とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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貴様の罪はもう使っちゃいましたから・・・

軍議続き。

こっちに説教BGM 使うべきでしたが
正直コイツら説教される理由と場合が多すぎて
なんとも出来ません

各キャラの心理描写してたら
文字数がひどいことになるので
行間で想像をお願いします。

前回と今回は議事録みたいなもんだと思って下さい。

魏、蜀アンチヘイト表現あり
嫌いな人は読み飛ばし!
オリ設定
オリ展開。

誤字報告ありがとうございます。
しっかり読んでもらえて嬉しいです。


アナタの罪を~数えましょぉ♪

曹操、私はアナタに発言を許可した覚えは

ありませんよ?

 

「っ!ですが」

 

軍の基本は上意下達。

 

意見を求められてもいない、

発言を許可されてもいない人間に

発言する権利はありません。

 

アナタとて其の辺の部隊長に

聞いてもいないのに意見を言われても、

軍議の邪魔だと跳ね除けませんか?

 

「・・・」

 

周りを見なさい。州牧、その代理、

郡の太守の代理。アナタは?

 

「・・・県令です」

 

朱儁将軍ならアナタの意見を聞いたのかも

しれません。

ですが先ほど言ったように、

事は意見を聞く段階ではありません。

 

アナタに軍議の内容を聞かせたのは

内容を朱儁将軍に報告させるため。

それだけです。

 

既に決まっている事柄に、

口を出されても指揮系統が乱れます

 

異論はありますか?

 

「・・・ございません」

 

 

 

 

曹孟徳、その態度・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不敬ですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グッ!!」

「「華琳様!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前らもだ

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「がぁっ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まったく、黙っていれば見逃したものを・・・

李厳、徐晃、趙雲

軍規違反です。

捕らえなさい。

 

「「「はっ」」」

 

「な、なんですって!」

 

その態度、口の利き方・・・何様ですか。

 

最初に言ったでしょう?

無駄話は即退場。

 

「それがなんで捕えることに!」

 

退場するのが・・・

 

 

 

いつから軍議の場からだと錯覚していた?

 

 

 

 

「「「がっ!!!」」」

 

(((・・・・・・)))

 

そもそもアナタの動きを我々が

察知していないとでも思いましたか?

 

「なっ!」

 

黄巾の一部がアナタに接触し助命を

願い出ていたのは知っています。

 

そしてアナタがソレを受け入れたのも。

 

「あっ!」

 

県令が何様ですか?

直接受けたわけでもないのに、

アナタに勅令を解釈する資格があるとでも?

 

「・・・!!」

 

 その傲慢。罪と言わずなんと言いますか?

 

「ま、待ってくれ!!」

 

 (((((はぁ??)))))

 

「ちっ!」

 

 公孫賛・・・アレは知り合いですか?

 

「はっ例の天の御使いを名乗る気狂いです!」

 

「き、きぐ・・・!」

 

 あぁ、アレが・・・では横のが?

 

「は、劉玄徳と諸葛孔明です!」

 

 公孫賛、張遼、身柄を拘束しなさい。

 

 「「はっ!!」」

 

 「くっ!」

 「え?なに?なんでパイパイちゃん!」

 「はわっ!」

 

 ・・・曹孟徳、発言を許可します。

 聞かれたことに答えなさい。

 あぁ、返事はハイからです。

 わかりましたか?

 

「・・・はい」

 

 なぜアレらがここに?

 

「義勇軍として動いておりましたので

 陣に加えました」

 

 何故?

 

 「え?」

 

 返事は?

 

 「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!」

 「華琳様!」

 「貴様っ華琳様に!!」

 

 李厳、折れ

 

 「はっ」

 

 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」

 

 貴様?県令の部下ごときが私に?

 

 不敬。

 

 それ以前に貴様らに発言の許可など

 していない。人の話も理解できんのか

 この下郎共が。

 

 「ぐっ!」

 

 質問に答えなさい曹孟徳。

 なぜアレを官軍に引き入れた?

 

 「・・・」

 

 アレの罪を理解していないのですか?

 

 「罪・・・」

 

 視野が狭すぎる。所詮は県令・・・

 公孫賛。そこなミミズ、

 劉玄徳の罪を挙げよ。

 

 「はっ第一に幽州の天津飲茶楼にて

 無銭飲食の罪」

 「「「はぁ?」」」

 

 「第二に立て替えた私に対する返済を

 踏み倒した罪」

 「「「はぁ?」」」 

 

 「第三に、踏み倒した際、私に対し不満

 を抱えていた幽州の地方軍閥を煽動し、

 人材の引き抜きを行った罪」

 「「「はぁぁ?」」」

 

 「第四に、義勇軍と称し、幽州南部と

 冀州にて村や町を脅迫その食料、

 資財を強奪した罪!」

 「「「そ、それは違っ!」」」

 

 張遼。

 

 「黙っとき」

 「「「ぐあっ」」」

 

 「第五に州牧たる私の真名の冒涜」

 「「「はぁぁぁぁぁ?」」」

 

 「第六に現状の軍議の妨害と閣下への

 不敬の罪です」

 ((((・・・・・・・))))

 

 

 

 ご苦労。

 で、曹操?

  

 「知りませんでした・・・」

 

 嘘を付くな。徐晃

 

 「はっ!」

 

 「あぁぁぁぁ!う、嘘では!!!」

 

 なら奴らはどこから食料を得ていた?

 貴様らから食料を都合してもらう前。

 奴らはどうやっていたか予想もできんか?

 

 「・・・それは」

 

 できるだろう?沮授。

 

 「はっ冀州にて1000名を超える義勇軍を

 名乗る者たちによる、

 食料の強奪の被害届は確かに

 上がっておりました。

 対応するため州軍を派遣しておりましたが。

 こちらでは黄巾の賊の一味と思い

 調査していたため、この者らとは

 思いませんでしたが・・・」

 

 「ち、違う奪ったんじゃない!」

 「そ、そうです!賊を退治するためって!」

 

 黙らせよ。

 

 「「はっ」」 

 

 ・・・曹操。

  

 「・・・はい」

 

 

 1000名を超える武装した連中が、

 村や町を訪れた。

 その連中は賊から守ってやる、

 だから兵糧を寄越せと言ってきた。

 

 「「「・・・」」」

 

 断れるか?

 

 「無理です」

 

 1000人を超える兵を養う食料が、

 この収穫を前にした時期に、

 普通の村や町にあるか?

 

 「ありません」

 

 そもそも賊から民を守るのは官軍だ。

 

 100歩譲って官軍が頼りにならなくて、 

 義勇軍を頼ったとしよう。

 

 では、何故奴らはココにいる?

 

 「何故・・・とは?」

 

 食料を受け取り、賊から村や町を守るの

 だろう?今、襲われていたらどうなる?

 

 「「「あっ!」」」

 

 完全な詐欺だな?

 そんなことも気付かないほど

 曹家の神童は阿呆か?

 荀家の神童は阿呆か?

 大元を絶つにしても、だ。

 千の義勇軍が賊の本拠地に乗り込んで

 賊を滅ぼせるのか?

 自発的に食糧を渡した村があっても、

 それが望むのは、せめて奪わないで下さい。

 もし本当に義勇軍ならば、

 この食糧で自分達の村を守って下さい。

 だろう?

 そんな想いを踏みにじり、

 初めから守るつもりも返すつもりも

 ないのなら、民にとっては

 黄巾でないだけの別の賊だ。

 無論、州牧も賊と認定している。

 

 「・・・」

 

ちなみに奪われた町村に対しては公孫賛から

韓馥に対し、謝罪と補填が行われているぞ。

そうだな、沮授?

 

「はっ「幽州から押し掛けた賊が迷惑をかけた」

との謝罪及び、物資による補填が

行われております!」

 

 「「「・・・・・・」」」

 

 これが為政者の責任だ。

 人の上に立つものの姿勢だ。

 目先の物事しか見れん貴様など

 足元にも及ばんよ。

 

 次は真名に付いてだ、

 公孫賛の真名は知っているな?

 

 発言を許可する。劉備。

 

 「え?パイパイちゃん!」

 

 ・・・曹操

 

 「・・・白蓮です」

 

 「えぇっ!!」

 

 ((((えぇ!じゃねーよ!!!))))

 

 公孫賛、張遼。もう喋らせるな。

 

 「「はっ!」」

 

 さて、6については現在進行形だな。

 

 で、1.2.3の罪は知らずとも

 4.5.6の罪は皆が認めるものだ。

 そのうち現在の貴様に関係する罪は4と6。

 曹操、異論はあるか?

 

 「・・・ございません」

 

 ソレを官軍に引き入れた罪。理解できたか?

 

 「・・・はい」

 

 既に洛陽では貴様が義勇軍の名を使い、

 食糧を集めさせた。と、噂を流す

 準備ができているそうだ。

 

 「っ!!」

 

貴様が敵対している名家や、宦官を舐めるな。

大体、いるだろう?貴様の無様な噂を聞いて

喜ぶ名家の知り合いが?

 

 「袁紹・・・」

 

 名家が喜ぶなら、周囲は大きく広めて

耳に入れようとするだろう?

噂を聞いた十常侍が洛陽で

動くのが想像できんか?

 

 「・・・」

 

 そんな連中に、

 我らは貴様と同じ扱いを受けるワケだ。

 

 「「「・・・」」」

 

 李厳、もう喋らせるなよ。

 

 「はっ!」

 

 公孫賛。

 

 「はっ!」

 

 公衆の面前で真名を侮辱され続けた屈辱

 察するに余りある・・・

 

 「はっ!」

 

 だが、今更ここで、こやつらを殺した

 ところで、我々が小者を殺して責任逃れ

 をしたと噂を流されような?

 

 「恐らくはそうなるかと」

 

 我が不明で、安北将軍様の名を

汚す訳にはいかぬ。 

 すまんがこやつらの処罰は

私に預けてもらえないか?

 

 「安北将軍様の為と言われては

私に断ると言う選択肢はありません」

 

 すまん。感謝する。

真名に変わるモノがあるとは思わんが、

いずれ必ず報いると約束させて欲しい。

 

「はっ楽しみにさせて頂きます。」

 

ふ、言うようになりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、私こと軍師将軍司馬仲達が、

この者らに対する罰を与える。

異論の有るものはあるか?

 

「「「「「ございません」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

司馬仲達が告げる。

 

曹操と劉備の一党は、これより

我が指定する町村に散開し、

半年間の防衛任務に当たるように。

 

その際の兵糧、資金は

曹操の負担とする。

 

これは、村と義勇軍の契約を

遵守させるものであり、官軍が不当に

食糧を奪ったモノではないとするためだ。

 

 

口減らしに売られた住人がいた場合は、

韓馥の名で買い元の町村に戻すこと。

すでに死んでいた場合は韓馥の名で

その家族に慶弔金を支払うこと。

 

その費用は、将軍府が今回幽州勢と

并州勢が持参した兵糧を将軍府で買うか、

広宗に蓄えられている備蓄を入手して使う。

 

先程説明した、内部に潜入させた手の者に

よって、既に広宗の食糧庫は押さえている。

明日には混乱して崩壊するであろう賊が、

どうにかできるモノではない。

 故に費用は必ず補填すると宣言しよう。

あぁ、曹操と劉備の一党が職務を

放棄しないよう監督役も必要だな。

 

なんせこやつには幽州牧及び、

町村との契約を踏み倒した前科がある。

 

監督の費用も補填しよう。

望むなら将軍府から人員を

派遣しても良い。

 

以上。

 

 

 沮授。州牧代理として

何か意見はありますか?

 

 

 「はっ!監督役につきましては、

私の独断では判断することが

出来ませんので幾日かのお時間を

いただけませんでしょうか?」

 

 当然の要求ですね。

むろん構いません。

 

 「ありがとうございます!

 主韓馥に変わり感謝を!」

 

 

 

 




ミミズの罪。

演義で公孫賛が人間不振になったりしたのって、
こいつが文官と武官を引き抜いて
組織をガタガタにしたせいじゃね?ってお話。

演義だとガタガタなりましたが
拙作では、引き抜かれた連中の一族を
反逆罪で捕らえ、その土地を
直轄領にして地盤を固めてます。
 
借金踏み倒して逃げて、義勇軍名乗って
食糧強奪ですからね。
ついていったやつらは全員、立派な罪人です。

公孫賛のために土地を耕した訳ですね。


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