とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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正直つらい
コレ、もう無理
けどこの話はないと・・・くそっ!

蜀アンチあり!

嫌いな人は読み飛ばし!


大幅な修正をする予感・・・

かなり雑な文です

嫌いな人は読み飛ばし!(大事なことだから)

オリ展開 オリ設定 

サブタイだって適当さ!

誤字報告ありがとうございます!


この苦しみは!・・・あぁコレもうやってましたね

「ご主人様!準備できたよ!!」

 

そうか!桃香もお疲れ様!

 

「えへへ~」

 

「お兄ちゃん~お姉ちゃんばっかりずるいのだ~!鈴々も頑張ったのだ!」

 

「僭越ながら私も・・・ゴニョゴニョ」

 

「はわわわわ!どうしよう出遅れちゃったよ雛里ちゃん!」

 

「あわわわわ!まだ、まだ間に合うかもだよ朱里ちゃん!」

 

軍事のイロハも知らない俺だけど、

みんなのおかげで準備ができた!

これで洛陽の人たちを助ける為に洛陽に行けるな!

 

「うん!頑張って苦しんでる人達を助けないとね!」

 

「そうですな。桃香様の理想の為にも!」

 

「いじめはダメなのだ!」

 

「「・・・」」

 

ん?どうしたんだ二人共?

 

「ご主人様、あの、それなんですが」

 

「い、今からでも連れていく兵隊さんたちを減らすわけにはいきましぇんか?」

 

「「えぇなんで「なのだ?」!!」

 

「雛里!どういうことだ!!」

 

「あわわ!桃香様、愛紗さんも、一度

落ち着いて聞いてくだしゃい」

 

あぁ、落ち着け二人共。

雛里、説明してもらえるかい?

 

「は、はい、私たちは今回、袁紹さんの

『董卓さんが沢山の人を苦しめている』

という檄文に応じ、連合軍に参加することになりました」

 

うんそうだね。俺だって、やっぱり董卓は

悪政を敷くんだって思ったし。

だから俺たちで助けられる命があるなら、

助けたいって思ったからこうして連合に

参加する準備をしてもらってたんだ。

 

「はい、以前より今回の反董卓連合が

興る事を知っていた、ご主人様の

天の知恵は我々の陣営からすれば何物にも

変えられないたからでしゅ!あっ噛んじゃったよぉ」

 

「はわわわ雛里ちゃん・・・」

 

「あわわ・・・んっ!ですが本来私たちの

立場であれば、出せる兵は多くて三千が

普通なんです」

 

「雛里ちゃん!普通じゃダメなんだよ!」

 

そうだ、普通ってことはまだ余力があるってことだ。

 

それで助けられる人を助けられない。

なんてなったら、桃香の夢も、それを

信じて付いてきたみんなの気持ちも

台無しになってしまう。

 

だから限界まで集めるって軍議でも話したじゃないか。

 

「そうだ!ご主人様の言う通りだ!もしも

董卓の悪行が事実でない可能性があったなら

様子見という選択もあったかもしれんが、

実際に大勢の人間が殺されたのだろう?」

 

「それは・・・そうなんですが・・・」

 

落ち着けって。それで朱里?一体何が問題なんだ?

 

俺は軍事については知らないから

言ってみてくれないと分からないんだ。

 

「はい。まずは兵糧です。元々七千もの

兵を養えるほどの兵糧は我が陣営にはありません」

 

「袁紹さんが呼びかけたんでしょ?なら

袁紹さんにもらえばいいじゃない!」

 

 そうだな。できないのか?

 

「その場合は、私たちは袁紹さんの部下

として働くことになります・・・」

 

「そうなんでしゅ・・・そして間違いなく

盾として使い潰されちゃいましゅ」

 

「そんな!なんで?!」

 

「自分で呼びかけておきながら・・・あり得るのか?」

 

「はい、今回のは普通の援軍とは違い

連合軍でしゅ。故に各陣営にはそれぞれの

思惑がありましゅ」

 

思惑?董卓の悪政から洛陽を救うんじゃないのか?

 

「・・・その後のことでしゅ」

 

「後?!そんなの困ってる人を助けてから

じゃないと意味ないじゃない!!」

 

「そうだ!私心を捨てて一致団結するのが、

袁紹の語った正道というものだるろう!」

 

「お二人共、気持ちはわかりますが・・・」

 

あぁ。まぁ、それだけじゃ民を食べさせて

やれないのは分かる。

じゃあ、まず袁紹の狙いは何だ?  

 

「たくしゃんありますけど。まずは報復でしゅ」

 

報復?

 

「はい。洛陽には袁紹さんの親類縁者や、

袁紹さんたちの部下の人たちの

親類縁者の方々がたくさん居ました」

 

あぁ、なるほど、その人たちが不当に殺されたなら・・・

 

「はい、しっかりと報復しないと本人も

我慢できましぇんけど、それ以上に部下の

人たちが納得しましぇん」

 

「そんな復讐なんて!」

 

いや、桃香。復讐なんて何も生まない

っていうのは簡単だ。

だけど家族や親戚を理由もなく殺されたら

怒るのは人として当然のことだ。

 

「・・・桃香様には悪いとは思いますが、

ご主人の言う通りですね。

私だってご主人様や桃香様、鈴々や朱里、

雛里を殺されたなら復讐を考えるでしょう」

 

「それはっ!」

 

「はい。そういうことなんでしゅ。

さらに袁紹さんは抱える人も多いので、

どうしてもその動きをとめられましぇん」

 

「だからといって、私たちのもとに

集まってくれた兵隊さんを、袁紹さんの

ための盾にはできません」

 

・・・なるほど。それはそうだ。

 

「だから無条件で袁紹さんに頼るのはダメなんでしゅ」

 

「・・・では副盟主の袁術か曹操はどうだ?」

 

「袁術さんには現状で我々に食料を分ける

理由がありません。孫策さんにも出してる

はずだし。それに、分けてもらっても

やっぱり盾にされちゃいます」

 

「曹操さんは、盾にはしないでしょうけど・・・無理でしゅ」

 

 「えぇ!なんで?!」

 

「前回の貸しが残ってます。それなのに

新たに貸してくれというのはできません」

 

「半年間護衛任務をしたではないか!」

 

「アレは、あくまで公孫賛様や司馬懿様への

贖罪でしゅ曹操様にはなんの関係もありましぇん」

 

「じゃぁ白蓮ちゃんは?罪を償ったら

もう良いって言ってたじゃない?」

 

「・・・あのもう良いは、もう関わるなと

言う意味かと思われます」

 

 「えぇっ!!」

 

 「まさかっ!」

 

まさか、アレはそういう意味だったのか?!

 

「たとえば愛紗様。愛紗様はご自分の真名を

預けた相手が、ご自分の真名を忘れていたら

その人を・・・許せますか?」

 

 「・・・」

 

「さらに、忘れているだけじゃなく、

間違って覚えていて、その上それを公衆の

面前で連呼されて・・・許せますか?」

 

「・・・無理だな」

 

「そんな、私、そんなつもりじゃ!!」

 

「・・・それにそもそも公孫賛様は今回の

連合には参加してましぇん」

 

 なんだって?公孫賛が反董卓連合に参加しない?!

 

「はい、理由はいくつかありますが、最も

大きな理由は今回董卓さんが就いた役職が

安北将軍だからです」

 

 え?相国じゃない?

 

「はい。なんでも最初はご主人様が言うように

相国を提示されましたが、断ったそうです。

それで次は大将軍と言われましたが、

それも断りました」

 

 「「・・・」」

 

 

「それで最終的に、并州は洛陽の北だから、

安北将軍にすると帝から言われたそうです」

 

 なるほど・・・それが何で?

 

「もともと安北将軍には別の人が就いて

居たんでしゅ・・・」

 

 へぇ?

 

「知ってるのだ!暗黒将軍なのだ!!」

 

は?暗黒?

 

「渾名、というのでしょうか。その人が

50万を越える黒山賊と呼ばれる人たちを

殲滅したのがそのあだ名がついた理由です」

 

黒山賊・・・確か冀州と幽州の間にいた・・・張燕が居たっけ?

 

「はい、その黒山賊でしゅ」

 

「それで安北将軍とは、その名の通り、

漢の北を安定させるのが職務となります」

 

あぁ、なら黒山賊は討伐の対象になるな

 

「はい。その討伐で、かつての白起を

彷彿させる行いをしたことで

その人は漢にその名を轟かせました」

 

 白起??

 

「秦と趙の戦争において、秦の白起は

趙軍20万を殺し20万を生き埋めにしました」

 

「えぇ!!そんなこと!!!」

 

桃香!落ち着け、過去の話だ。そうだろう?

 

「はい、白起は過去の人でしゅ・・・けど」

 

「けど安北将軍様は過去の人じゃありません」

 

まさか・・・

 

「はい・・・50万を殲滅しました」

 

「えぇぇぇ!!!」 

 

「馬鹿な!アレは官軍が自分達を大きく

見せるための嘘ではなかったのか?!」 

 

「いえ、少なくとも現地では数十万の

黒山賊の死体が確認されてます」

 

 もしかして生き残りが?

 

 「・・・いましぇん」

 

 「な、なんで分かるの?!」

 

「それだけの規模です、生き残りがいたら

数千、数万の集団になります」

 

「ですが、周辺にそんな規模の流民は

確認できましぇんでした・・・」

 

 「ならば足りない死体は・・・」

 

 「埋められたかと」

 

「そんな!そんなひどいことする人がいたなんて!!」

 

 ・・・胸糞が悪くなる話だな。

 けど、その人が前任者だったのが何か関係が?

 

「・・・そんな人が北に居ましたので

先だっての乱の中でも北方の異民族は

大人しかったんでしゅ」

 

「けど、その人が解任され、新しく

董卓さんがその職に就きました。

だけどこの状況ですから、安北将軍としての

任は、とてもではないけど果たせません」

 

なるほど、公孫賛は異民族に備えなきゃいけないんだな?

 

「そうでしゅ、それにそもそも幽州の兵権は

安北将軍の管轄でしゅ」

 

「つまり漢の定めた法では、幽州の軍勢は

董卓さんの部下となります」

 

「ですので、袁紹殿が掲げた名目である漢の

秩序を優先すると言うなら、公孫賛様は

董卓さんの味方にならないといけましぇん」

 

「け、けど!」

 

「はい、董卓さんの味方になってないと

いうことは、董卓さんに正義がないと

判断したのでしょう」

 

なるほどな。それじゃあ公孫賛にも頼れないな。

 

「他の人たちだと七千もの兵の食料を

用意できる人がいません。今まで二人で

考えたんですけど、どうしても良案が

浮かびませんでした。ですから」

 

「連れていく兵隊さんを減らそうって思ったんだね?」

 

「「はい」」

 

そうか。・・・いや、やっぱり七千でいこう

 

 「「ご主人様!!」」

 

まず、袁紹が呼びかけたんだから

袁紹から貰うよう交渉しよう。

 

 「け、けどそれじゃ!」

 

バカ正直に盾にはならないさ、そうだな。

先陣を任せる!とか言われたら、こっちは

兵が足りないからいくらか貸してくれないか?

って言ってみたりしたらどうだ?

 

「なるほど、事実ではありますから無下には

されないでしょう」

 

だろ?先陣じゃないなら盾ってわけでもない。

雑用とかはさせられるかもしれないけど

それは兵糧のお代って考えれば良くないか?

  

 「そうだね!」

 

それにウチには鈴々や愛紗っていう

豪傑もいるからね!

高く売りつけることは不可能じゃ無い!

 

 「ふ、お任せ下さい!」

 「なのだっ!」

 

 「ご主人様!私は?!」

 

あぁ、もちろん桃香もさ。

だから朱里も雛里も力を貸してくれ!

 

ここに居るみんなの力を合わせれば、出来ないことなんてないさ!

 

 「「「「ご主人様!!!」」」」

 「・・・」

 

  朱里?

 

「いえ、そうですよね、ご主人様と桃香様の

夢を叶えるためにも全力で頑張ります!」

 

あぁ!頼りないかもしれないけど

俺だって頑張るから、俺にできることは

なんでも言ってくれ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(だったら兵隊さんの数、減らしてくださいよ)




ミミズのお花畑を作者が理解できないから、書くのが・・・キツイ。

ツッコミ所が多いのは仕様です!
それでも一応捕捉を
拙作の種馬が『たくさん』ある袁紹の思惑を一つしか聞かなかったり
(理解できないだろうと思ってあえて言ってない)

いまだに曹操や公孫賛から援助が受けれると思ってるのは
まだ古代中国の価値観を理解できてないからですね。

 償ったんだからいいじゃんといった学生にありがちな
ゆとり的思考が原因。
あとは韓馥には悪いことしたと思ってません。
地味様には、無銭飲食を悪いと思ってましたが
州牧=お金持と考えてるので、すでに償いは全部終わってると考えてました。真名は理解してません。

で、袁紹から普通に借り倒そうとしてるのは
種馬が現代知識で、劉備、関羽、張飛、諸葛亮、龐統の名前を知ってて
自陣営を過大評価してると共に、
袁紹を過小評価して舐めてるからです。

 そもそも拙作でも、まだ一年と少しくらいしかいないので
中華的発想もできません。
仕方ないっちゃ仕方ないんですが、
わからないなら人の上に立つなって話ですね。


説明で噛んでるのが青緑のヒヨコで
噛んでないのが赤トカゲです

赤トカゲは前回のアレで現実知りました

間違いなく悪いのは、散々言われても現実を見れてないミミズとその信奉者です

地味様が放置したのは、ミミズに怒る価値なしと判断してたから。

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