とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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いろんな人視点

話は進んでる・・・のかな?

アンチヘイトあり

オリ設定、オリ展開。

嫌いな人は読み飛ばし


地獄は現場で出来てるんじゃねぇ!会議室で作ってんだ!!!

所詮は賊ですか・・・

防諜と言う概念がないのですね。

 

まぁ、我々以外でしっかり

防諜を考えているとすれば、

弱みを握られないように隠すことに

特化した洛陽の連中と、

フンドシが居る孫堅くらいではありますが・・・

 

敵に張り合いなどは求めていませんが、

この程度の賊に負ける官軍には驚かされますね。

 

時間と予算と人員の無駄です。 

将は誰でしたか?

張純・・・知りませんね。

 

まぁ洛陽の将など、その程度なんでしょう。

 

あぁ、名家冗談ですよ?笑っても大丈夫です。

 

 

とりあえず広宗に入るのは二ヶ月後、

それまでに、少なくとも1000人中に入れなさい。

 

さすがにバレる?一度に行けばそうですね。

20~50人を何度も分けて入れれば

気付かれませんよ。

期間を公表することで

「決戦だっ」て言って人を集めるでしょうし。

 

 不自然にならない程度の食料を持たせれば、

それなりの立場にはなれるでしょう。

 

 到着予定日の三日前に張三姉妹を拐いなさい。

 前後一日を目安に。

 早すぎても遅すぎてもダメです。

  

 あぁ、拐うと言っても無理やりではありません。

きちんと話をして、です。

 

 えぇ、どうせ覚悟も決まってない小娘共。

内部の連中にも、後悔や降伏とか

訴えてることでしょう。

 

 そんなのは戦場では邪魔になるでしょうから、

強硬派によって隔離されているに決まってます。

 

逃げても殺されることは賊どもでも

わかってるでしょうから、それほど警戒は

していないでしょうね。

 

だから話して拐って来なさい。

 

 条件次第で命は助ける。

もちろん三姉妹だけではありません

三姉妹に従う賊たちもです。

 

仕事と最低限の食事も与えますから

生殺しにもなりません。

 

 嘘?つくわけないでしょう?

滅ぼすだけならすぐ出来ますし。

 

 第一、彼らは民です。

官軍や役人に失望した民です。

本当の為政者を知らぬ民です。

ならば慈悲を与えるのは当然です。

 

 断るなら?賊です

殲滅しましょう。

 

 それだけの話ですよ?

労働力はあったほうがいいでしょう?

 

 そう、労働力。

仕事の内容は長城の修繕ですね

殺すより死ぬまで働かせるといえば

洛陽も認めるでしょう。

 

 いえいえ、実際に死ぬまではさせませんよ

実際アナタ達、生きてるでしょう?

 

 降ったなら、きちんと扱いますよ。

えぇ降ったなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 それに・・・

師より地獄を創れとも言われましたしね。

 

 

 

 

 

 

 おや、震えてますが、風邪ですか?

体調管理もできないなら・・・

 

 そうですか?では動きなさい。

 

 あぁ、かかった予算はきちんと

 計上するように。

 

 え?それはそうでしょう。

命を対価にした策に従事するのです。

経費とは別に報酬はきちんと払いますよ?

 

 あぁ、何進はそうだったんですか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 師をアレと一緒にするな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おっと、挑発に乗ってしまいましたか?

未熟未熟、弟子未熟。

 

 いい勉強になりました。感謝しますよ。

 

 

 さて、順調なら途中経過は報告不要

何か問題があったら連絡するように。

 

 ギリギリになってから

「できませんでした」は辞めて下さいね?

 

 行きなさい張燕。

 

 黄巾どもにも見せてやりましょう。

地獄をね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安北将軍李文優代行軍師将軍司馬仲達より通達

 

 幽州、并州、冀州それぞれの州牧は

 広宗に兵を出すべし

 

 内約は

 

 最低で武官1人、兵10人、州旗1、将旗1

 兵糧は将軍府で負担する。

 

 予定される官軍は三万。

 率いるは軍師将軍司馬仲達

 

 予定される期間について

 広宗までの移動期間は各自で算出

 広宗での作戦行動期間は

 捕虜の取り扱いを含めて5日である

 

 行動開始日は中平○月○日

 遅れは不参加とみなす。

 

 覚悟の無いものは不要

 地獄を見たいもの

 地獄を見せたいものを派兵せよ

 

 情報は求めるが。意見は不要である。

 理由により断っても構わないが

 漢朝からの勅令に対し拒否をする

 明確な理由がない場合、処分する。

 

 参加人員は将軍府もしくは

 将軍府支所に報告することを追記する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 というわけで、今回の軍議は

 この布告についてね。

 

「いや、意見不要って書いとるやん?

 派遣して終わりと違うの?」

 

 霞の言う通りなんだけどね

 ・・・まぁ簡単に言えば誰を派遣して

 何人連れて行くのかってことよ

 

 「あぁ、武官と最低10人か」

 

 そうよ華雄【最低】10人なのよ。

 

 「10人で行ったらどうなると思う?」

 

 月・・・司馬様のこっちを

 見る目が予想できない?

 

 「「「・・・できた!」」」

 

 そういうことよ。普通なら1000人

 連れて行けば100倍だから文句は

 ないのだろうけど・・・

 

 「だめ」

 

 「恋殿?」

 

 そう、それじゃダメ。 

 司馬様はこっちの内情を知り尽くしてるはず。

 余裕が有る程度の派兵じゃ・・・

 

 「あぁ~軽く見られとると?」

 

 えぇ。しかも今回は李儒様がいないのが

 更に拍車をかけるわ。

 

 「歯止めが無い、か」

 

 李儒様なら例え10人でも、

 いえ、10人で行ったなら

 笑って褒めるでしょう。

 

 けど今回はダメね。

 司馬様に目をつけられるだけでもマズいのに

 将軍府そのものが敵になる。

 

 「日頃からお世話になってるもんね。

 人員教育とか文官の推薦とか」

 

 そう、まさしく恩を仇で返すことになるわ。

 華雄、あの方々からの恩、踏み倒せる?

 

 「馬鹿な。お前を殴って気絶

  させてでも支払わせる」

 

 ・・・まぁそれでいいんだけど。

なんか釈然としないわね。

 

 まぁそんなわけで誠意を見せるためには

 少し無理した3000とギリギリの5000が

 あるんだけど・・・

 

 「「「「「5000で」」」」」

 

 デスヨネー。

 ちなみに、最低10人で良いって

 言われてるのに5000連れて行くんだから、

 兵糧は当然自前よ。まぁあっちで用意

 してくれてはいるだろうけど、一応ね。

 

 「大丈夫ですぞ!期間も決められて

  ますしな!!」

 

 司隷がなければ一万でも行けたんだけど・・・

 

 「あっちの兵を減らせば我々を軽んずる

 つもりか!とか騒ぐんだよね。

 実際軽いのに」

 

 ・・・月も言うようになったわね。

 けどそうだよね、李儒様には普段から

 お世話になってるけど、

 あいつらの世話になった覚えないんだよね。

  なんか普段兵糧用意してやってるとか

 支援してやってるんだからその分働けって

 言うけどさ・・・ 

  

 「ホンマ碌でもないやっちゃで」

 

 洛陽なんて関わらなくていい幽州が

 羨ましいわね。

 

  で、誰が行くかだけど・・・

 

 「ウチしかおらへんやないの?」

 

 正式な役職持ってるの月と霞だけだからね

 華雄とか恋のは通称だし

  で、月は洛陽方面で、二人はその護衛

 私と陳宮は留守を守らなきゃ行けないから

 どうしても霞に頼ることになるわ。

 

 「ま、まぁな!いやー残念!!」 

 「残念」

 「残念ですぞ!!」

 「頑張って!!!」

 

 「いや、ウチはそんなに

 嫌やないからええけど」

 

 「「「「「えぇ?!」」」」」

 

 「考えてみい、知らんところで

 何か言われて不興買うより、

 近場にいた方が言い訳なりなんなり

 できるやろ?」

 

 「「「「「確かに」」」」」

 

 「で、何やるかしらんけど

 最長で5日やで?戦闘だけやなく

 捕虜の扱い含めて。何やるか

 知っておかな、逆に怖ない?」

 

 「「「「「あぁ~」」」」」

 

 言われて見ればそうよね。

 私も行った方いいかしら

 

 「せやな。陳宮一人で留守守れるんなら、

 詠は見た方がええ。

 なんたって、李儒様の教えを

 一心に受けた鬼才の軍師や。

 あのお人が地獄を見せる言うんなら、

 見とかんとアカン。

 いずれウチらが何かされた時、

 手も足も出ぇへんで」

 

 ・・・ナニカサレルなら見てても

 意味ないとは思うけど、

 予防にはなるわよね。知らないと

 時間すら稼げないで殺されるわ。

 

 「詠、それ違う」

  

 え?

 

 「そうだな、想定が甘い。

 見ても予防になどならん。

 覚悟を決めるだけだ。

 なんたって殺されるじゃすまんからな。

 生きたままで地獄送りだ。死ぬより辛い。

 だから霞が言った、手と足は

 自害するためのモノだ。」

 

 ・・・すごい説得力だわ。

 けど、ありがとう。

 予防とか時間稼ぎとか、

 相対する相手として見ること自体が間違い。

  それに過小評価なんか絶対しちゃ

 ダメだってことよね!

 

「過小評価の言葉が出てくる時点で危険ですぞ!」

 

 

 ですよねっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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あぁ、来たか趙雲

 

「お待たせいたしました。至急の軍議とか?」

 

あぁ、筆頭様から通達だ。見ろ。

 

「ほうほう。随分と・・・」

 

筆頭様の中ではもう広宗の黄巾は

終わってるんだろう。

 

「そのようですな。油断慢心ではなく」

 

教頭先生の名前出して油断慢心する奴は

将軍府にはいねぇさ。

 

してたら筆頭様でも矯正される。

 

「あぁ・・・李厳殿ですか」

 

 もしくは教頭先生直々に、だな。

何気に門下生で一番地獄見てんの

筆頭様だし。

 

「想像もできませんが・・・」

 

 想像できたらお前も人外の仲間入りだ。

 

「・・・」

 

 どうした?

 

 「いえ、シロ殿や筆頭殿が

 いきなり現れそうな気がして・・・」

 

あぁ、気持ちはよくわかるけど、あの人たちは

教頭先生を人外扱いしても怒らんよ。

この場合の人外は褒め言葉の一種だからな。

 

 「・・・まぁ高い評価ではありますからな」

 

 怒るのは教頭先生だ

 

 「一番ダメなヤツではござらんかっ!!!」

 

 人を、人の選択を愛してる人だからな。

 諦めの言葉は許されんのだと。

 

 「我も人。彼も人。故に平等。」

 

 そういう事だ。

  

 で、この通達だが

 

 「いくら連れて行きますか?」

 

 10000だな。それ以上は折檻されるだろう。

 

 「州牧が領内を疎かにしてどうするんです?

と言った感じでしょうか?」

 

 そう。だから越も連れて行けない。

 残念がるだろうよ。

 

 「地獄・・・ですか」

 

 お前は居なかったからな。見ればわかる。

 地獄と救いを求める亡者がな。

 

 「それだけ聞いたなら、立派な悪党ですな」

 

 為政者はアレを見なきゃ駄目だ。

 アレは我々が生み出したモノを、

 お二人が精算してるだけなんだからな。

 

 「賊を生み出したのも国なら、

 殺すのも国・・・ですか」

 

 あぁ、だから兵にも家臣にも

 見せなきゃ行けない。

 ソレを見越しての通達だ。

 

 理解できない奴は・・・韓馥だろうな。

 

 「あぁ、袁家と教頭殿を秤にかけようと?」

 

 今んところ袁家に傾いてる。けど今回は

 兵を出さないわけにはいかん。なんたって

 

 「武官1人兵10人・・・出さなければ処分」

 

 何があったって出せないはずがねぇ

 大義も名分も筆頭様だ。

 そもそも安北将軍の権限の内だからな。

 

 「最低で来ますか?」

 

 いや50か100くらいでは来るだろうよ。

 

 董卓とアタシ見て驚くんじゃね?

 

 「董卓殿はどれほど出しますか・・・」

 

 舐めてたら1000。普通なら3000。

 きちんとわかってたら5000だ。

 

 「率いる将は」

 

 張遼だな。董卓以外で。

 役職持ちはアイツだけだ。

 で、董卓は洛陽向けで動けん。

 あとは将軍府で教育を受けた高順か

 徐栄だろう。

 賈詡が来る可能性もある。

 

 「誰が来るかでどれだけ筆頭殿を

 理解してるかわかりますな」

 

 教頭先生じゃねぇ。筆頭殿だからな。

 

 最大の違いは・・・人を愛していない。

 教頭先生の教えだから、最低限考慮はするが

 遠慮はしないだろうよ。

 

 選択の結果によっては最悪の地獄が待ってる。

 

 「地獄に最悪とかあったんですな・・・」

 

 あぁ。物理的な地獄があるくらいだからな。

 想像できたら・・・やっぱ人外だ

 

 「やはり筆頭殿もその域に・・・」

 

 武力とか知力は、まぁ人の限界に

 近づきつつあるんだろうけどさ、

 あの精神力はすでに人を超えてるよ。

 

 「そんなお方が創る地獄ですか」

 

 お前も間違いなく一皮剥ける。

 剥けなきゃ壊れる。

 わかりやすいだろう?

 

「えぇ、成長か停滞か・・・確かにわかりやすい」

 

 実際悪じゃないしな。黒山賊知ったろ?

 

 「そうでしたな」

 

 必要なことを必要なだけやってるんだ。

 ただ躊躇だの余計な感情がないから

 勘違いする。

 

 謝れば敵に火をつけて良いのか?

 認めれば敵を殺しても良いのか?

 どれもタダの人殺しだ。

 事実を美化して殻作って、

 自分を守ってるに過ぎん。

 

 そんな余分な殻が無くなるんだ。

 強くなるに決まってる。

 

 「曹操と劉備ですか」

 

 一時期は嫉妬していた二人だが、

 今なら哀れさしか感じないな。

 

「兵糧に火を付けたことで、見識の浅さと

 視野の狭さを証明しましたからな」

 

 あれがアイツの限界だったってことだ。

 玄徳はもう・・・

 

「幽州の南部と冀州・・・やってくれましたな」

 

 冀州にはいくらか補填が必要だな。

 韓馥の部下が来たら話をしないと。

  

 ・・・筆頭様に怒られるかな?

 

 「ミミズのやったこと・・・

 と言えればいいのですが。

 とりあえず韓馥と話をつけておけば、

 済んだこととして終わらせてくれる

 可能性はありますな」

 

 だな。玄徳には興味ないだろうし。

 先に使者出しとくか。

 

 「それがよろしいでしょう」

 

 んじゃ、準備だ。余裕があるからって言っても

 万が一遅れたら不参加扱いだ

 ・・・最悪でも前日には着くようにしとくぞ

 

 「承った」

 

 

 

 

 

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・・・のう呂蒙?

 

「はいっ!張昭様」

 

観戦武官ってなんぞ?

 

「なんでも地獄を創るから見に来いとか?

洛陽の方は派手ですねぇ!」

 

・・・そう思うか?

 

「え?喩えでしょう?」

 

そうか・・・知らんもんな

 

「え?え?」

 

司馬家の鬼才の創る地獄か・・・

まぁ勉強にはなるじゃろ。

 

「あれ?まさか比喩じゃないんですか?」

 

見ればわかる。

 

「凄く・・・怖いです」

 

・・・それで良い。その怖いと思う気持ちを

忘れるでないぞ。

 

「は、はい!」

 

うむ、覚悟を決めよ。

ただなぁ・・・

 

「えっと?張昭様?」

 

わし・・・文官じゃよ?

 

「名指しですからね。断ります?文官だからって」

 

できるかっ!!!

 

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さて、諸将の選択・・・見せて貰いましょうか




黄巾?広宗に追い詰められた時点で終わったよね。

より効果的な料理方法を考えるお弟子さん

地獄に一番近い場所にいたら、
一番地獄見てるよねってお話

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