とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
<< 前の話 次の話 >>

58 / 186
文字数が・・・

くっコレが私の限界ということか!!

原作アンチヘイトあり

オリ設定、オリ展開

嫌いな人は読み飛ばしで


ターバンのガキを!ターバンのガキを用意するんだ!!

想定通り邪魔者が消えたので

軍議を再開します

 

(((・・・)))

 

 公孫賛

 

 「はっ!」

 

 降伏勧告の文章を渡します

 指示と同時に読み上げてください

 

「私でよろしいのでしょうか?」

 

 彼ら賊には州牧の方が

 わかりやすいでしょう。

 それも実際に働く事になる

 幽州の州牧ですからね。

 

 「なるほど」

 

 それに何故か私は怖がられてしまう

 ようでして

 

(((何故か・・・・)))

 

 孫尚香からも

 「成功させたいなら公孫賛の方が

 良いと思います」と献策されましてね。

 

((・・・・・・))

(おいイ?!お嬢様っ!!)

 

 特にこだわりもないので

 アナタに任せようと思います。

 異論はありますか?

 あぁ、無論結果に責任は問いません。

 功績にはなりますがね。

 

「そういうことでしたら、喜んで」

 

 では任せました。

 

 まぁ追加の通達は私がしますけどね。

 仲達だけに。

 あぁ、笑っても大丈夫ですよ?

 名家冗談ですから。

 

(((わからん!この人がわからん!!)))

 

 

 場も和んだことで続けましょう。

 

 予定される賊の戦力は30万のうち10万。

 他20万はその家族やそれに近い身内ですね。

 

 降伏勧告によって降るのは

 その内最大で5万。

 残りは南からの敗残兵や追い詰められて

 周りが見えない。もしくは周りに脅迫

 されて降れない賊です。

 

 明日は同士討ちをさせ、食料庫を確保

 明後日まで賊が持てば、戦い続けながらも

 補給できず、疲弊した者達に対しての

 殲滅戦です。

 

 賊はどちらも昼夜休ませません。

 

 そのための策はすでにありますので

 まぁ、今後の参考にして下さい。

 

 

 

制圧後、広宗に蓄えられた兵糧・資材は

補填用のモノを除き洛陽に送ります。

 

アナタたちは、そこに不正がないかどうか

確認してもらうのも仕事ですね。

 えぇ、官軍の不正です。

賊を破って高揚している兵が

法を破るなどよくあることでしょう?

 

信賞必罰、一罰百戒。

基本でしょう?

 

勝ち戦で緩む兵などいりません。

その選択の結果がどうなるかを

皆に見せることで、その命の価値としましょう

 

えぇ焼きませんよ?

 

どこぞの阿呆は県令の分際で、

分配がどうとかほざいたらしいですが。

 

師曰く、食料に貴賎なし

  

 そもそもが漢の民が漢の地で

 作った作物でしょう?

 漢に返還するのは臣として当然の理。

 

 それを焼くなんてとんでもない。

 

 洛陽に送られた食料は

 名家や宦官どもの懐を潤すのでしょう

 だが、この場合は潤すということは、

 食料を溜め込まず

 他に回している事を意味します。

 溜め込んでも腐りますからね。

 

 領主が褒美として貰ったなら

 商人に売るでしょう

 商人が買ったなら民に売るでしょう。

 逆に、商人から食料を買い、

 民や兵に与える領主もいるでしょう。

 領主や商人とて腐らせる気は

 無いのですから、どのような形であれ、

 兵や民の口に届くのです。

 

 洛陽はこの資材、兵糧を褒美の一部と

 することもできます。

 国の財政を圧迫せず、

 領主は褒美がもらえ、

 民は食料を手に入れる。

 誰が損をしますか?

 

 それを見れば、阿呆のやった事は

 漢の財を漢の民の前で焼く愚行

 すなわち漢に対する不忠です。

 

 それを認めた朱儁将軍も近くその地位を

 失うでしょう。

 

 行動には結果が、結果には責任が伴います。

 

 あぁ、そうですね。

 我が師、安北将軍様の嫌いな

 お言葉を伝えておきましょう。

 

 『こんなはずじゃなかった』

 『そんなつもりじゃなかった』

 

  わかりますか?人の上に立つものは

 選択の結果に責任を持たねばなりません。

 この二つは、その責任から逃れようと

 するモノの言葉です。

 先ほどの劉備共も似たような

 言葉を言ってましたね?

 張三姉妹も言ってました。

  

  覚悟が足りない。考えが足りない。

 総じて能力が足りない。

 

 無能は人の上に立つものではない。

 という戒めでもありますね。

 

 さて、沮授?

 私の言いたいこと・・・わかりますね?

 

 「・・・・・・はっ」

 

 では韓馥に伝えるように。

 しかと命じましたよ?

 行動に現れないなら思いなどに

 意味などありませんからね。

 

 

 以上で軍議を終わります

 

 何か質問はありますか?

 

 「「「「「ございません!!」」」」」

 

 では今度こそ解散です。

 

 皆明日の地獄に備えてゆるりと

 お休みなさい。お疲れ様でした。

 

 「「「「「お疲れ様でした」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 いや、、もう、なんか、半端ないわね。

 

 「知って良かったやろ?」

 

 えぇ・・・涼州で李儒様の怖さは

 思い知ったつもりだったけど、

 正直足りなかった。

 何よ、あの威圧・・・

 

 「いきなり名を呼ばれて、

 動けたのが奇跡やな。

 ウチも油断しとらんで良かったわ」

 

 捕らえなさい。黙らせなさい。

 もし動けなかったら無能の烙印

 押されてたわ・・・霞、ありがとう。

 

 「いや、ウチの為でもあるよって

 感謝はいらへんよ。

 けど、あのお人にとったら

 あの曹操も愚物やったんやな」

 

穎川で兵糧を焼いたのは愚かだったわね。

司馬様の言うとおり、まったくの無意味

漢の財の浪費と言われれば文句も出ない。

 

劉備?とかいうのを勝手に陣に加えて、

アタシたちを賊と同じ存在に落とそうとした

曹操に対する制裁にもなるし。

 

「何進にとって目障りな朱儁も潰せる・・・」

 

 そう、その上広宗の兵糧、

 資材で洛陽も潤うんですもの。

 やっぱり李儒様の一番弟子よ。

 

 「せやね、ウチらの食料も

 買ってくれるとか?」

 

 えぇ、そうしてくれるとは思ってたけど、

 その理由が正直予想外よ。

 

 「あぁ、義勇軍。

 アレよく公孫賛の前に顔出せたな?」

 

 無銭飲食だけでも、州牧である

 月の土下座だっていうのにね。

 

 「踏み倒しに、扇動に、義勇軍に、

 真名に、不敬・・・どれか一つでも

 自覚してたら出られへんで?」

 

 本当よ!どれもこれも公孫賛の顔に

 泥塗ってるじゃない!

 もし月にそんなことしてたら殺してるわ!

 

 「ホンマ、あの天の御使い?

 まさしく気狂いや。

 よくもまぁ、それで、

 更にあの空気の中で司馬様に

 話しかけれたもんやで」

 

 しかもその言葉が

 

 「「待ってくれ。」やもんな。

 曹操と司馬様の話、聞いとらんやんか」

 

  不敬によって咎められてる曹操を

 前にしてあの不敬。

 ある意味で見事よ。

 絶対に真似したくもないけど

 

 「そもそも出来んわ。

 アレ自殺行為どころか、華雄が言った、

 周りを巻き込む自爆やん」

 

 ホント迷惑。しかもあの状況で

 何を主張する気だったのか・・・

 おそらく曹操をかばおうとしたの

 だろうけど

 

 「お前が元凶や・・・て話やん?

 洒落にもならん」

 

 そんなつもりじゃ!とかなんとか・・・

 まさしく司馬様の言うとおりね

 食料奪われて子供を売った親の前で、

 同じことが言えるのかしら・・・

 

 「所詮は義勇軍。しかも幽州からやろ?」

 

 公孫賛の政に不備はないわ。

 ならソコに不満をもつのは、

 既得権益を奪われた豪族か、

 現実を理解できない愚物じゃない。

  

 そもそも幽州では犯罪者だし。

 どこに義があるってのよ?

 

 「勇はあったな?」

 

 蛮勇ね。

 

 曹操も県令程度の視野じゃ

 気付けないのも無理ないけど

 仮にも洛陽で神童と呼ばれたことが

 あるんでしょ?

 

 少し考えれば食料どうしてたんだ?

 ってなるじゃない。

 

 「ほんまソレな。やっぱ黄巾の

 雑魚倒して増長してたんやろ?」

 

  えぇ、そうね。

 所詮はまともな訓練もしていない、

 勢いだけの賊と民兵崩れよ。

 そんなのに官軍が負けたのはアレだと

 思うけど、あくまで雑魚は雑魚。

 魚に失礼なくらいよ。

  

  頴川は陣立も連携もそこそこ

 だったんだろうけど、

 訓練期間が短すぎて未熟にすぎる。

 匈奴の騎兵の前に立ったら

 20倍の兵力でも正面から潰される

 程度の雑魚よ。

 

 「恋、一人で三万殺ったもんな」

 

 ホントね。まぁソレ考えたら、

 司馬様一人で砦に入っても

 終わるんじゃない?

 

 「あぁ、李儒様は一人で砦

 落としたんやもんな。

 数が多いだけならできるやろ。

 時間が掛かってめんどいだけちゃう?」

 

 冗談で言ったつもりだったんだけど

 ・・・できそうなのね?

 

 「見たやろ?あの威圧の中動ける賊が

 何人おる?動けないなら的やで?」

 

 ・・・そうね。少なくとも慣れるまで

 万は死ぬわね。

 

 「百万の中の一万が右見たら他も

 右見る。そんなら十万の中の一万

 が殺されて、その周りが後ろに逃げたら

 どうなる?って話やな」

 

 裏崩れ・・・督戦できる将がいないと

 どうしようもないわね。

 

 「この場合の督戦は司馬様との一騎打ちや」

 

 勝てる?

 

 「無理、考えたくもない。

 大体・・・気付いとるか?」

 

 え?何を??

 

 「司馬様の傍に控えとった李厳殿な、

 あの人って司馬様より強いんやで」

 

 はぁ?!

 

 「徐晃殿は同じか少し弱いかくらい。

 公孫賛もや。趙雲はその下やけど

 単純にウチよかは強い」

 

 え、いや、ええ?そんなに強いの?!

 

「将軍府で矯正・・・研修受けたときにな。

あの人らからすれば、ウチも雑魚倒して

調子乗ってるだけに過ぎん」

 

 安北将軍府はいったいどうなってるのよ!

 

 「魔境?徐栄も高順も一年でアレやぞ?」

 

  あぁ・・・凄く成長してたわね。

 

 「もともと素質があるヤツが、

 あそこで無駄な自尊心や増長を矯正され、

 すぐ近くに覚悟と鍛錬で自分より

 高いところに辿りついた人がおって、

 更に隣に競い合う連中が居る。

 コレで成長しないわけないわな?」

 

 もう、何て言うか・・・ 

 

 「司馬様と戦う前に私が相手だ。

 って李厳様出てくるやろ?

 司馬様でさえ地獄確定やのに、

 それ以上や。万が一、億が一でも、

 そのお二人に勝ってみぃ?」

 

 李儒様が・・・

 

 「せや。物凄い笑顔で

 「よくぞここまで辿り着いた」って

 言って、何故か階段降りてくるやろな」

 

 わかる。なんか羽織を脱ぎながら、

 何故か階段降りてくる様が・・・

 

 「でもって目は真っ黒や。

 もう、想像だけでアカン」

 

 華雄はホント凄かったのね。

 

 「あぁ、黒山賊殲滅したときや

 長城超えたとき。ワイずっと

 華雄のこと褒めてたもん」

 

 私も今日、本当の意味で華雄を知ったわ。

 

 で、明日の地獄・・・想像できる?

 

 「賊同士の同士討ちやろ?

 まぁ籠城してる敵に離間の計は当然やし、

 張角もおるからな。

 どうなるか特に隠してなかったやろ?」

 

 えぇ、軍師としては当然の策よ。

 ただ賊を昼夜戦わせるってのがね。

 命は惜しいでしょうけど、元は

 同じ砦にいた連中よ?

 そんなこと可能かしらって

 

 「その方法が非道・・・か?

 まぁ生きてる方が辛いって事は

 あるからなぁ」

 

 賊相手に約束を守る必要が無い!

 とかあるかしら?

 

 「無いな」

 

 へぇ、自信あるみたいね。

 まぁそんな官軍の小悪党みたいな真似

 しなくても勝てるからね。

 

 「あぁちゃうで、

 李儒様が人間を愛しとるからや」 

 

 え?あぁ、そう言う・・・

 

 「せや、選択の結果を尊重する。

 なら【助命を前提とした降伏】

 を選択した賊の命は

 当然尊重するんや」 

 

 ならどんな・・・

 

 「考えてもわからん。

 明日なればわかるんやから

 司馬様の言うとおり今日は

 ゆっくり休んどき」

 

 それもそうね。

  

 地獄に備えてゆっくり休む。

 コレに違和感を感じない

 この時点でもう・・・ね

 

 「そう言うこっちゃ。

 邪魔だけはせんようにな。

 公開処刑やで?」

 

 絶対に嫌!!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 し、し・・・

 

「し?」

 

 死ぬかと思った・・・

 

「張昭様・・・」

 

 お、お前わかるか?

 いきなり名前呼ばれて

「ハイっ?!」だぞ!

 

「あぁ、南郡訛りって事に

 してくれましたけど・・・」

 

 あのとき、冗談でも

「話聞いてませんでした☆」

とか言ってたら間違いなく死んどった。

 

「まぁ、間違いなくあの曹操さん?

に対するアレをくらってましたよね」

 

 あの阿呆共が、一体何を考えて

 おったのやら・・・

 

「出し抜こうとか考える時点で

 オカシイですよね」

 

 まったくじゃ県令ごときの

 用意できる人員で、あの方々に

 勝てるはずなかろう。

 

「知らなかったんでしょうか?」

 

まさか、あの曹操は洛陽におったんじゃぞ。

荀彧だってそうじゃ。自惚れよ自惚れ。

 

 「孫堅様も李儒様を知って、

自惚れ無くしたって言ってましたね。」

 

 弟子の司馬様でアレじゃ。

 とても自惚れなんぞできん

 それに理解しとるか?

 

 「何をでしょう?」

 

 あの会話の中でワシ等が頼んだ

 資財や兵糧の保証を

 してくれておったわ。

 観戦武官はこのためでもあったの

 

 「えぇぇ!そこまでですか?!」

 

 幽州勢が率いてきた10000

 并州勢が率いてきた5000

 その兵糧を買い取って補填に

 当てると言ったがのぅ。

 村や町にそんなに必要あるまい?

 すでに幽州からも補填されとる

 ようじゃったしな。

 

 「あっそうですね!」

 

  じゃから余剰分はコチラに

 くれると言うことよ。

 言うとったじゃろ?抱えても

 腐らせるだけじゃと。

 

 「そこまでの読みを

 ・・・さすが張昭様!」

 

 理解できなければ無能扱いで

 放置されたじゃろうな。

 

 さすがは洛陽にありながら、

 唯一洛陽の泥沼に浸かっていない

 安北将軍の一番弟子。

  いや、ここは素直に

 軍師将軍殿というべきかの?

 

「泥沼に浸かっていない・・・ですか?」

 

  知っているじゃろう。

 洛陽は複雑怪奇な伏魔殿。

 ソコに居る連中は、

 泥沼の中を泳ぐことのできる異形の鯰よ。

 泥沼に潜む奴らを相手に

 油断をすれば即、丸呑みされる。

 

 「異形の鯰・・・」

 

 じゃが安北将軍は泥の中を泳いでおらん。

 泥の上を歩いておる。

 逃げも隠れも潜みもしない、

 上から餌をやっておるわ。

 

 「あぁ、確かに」

 

 呂蒙、お主が文武両道を目指すなら・・・

 アレが極致、いや李儒様はその上じゃ。

 

 「・・・はい」

 

 すぐにはできん。だが歩みを止めるな。

 

 「はいっ!」

 

 では休むとしよう。

 明日の地獄に備えてな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




対魔王兵器であるターバンのガキが居ればなんとか・・・
原作では階段登りますけど
やっぱり高いところから降りてくる
イメージありますよね?

地獄については、まぁネタばらししてますから
引っ張らないし、そんなに酷いことにはなりませんよってお話です


感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。