使って、ちょくちょくってワケでも

ないけど、協力してもらってるみたい

なのよね~

 

「じゃあ私たちも?」

 

 伝手は無いけど、、でっかい貸りがあるじゃない。

 

「うん、ごめん」

 

 あぁ、責めてないのよ!僕達だって悪いんだから!

 

「さすがに借りを返すまでは、新しく借りれんからなぁ~」

 

 いくらご祝儀って行ったって金額がね・・・

 

「長城に新しい櫓が3つは建ちますぞ!」

 

 月の土下座の価値がここまで高いなんてね。

 

「司馬懿さん凄く怖かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 へぅへぅ五月蝿いです。 

本気で悪いと思ってますか?

本来なら何年かかっても返還させるんですよ?

元金の倍以上の利子取って。

 

 ソレを師の恩情でツケですらなくすのです。

それなりの態度があるでしょう。

 

 

 

 

・・・頭、高く無いですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だもんね。月になんて事をって

言おうとしたら、潰されたわよ。

 

ぐえって。

 

「詠ちゃん、触れてないのに潰されてたよね」

 

 ホント、アレ、何なのかしらね?

戦わずに勝つってあーゆーことじゃ

ないでしょ?

霞、アレ出来る?

 

「無理」

 

 だよねぇ~。 

アレで自称文官だから

暗黒将軍とか言われるのよ。

 

 まぁ、落ち着いて考えれば 

言ってることは正論だし、

恩情を貰った立場だから頭下げるのも

当たり前だし。

文句を言うのは違うって理解してるけどね。

 

「良い人なのです?」

 

まさか、けど、悪人ではないわ。

アレはその上でこっちに無礼を働かせて

更なる譲歩を迫る交渉術よ。

 

洛陽の役人どもとは正しく格が違う。

あれを相手に中抜きだの時間稼ぎが

出来るなら、丞相になれるわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん、誰か来た??

 

使者?洛陽の・・・・・・

 

暗っっ安北将軍様から!!!

直ぐに、あ、あぁ服失礼かしら?

とりあえず、すぐお茶出して!

 

月は駄目っっ貴女も着替えて、

僕と使者様と会うの!!

へぅへぅ言っても駄目だからねッ!

 

 

あ、霞!一応現地の将として挨拶して

もらうから、上になんか着てっ!!

 

恋は、華雄が暴れないように

ネネと部屋で見張ってて!

 

 

 

ガ

バ

 

 

 

え、か、華雄?!

アンタってヤツは!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は?

いえ、大丈夫です

兵は5000。兵糧は洛陽で・・・

はい、常備軍で対応出来ます

 

申請書類を?!全部ですか?!

 

陳宮~!陳宮~!

 

アノ赤い棚の書類!!

そう、アレ全部持ってきて!!!!

 

 

はい、喜んでっ!!

 

あ、丁度良いので紹介させて

頂きます。

はい、張文遠と申しまして・・・

 

え"文優様と似てる?

 

あ、アハハハハハハハ

 

 

 

 

 

 

 

張遼、張遼です!よろしくお願いします!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




田舎と洛陽の温度差ってひどいよね

行きなり州牧にされて
運営できるわけないじゃないか!って話


ポコポコ昇進する
原作に対するアンチヘイト?


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