とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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少しずつ目の色が李儒くんに近づいていく。
赤トカゲ
彼女のおかげで少し書きやすくなりました

原作アンチあり
蜀アンチあり

オリ設定・オリ展開

ツッコミどころが多いのは仕様です!!

嫌いな人は読み飛ばし



助けない、教えない、関わらない

 孫策様に言われ進軍を急いで集合場所である

 酸棗に急いできたのですが・・・コレは

 

 「一体どういうことだ?!」

 

 「ご主人様の言う通りです。これでは・・・」

 

 「なにがあったのだ?」

 

 「え?え?」

 

 何があったか?そんなのは見ればわかる。

 

 

 「あわわ朱里ちゃん・・・」

 

 えぇ、孫策様はコレを知ってたんですね。

 

 「朱里!孫策はこの事を知ってたのか?!」

 

 おそらく、いえ、確実に。

 

 「なんだと!これほどのことを、なぜ我らに教えなかった?!」

 

 「そうだよ!仲間なのに!!」

 

 「・・・(言われたじゃないですか。仲間なんて思われてないって)」

 

 「朱里、何故だと思う?」

 

 ・・・自分たちで使者を出せばわかったことです。

 曹操さんや他の皆さんに兵糧がないことを

 知られることを恐れ、使者を出さなかった

 我々の怠慢だと言うことでしょう

 

 「怠慢だと!私たちの苦労も知らずに!!」

 

 「あわわわ!」

 「・・・(初めから三千なら、そもそも苦労なんてなかったじゃないですか)」

 

 それに教えても意味がありません。

 教えられたとして・・・どうしました?

 確認もせずに帰りましたか?

 

 「それは・・・」

 

 「朱里!ご主人様にそんな言い方は無いだろう!」

 

 「・・・(はっきり言ってもわからなかったじゃないですか)」

 

 「ねぇ朱里ちゃん・・・何があったの?」

 

 ・・・見て、わかりませんか?

 

 「朱里!!」

 

 「あわわ!!愛紗様、落ち着いてくだしゃい!」

 

 ・・・騒いでも何も変わりません。

 まずは事実の確認と、兵糧を得なければ

 我々はこの場で飢え死にしてしまいます。

 

 「・・・そうだな。愛紗、朱里の言う通りだ。

 桃香、まずは顔見知りの曹操の陣に行こう」

 

 「ご主人様・・・」

 

 いえ、駄目です。

 

 「朱里?」

 

 今、曹操さんの陣に行ったら

 間違いなく殺されます。

 

 「えぇ!何で?!」

 

 「そうだ!あの曹操がそんなことをする理由がないだろう!」

 

 「あわわわ・・・朱里ちゃん?」

 

 私たちは広宗の件を軽く考えすぎました・・・

 ますは兵糧の伝手が出来てからでないと駄目です!

 

 「朱里?・・・いや、そうか。わかった」

 

 「「「ご主人様?!」」」

 

 「朱里がそう言うんなら、俺達にはわからないけど

 それだけの理由があるんだ。

 その朱里が先に兵糧の伝手が必要と言うなら

 そうなんだろう」

 

 「・・・(さんざん言われてもわからないんですか?)」

 

 「さすがはご主人様です!では袁紹か袁術の元に

 行かなくてはなりませんが・・・雛里?どちらを選ぶ?」

 

 「あわわわわ!盟主は袁紹さんでしゅ!兵糧は別にしても

 袁紹さんに先に挨拶しないといけましぇん!」

 

 「・・・(耳に痛いことを言われたら、もう私には聞かないんですね)」

 

 「そうか、じゃあ行こう、桃香と俺でいいかな?」

 

 いえ、桃香様だけ。もしくは桃香様と私とで行くべきかと

 

 「「「えぇ!!」」」

 

 「朱里!どういうことだ!」

 

 「あわわわ!朱里ちゃん?!どうしちゃったの??」

 

 雛里ちゃん?本当に分からないの?

 

 「え・・・うん・・・」

 

 「朱里?悪いんだけど俺もわからないんだ。

  みんなにわかるように教えてくれないか?」

 

  ・・・ご主人様は天の国からやってきて日が浅く、

 この国の礼儀作法をまだ知りません。

 

 「それは・・・そうだな」

 

 「当然のことだ!しょうがないことだろう!」

 

 「そうだよ!頑張って勉強してるじゃない?!」

 

 「・・・(どうしてアナタ達もわからないんですか?)

 

 「いえ・・・そうでしゅね。朱里ちゃんの

 言う通りでしゅ」

 

 「「「雛里まで?!」」」

 

 時間が浅いから仕方ない。それは事実ですが

 相手がソレを考慮する理由がありません。

 

 「でも公孫賛も、曹操も特には気にしてなかったぞ?」

 

 公孫賛様は劉備様のご学友でした。

 その為、お目こぼしして頂いていたのです。

 もしくは教える価値も無いと見られていたか・・・

 

 「そんな!白蓮ちゃんはそんな人じゃないよ!」

 

 ・・・曹操様と会ったのは戦場です。

 それに所詮義勇軍でしたので、

 こまかい礼儀は求められていませんでした。

 

 「朱里!所詮とはなんだ!」

 

 ・・・ですので、正式に県令となった桃香様は

 正しい礼儀作法にて袁紹様とお会いしなくてはなりません。

 

 「・・・ここも戦場だぞ?」

 

 ソレを判断するのは我々ではなく、相手側です。

 

 「・・・そうだな」

 

 「・・・朱里、これ以上の無礼はいくらお前でも許さんぞ!」

 

 「あわわわ朱里ちゃん。言ってることは分かるけど

 もう少し言い方が・・・」

 

 「うん、朱里ちゃん?天の国からきて

 右も左もわからない御主人様にはもう少し

 優しい話し方があるんじゃないかな?」

 

 「お兄ちゃんをいじめるのはダメだのだ!」

 

 ・・・そうですか(主君を諫め、導くのが軍師・・・周瑜様がうらやましいです)

 

 「ではご主人様、桃香様、私で行きましょう

 礼儀や作法なら私も少しは嗜んでおりますので」

 

 ・・・(少し、じゃ意味ないんですよ)

 

 「わかった、鈴々と雛里と朱里は設営を頼む」

 

 「わかったのだ!」

 「はい!わかりましゅた!」

 「はい。わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねぇ朱里ちゃん?」

 

 どうしたの?

 

 「あの、孫策様のところに行ってから 

 ちょっと変わったかなぁって思って」

 

 あぁ、うん。そうだね。

 

 「え?自分でも分かってたの?!」

 

 彼を知り己を知らなきゃ軍師にはなれないよ?

 

 「あ、うん。そうだけど・・・」

 

 相手は情報を隠すし、ソレを探るなら

 お金と人手がかかる。だから相手を知らない

 ことがあるのはしょうがない。

 

 「・・・そうだね」

 

 ホントは軍師がしょうがないなんて

 言ったらダメなんだけどね?

 

 「・・・うん」

 

 けど、自分は見れるでしょ?

 だから自分を見て、変わるべきところは

 変えていかないと。

 私たちはまだまだ未熟なんだから。

 

 「うん、そうだね。」

 

 今回もそう、ご主人様が袁紹様のところに

 言ったら、絶対に無礼なことをしちゃう。

 

 「でもそれは・・・」

 

 さっきも言ったけどコッチの都合でしょ?

 それに愛紗さんは我慢ができないから・・・

 

 「ご主人様や桃香様が悪く言われたら・・・」

 

 うん。怒るだろうね。

 客観的に見たらこっちが先に無礼を働いてるのにね。

 

 それも、あっちにしてみればご主人様は無位無官。

 桃香様は県令でしょ?

 

 「本当なら会うことすらできない人たちだよね」

 

 うん。だから本当は行かせちゃダメだったかもしれないけど、

 もしかしたら今回は、それがいい方向に転がるかも・・・

 

 「え?なんで??」

 

 この状況で、県令が挨拶に行ったとして・・・

 袁紹さんが自分で謁見すると思う?

 

 「そっか!多分部下の人だよね!」

 

 そう、だから私たちが行って下手な交渉するよりもね?

 あの人たちが行って、何も考えずに話をしてくれば・・・

 多分当初の予定通り、盾として使うんじゃないかな?

 

 「多少の無礼も許す?」

 

 どーせ盾として使うんだからって感じになると思うよ。

 

 「兵糧もなんとかなるかな?」

 

 なると思う。

 平原での軍議で最初に言ってたみたいに、

 せっかく自分から盾になるって言ってるんだもん。

 

 「使い倒すよね・・・」

 

 うん。

 だからあの人たちが帰ってくる前に陣の設営と

 挨拶周りをして、少しでも準備をしないと・・・

 

 「曹操さんに?」

 

 まずは、袁術様と曹操様・・・それに孫策様。

 

 「袁術さんと孫策さんも?」

 

 副盟主の曹操様に挨拶して置きながら、

 同じ副盟主の袁術様に挨拶しないなんて失礼でしょ?

 

 孫策様は南郡都督様の代理で騎都尉を持ってる。

 格の上なら州牧様と同じ・・・袁紹様より偉いんだよ?

 

 「先日は偶然会っただけ、だから正式な挨拶は

 必要なんだね・・・」

 

 多分、いらないって言われると思うけど

 最低でも使者は出さないと・・・

 

 「うん、わかった。じゃあ使者を

 選ばないとダメなんだけど・・・」

 

 曹操さんには愛紗さんでいいと思う。

 ご主人様と桃香様はまだ・・・

 

 「・・・そうだね。じゃあ袁術さんは?」

 

 私だね。多分袁術様と孫策様の陣は近くなると思うから、

 一緒に孫策様にも挨拶してくる。

 

 「他の人には、顧雍さんか

 田階さん、田預さんだね?」

 

 そう、間違ってもご主人様とか桃香様を

 直接行かせちゃ駄目だよ?

 「直接行かなきゃ失礼」とか言うかもしれないけれど、

 この国じゃ使者を送らないのが失礼なんだから!

 

 「うん、孫策さんから言われて、初めてわかったよ。

 ご主人様が言ってるのは正しいと思うけど、

 礼儀をどう受け取るかは相手次第だもんね」

 

 こっちが気を利かせたつもりでも、

 相手によっては失礼になるってことが

 ご主人様も桃香様も分かってない・・・

 

 「そうだね、そんなことしてたら

 みんなが大変な目に会っちゃうよ・・・」

 

 ご主人様はわかるんだけど・・・何で桃香様は

 分かってないんだろ?

 

 「あわわわ!朱里ちゃん!愛紗様や鈴々ちゃんに

 聞かれたら大変だよ!」

 

 主君に対して、耳に痛い言葉を言うのが軍師じゃないの?

 しかもそれを言われて、周りが怒るってさ、

 そんなのご機嫌取りの佞臣じゃない・・・。

 

 「朱里ちゃん!!!」

 

 あぁ、ゴメンね雛里ちゃん。ちょっと考えすぎて

 疲れちゃったみたい。

 

 「それは、うん。

 広宗の司馬様の時も孫策様の時も、

 朱里ちゃんにだけ苦労を掛けちゃって・・・

 私こそゴメンね?」

 

 ううん、良いんだ。ご主人様が言うように、

 雛里ちゃんは戦略、私は政略が得意なんだから。

 

 「・・・そうだね!

 うん、二人で力を合わせても、

 水鏡先生が言ったみたいに、

 天下を取るのは無理かもしれないけど・・・

 ご主人様と桃香様の夢を天下に広めることは

 出来るよね!!」

 

 みんなが笑って過ごせる世界・・・

 うん、そうだね。

 これからも頑張ろうね、雛里ちゃん。

 

 「頑張ろうね!朱里ちゃん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・佞臣じゃん




ナ、ナニガオコッタンダー!

サブタイの三原則に差別?
区別です(断言)ってお話

そもそも人付き合いでもなんでも、当事者の問題ですからね。
関わりたくないと思ったら関わらなきゃいいんです。

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