とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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こいつらの存在がキツいんだよぉ~!!

原作アンチ!
蜀アンチ!!

オリ設定、オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし


いつもニコニコ這い寄る・・・

とりあえず、アレね、使者は大事ね

 

「そうじゃな、使者は大事じゃな」

 

「あぁそうだな。私たちはコレを、あのお二人にやったんだな」

 

「「「・・・」」」

 

「えっと、皆さん?」

 

「呂蒙さん、使者は大事です!特に相手が目上の方なら尚更ですっ!!絶対覚えてくださいね!!」

 

「は、はい!」

 

で、みんなが使者の大切さを知ったところで・・・周瑜。あっちが送ってこないなら、こっちが送るべきかしら?

 

「いや、こちらは代理とは言え、都督の軍勢。

その権限は州牧と同格だ。

さらに殿は中郎将でお前も正式な騎都尉。

平原の県令ごときに使者を出す必要は無い。

むしろ出したら我々の格が疑われるから駄目だ」

 

「そうじゃな、今の儂らは、本来なら袁紹にだって頭を下げる必要は無いからのう」

 

「連合軍の大義名分が秩序を謳うなら、そうなりますね」

 

「じゃあ警告でもしましょうか?」

 

 うーん、警告なら良いのかな?・・・そのまま抵抗してくれたら最高なんだけど。

 

「・・・そうだな」

 

「では儂が、ギリギリ。本当のギリギリの線にぶち込もう」

 

「でしたら、関の旗をぶち抜くのがよろしいかと!」

 

「・・・呂蒙さんってそんなに好戦的でしたっけ?」

 

「周泰様、何故かあの関の旗を見ると潰さなきゃって思うんです!」

 

 

 何が呂蒙を駆り立ててるのか良くわからないけど・・・一応ぶち抜くのはアレだけど、かするくらいなら良いんじゃない?

 

「そうだな、元々が相手の非常識。こちらはあくまで警告だったと言えば問題ない」

 

「ならば黄蓋様!是非お願いします!!」

 

「お、おう、もう少し距離が詰まっても

使者が来なければ、やってやるわい」

 

「・・・呂蒙さんに一体何が?」

 

 

 

 

 

「アァ!ハタガッ!」

「オノレヨクモッ!」

 

「イキナリナンノツモリダッ……「隙だらけです」……エ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、旗をぶち抜かれた連中から、怒りの使者が来た・・・けど、あっさりと撃退に成功した、と。

 

「うむ、黒髪で関羽?とか言ったの」

 

「何をとち狂ったか、武器を持ったままで来たな」

 

「ソコソコの使い手みたいでしたけど・・・」

 

「ふふん!シロ様と筆頭様に鍛えられた私の奇襲には反応すらできませんでしたね!」

 

あぁ・・・ただでさえ奇襲に特化してたのにさらに鍛えられたのよね

 

「その鍛えた周泰も尚香様はすでに上回ってるがな」

 

「そうなんですよねぇ。直ぐにばれて

「侵入すんなって言ってるでしょっ!!」

って輪っかを投げられちゃいます・・・」

 

・・・もうあの子が当主で良いんじゃない?

 

「「あきらめろ」」

 

「で、あの勘違いには私がべったり貼り紙をして送り返しました!」

 

「「「呂蒙、何がそこまでお前を駆り立てる?」」」

 

まぁ良いけど。で、会談を希望するなら、そちらの軍・・・軍?を止めて、使者を出せ。

 

使者は付き添いを入れて三人。必ず諸葛亮か龐統を入れるように・・・ね?

 

「あぁ、本当に呂蒙に聞いたような気狂いが来たなら話すらできん。もしも劉備と気狂と関羽?なんて来たら・・・」

 

「泥沼の筆頭と次席もあやしいがの」

 

「一応馬良さんや、洛陽の徐庶さんも同門らしいですよ?」

 

「徐庶さんは、広宗以来「自分の師は教頭先生だけです!」と否定してますけどね」

 

「・・・自分が学習したところの筆頭が義勇軍であの、アレをやったらのう」

 

もう少し主君を選べ!って言いたくなるわよねぇ。で、一応止まったみたいだけど・・・はぁ~

 

「わかるぞ、止まらなかったら・・・そのまま殺れたからな」

 

「あぁ、それなら筆頭殿も止めまいよ」

 

「勘違いヤロウ共が命拾いしましたねっ!」

 

「・・・呂蒙さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで呂蒙?この連中が?

 

「はい、劉備と、諸葛亮と、気狂いです」

 

「気ぐっ!!」

 

「ご主人様を馬鹿にしないで!!」

 

「桃香様っ!」

 

ふむ、自覚が無かったか?それは失礼した。

 

「いいえ孫策様、事実を指摘しただけですから

謝罪の必要はないかと」

 

「な、何でそんなこと言うんですかっ!」

 

「以前の軍議で、司馬様が公孫賛様からそう紹介

されておりましたので」

 

「あ、あぁ。確か君はあの時居た・・・」

 

「君?・・・呂子明と申します。

 覚えてもらわなくてもいいですよ」

 

呂蒙。

 

「は、孫策様。申し訳ございません」

 

あぁ、構わん。それで、諸葛亮?

水鏡の無能はすでに天下に響いているが

一応聞いておこう。

貴様の師は戦場の礼儀も教えなかったか?

 

「・・・申し訳ございません」

 

「諸葛亮、孫策様は謝罪を求めたか?」

 

「周瑜様の言う通りです、質問に答えないのは

無礼ではありませんか?」

 

「無礼?!無礼なのはそっちだろう!!」

 

「そうです!朱里ちゃんが何したって言うんですか!!」

 

・・・諸葛亮?

 

「愚かなのは師ではありません。ひとえに我が不明です」

 

「朱里!」

「朱里ちゃん!」

 

お前達は話す価値も無い。故に黙れよ。

 

「「!!!」」

 

で、あの関羽は貴様が差し向けたのか?

 

「・・・私と龐統が止めましたが、構わず飛び出しました」

 

そうか。では使者を送らずに軍を向けて来た

理由は?我々は使者を送るに値しないと?

 

「関羽に貼られていた紙を見るまで、

使者と言う発想がありませんでした・・・」

 

龐統もか?

 

「・・・はい」

 

その程度の人間を筆頭だの次席だの言って

世に送りだしたなら、それは師である水鏡の

不明と言われても否定出来ないと思うが?

 

「返す言葉もございません」

 

「朱里ちゃんは悪くないっ!!」

 

当たり前だ、弟子の不明は師の不明。

軍師の過ちは主君の過ち。

その為、軍師は常に師と主君の名を抱えている

そうだな、周瑜?

 

 「はっ!その通りです」

 

諸葛亮、本来ならば我々に軍を向けた貴様等と

 

「違う!そんなつもりじゃ!!」

 

・・・貴様等とこうして話をすること自体が

すでに温情だ。わかるな? 

 

 「はい」

 

貴様を殺さないのは私たちに仕えている

貴様の姉と、同門の馬良に配慮したもの

と言える。故に質問に答えよ。

 

 「はい」

 

なぜ貴様らが。平原の県令ごときが七千もの

兵を用意したのだ?

 

「洛陽で苦しめられてる人たちを助けるためだ!!」

 

・・・いまの気狂いの言葉は本当か?

 

「・・・はい」

 

重ねて問おう。

なぜ、七千もの、兵を、動員した?

 

「御主人様が言ったじゃない!!聞いてなかったんですか?!」

 

・・・諸葛亮、質問の意味は理解しているな?

 

「・・・はい」

 

いや、出来ていないな。

 

「え?」

 

今の問には二つの意味があった。

出陣の動機と兵数についてだ。

 

 「はい」

 

では動機の部分から聞こう。

 

「「だから!」」

 

貴様らが言う、洛陽で苦しめられている

人たちとは、誰のことだ?

 

「「「え?」」」

 

「何を言ってるんだ?そんなの洛陽の民に

決まってる!袁紹の檄文にだって書いてたぞ!」

 

「そうだよ!商人の人だって言ってました!」

 

つまり貴様らは、袁紹の檄文と商人の噂を

もとに七千もの兵を集めたと?

 

「あ・・・まさか」

 

袁家の力があれば、いくらでも好きな内容を

作れる商人の噂を信じ、その噂の真偽すら

ろくに確認もせずに兵を揃える?

 

自身の伝手で洛陽を調べなかったのか?

 

馬良は同門の徐庶殿が洛陽に居ることを

知って、自身で使者を出していたぞ?

 

 「・・・」

 

徐庶殿と連絡がつかなくとも、洛陽に

行った使者が戻ってくれば最低限、

洛陽の様子は探れただろうな。

 

諸葛亮、貴様は洛陽を調べる人員もしくは

洛陽の知り合いに対しての使者は出したか?

 

 「・・・出してません」

 

話にならん。実際に洛陽の門前には

大量の首が並べられたがな

 

「じゃあ間違ってないじゃないか!」

 

 ・・・諸葛亮?

 

「結果論です・・・彼を知るべき軍師がすべきではありません」

 

そうだな。その上で七千だ。

博打ですらない。

  

で、誰を助けると?まともな装備もなく

まともな訓練もされてない連中が?

 

「・・・」

「訓練なら愛紗ちゃんがやってる!」 

 

今まで千程度しか率いてこなかった貴様らが

いきなり五千を超える兵を訓練できると?

 

「・・・」

「愛紗にはそれだけの力がある!」

 

 その結果があの民兵崩れだ。

 

 「・・・」

 

問おう。まともな訓練を受けていない七千の

民兵と、しっかり訓練を行った三千の兵。

 

兵法家として使えるのはどっちだ?

 

「ちゃんと訓練できれば七千に決まってる!」

 

「・・・鍛えられた三千です」

「朱里ちゃん?!」

 

そうだな、七千を鍛えるより三千の方が

効率よく鍛えることが出来るし

率いる将もその方が良いだろうさ。

 

なぁ諸葛亮?主君の過ちを糺すのが忠臣の、

軍師の務めではないのか?

 

「・・・」

「私たちは間違ってなんかないっ!!」

 

はぁ、元は義勇軍だったな・・・

県令は読み書きができれば良いと言う

わけではあるまいに。

 

せめて誰かを師に仰ぐか、

貴様や龐統が一般常識を教えるまでは

県令も辞退すべきではなかったか?

 

「私は盧植先生の元で学んでました!」

 

は?師がいた?それでコレか?

 

「孫策様、ろしょくとは、あの広宗の盧植では?」

 

む、周瑜?あぁ・・・確か、小黄門に賄賂を

贈らず更迭されたんだったか?

 

「はい!そうです!!盧植先生は素晴らしい人でした!」

 

まさか、あの阿呆を誇る弟子が居たとは・・・

 

「え?何で!何でアナタも白蓮ちゃんと

一緒に盧植先生を馬鹿にするの?!」

 

 今更怒る気にもならんが

 ・・・誰のことだ?

 

「・・・公孫賛様の真名です」

 

は?呂蒙、それは本当か?

 

「はい、曹操があの場で言っておりましたので」

 

諸葛亮?

 

「・・・はい、その通りです」

 

本当に・・・あぁコレは、ダメだ。

妹が怒る理由も良く分かる。

 

「そうですな、指摘が無ければ

我々もこうでした・・・」

 

 「妹?孫権か孫尚香か?」

 

貴様っ!貴様ごときが我が妹達の名を

軽々しく呼ぶなよ!

 

「ぐっ!」

「「ご主人様っ!!」」

 

「孫策様、落ち着いて下さい」

 

・・・そうだな。

呂蒙、その二人、もう喋らせるな。

 

 「はっ」

 

諸葛亮、貴様の主君が阿呆なのは分かった。

だが貴様は、主君を導く軍師である貴様は

どうだ?盧植の罪を理解しているのか?

 

「・・・いえ、公孫賛様にも同じことを

指摘されましたが、いまだ答えを知りません」

 

龐統もか?

 

「はい」

 

何が水鏡だ泥水ではないか・・・

 

 「・・・っ!」

 

・・・良く分かった。貴様らと話す価値はない。

もう帰って良いぞ

 

 「ま、待って下さい!!」

 

 何だ?兵糧を得るために袁家と

 顔を繋いでくれと言うなら無意味だぞ?

 

 「っ!!」

 

 貴様らの陣を見ればわかるだろう。

 兵糧も武装の隠蔽もお粗末にすぎる。

 

なら異常な数の兵を率いてきた貴様らの

望みは、兵糧か武功の分配の相談だ

 

 「・・・」

 

 武功については先ほど貴様の主君と、

 そこの気狂いが否定した。

 ならば兵糧しかあるまいよ。

 

 「・・・」

 

なんだ?水鏡女学院の筆頭の考えを、孫家の

小娘に読まれたことがそんなに意外か?

 

「いえ、そんなことは!」

 

お前の主君と気狂いはそう思ってなさそうだがな

 

「「・・・」」

 

「で、では無意味とは?」

 

何だ?気付いていないのか?

 

 「え?」

 

 話にならん。

 集合場所に付けばわかるだろうさ。

 もう行け。

 

 「あ、お、お待ちください!!」

 

 今度はなんだ?私たちも暇ではない

 さっさと進軍したいのだがな

 まさか、一緒に、などとは言うまいな?

 

 「え?!」

 

 貴様らにすれば我が軍の威に隠れて

 着陣ができ、挨拶の際には

 袁術との繋ぎもできるからな。

 

 「「・・・」」

 

だが我らには得が無い。貴様らと共に行けば

我々が広宗での曹操と同じ扱いを受ける。

 

 「あ、い、いえ!そうではありません」

 

あわよくば狙っていただろうに・・・

そこの二人の目がそう言ってるぞ?

 

 「っ!」

 

 まぁ良い。ではなんだ?

 

「公孫賛様もそうですが、孫策様も、

賄賂を良しとするような方ではないと

お見受けいたしました」

 

 ・・・で?

 

「そんな方々が何故盧植殿の行いを

否定なさるのでしょう?」

 

ふむ。公孫賛殿はなんと?

 

「・・・自分で考えろと」

 

なるほど。私も同じ意見だな。

 

 「・・・」

 

知識も教えも無条件で得られるものではない。

 

情報は我が部下が命を懸けて得た宝。

ならば、貴様らに与える理由がない。

 

「一緒に戦う仲間じゃないですか!」

 

兵糧も用意できぬ足手まといは

仲間とは言わん。

 

「それはそっちだって一緒だろう!」

 

前提が違う。我らは袁術に請われての出兵。

故に向こうが兵糧の補給を万全に行うことを

条件にした上でここにいるのだ。

 

「「「・・・」」」

 

では話は終わりだ。

陣に戻ってさっさと集合場所に行くんだな。

 

「「「・・・」」」

 

何をしている。さっさと失せろ。

ハイ以外の返事は敵対行為とみなすぞ

 

「「「・・・はい」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぇ周瑜、書類仕事しないで、お酒飲んで

アナタの言うことも聞かないで

逃げてたわたしって尚香から見たら

ああ見えたのね?

 

「そうだな・・・」

 

はぁ。そりゃ「孫策さん」よねぇ・・・

 

「まったくだ、ソレに真名も」

 

身内しかいないならまだしも。

アレは・・・私たちも少し前まではあれと

同じだったから良く分かるわ。

そりゃ半人前以下よね。 

  

「あとで公孫賛様に詫びの書状が必要だな・・・」

 

えぇ。期せずしてとは言え、知ってしまったからにはね。

 

とにかく、奴らは間違いなく気狂いよ。

連中とは絶対に関わらないように全軍に

布告して頂戴。 

 

 

 「「はっ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

何故公孫賛殿と司馬殿は奴らを殺さなかったの?それを知らないと、本当にマズいことになるわね・・・

 




彼らにツッコミどころが多いのは・・・仕様です!!(断言)

諸葛亮の目が・・・目がぁ。そんなお話

こいつらに使者と言う文明はありません。
はおー様にも送らなかったし。
はおー様も使者送って無いしね・・・


ちなみに孫家が孫策・周瑜・呂蒙

ミミズは、ミミズ、種馬、トカゲです

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