とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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その通りです。(断言)

解説回です

オリ設定、オリ展開

原作アンチ有り

嫌いな人は読み飛ばしで


文章書き直す可能性大!




次のお前のセリフは 使いたかっただけだろ! という!

 「詠、おわった」

 

 「恋殿!お疲れさまですぞ!!」

 

 「こっちもやー。予定しとった分、終わったでー」

 

 「こちらもだ。あまりにも手ごたえが無いな」

 

 はーい、お疲れ様ー。

 恋とネネは少し休んだら、また出てもらうわ。

 霞と華雄はこっちで籠城の支度よ。

 

 「あいよー」

 「うむ。」

 「わかりましたぞ!」

 

 「・・・休んで、大丈夫?」

 

 恋・・・うん。大丈夫だよ。

 逆に兵も恋も休まないと駄目だよ。

 

 「そう・・・」

 

 それに、もうほとんど終わってるからね。

  

 残った連中は、袁紹四万、曹操一万

 

 コレは後で用があるからお預けね。

 

「せやな、しっかり落とし前つけたるわ!」

 

 で、袁術三万、孫策一万。

 

 孫策は、洛陽で母の孫堅による

 助命嘆願・・・

 まぁ袁術の集めてる物資を

 根こそぎ頂くことが条件ね。

 

 「袁術と張勲以外は皆殺しやからな。

 物資もいらんってことやろ」

 

 袁術はまだ子供で、周りに担がれてるだけ。

 何も知らないままで居ないと殺されていた・・・か

 

 「人の選択を愛するあの方々には

 到底許せないと言うことか?」

 

 ・・・華雄、それは違うわ。

 

 「違う?」

 

 袁術が選べなかったことは事実。

 ソレを哀れとも思うかもしれないけど、

 その本質は違う。

 

 「「「・・・」」」

 

 なによりも許せないのは、

 袁術の名を使って苛政を敷き

 好き勝手やっていた周囲の連中

 ・・・によってたくさんの

 人の選択肢が奪われたことよ。

 

 「あぁ、そうか。袁術一人では無かったな」 

 

 そう。我も人、彼も人、故に平等。

 

 この考えを信条としているお二人にとって、

 南陽と潁川で大量の民を賊として

 堕とすことになった原因であるヤツらは、粛清の対象。

 

 部下の罪は上司の罪だけど、今回は違う。

 袁術は生まれたときから連中に担がれてた。

 故に、何もできない状況を作り上げたヤツらこそが罪人。連中に与える慈悲は無い。

 今回連れてきた兵はそんな連中の子飼いどもだよ、

 甘い汁は散々吸ってきた。

 ならばその兵も、国賊。

 

 袁術は助けたんじゃない。

 粛清の対象にならなかっただけ。

 

 結果は同じかも知れないけど

 内容は全く違う。

 もし袁術が張勲以外の部下の助命を願えば、

 奴らに加担することを

 選択したとみなして、殺されるわ。

 

 だから、恋もネネも奴らと戦うときは

 勘違いしちゃ駄目よ?

 

 容赦したら、僕たちが歪んだと思われる。

 そうなれば月だってどうなるか・・・

 

 「なんや、人質取られたみたいやな~」

 

 霞、冗談でもそういうこと言わないで。

 

 「あぁ、わかっとるよ。

 詠が思いつめとるようやったから

 つい言っては見たんやけど、

 言葉・・・選ぶべきやったな」

 

 えぇ、心配してくれるのは嬉しいけど、

 月の覚悟に泥を塗るようなことは

 言わないで欲しい。

 

 あの子は自分の意志で、僕たちを守ると決めた。

 僕たちと共に生きると決めてくれた。

 

 その為に洛陽に残ったの。

 自分が成すべき事を成すために。

 

 だから私たちも歪まない!

 僕たちが歪めば月は独りになる。

 

 僕たちだって、月と生きることを

 選んだんだから!!

 

 「せやな」

 「そうだな」

 「そう」

 「そうですぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「けどアレやな?ヤツら弱すぎちゃう?

 最初、あんまし弱いから誘いの罠かと思ったわ」

  

 「あの程度で我らに戦いを挑むのは

 確かに理解できんな。」

 

 あぁ、その気持ちはわかるんだけどね。

 忘れないで。

 所詮あいつらは、黄巾に勝ったり負けたり

 する程度の連中なんだよ?

 

 金で装備を整えて、ご飯もしっかり食べて

 数で上回って、ようやく勝てる。

 そんな弱兵が初陣飾って歴戦面してるのが

 アイツらだよ。

 

 「「「あぁ~」」」

 

 袁紹が四万?

 いままでまともに戦ったことも無い連中が、

 どうやって訓練するのさ?

 五千も率いたことも無い将が

 どうやって万の軍勢を統率するのさ?

 

 やつらは兵と将の中間に居る部隊長の重要性を理解できてない。

 将の指示を的確に部隊に伝えるには

 経験豊富な部隊長が必須。

 けど、将ですら千とか二千を率いた経験しかないのに

 その下の部隊長なんか数百だよ?

 

 五百までなら何とかなる。

 けど、それ以上は絶対に経験と知識が必要。

 

 大軍に用兵なしとは言っても、

 ただ集めれば良いんじゃない。

 ただ維持できれば良いんじゃない。

 効果的に使えなきゃ意味のない烏合の衆。

 

 そして効果的に使うには才だけでは絶対に足りない。

 兵法書を読んだだけの袁家の連中には理解できない。

 ヤツらと僕たちは根本的なところが違う。

 

 「その点、いきなり一万率いろ言われて

 率いた孫策は中々の将やけどな」

 

 そうだね、元々南郡で戦い続けて、涼州にまで

 来た連中だからね。進軍の意味もしっかり理解してる。

 

 まともに戦えば・・・まぁ苦戦はしないけど

 足は止められるかもね。

 

 「それでもその程度か?」

 

 過小評価はしてない。

 彼女らは、僕たちの騎兵の怖さを

 理解してないからね。

 

 「ま、せやな。なんだかんだで

 涼州では戦っとらんし、元々船戦が得意な

 連中や。平野での騎兵の怖さはまだ知らんか」

 

 そう、経験されたら対処できるだけの才はある。

 けど知られてない今なら、何もさせずに潰せるわ。

 

 「連合で間違いなく最強の孫策がそれならば

 他など・・・確かに雑魚だな」

 

 個人的に強い武将はいるかも知れないけどね?

 軍勢としてはそうだね。

 

 「恋殿より強いものなどいませんぞ!!」

 

 「・・・やだ、階段怖い」

 

  ネネ、過小評価は駄目よ。

 

 「あぅぅぅぅ~。て、敵にはいませんぞ!」

 

 「「・・・(やっぱり階段か)」」

 

 ま、そうね。卿殿はともかく、

 正直、馬騰様が本気じゃなくて 

 公孫賛が動かなかった時点で

 勝てると分かってた。

 

 なんたって将兵の質が違い過ぎるからね。

 

 洛陽の連中が二百年以上

 他人の足を引っ張り続けてきた

 伏魔殿の魔物なら

 僕たち并・幽・涼州は五百年以上、

 いえ、殷の時代から北方の騎馬民族たちと

 戦い続けてきた煉獄の修羅。

 

 曹操が多少鍛えた気になってるみたいだけど

 全然足りない。

 

 「中途半端が一番ケガするってことやな」 

 

 そうよ、僕たちに蓄積されてきた経験と知識の積み重ねは、

 あんな将の資質頼りの雑魚どもとは桁が違う!

 

 「まぁ当たり前に万単位を率いてきた私たちとは、

 その将としての経験も純度も違うがな」

 

 その上、僕たちを相手にちんたら移動して、

 まともな陣の設営もしないで

 夜討ち朝駆けを警戒しない?

 舐めてるとしか言いようが無いね!

 

「奇襲を受けたと思ったら、踏み堪えるどころか

 先を競って逃げとったな」

 

「うむ、勝ち戦と油断した結果の醜態よ」 

 

 そうだね最終的に奴らには、

 情熱も思想も理念も頭脳も

 気品も優雅さも勤勉さも!

 そして何より速さが足りないんだよ!!

 

 「各個撃破は筆頭殿からのアレやったけどな」

 

 ・・・そうだよね。

 弱兵揃いで、油断してるなら

 千の騎兵で奇襲すれば五千の弱兵なんて

 蹴散らせるよね・・・

 なんで馬鹿正直に籠城しようとしたのか・・・

 

 

 「やっぱり全部で20万って数が大きかったんやな~」

 

 そうね、その大きさに惑わされて

 【全部集まれば20万】ってことに

 気付かなかった・・・

 もうほんと、穴があったら入りたいわ。

 

 「穴、掘ろうか?」

 「恋殿、一緒に掘りますぞ!」

 

 いえ、今はまだ良いわ。

 自虐も反省も奴らに現実と地獄を

 見せた後だよ。

 

 まず、各個撃破と言う現実を見せた。

 

 「物資の集積状況から出陣する日取りと、

 兵の規模を予測。

 集合場所と集合日時も分かっているから

 移動の道筋も日程もわかる。

 警戒もしていないから奇襲し放題・・・」

 

 洛陽にある漢全土の詳細な地図と

 物資の流れを理解し、握る。

 コレが何進の強さだった。

 

 「ソレにウチらの武力が加わるんや。

 なんの情報も覚悟も無い連中じゃ勝てへんよ」

 

 「あいつらは弱い」

 

 「そうでしたな!」

 

 「つまりは李儒様と筆頭殿が

 さらに大きくなったということだがな」

 

 「「「・・・」」」

 

 ・・・元々大きくて逆らう気なんてなかったから良いんだよ。

 むしろその内側に入れば月が安全になるんだから。

 

 もし華雄に不満があるなら伝えるけど?

 当然僕と月は無関係ですって付け加えて。

 

 「・・・おい」

 

 「さすが華雄や!・・・ウチ関係ないって伝えてな?」

 「頑張れ。・・・恋も関係ない」

 「巻き込まれるから骨は拾いませんぞ!」

  お墓は・・・作ってあげれるかなぁ?

 

 「冗談で地獄に堕とされてたまるかぁ!!」

  

  さすがにあのお二人もそんなことしないってば。

  

 「いや・・・殺るだろう?

 人は地獄から帰ってくる度に強くなるのだ!

 とか言って、笑いながら。」

 

 「殺るな」

 「殺る」

 「過小評価ですぞ・・・」

 

  連合軍より先に、華雄に地獄を

 見せるわけにはいかないよね・・・

 

 「後でも断る!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、連合軍はオマケも集まって約10万。

 これだけで一応僕たちの倍いるから。

 袁紹は退くことはできない。

 

 「まぁそうやろなぁ・・・予定より減ったとはいえ」

 「わざわざ集めて、何もせずに解散はできんだろうな」

 「あほ」

 「そうですな!」

 

 退くべきに退けないのは愚将の証。

 とはいうけど、この場合は退くなんて

 選択肢を与えなかった李儒様が凄いのよね。 

 

 「せやな。いつからこの状況を想定してたのやら・・・」

 

 考えない方がいいわよ?

 

 「おいばかやめろ藪をつつくな。出てくるのは蛇じゃすまんぞ」

 「霞、頑張れ。恋は無関係」

 「ネネもですぞ!」

 

 「それはもう、えぇっちゅうねん!!」

 

 「「「本気だけどな」」」

 

 ま、それは置いといて奴らは間違いなく攻めてくる。

 

 「そこが奴らの地獄やな」

 

 うん僕たちの強さを騎兵だけと勘違いした連中に、

 しっかり現実を見せないとね!

 

 「いくら鍛えた騎兵でも、北方の騎馬民族には

 数も機動力も劣る。

 そんな状況でも戦い続けるには

 騎兵にも怯まぬ、頑強で精強な歩兵が必要不可欠だ」

 

 その通り。

 そんな兵を僕たちが統率し、さらに籠るのは

 洛陽に来る賊を撃滅するために作られた汜水関。

 

 僕たちの後ろに不安が無い以上

 時間が無いのは連合軍。

 

 あとはいかようにも料理できる・・・

 

 さぁみんな。準備は終わった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここにヤツらの地獄を創ろうか!

 

 

 

 

 






カクーガーの兄貴ですね

史実でも、連合軍は董卓軍に完敗してます。
董卓が洛陽を放棄したのは
洛陽内部の不安と孫堅のせいですね。

将兵の質が違い過ぎるだろ!ってお話


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