とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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地味様の続きです

盧植を助けない理由と
天の御使いと劉備を生かしておく理由ですね

蜀アンチヘイトあります

嫌いな人は読み飛ばし

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Q・サブタイの熱く燃えたあと・・・どうなる?


盧植求めさまよう心、今、熱く燃えてる

「戻りました」

 

あぁ、戻ったか。おつかれさん

 

「いえ、伯珪殿に比べれば・・・幾分マシですな」

 

ホント、酒が飲みたくなるのは

こーゆーときなんだな。

 

「まぁそうでしょうな。・・・飲みますか?」

 

執務が終わったら少しな。

執務中に酒飲むなんざありえんだろう?

 

「まったくもって、それなら拙者だけ

・・・と言いたいところですが護衛を

兼ねてますからな」

 

さすがに切り替えは覚えたか?

 

「無論、職務中に酒飲んでふざけるのは、

 風流でも酔狂でもない。ただの阿呆です」

 

ホント、もっとも過ぎて言葉もねぇよ。

一時期孫策がソレやってたって尚香が言ってたな。

 

 「言ってましたな。

いきなり殴られたから

何かと思いましたが・・・」

 

 説教受けた後じゃ、

すみませんって言うしかないってのがな。

 

 「まさしく。

兵の命を預かる将としてやっていいことと、

悪いことがあると言われましたな。」

 

 良いことはした方がいいが、悪いことはするな!

 子供でもわかるでしょ!だ。

 子供に言われたらどうしようもない。

 

 「ふふ、よほど孫策殿の行いに

  腹を立てていたようで」

 

 外にいたらわかるからな。

 ありゃ恥ずかしいさ。

 

 「州牧様は深酒も厳禁とか?」

 

 非常事態に酔っ払って何ができる?

 一日の判断の遅れが民の死を生むんだ

 熟睡はともかく、深酒なんかできんよ。

 

 「酒も駄目、賭け事もダメ、

 州牧とは難儀な仕事ですな」

 

 だから誰もやりたがらないんだよ。

 まぁアレだ、

 教頭様曰く、正道を歩む為政者は

 変態にしかできん。

 

 「また・・・あの方の教えは本当に、

 アレですな。で真意は?」

 

 己の栄達、贅沢をして喜ぶのは。

 普通の人間だ。

 自分を捨てて民の笑顔を見て喜ぶのが、

 為政者だ。

 他人の為に身体を削って喜べる奴は

 変態だけだろう。

 

 「言い方は本当にアレですが・・・

 恐らく太守ではその理屈、わかりませんな」

 

 そうだな、州牧や王くらいの視点になって

 初めてわかるだろうな。

 なにせ太守くらいなら余裕がな。

 まだ足りん。

 

 「先程も言ってましたな。

 余裕があったら他に回すと」

 

 そうだ、そして新たな余裕を作って、

 また回して・・・だ。

 休めるのは、領内の開発が終わってから。

 

 そして幽州にはまだまだ開発の余地が有る。

 ははっやっぱりアタシも変態だな!

 

 「・・・楽しいですか?」

 

 あぁ!幽州がどんどん良くなっていくのが

 楽しくてな!コレを味わえるんだ、

 ある意味アタシが一番の贅沢してるよ!

 

 「・・・少し妬けますな」

 

 お?なるか州牧?

 

 「遠慮しますよ。

 これから政の教授を受けても・・・

 無駄とは言いませんが。純度が鈍る」

 

 あぁ、そうだな。

 今はお前にとっても一番楽しい時期だろうからな。

 

 「えぇ、本当に!仕え替えのある主君!

 遣り甲斐のある仕事!成長を実感できる武!

 何もかもが万金を払ってでも惜しくない!

 これで給金を貰えるんですからな!」

 

 武人には武人の楽しさがあるよな。

 羨ましいと言えば羨ましいが、

 それはきっとお互い様だ。

 

 「そうですな。きっとお互い様でしょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、話の続きだったが、ミミズの話だったよな?

 

 「いえ、農政に関しては後にしましょう。

 むしろ盧植殿ですな」

 

 盧植先生?興味あるのか?

 

 「あの劉備の師ですぞ?」

 

 あぁ、そっちか。

 まぁ書物と儒の教えはしっかり覚えてたから、

 田舎の教師としてはまぁ有りなんだろう

 

 「ふむ」

 

 幽州の名士だったからな、人脈の関係で母上に

 私塾に行くように言われて行ったわけだ。

 

 「あぁ、教えではなく人脈でしたか」

 

 洛陽の学校で学んだアタシと、

 学のない劉備が一緒に学ぶことなんざ、

 地元の人付き合いくらいだろ? 

 

 「まぁそうですな。

 なるほど、教えという教えは受けていない?」

 

 まぁ一応洛陽で習った兵法を

幽州でどう使うかって解釈は

習ったな。実際あの人も官軍率いて

賊に勝ってたんだ。それなりではあったんだろうさ。

 

 「それなりですか」

 

 目の前の戦場しか見れないんじゃな。

 

 「賄賂を要求されて断った・・・ですか」

 

 本当に阿呆だ。救えねぇ。

 

 「どちらが?」

 

 わかってて聞くなよ?両方だ

 

 「いや、万が一盧植殿を庇うなら矯正かなぁと」

 

 ありえん。劉備にも言ったろう?価値がない

 能力はあっても清濁併せもてない奴なんて

 施政の邪魔だ。

 労力かけて助けた結果せっかく上手く回ってる

 幽州の政の邪魔されるんじゃ、

 どーしようも無いじゃないか。

 

 あとさらりと矯正させようとすんな。

 

 「ははは、忠臣とは主が誤った方向に

 進もうとしたら糺さねばなりませんからな」

 

 糺すの筆頭様じゃねぇかよ。

 まぁいいや(

 

 そもそも左豊が

 俗物なのはわかってることだろう?

 

 「そうですな」

 

 そんな奴に賄賂渡さなかったら

 どうなるかなんて少し考えればわかる。

 

 わからないほど世間知らずなら

 それこそ将軍の器じゃない。

 

 「そのとおりで」

 

 自分の意思で賄賂を拒否した。

 自分の心に恥ずべきものはない。

 後悔があるとしたら帝に忠誠を疑われた事だ。

 

 ・・・馬鹿じゃねぇ?

 

 「清流派とはああいう連中なのでしょうな」

 

 あぁそうだな。

 現実を全く見ていない。

 自らが率いてきた5万の兵のことを

 全く見ていないそれで将軍?ありえん。

 

 「アレは私も学びました。

 歴史に学ぶとはコレですな」

 

 自分が失敗する前に、

 過去に他人が犯した失敗を教訓とせよ。

 

 その通りだ。

 あの人は将軍とは何かを理解出来ていなかった。

 

 「だから救う価値も?」

 

 ない。

 

 教頭先生から見れば自己満足で

 あれだけの損害を出した愚物だ。

  

 「劉備たちは理解してるでしょうか?」

 

 してないだろ、

 5万の兵を食わせる兵糧が。養う賃金が。

 どこから出てると思ってるんだ?

 

 自身が更迭・・・

 まぁ更迭されるまで行かなくても、

 足を引っ張られることは予想できんだろうが。

 

 余裕がないから賄賂を出さん?

 

 拘束するために洛陽から出た

 兵の賃金は?兵糧は?

 その間動きを止められた5万の兵の兵糧は?

 引き継ぎの為に動きを止められた

 期間の分の兵糧は?

 

 どう考えても、

 左豊個人に払う賄賂より損害の方が大きいだろう?

 

 足を引っ張られて三日動きを止めただけでも

 損害は5万の人間が三日食う分だ。

 左豊一人に100人分やったって釣りがくる。

 

 あの人がソレを理解できてたら、

 本当に余裕がなくても

 今は少し余裕がないので・・・

 といって分割にでもできたろうさ。

 全部もらうまで左豊も足は引っ張らん。

 むしろ、補給が滞りなく行くよう動くだろうよ。

 

 その程度も理解できず、

 己の行動に恥ずることはない?!

 

 時間と金と兵糧無駄にしてんじゃねぇか!

 

 アタシたちがソレをどんだけ欲しがってると

 思ってんだ!

 ソレが民にどんだけ必要だと思ってんだ!!

 

 恥じゃない?無能晒してんじゃねーかよ!

 アレの弟子!ふざけんな!!!

 

 自己満足は否定しねぇさ。

 アタシのだってお前のだって

 言ってしまえば自己満足だ。

 

 だがな、他人様に迷惑かけて

 目先の自尊心を満たしてる小者に、

 目に見えない損害を理解できない愚者に、

 助ける価値なんざねぇ。

 

 違うか?

 

 「ごもっとも。

 最初は小気味良いと思ったのですが、

 報告を聞けば聞くほど、

 盧植という人間が阿呆に見えましてな。

 もし伯珪殿がその御仁を

 尊敬していたらと思うと・・・」

 

 あぁ、そりゃ気を使ってもらってすまんな。

 

 まぁそんなわけで、特別指示がない限りは

 盧植先生は放置だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「劉備はどうでますかな?」

 

 どうでもいい・・・と、言いたいんだが。

 

 「だが?」

 

 今日の様子を見たら、そろそろだろう。

 

 感情で動いてる連中だ。明日の朝でも驚かん。

 

 「さすがに周囲に向けての建前もありますし、

  三日はかかるのでは?」

 

 それ次第でヤツらの評価が決まるな。

 明日の朝なら・・・

 

 「一番高い評価を与えねばなりませんな」

 

 そうだな。ミミズが用を

 成してないってことになる。

 今までの我慢の全部が無駄になるってことだ。

  

 三日ならミミズとしては十分だろう。

 五日以上なら・・・双方が無能だ、救えんな。

 

 「あぁ、ミミズとはもしかしてそういう?」

 

 そ、畑の土を豊かにしてくれるんだと。

 その上で土地に余裕も作ってくれるなんてな、

 せめてそれくらいは役に立たせろって。

 

 「五日以上はどのような意味が?」

 

 選択できないってことだ。

 単純に考えて無能。

 

 

  まぁ何食わぬ顔して

 居座る可能性もあるが・・・

 それなら次の機会を待つだけだ。

 

 もし最悪、裏をかくなら・・・

  

 「かくなら?」

 

 この状況で時間をかけるんだ、なら

 破れかぶれでアタシの命を

 狙ってる場合ってことだな。

 

 「まさか・・・そこまで無能ですか?」

 

  普通は無い。

 だが追い詰められたヤツは

 何をするかわからん。

 そもそも現実を見ていない破綻者共だ。

 故に用心を怠るな。

 万に一つでもあるなら

 その一つも潰せ。とさ

 

 「筆頭殿ですか?」

 

 いや、教頭先生だ。

 流石だよ。

 あの人を知ったらな。

 盧植先生も水鏡も凡人だ。

 

 

 

 

 高祖劉邦の風を持つ大器?

 

 伏龍?鳳雛?天下が取れる?

 

 寝ぼけるな。

 現実を見ることを忘れ

 自己の世界に逃げた愚物に、

 世を捨て襄陽の片田舎で

 隠居した愚物じゃないか。

 

 そんなんで今を生きる人間見れんのかよ? 

 

 

 

 

 やつらの選択を見せてもらうとしようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 準備を急ぐよ

 今回作るのは地獄ではないけどさ。




A・全てとかし無惨に飛び散る そんなお話

どうしても李儒くんと絡んでる地味様が関わるんですよね

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