とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

76 / 186
熟女さんと弟子の女子とーく

みんな洛陽で遊んでいるわけではありません

オリ展開、オリ設定

原作アンチ有り!

嫌いな人は読み飛ばし!


お前はゆるキャラじゃない!

 あぁぁ腰が、腰が痛い・・・まったくひどい目にあったよ。

 

 「・・・ゆうべはお楽しみでしたね」

 

 くぁwせdrftgyふじこlp!!!

 

 「なんて発音してるのかわからないのですが・・・

 まぁ、昨夜の野獣のような叫び声を考えれば

 そういう事もあるのでしょう」

 

 アンタ、い、いや司馬殿?!

 

 「あぁ、師が許してますからね

 無理しなくていいですよ」

 

 あ、あぁ。それは助かるけど・・・

 

 「で?」

 

 ・・・アンタ居ないんじゃなかったのかい?

 

 「あの部屋には居ませんでしたね」

 

 くっ!この師弟はホントにっ!!

 ・・・一体いつから?

 

 「なんのことかわかりませんが

 そうですね『久しいな孫堅』

 からでしょうか」

 

 最初からじゃないか!!

 

 「師も言っていたでしょう?

 『はじめからだ』と」

 

 意味合いが違うだろう!

 

 「まったく、朝から騒がないでください

 とりあえず、喉痛いでしょう?水です」

 

 あ~~まぁ今更恥ずかしがったってねぇ・・・

 うん。ありがたくいただくよ。

 

 「そういうことです。

 落ち着いたら服着なくていいので

 さっさと横になってください」

 

 あぁ?普通はさっさと服着ろじゃないのかい?

 

 「・・・腰立たないでしょう?

 鍼打ってあげますよ」

 

 ・・・痛くないので頼む。

 

 「未熟ですからね・・・確約できません」

 

 嘘つくな!周泰から聞いてるんだからな!

 

 「HAHAHA、痛いの痛いの飛んで逝け~」

 

 アタシに飛ばしてんじゃないよ!!!

 

 「逝け、悪思頭。忌まわしき記憶とともに」

 

 忌まわしいって?あ、冷厳な冬の・・・

 アッーーーーーーーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁぁ腰が・・・まったく、ひどい目にあったよ。

 

 「痛みもないし、立てるでしょう?」

 

 あぁ、お陰様でねっ!

 

 「そうですね。感謝なさい」

 

 ・・・アンタのどこに春があるのか、

 アタシにはさっぱりだよ。

 

 「師がわかってればそれで良いんですよ」

 

 ・・・アンタは良いのかい? 

 

 「私をなんだと思ってるんですか?

 師も私も大人ですよ?」

 

 ・・・野暮な事を聞いたね。

 

 「まったくです。・・・淫獣が」

 

 おいィ?!聞こえてるぞ!!

 

 「聞かせたんですよ。売女め」

 

 ・・・もういいや

 

 「そうですか?もう少し罵倒しようと

 思ってましたが、残念です」

 

 はぁ~アンタ、やっぱりイカレてるよ

 

 「まともな人間が師について行けるとでも?」

 

 あぁ、あの人の傍にいたらそりゃイカレるわな

 

 「実際は周りがついてこれないだけだと

 思うんですがね。

 それでも我々が異端なのは確かでしょう。」

 

 我々ってアタシもかい?

 

 「自覚ないんですか?

 今のアナタと公孫賛と馬騰は明らかに

 壁を越えてますよ?

 もうすぐ董卓も超えるでしょうけど」

 

 壁・・・常識の?

 

 「・・・ある意味ではそうですね。

 そもそもアナタ、昔から漢という国に

 価値を認めてないでしょう?」

 

 まぁ、ね。別に何かしてもらった

 わけでもないし。

 むしろ散々苦しめられたね。

 

 「そういうことです。

 普通はね、漢という国を立てて

 その中で生きようとするんですよ?」

 

 あぁ、それならアタシも異端だ。

 

 「でしょう?その素質があったから

 師はアナタを鍛えたんですよ」

 

 良かったのか悪かったのか・・・

 

 「昨日は感謝してると言ってませんでした?」

 

 まぁそうなんだけどね

 

 「さくやはおたのしみでしたね」

 

 ・・・ゆうべからさくやに変わったのには、

 何か意味でもあるのかい?

 

 「一晩中でしたから」

 

 ・・・そうだったね

 

 「おや、否定しなくなりましたね?」

 

 もう諦めた。

 あの人は毎回ああなのかい?

 

 「さぁ?さすがにそんなの調べてたら

 たたき出されますよ」

 

 ・・・それもそうか。

 

 で、そんなアタシとわざわざ

 話に来たってことは何かあるんだろう?

 

 「えぇ、無論です。

 ただの女子とーくなら、わざわざ

 痴態を晒してるときにしませんよ」

 

 女子とーく??痴態って・・・まぁ、そうか。

 

 「話を戻しますが、現在の状況はどこまで?」

 

 今は汜水関でチマチマやってるって

 くらいかね。

 

 「そうですね

 師曰く『漢に魂を惹かれた愚物ども』が

 往生際悪く汜水関でお遊戯してます」

 

 あぁ、しっくりくるね

 自分たちの歴史を否定したくない、

 いや出来ない連中の集まりだ。

 

 「そんな連中に今を生きる資格はないですよね」

 

 あぁ、それも昨日聞きたかったんだ。

 なんでだい?

 

 「どれのことでしょう?」

 

 ホント師弟揃って・・・

 

 「私には褒め言葉ですね」

 

 あぁそうだろよ!

 

 「それで、なぜ奴らをさっさと

 殺さないか?ですか」

 

 まぁね。その気になれば

 全部各個撃破で潰せた。

 

 いや、今だって後方の

 輜重を全滅させてしまえば

 残った連中は飢えと恐怖と騎兵と関に囲まれて嬲り殺しだ。

 

 「奴らには仕事がありましてね

 それが終わるまでは、まぁあんな感じ?です」

 

 仕事?生かすからにはあるんだろうけど・・・

 

 「昨日、アナタは洛陽で茶と酒を飲んで

 過ごすと行ってましたが」

 

 バッサリ話を変えてくるねぇ。

 それが?

 

 「端的に言えば、無理です」

 

 は?タダ酒は許さんとか?

 

 「そんな吝嗇ではありませんよ。

 まぁ明日の朝議でわかります。

 出立の準備を急いだほうが良いでしょう」

 

 ・・・なるほど、それに『仕事』が?

 

 「えぇ、ついでに言っておきますが

 明日になったら東に使者は送れません。

 娘さんには、引き際を見誤るなと

 今日のうちに使者を出すことを

 お勧めします。」

 

 わかった情報感謝するよ。

 

 「師を失望させないでくださいね?」

 

 知るか!アタシはアタシのやりたい

 ようにやるんだよ!

 

 「それで結構。やりたいことと

 やるべきことが一緒なら尚良しです」

 

 本当にアンタら師弟は・・・

 まぁいいさ。

 

 では、司馬殿此度の歓待、感謝します。

 

 「えぇ、謝意は受け取りました

 地獄に備えて準備してください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 拝聴するもん!

 

 これは朕が命じる勅だもん!!

 

 いま、この洛陽に逆賊袁紹とそれに従う

 逆賊どもが迫ってるもん!!

 

 いかに董卓の軍勢が精強でも四万では

 20万に勝てないもん!!

 

 洛陽が奴らに穢される前に、洛陽の民は

 長安に避難するもん!

 

 逆賊どもから取り戻した財があるから

 避難したみんなは長安での生活に不備はないもん!

 

 車騎将軍、董承がその指揮を執るもん!

 

 お金の手配は司徒の王允がするもん!

 

 

 

 重ねて命じるもん!!

 

 董卓を大将軍とするもん!

 逆賊どもを必ず討伐するもん!!

 

 軍師将軍、司馬懿を安北将軍に任じた上で冀州牧にするもん!

 幽州牧の公孫賛とともに袁紹と韓馥達を討伐するもん!

 

 そして補漢将軍、李厳を徐州牧とするもん!

 助けに来ない陶謙の代わりだもん! 

 

 同じく討逆将軍、張任を青州牧にするもん!

 朕に兵を向けた孔融を打ち取るもん!

 

 郎中令、李儒を安東将軍、兗州牧とするもん!

 李厳と、張任を率いて曹操や張邈、鮑信ら逆賊を打ち取るもん!

 

 南郡都督中郎将孫堅を安南将軍、揚州牧とするもん!

 皇族でありながら、朕に兵を向けた劉繇を討伐するもん!

 その後は交州を纏めるもん!

 

 そして袁術を豫州牧とするもん!

 けど、安南将軍孫堅に従うならの話だもん!

 従わないなら討伐だもん!!

 

 洛陽に味方するために兵を送ってこなかった

 荊州の劉表は・・・一応皇族だもん。

 後で董卓と孫堅で決めるもん!

 

 西の涼州、益州は

 そのまま馬騰と劉璋だもん!

 

 朕は洛陽で逆賊と戦うもん!

 いかに大軍だろうと一戦して

 奴らに吠え面かかせてから

 皆の待つ長安に移るもん!

 

 異論は聞かないもん!!

 

 このまま何もしないで逆賊袁紹から逃げたんじゃ、

 高祖劉邦様に顔向けできないもん!!

 

 これは朕が命じる勅だもん!

 だから絶対叶えるもん!!

 みんな!わかったもん?!返事は?!

 

 

 「「「「「勅、謹んで拝領致します」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 洛陽から長安の遷都と各州牧の一新。

 

 で、アタシが安南将軍、揚州牧・・・なるほどねぇ。

 これはさすがに予想外だ。

 

 まぁアタシについては、

 この国難の際に洛陽に来た忠義の将。

 その上、南に対して戦力を持ってるのは

 アタシだけだから、この抜擢もわかる。

 というかコレしかない。

 

 まぁ劉繇の戦力はすでに撃破された後だし。

 ついでに袁術の助命も可能ときた。

 文句の付けようがない。

 

 洛陽に迫る兵を20万と言ったね。

 王允も董承も情報入手の方法は限られてるし

 趙忠なんて尚更・・・

 袁紹だってわざわざ20万が10万になった

 なんて言うはずもない。

 

 さらに肝心の討伐方法の具体案がない・・・

 まぁ董承はおそらく長安に引いてからのことと

 判断しているな。

 王允も趙忠も、だ。現実を知らんからな。

 

 で、帝が洛陽で一戦してから長安に下がる?

 

 なるほどなるほど、コレが奴らの仕事か。

 その上でアタシの考えと、

 あの二人の言ったことを考えたら・・・

 

 あぁ。そういうことか。

 董卓は覚悟を決めたか!

 

 丁奉!準備はできているな?勅書と印綬を受け取り次第

 すぐに長沙に戻るぞ!!

 

 策への使者は帰り際でいい。

 いま出したら密偵として殺されるぞ!

 アタシたちも逆賊に情報を売ったとして

 殺される!

 わからないか?!この勅はそれも狙ってるんだ。

 最後の大掃除だよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし李儒殿よ・・・お次は暗闘将軍かい?




┗┻┻(_´◉‿ゝ◉`)┻┻┛ヤァ


最初は目が怖かったけど
慣れてくると・・・アレってなる
けどそれ、ゆるキャラ?

もんもんうるせぇ。つの丸かってお話

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告