とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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ネタ話!
オマージュと言う名のパクリあり!(わりといつも)

オリ展開、オリ設定

教頭も弟子も白っ子には甘い

原作アンチ・ヘイト有り

嫌いな方は読み飛ばし




残虐非道の必殺拳

ネコモドキ・・・来ましたか?

 

「まだですっっ!!」

 

使者も?

 

 「ハイっ!!!」

 

心霊台だけでは足りませんね。・・・殺るか?

 

 「早く来いよ褐色メガネっ!!!」

 

(ザッ)

 

 どうしました伯師妹?アナタも殺りますか?

 

(フルフル)

 

 「え?!シロさん本当ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”?!」

 

伯師妹が嘘など吐くはずがないでしょう?

まったく、無礼ですよ

 

 (コクッ!)

 

 「ズ、ズミ”マ”ゼン”デジダ」

 

 あぁ。無礼と言えば・・・ネコモドキ?

 

 「ハイッ!」

 

変態片眉と言い醜態と言い、孫家には先触れと言う言葉は無いのですか?

 

 「えぇっとですね、所詮軍閥ですので、

  使者出すくらいなら

  行った方が早いって思ってると思います!」

 

あぁ、労力と予算の節約ですか・・・

その考えは分かりますが、

洛陽ではシツレイに当たります。

 

何せ「お前に労力と予算使いたく無い」と言っていると同じことですからね。

その辺はきちんと切り替えるように教導してあげなさい。

 

「ハイっ!ありがとうございます!」

 

 で、伯師妹・・・これは?

 

 (コクン)

 

 ネコモドキ?

 

 「ハイっ!」

 

 ・・・孫家では、人を九卿の屋敷に運ぶ際、袋詰めが礼儀なのですか?

 

 「あのバカっぁぁぁぁぁぁぁァァァァ?!」

 

 アナタの意見は返事をしてからになさい。不敬ですよ?

 

 「ハイっスミマセンデシタ!!」

 

とりあえずこちらに連れてくるように。さっさと師のもとに連行しましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ねぇ周瑜?

 

「ハイ」

 

私、ハヤクキテーって書いたと思うんだけど

 

「いえ、そのようなことは」

 

醜態じゃないんだから、手紙の行間わかってたよね?

 

「・・・ハイ」

 

あぁ黄蓋!

 

「ハイっ!」

 

付き人でしょ?お疲れ様~。それとひさしぶり!

 

「ハ、ハイっ!いやー抵抗する周瑜を運ぶのは骨が折れましたわい!」

 

 「さっっ!!黄蓋殿!アナタも逃げようとしたでしょう!!」

 

 黄蓋は別に地獄見るわけじゃないから、逃げなくてもいいのに

 

「黄蓋殿【は】って言った!」

 

 だって周瑜さ~『来い』って言われたら5日で来てよ!!最悪でも使者出そうよ!!

 

この2か月何してたのさ!!!

 

「「使者と言う発想はなかった」」

 

もぅっ! そんなんだから地方軍閥だって馬鹿にされるんだよっ!!

 

あっちならソレでいいけど、こっちじゃ 

スゴク・シツレイなんだからね!!

 

お前なんかに労力と予算を使う気はないって思ってるって判断されるんだから!!

 

そうなったら、ムラハチされて箱詰めされてチンッされるんだからね!

 

「「なにそれ怖い」」

 

その怖い人待たせたのアンタじゃんっ!

この・・・メガネッ!!!

 

てゆーかアンタ洛陽に居たんでしょ!!!なんでそう言う作法知らないの?!

  

「いや、所詮は南に飛ばされる程度の分家の小娘でしたので・・・」

 

言い訳すんなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「しゅ、周瑜ぅぅぅーーーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やかましい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「バルゴッ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきからうるさい、黙れ、豊が起きる。それと李儒様を待たせるな。さっさと李儒様の元に連れていけ」

 

 

り、李厳様がシャベッタ?!

 

 

「・・・・・・さっさと連れて行け」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「スミマセンデシタッ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

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・・・相変わらず、賑やかな奴らだ

 

「まったく、自分がどこに居るか理解できてるんですかね」

 

まぁいいさ。ネコモドキも久々に

会う家の者と触れ合いたいのだろうよ

 

(そっ)

 

どうした白っ子?頭撫でてほしいのか?

 

(コク)

 

ハハハ。まだまだ子供だからな。

お母さんに会いに弘農に行くか?

 

(フルフル)

 

「・・・伯師妹、そうですね私も楽しいですよ。」

 

ハハハ、弟子も長いこと帰ってないからな

 

「元服した淑女ですからね!」

 

(ぐっ)

 

ハハハ・・・二人とも、苦労を掛けてすまんな

 

「・・・コレは私が選んだ選択です。今、怠けたら全てが台無しですから」

 

あぁ、そうだったな、なら白っ子、頑張ってお姉ちゃん支えろよ?

 

(こくっ!)

 

「~~~っ!!!」

 

(ピクッ!)

 

あぁ、来たな。じゃあ、選ばせようか。

顔が真っ赤なお姉ちゃんも大事だが、

ネコモドキは白っ子の大事な妹だもんな。

 

 

「(~~~っ!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 「「・・・お嬢様」」

 

 「・・・うん、間違いないね!」

 

(((後ろの二人めっちゃ怒ってる!!!)))

 

 

あぁ、勘違いさせてたらすまんな。別に怒ってないから。

 

(((後ろ!後ろ~!!)))

 

 さて、黄蓋殿は涼州で我らと一度会っているが、周瑜殿は初めましてだな。自己紹介は必要かな?

 

「はっ無論必要ごさいません!

それで、この度はこちらの周瑜を

お呼び出しされて置きながら長らく

お待たせして申し訳ございませんでした!

え~郎中令様に置かれましては、

いつも孫尚香様へのご指導御鞭撻の他、

我々の申請書類にもお力を貸して

頂いていること、感謝の念にたえません。

あ、あと主、孫堅からも僅かばかりでは

ありますが、ご挨拶の品を持ってきて

おりますのでご笑納いただければ幸いです!」

 

「・・・ええっと、何と言うか、頑張って礼儀正しくしようとしてるのは分かるんですが・・・何と言うか」

 

(・・・)

 

「黄蓋~挨拶とか知らないなら私に聞いてよぉ~」

 

(え”周瑜?お主に言われた通りにしたはずじゃが、何か駄目だったのか?)

 

(・・・すみません黄蓋殿)

 

まぁ、いきなり無理にかしこまらなくてもいいさ。挨拶の品は後程受け取ろう。

 

ただ、こういう場合は目録を用意しておけば良いだろうな。

 

「黄蓋ぃ~~」

 

(周瑜?)

(・・・すみません)

 

「いや、まぁ、一応ではありましたが、

そちらが礼を尽くそうと言うのは

分かりましたし、今回は郎中令様も

もお許ししましたので、不敬の罪は

問いません。

ですが、受ける者によっては

「自分と会うのに礼儀を勉強してこないとは、自分は礼を尽くす値しないと言うのか!」

などと言われて会話の主導権を握られる

ことになりますので、こちらは要勉強ですね」

 

「「「ハイ、ご教授ありがとうございます!」」」 

 

ま、簡単な挨拶は終わったから、本題に入ろうか。

 

今回孫尚香殿にお願いして周瑜殿を招いたのは・・・

 

「あ、あの!それで」

 

「周瑜!教頭先生がお話してるでしょ!!目上の人のお言葉をさえぎっちゃダメ!」 

  

「ハ、ハイ!すみません!!!」

 

「・・・それも不敬なんですがね」

 

「「「・・・」」」

 

話が前に進まないから、さっさと行くが・・・

その前に、弟子?わかるか?

 

「ハイ、肺ですね?」

 

お、やるな、最短の文字数で名家冗談と答えを両立させるとは。

 

「弟子ですから」

(パチパチ)

 

「「「・・・ハイ?」

 

・・・周瑜殿。心霊台の説明は?

 

「た、たしか韓遂が受けたアレの半分とか・・・」

 

まぁ、すごく簡略化されているが間違ってはいない。細かく説明すれば、本来、心霊台は治療の技でな。

 

「「「「「・・・アレで?」」」」」

 

弟子までなんだ。普通に考えろ。

 

三日三晩飲まず食わずで痛みに襲われて

全身のありとあらゆる場所から血と汗と

涙と涎とその他諸々と血が出続けるんだぞ?

普通、死ぬだろ。

  

「「「「「・・・普通とは」」」」」

 

そんな技喰らっておいてだ、

回復の効果がなかったら、三日後に韓遂が

覚悟を決めた顔でスクッと立てるか?

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

単体としては、痛みは新血愁の数倍になり、

その場で発狂して死に至る程の激痛に

襲われることとなる。

 

そして痛みが治まった後は気絶するが

生きる執念が秘孔の効果を上回った時

にはちゃんと目が覚める技だ。

 

「「「「「・・・治療?」」」」」

 

この痛みやら何やらを受ける代わりに、

体内の能力を活性化し、余分なモノを

体内から放出して毒の治療や、気の澱み

から来る心身の治療が出来る。

 

「え?それって?」

「おい、周瑜。お主」

「・・・」

 

諸君らが察しの通り、周瑜殿の肺に澱みがある。

 

まだ血は吐いてないだろうが、呼吸が重くなったり、痛みがあったりしてないか?

 

「・・・何故」

 

周りに内緒で咳の薬を買っていただろう?

 

お前らのところのフンドシと違ってうちの諜報は組織だからな、それに気付いた。

 

これが内緒じゃなかったら、タダの風邪と言う扱いでも良かったんだがな。

 

定期的に買ってて、しかも洛陽の薬も入荷させていたらその不自然さを訝しむに決まっているだろう?

 

で、どんなモノか見ておきたくて呼んだら、その結果が肺の病と言うわけだ。

 

「「周瑜!!」」

「治る・・・のでしょうか?」

 

それは貴殿の生きる執念次第だな。

ちなみに治療にかかる時間は・・・

心霊台単体なら2刻(四時間)~5刻(10時間)だな。

 

「そ、そんな短時間で?!それなら是非!」

 

しかしモノスゴク・痛いぞ。なんたって新血愁の数倍の痛みだからな

 

「・・・・・・」

 

ちなみに新血愁と併用すれば多少痛みは和らぐが、韓遂が経験した三日三晩のアレを貴殿も味わうことになる。

 

「「「・・・・・・」」」

 

ちなみに韓遂に使ったのはただの拷問だ。

 

「「「「「タダの拷問?」」」」」

 

ま、韓遂に関しては今は関係ない。

さて、周瑜殿、選ぶと良い。

 

「選ぶ・・・」

 

うむ。治療方法をな。

 

1つ、このまま治療を受けない。

この場合持って三年だな。

この持ってというのは意識がって話だ。

それ以上は意識が無いまま苦しんで死ぬ。

 

2つ、俺からの治療を受けずに、他の医者を探す。

 

しかしコレから忙しくなるのは分かってるだろう?仕事しながら片手間にできるかね?

 

3つ、心霊台と新血愁合わせたものを受ける。

韓遂の逝った三日間地獄へご案内。

だが今回は拷問目的ではなく医療目的なので

少しだけ軽くなる・・・かも

 

4つ、心霊台単体で受ける。

2~5刻の地獄旅行だな。

執念の度合いが足りなければ・・・

強制的に起こすことは可能だが、

今後の生活にそれなりの影響が出る

ことは覚悟して貰おう。

 

以上。俺からの提案はこんなところだ。

 

貴殿は俺の生徒である孫尚香にとっての大事な人間だ。

 

故にこのような提案をしているが・・・

俺もそんなに暇じゃない。

温情が何度もあると思うな?

 

あ、ちなみに他人からの意見は聞くなよ

 

「教頭先生!」

 

良いかネコモドキ。

聞けば自分の命を懸けた決断が鈍る。

無意識に人のせいにすることになる。

そうなれば・・・後悔するのは誰だ?

 

「・・・・・・」

 

わかったな?決めるのは周瑜殿で

なくてはならんのだ。

だからこそ、彼女が何を選択しても

恨んだり文句を言ってはいかんぞ。

 

「・・・はい」

 

さて、ネコモドキも納得したところで、肝心の周瑜殿の意見を聞かせていただこう。

 

答えは如何に?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ選べ。

俺は何も強制しない

ただ貴殿の選択を尊重するだけだ。




心霊台も新血愁も本来の世紀末のお話では
もっとえげつない技です

同じ世紀末でも、かなりソフトになってますよ?

李儒くん的に三国志知識はそれなりに覚えてますが
恋姫知識はほとんど忘れてます。
引きずられないようにするために
あえてあやふやにしてたら
そんなほんわかした感じになってます

 別に褐色眼鏡にこだわりは無いが
 ネコモドキが泣くのはなぁってお話

 
 ただ、決断を迫る李儒くんの目は・・・

 李厳ついにセリフ出る

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