とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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そりゃ死ぬからね


へうへう言わないへうへうサイド

アンチヘイト表現あり

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嫌いな人は読み飛ばし!




諦めたらそこで死合終了だよ

月に正式な将軍位、ね。

 

「洛陽の連中にしてみれば、月様の

武功は他に比べても分かりやすいからな」

 

「何もせぇへんわけにはいかんと」

 

まぁ、華雄と霞の言う通りなの。

ソレはありがたいんだけど

 

「洛陽の政治に絡むことになるのですな!」

 

「あいつら、やだ」

 

普通なら絡みたいって思うみたいだから

褒美って思われてるみたいなんだけどね・・・

 

「正直言っちゃうと、褒美で兵糧とか

お金の方が助かるよね。

将軍になっても領政には

何の足しにもならないし。

それに、あの人達の目がね。

田舎者には過ぎた待遇だ。

平身低頭して励めよって感じかな?」

 

月の言う通りなんだよねぇ。

たぶん馬騰様が昇進してないのは

そいつらと関わる事を嫌ったから。

 

その分の物資を求めたんだろうね。

 

「ありそうですな!それならば

洛陽から距離を取りつつ

物資が得られますし、

正式な褒美ですから、

役人どもも中抜き出来ませぬぞ!」

 

で、馬騰様が微妙に洛陽から

距離を取りつつあるのに焦りを

覚えた何進が、その辺を理解

してないであろう僕たちを

取り込もうとした。

 

その最初の一手だね。

 

「馬騰様の執金吾は軍関係ではあるけど、

大将軍の部下って訳じゃないもんね」

 

「その点、将軍なら何進の管轄ですな!」

 

「更に言えば、その末端だな」

 

「発言力なんかやらんっ兵だけよこせってか?

ホンマ、ありがた迷惑やな」

 

洛陽から見たら、都合の良い護衛。

格式高い自分達を護るんだから

田舎の賊の棟梁じゃ困るってわけ。

 

「で、そういう扱いを受けて不満を抱えてる

ところに何進さんがやって来て

優しくしてくるんだね?」

 

何進に限らず・・・かな?

 

それに優しくする必要も無いよね。

普通の対応するだけで感謝するでしょ。

 

伝手もなく田舎から出てきて、

まさに右も左もわからないお嬢さんなんか

あいつらからしたら、格好の獲物じゃない。

 

さっきも言ったけど、護衛としてなら

名家閥も僕たちを使う事に忌避感は

ないと思う。

 

自分達で戦う気が無いなら・・・

 

「下賤の者にやらせるのが当たり前・・・か」

 

そう、だから宦官だって怪しいんだよ。

 

で、最終的に僕たちみたいな

田舎の軍閥が洛陽で一番関わりやすいのが

 

「何進さんって思っちゃうわけね」

 

そ、名家や宦官の後ろ楯がない何進なら

自分達を無下には扱わないだろうって

勘違いしちゃうんだ。

 

「自分で選んだモノなら、疑いもないだろうな」

 

そうなんだけど。

華雄、アンタ本当変わったね。

 

「せやな、昔の華雄なら。ふざけるな!

我らを侮辱するにも程があるっ!とか言って

軍議にならへんもんな」

 

「そうして李儒様に挑んで・・・アレを見たからな。

馬鹿は死なねば治らん。逆に言えば、死ねば治る」

 

治らなかったら?

 

「アノ黒くて白いドロドロした赤くて

固い青色が目立つ水と土の中で溺れながら

浮かんだり沈んだり・・・だな」

 

・・・前より詳しくなってない?

 

「夢で見るからな。二日に一回くらい」

 

((((・・・華雄))))

(・・・やだ)

 

華雄、アンタは毎日戦ってたんだね・・・

 

「最初は怯えたがな、慣れれば心地好いモノだぞ?」

 

「・・・アカン、今の華雄には勝てる気がせぇへん」

 

「華雄・・・御飯、食べる?」 

 

「「「恋(殿)が食料を差し出した?!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華雄が見た地獄はともかく・・・

僕たちが今一番に気を使わなきゃ

いけないのは、何進なんかじゃない。

李儒様よ。

 

「せやな、あの茶番が何なのかわからんと、

ヤバイことになりそうな気がするで」

 

それなんだけど、本当なの?

あの阿鼻叫喚の地獄が本当に茶番なの?

 

「間違いあらへんよ、ウチが黒山賊と

長城を越えたときに見たのに比べたら

明らかに温い」

 

アレで・・・

 

「報告書は読んだけど、そんなに違ったの?」

 

「月っちの言うことも分かる。詠や徐栄、

高順みたいに、前を見てないならそう

思うやろ。けどな?あの司馬様が地獄を

創る言うたんやで?」

 

「うん、おかしい」

 

「成程、そうだな」

 

恋に華雄も?

僕にはあの場であれ以上の

地獄なんて想像もつかないんだけど・・・

 

「詠、深く考えすぎだ。

相手が相手だから仕方ないが

ここは単純に考えろ」

 

(おぉ!華雄が詠殿を諭してますぞ!!)

(本当、華雄さん凄いね)

 

単純に?

あ、え?そういえば・・・

 

「気付いたな?まず、あの方々が創る地獄に

選択肢などない。

あるとすれば、亡者が連行されるとき

おとなしくするか、抵抗するか・・・

それだけだ。

闘いを選んだものに、助かる道などない」

 

「せやな、ウチも最初は

助命を前提とした降伏って選択を

尊重するって考えたんやけど・・・」

 

あの場合、官軍が行動日程を

公表したことで・・・

 

「そう、その前に降伏をしなかった時点で

奴等は戦うことを選択しているんだ」

 

なら、あの場で私たちや三姉妹に言った

労働力って話は・・・

 

「最初に言うとったやろ?別にどっちでも

かまへんって」

 

それを前提に考えたら、何のために

あの砦に人員を忍び混ませたの?

 

「広宗の物資やろな。闘いの前に

結構な量が隠されたか運び出されたん

違うか?なんたって三姉妹が居なく

なっとるんや下には教えんでも、

上はそうはいかんやろ」

 

何日前かは知らないけど、少くとも

軍議の前日には捕らえてるよね。

 

そうなれば、三姉妹を守るためにいる

連中と官軍と徹底交戦するためにいる

連中は互いを疑う。

 

「そうだな、更に残った食料に

毒でも仕込めば、官軍が布陣する前に

同士討ちで終わるだろう」

 

そうね、それに公孫賛も

あの軍議まで捕虜を長城の補修に

使うとは知らされて居なかった。

 

「確かに、数十万の賊を受け入れるのに

段取りを組まないなんて・・・

下準備を怠らない李儒様や司馬懿様の

性格上、おかしいよね」

 

「月様の言う通りですぞ!

過小評価は駄目だと言ったではないですか!」

 

アレが過小評価なんて思わないわよ!

 

「実物を知らんとな~

今回は見に行ったはええけど

見せてもらえたのは表面の表面だけやし」

 

「それすら見抜けんなら不要と切り捨てる

つもりなんじゃないか?」

 

あぁ、ありそうよね。

 

少くともあの場に100人しか

連れてこなかった韓馥に対しては・・・

 

「沮儒にしっかり釘刺しとったからな」

 

刺されても理解してなかった阿呆が

二人、いえ、四人居たけどね。

 

「曹操とそのお付き。劉備と気狂いやな」

 

「ソレが一番おかしいのだ、

なぜアノ司馬様が奴等を殺さんのだ?」

 

洛陽の悪評じゃ無いの?

 

「詠、アレだな、やはり司馬様の前にいた

ことで相当緊張していたのだろうな。」

 

「うん、そうだね。ごめんね?詠ちゃん」

 

「点心・・・食べる?」

 

「恋殿・・・音々のもあげますぞ!」

 

え?えぇ??

 

「あんなぁ、そんなん首飛ばして、村や町に

罪人の首として送りつけたあとで、

ウチらや幽州の軍勢使えば済む話やんか?」

 

あ、あぁ、そうだよ。そうだよね!

北方三州の兵権は元々安北将軍の管轄だし、

僕たちも断らないよね!

 

「せや、それに安北将軍代行様に対する

不敬は誰に対する不敬になる?」

 

・・・あぁ李儒様、よね。

ならアノ司馬様が、李儒様に対する

不敬を許すかと言われたら・・・

 

「「「「絶対ない(ですぞ)!」」」」

 

そうよね。なら、そこにも違和感を

感じなきゃ行けなかった。

 

霞は知ってたの?

 

「いや帰りの道中で、アノ茶番は

なんやったんやろ?

って考えてたらな。

次々と違和感が出てきてん」

 

じゃあ何でそれを!

 

「詠っちは疲れとったからなぁ~。

それに二人で考えるくらいなら、

休ませてからみんなで考えた方が

ええかなって」

 

あぁそうよね。

いえ、ごめんなさい。

こういった違和感には、みんなの命が

かかってるんだから。

もっとじっくり考えなきゃ駄目だよね。

 

「詠、一人で考えちゃ、ダメ」

 

恋・・・うん、そうよね!

僕一人じゃ届かないんだから

みんなで考えなきゃ!

そうすればきっと・・・!

 

「詠殿!また過小評価ですぞ!」

 

「そうだな」

 

「そうよね」

 

「せやな」

 

え?何が?

 

「みんなで考えても・・・ダメ」

 

 

 

でしたねっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん、とりあえず李儒様については

情報が足りないからこんなとこよね。

考えても分からないことは分からないし

 

「下手に警戒して敵視されたら

洒落にならんからな」

 

「まったくだ」

 

「無警戒だとそれはそれで不評を

買うだろうから、その辺のさじ加減は

やっぱり詠ちゃんにお願いするわ」

 

「ですな!」

 

「頑張れ」

 

・・・うん、まぁ、それが僕の仕事だからね。

 

 

 

で、次は洛陽からの要請

 

と言うか、何進からの出頭要請だね。

 

「早速使い勝手の良い護衛扱いか」

 

「せやなぁ」

 

今回の乱で漢に生まれた地方軍閥の

再編成を行う。

そのために各地の軍閥の

戦力を確認する必要がある。

故に各自定められた兵を率いて、

洛陽へ上がれ・・・と。

 

「それで、私たちはその人達が変な

気を起こさないようにするための脅しね?」

 

「ですな!ただし、公孫賛殿や馬騰殿が

呼ばれておりません」

 

「孫堅も、やな」

 

みんな、既に漢朝によって正式に認められてるから

再編成の必要なしってことね。

 

目立つのは、やはり袁家・・・

 

「名家が軍事力を持つのが面白くないのだろうな」

 

華雄の言うこともあるけど、

そろそろ限界なんだろうね。

 

「あぁ、李儒様を含め、周りも武功を上げすぎたか」

 

そう。それでまずは、名家の武力を使って

うるさい宦官から片付ける。

で、ソレを理由にして僕たちの力で

名家の連中も片付ける。

 最後に残るのは政のイロハも

知らない田舎の州牧ってわけだね。

 

 後は補給を握って軍部を掌握して

地方にいる連中を潰せば、何進の天下よね。

 

「末期だな」

 

「・・・なんちゅうか」

 

「う~ん」

 

「アホ」

 

「ですな!」

 

三日くらい徹夜したあとに、

椅子に寄りかかってお酒飲んでたら

いきなり「閃いた!」って感じだよね。

 

「「「あぁ~」」」

 

いや、何も知らなかったら、僕たちも

そのまま使われてるんだろうけどさ。

 

「せやなぁ~失敗するってわかっとるからなぁ」

 

「あぁ、少し考えれば私にだって分かる」

 

「けど、正式な命令なら洛陽に行かないって

のは、無理だから・・・」

 

「遅くなる」

 

「さすがは恋殿!お見事ですな!」

 

少し様子をみつつ、だね。

 

出陣自体は決まってるから、

洛陽でも有名な華雄が先陣

僕と月と霞が本隊で、恋と寧々は今回お留守番だね。

 

「了解した」

 

「役職なんて、ない方がえぇんやなぁ~」

 

「(グッ)頑張れ」

 

「留守は任せるのですぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ皆さん、油断せずにいきましょう」

 

 

ゲ




他の陣営で話してるような
ことは簡略化したり
飛ばしたりしてますが
しっかり考察はしてますよ

・・・この人たちはねってお話

この陣営と地味様は話し方で人が分かるから
良いですよね

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